601 / 657
第7章 個別ルート 三國虹心編
第601話 小鞠と和解 その2
しおりを挟む
三國家の台所……
俺は今。虹心と一緒に、小鞠ちゃんのおもてなし準備をしている。
虹心が紅茶の用意をしている中、俺は虹心が焼いた、ホットケーキが盛られた各皿をお盆に乗せている。
お皿に盛られたホットケーキは2枚で有り、ホットケーキの上には小分けされたバターも乗っている。
ホットケーキシロップは各自でかけるため、市販のホットケーキシロップもお盆に乗せる。
俺と虹心は分担して作業をしているが、虹心は自分の作業をしながら、俺に穏やかな表情で話し掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんが謝ったら、直ぐ素直に許してあげるんだよ!!」
「絶対、余計な事や変な事は言わないでね」
「前回の様に拗らせるとまた厄介だから…」
「……分かっているよ。虹心」
俺は『参ったな』の表情で、虹心に返事をする。
俺は一度小鞠ちゃんに謝っているが、あの時は余計な言葉を小鞠ちゃんに発し、小鞠ちゃんを激怒させ、形式上の仲直りしか出来ていない。
本来なら、俺も再度謝るべき何だが……最終的に裏切ったのは小鞠ちゃんで有る。
小鞠ちゃんは木付の告白を受け入れるかを迷っていたが、俺の失言で小鞠ちゃんは木付の告白を受け入れた。
俺も作業をしながら、虹心に困った表情で話し掛ける。
「しかし……虹心!」
「さっきのは参ったよ(汗)」
「俺を見た瞬間。小鞠ちゃんは完全に固まってしまうし、挨拶も返してくれない///」
「そんなのに後ろめたいのかな~~?」
俺が虹心にそう言うと、虹心は困った微笑み表情で俺に話し始める。
「……そりゃあ、後ろめたいよ。兄ちゃん」
「兄ちゃんに軽いお仕置きのつもりで、小鞠ちゃんは木付さんと関係を持ったけど、木付さんは本気恋した上での、突然の行方不明だからね!」
「これを、後ろめたくないと言える人は、余程の大物か何も考えていない人だよ!!」
「言われてみれば……そうか。虹心」
「木付一家が蒸発していなければ、小鞠ちゃんは今でも木付と付き合うしか無いもんな」
「でも、どうして木付一家は突然の失踪をしたのだ?」
俺は納得した表情で呟き、最後の文章は尋ねる表情で虹心に聞く。
木付一家が蒸発したのは知っているが……よく考えればその理由までは聞いていなかった。
でも、虹心は『知らない』の表情で俺に話し始める。
「その辺はよく分からないんだ」
「小鞠ちゃんも知らないと言っていたし、私も自分の足で少し調べて見たけど、私が得た情報は、木付さんの所は父子家庭と言う情報だけ」
「親子2人で暮らしていたみたい。母子では無く父子で有るから……色々有るんじゃ無い?」
「会社が突然倒産したり、若しくは会社で大失敗をして辞めさせられたりとか……」
「ふ~ん」
「木付の所は父子家庭か」
俺は態々虹心に尋ねたのに、興味のない返事をする。
これにドラマ性が有るのなら、俺も違う反応もするのだが、それだけの情報では驚きようも無い。
……
台所での準備を終えた俺と虹心は、それぞれがお盆を手に取って、台所からリビングに向う。
『ガチャ!』
「!……」
リビングのドアは俺が開けて、虹心を先に入らせる。
その方が、小鞠ちゃんが安心出来るからだ。
小鞠ちゃんの方も身構えていたらしく、虹心の姿を見ると安堵の表情をする。
『パタン!』
俺はリビングのドアを閉めて、ソファー周りに置いてあるテーブルに向う。
先に入った虹心は、一足先に紅茶の配膳を始めていた。
「はい。小鞠ちゃん!♪」
「ありがとうございます。虹心ちゃん!♪」
虹心が笑顔で小鞠ちゃんの元にティカップを置くと、小鞠ちゃんも笑顔で虹心に返事をする。
虹心の後。俺も笑顔で小鞠ちゃんの元に、ホットケーキが盛られたお皿を置くが……
「はい。小鞠ちゃん!♪」
「あっ…………///」
小鞠ちゃんは少し驚いた表情で『あっ』と、言うだけで有り、その後の言葉を発しない!?
小鞠ちゃんは俺との和解宣言をするまでは、徹底的に話さないつもりなんだろうか!??
(の訳ねぇよな……気まずいだけなんだろう)
俺はそう心の中で思いながら、ホットケーキの配膳を続けた。
俺は今。虹心と一緒に、小鞠ちゃんのおもてなし準備をしている。
虹心が紅茶の用意をしている中、俺は虹心が焼いた、ホットケーキが盛られた各皿をお盆に乗せている。
お皿に盛られたホットケーキは2枚で有り、ホットケーキの上には小分けされたバターも乗っている。
ホットケーキシロップは各自でかけるため、市販のホットケーキシロップもお盆に乗せる。
俺と虹心は分担して作業をしているが、虹心は自分の作業をしながら、俺に穏やかな表情で話し掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんが謝ったら、直ぐ素直に許してあげるんだよ!!」
「絶対、余計な事や変な事は言わないでね」
「前回の様に拗らせるとまた厄介だから…」
「……分かっているよ。虹心」
俺は『参ったな』の表情で、虹心に返事をする。
俺は一度小鞠ちゃんに謝っているが、あの時は余計な言葉を小鞠ちゃんに発し、小鞠ちゃんを激怒させ、形式上の仲直りしか出来ていない。
本来なら、俺も再度謝るべき何だが……最終的に裏切ったのは小鞠ちゃんで有る。
小鞠ちゃんは木付の告白を受け入れるかを迷っていたが、俺の失言で小鞠ちゃんは木付の告白を受け入れた。
俺も作業をしながら、虹心に困った表情で話し掛ける。
「しかし……虹心!」
「さっきのは参ったよ(汗)」
「俺を見た瞬間。小鞠ちゃんは完全に固まってしまうし、挨拶も返してくれない///」
「そんなのに後ろめたいのかな~~?」
俺が虹心にそう言うと、虹心は困った微笑み表情で俺に話し始める。
「……そりゃあ、後ろめたいよ。兄ちゃん」
「兄ちゃんに軽いお仕置きのつもりで、小鞠ちゃんは木付さんと関係を持ったけど、木付さんは本気恋した上での、突然の行方不明だからね!」
「これを、後ろめたくないと言える人は、余程の大物か何も考えていない人だよ!!」
「言われてみれば……そうか。虹心」
「木付一家が蒸発していなければ、小鞠ちゃんは今でも木付と付き合うしか無いもんな」
「でも、どうして木付一家は突然の失踪をしたのだ?」
俺は納得した表情で呟き、最後の文章は尋ねる表情で虹心に聞く。
木付一家が蒸発したのは知っているが……よく考えればその理由までは聞いていなかった。
でも、虹心は『知らない』の表情で俺に話し始める。
「その辺はよく分からないんだ」
「小鞠ちゃんも知らないと言っていたし、私も自分の足で少し調べて見たけど、私が得た情報は、木付さんの所は父子家庭と言う情報だけ」
「親子2人で暮らしていたみたい。母子では無く父子で有るから……色々有るんじゃ無い?」
「会社が突然倒産したり、若しくは会社で大失敗をして辞めさせられたりとか……」
「ふ~ん」
「木付の所は父子家庭か」
俺は態々虹心に尋ねたのに、興味のない返事をする。
これにドラマ性が有るのなら、俺も違う反応もするのだが、それだけの情報では驚きようも無い。
……
台所での準備を終えた俺と虹心は、それぞれがお盆を手に取って、台所からリビングに向う。
『ガチャ!』
「!……」
リビングのドアは俺が開けて、虹心を先に入らせる。
その方が、小鞠ちゃんが安心出来るからだ。
小鞠ちゃんの方も身構えていたらしく、虹心の姿を見ると安堵の表情をする。
『パタン!』
俺はリビングのドアを閉めて、ソファー周りに置いてあるテーブルに向う。
先に入った虹心は、一足先に紅茶の配膳を始めていた。
「はい。小鞠ちゃん!♪」
「ありがとうございます。虹心ちゃん!♪」
虹心が笑顔で小鞠ちゃんの元にティカップを置くと、小鞠ちゃんも笑顔で虹心に返事をする。
虹心の後。俺も笑顔で小鞠ちゃんの元に、ホットケーキが盛られたお皿を置くが……
「はい。小鞠ちゃん!♪」
「あっ…………///」
小鞠ちゃんは少し驚いた表情で『あっ』と、言うだけで有り、その後の言葉を発しない!?
小鞠ちゃんは俺との和解宣言をするまでは、徹底的に話さないつもりなんだろうか!??
(の訳ねぇよな……気まずいだけなんだろう)
俺はそう心の中で思いながら、ホットケーキの配膳を続けた。
0
あなたにおすすめの小説
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる
釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。
他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。
そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。
三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。
新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった!
……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。
なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ!
秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。
「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」
クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない!
秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる