単身赴任しているお父さんの家に押し掛けてみた!

小春かぜね

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番外編

第34話 旅も終わり!? その3

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「少し休んでから、帰りましょう♪」

 やはり母さんは、大広間で休憩してから帰るつもりだった……
 俺達家族は館内に有る大広間に行くと、他所の家族連れやカップル達がそれぞれの時間を過ごしている。その大広間は和室である。
 大広間内には、座卓タイプの長テーブルが幾つか並べられていて、食事を取ったり出来る。
 空いていた座卓タイプの長テーブルに、大広間の隅に置いて有る座布団をそれぞれが持って其処に座る。座ると母さんは言い出す。

「ねぇ!」
「瓶のコーヒー牛乳でも買いましょうか♪」

「あっ、良いね~~!」

 母さんがそう言うと、咲子ももちろん反応する。母さんは、これがしたかったのだろう……

「じゃあ、私と咲子で買ってくるね~~♪」

 母さんはそう言って立ち上がり、咲子も立ち上がるが……

「咲子お姉ちゃんが行くなら、私も行く~~」

 真央もそう言って、母さん達に付いて行く!
 母さんはコーヒー牛乳と言ったが、俺や宮子の希望を聞かずに行ってしまう!
 フルーツ牛乳や普通の牛乳など、幾つか種類が有るはずなのに!! 
 宮子は何も発言をせずに、静かにスマートフォンを触っていた。希望の物は無いのだろうか?

(また、宮子との時間がやって来たが…、今度は何を話そう?)

 この旅行中に宮子との関係は著しく改善されて、もはや、普通の家族関係と言っての良いだろう!
 そのため、普通の家族会話をしてみる!!

「宮子!」

「何?」

 俺が話し掛けると、宮子は嫌な表情をせずに、澄ました表情で返事をする。

「宮子は旅行後の、連休予定はどう成っている?」

「予定…?」
「明日は……午後からレンタカーを返して、それから夕方まではバイト」
「さっきは午前中と言ったけど、明日の15時までに返却すれば問題ないから…」
「連休の最終日は、夕方からバイトの予定だな!」

「宮子は連休中もアルバイトか……」
「俺、結構稼いでいるつもりだがな…」

 育ち盛りの娘が3人も居るから、経済的な余裕は無いかも知れないが、宮子はアルバイトに其処まで明け暮れる必要は有るのか…?

「何か…、変な心配をして居る感じがするけど、私が好きで働いているから……」
「それにシフトの時間も、3~4時間が中心だから苦では無いわ!」

「宮子が勤めているのは……雑貨屋だっけ?」

「えぇ、そうよ!」
「レジ打ちや品出しが担当だけど、私の場合はレジ打ちが大半だね」

 俺がこう言うのも何だが、母さんの血筋が良い御陰で、宮子・咲子共に美人の部類に入るはずだ!
 宮子は咲子より身長が10cm以上高いし、母さんや咲子見たいに食べるのが大好き娘ではないから、スタイルも良い!

 真央も可愛い本当の娘だが……、宮子や咲子と比較すると見劣りしてしまう。それは、俺の遺○子が……何だろうか!?
 外での宮子の姿を知らないが、宮子がレジ打ち担当なら、雑貨屋さんも嫌な顔をしないだろう。

「…あなたが思っている事は、大体察しが付くけど、メインのお客さんは女性や子どもが多いから……」

「あっ、そうか…」

 それなら一安心だ!!

「……あなたは、何時まで居るの?」

「俺か!」
「火曜日の午前中に帰るつもりだ」
「Uターンラッシュも有るだろうし、次の日を考えると、夕方までには家(単身赴任先)には帰りたい」

「そう!」

 俺は次に、何を話そうかと考えていると、母さん達が戻って来た。

「お待たせ~~♪」

 母さんと咲子は持っていた、コーヒー牛乳をテーブルの上に置く。
 真央は自分の分を持っている。真央はフルーツ牛乳だった。

「じゃあ、乾杯~~♪」

 母さんの音頭で、瓶牛乳で乾杯する俺達家族。
 周りの人達は少々引き気味の顔で、俺達家族を見ていた……。俺にとっては見慣れた光景だけど他の人達から見たら、頭が陽気な一家に見られているに違いない?

 瓶牛乳を飲みながら、お風呂上がりの休憩をする。
 俺はコーヒー牛乳を飲みながら、家族達の顔を見るが宮子も含め、みんな嬉しそうな顔をしていた……

 ……

 お風呂上がりの休憩をしてからは、遂に我が家に帰る。
 日帰り温泉施設に有るレストランで、晩ご飯を取るのかと思ったが、咲子がまた『高速道路の休憩所で、晩ご飯が食べたい!』と言ったので晩ご飯は、高速道路のSA(サービスエリア)で晩ご飯を食べてから帰る。
 帰路の場合は、SA内に有るレストランで食事を取り、ご当地メニューも有って美味しかったが…、母さんの中では予算オーバーだったらしく『明日からの食費は減らさないとな……』と呟いたのが聞こえてしまった!!

 帰路の高速道路は長い渋滞や事故なども無く、順調流れていった……
 母さん達は疲れたのか、母さん・咲子共に車内で眠っており、宮子は起きているだろうけど、目を瞑っていた。真央は起きているが流れていく、夜の高速道路景色を静かに見ていた。
 母さんと咲子が寝ている事も有って、SA・PAの積極的な寄り道はせずに、我が家が有る町に戻る。

 ……

 時刻は23時手前と言った方が良いだろう……
 無事に、我が家近くの駐車場に到着する。みんながそれぞれ、手荷物やお土産を持って家に戻る。
 室内に入り、荷物を床に置いた母さんはこう言う!

「やっぱり、我が家一番ね~~♪」
「明日からも、頑張ろう!!」

 定番の台詞を言って、この家族旅行も無事に幕を閉じた……
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