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番外編
第52話 何故この時間から!? その2
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コップとかは先ほど片付けてしまったが、そんなに辛くは無いらしいし、キッチンも目の前だから、飲み物の用意はしないでゲームは始まる。
真央は無造作に広がっている、個包装のクッキーの1袋を取って、袋を破り食べ始める。
「もぐ、もぐ、……」
「普通に美味しいね!」
「…私は当たりなの? 外れなの?」
真央は普通の表情・口調で有るから、辛く無いクッキーだった様だ。
「どっちにしようね?」
「まぁ……外れは、辛いのにしましょう!」
「じゃあ、私は当たり~~」
宮子がルールを決めると、嬉しそうに言う真央。
「今度は、お母さんの番だね♪」
「どれにしようかな~~♪」
母さんもテーブル上のクッキーを1袋選んで、袋を破り食べ始める……
「うん! お母さんも、当たりの様だね~~♪」
「味に関しては……お土産の味だね♪」
「……お母さん。観光地のお土産だからそうだよ…」
「高級菓子店のでは無いから…」
母さんはご丁寧に、味の講評までする!
それを聞いて居た宮子は、少し呆れながら言う。
「なら、私(宮子)の番だね……」
宮子もクッキーを1つ選び、袋を破いて食べ始める。
「……!!」
クッキーを食べ始めて、しばらくすると宮子の表情が変わる!!
これは、外れを引いたか!!
吐き出す様な行為はせずに、宮子はそのまま飲み込む。
「……私が最初に引いたわ!」
「普通のを食べてないけど一発で、外れと判る味だわ!」
「お姉ちゃん、ラッキーだね!!」
それ見ていた咲子が、何故か嬉しそうに言う?
さっきの仕返しか!?
「咲子…。それを言うなら、アンラッキー…」
宮子は咲子に言い返すが、咲子は聞き流して、咲子の番と成る。
「お姉ちゃんが辛いのを1枚食べたから、残りは2枚か…。どれどれ~~」
咲子はゲームを楽しんでいる様で、和やかな表情でクッキーを選んでいる。
咲子も1つ選んで、袋を破り食べる。
「もぐ、もぐ、…」
「私(咲子)は普通の味!!」
咲子の番も終わって、いよいよ俺の番で有る。外れは後2枚……
外れを引いても死ぬ訳で無いから、気楽に俺は選んで、袋を破りクッキーを食べる。
(甘くて……定番の味だな)
「父さんも、大丈夫だったよ!」
「これで、一周したね。今度は、2周目……」
宮子はそう言って、ロシアンルーレットクッキー、2周目が始まる……
……
「わっ、辛い! 辛いよ~~」
「お口の中が火事だ~~!」
2週目が始まった直後、真央が外れのクッキーを引いてしまった!
「みず、みず~~!!」
真央はソファーから立ち上がり、キッチンに向かい、コップで水を飲んでいる。
「宮子…」
「外れは真央がダメなくらい、凄く辛いのか…?」
俺は真央の慌てようから、かなり辛そうだと分析して、宮子に聞いて見たが……
「あそこまで、大げさじゃないよ」
「辛いのは1種類だけだし…」
「けど……真央には、辛い辛さか…」
水を飲み終えた真央が、ソファーに戻って来る。
「あ~~、辛かった!!」
「わたし、はずれ!!」
真央はそう言うが、表情は辛そうでは無さそうだ。
ちなみに、外れを引いても罰ゲームの設定はしていない。
「後、辛いのは1枚か~~。確率は、9分の1だね♪」
「お母さんが引いても良いけど、それだと面白みが一気に無く成るからね♪」
辛いクッキーが2枚出たので、残り1枚だが、確かに母さんが引いてしまうと、ゲーム自体は其処で終わりに成る。外れが無くなるからだ!
ゲーム自体を盛り上げるなら、最後の最後まで残っていた方が面白いが、それだと俺が、辛いクッキーを食べる羽目に成る……
「……お母さんは、当たり~~♪」
母さんは普通のクッキーを引いて、咲子の番と成り、クッキーを選んでいく……
まだまだ、ロシアンルーレットクッキーの時間は続きそうだ……
真央は無造作に広がっている、個包装のクッキーの1袋を取って、袋を破り食べ始める。
「もぐ、もぐ、……」
「普通に美味しいね!」
「…私は当たりなの? 外れなの?」
真央は普通の表情・口調で有るから、辛く無いクッキーだった様だ。
「どっちにしようね?」
「まぁ……外れは、辛いのにしましょう!」
「じゃあ、私は当たり~~」
宮子がルールを決めると、嬉しそうに言う真央。
「今度は、お母さんの番だね♪」
「どれにしようかな~~♪」
母さんもテーブル上のクッキーを1袋選んで、袋を破り食べ始める……
「うん! お母さんも、当たりの様だね~~♪」
「味に関しては……お土産の味だね♪」
「……お母さん。観光地のお土産だからそうだよ…」
「高級菓子店のでは無いから…」
母さんはご丁寧に、味の講評までする!
それを聞いて居た宮子は、少し呆れながら言う。
「なら、私(宮子)の番だね……」
宮子もクッキーを1つ選び、袋を破いて食べ始める。
「……!!」
クッキーを食べ始めて、しばらくすると宮子の表情が変わる!!
これは、外れを引いたか!!
吐き出す様な行為はせずに、宮子はそのまま飲み込む。
「……私が最初に引いたわ!」
「普通のを食べてないけど一発で、外れと判る味だわ!」
「お姉ちゃん、ラッキーだね!!」
それ見ていた咲子が、何故か嬉しそうに言う?
さっきの仕返しか!?
「咲子…。それを言うなら、アンラッキー…」
宮子は咲子に言い返すが、咲子は聞き流して、咲子の番と成る。
「お姉ちゃんが辛いのを1枚食べたから、残りは2枚か…。どれどれ~~」
咲子はゲームを楽しんでいる様で、和やかな表情でクッキーを選んでいる。
咲子も1つ選んで、袋を破り食べる。
「もぐ、もぐ、…」
「私(咲子)は普通の味!!」
咲子の番も終わって、いよいよ俺の番で有る。外れは後2枚……
外れを引いても死ぬ訳で無いから、気楽に俺は選んで、袋を破りクッキーを食べる。
(甘くて……定番の味だな)
「父さんも、大丈夫だったよ!」
「これで、一周したね。今度は、2周目……」
宮子はそう言って、ロシアンルーレットクッキー、2周目が始まる……
……
「わっ、辛い! 辛いよ~~」
「お口の中が火事だ~~!」
2週目が始まった直後、真央が外れのクッキーを引いてしまった!
「みず、みず~~!!」
真央はソファーから立ち上がり、キッチンに向かい、コップで水を飲んでいる。
「宮子…」
「外れは真央がダメなくらい、凄く辛いのか…?」
俺は真央の慌てようから、かなり辛そうだと分析して、宮子に聞いて見たが……
「あそこまで、大げさじゃないよ」
「辛いのは1種類だけだし…」
「けど……真央には、辛い辛さか…」
水を飲み終えた真央が、ソファーに戻って来る。
「あ~~、辛かった!!」
「わたし、はずれ!!」
真央はそう言うが、表情は辛そうでは無さそうだ。
ちなみに、外れを引いても罰ゲームの設定はしていない。
「後、辛いのは1枚か~~。確率は、9分の1だね♪」
「お母さんが引いても良いけど、それだと面白みが一気に無く成るからね♪」
辛いクッキーが2枚出たので、残り1枚だが、確かに母さんが引いてしまうと、ゲーム自体は其処で終わりに成る。外れが無くなるからだ!
ゲーム自体を盛り上げるなら、最後の最後まで残っていた方が面白いが、それだと俺が、辛いクッキーを食べる羽目に成る……
「……お母さんは、当たり~~♪」
母さんは普通のクッキーを引いて、咲子の番と成り、クッキーを選んでいく……
まだまだ、ロシアンルーレットクッキーの時間は続きそうだ……
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