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字崩の魔女③
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「あなたは聖女様ですね」
接客室に案内され、年寄りの男で賢者ケネス・グランスと話している。
「はい。突然で申し訳ないけど、魔女を殺すのにあなたのウィーン辞典を貸していただいてもよろしいですか」
「ウィーン辞典をですか」
「はい!」
ナタルが横から入る。
「相手の魔女は文字を使います。しかもその文字が魔女文字(ウィーンもじ)で解明されていない文字がわんさかと操っています。文字を操る魔女は確かにいますが、一番有名なのは、やっぱりじていの魔女マリカラ・ウィーンになりますね。魔女文字(ウィーンもじ)を生み出した魔女も素晴らしいと思うんです。彼女のおかけで他の魔女にも使われるようになり・・・ペラペラ」
ナタルがながたらしく、関係のない話が進むので。
「はいはい。説明ご苦労様」
ジャンヌはナタルを払う。
「あなたのウィーン辞典を浄化、奪わせないようにしますので。あなたの生徒のためにも」
タイミングのいいときに聖女が来たと思えば、断る理由がない。
「そうですね。賢者の称号を得ても、魔女とは相手にできない。私の生徒が被害に合っている。魔術を使えない中では、もう対処のしようがない。もう藁にもすがりたいほどですよ」
「なら協力してくれますか」
「はい。魔女を退治してくれるなら協力しましょう」
協力に応じてくれた。
「では、早速あなたが所持しているウィーン辞典をお借りしてもよろしいですか。餌として魔女をおびきしますので」
「今お持ちしますので。こちらでお待ちを」
「待ちますよ」
ケネスは部屋を出る。
一緒に行かせてはくれなかった。さすがに保管場所までは見せたくないのだろう。魔術師の事情は聖女に関係ない。協力してくれるなら、魔女も退治しやすくなる。
「これで・・・あれ?」
二人ともいない。
接客室に案内され、年寄りの男で賢者ケネス・グランスと話している。
「はい。突然で申し訳ないけど、魔女を殺すのにあなたのウィーン辞典を貸していただいてもよろしいですか」
「ウィーン辞典をですか」
「はい!」
ナタルが横から入る。
「相手の魔女は文字を使います。しかもその文字が魔女文字(ウィーンもじ)で解明されていない文字がわんさかと操っています。文字を操る魔女は確かにいますが、一番有名なのは、やっぱりじていの魔女マリカラ・ウィーンになりますね。魔女文字(ウィーンもじ)を生み出した魔女も素晴らしいと思うんです。彼女のおかけで他の魔女にも使われるようになり・・・ペラペラ」
ナタルがながたらしく、関係のない話が進むので。
「はいはい。説明ご苦労様」
ジャンヌはナタルを払う。
「あなたのウィーン辞典を浄化、奪わせないようにしますので。あなたの生徒のためにも」
タイミングのいいときに聖女が来たと思えば、断る理由がない。
「そうですね。賢者の称号を得ても、魔女とは相手にできない。私の生徒が被害に合っている。魔術を使えない中では、もう対処のしようがない。もう藁にもすがりたいほどですよ」
「なら協力してくれますか」
「はい。魔女を退治してくれるなら協力しましょう」
協力に応じてくれた。
「では、早速あなたが所持しているウィーン辞典をお借りしてもよろしいですか。餌として魔女をおびきしますので」
「今お持ちしますので。こちらでお待ちを」
「待ちますよ」
ケネスは部屋を出る。
一緒に行かせてはくれなかった。さすがに保管場所までは見せたくないのだろう。魔術師の事情は聖女に関係ない。協力してくれるなら、魔女も退治しやすくなる。
「これで・・・あれ?」
二人ともいない。
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