551 / 703
放置した末路①
しおりを挟む
「どこかな~」と何かを探している空想の魔女ルシア・ファンタジアをアキセが見つけてしまった。
思わず気になったので、追いかける。
ルシアが洞窟に入った。
なぜ、この中に。
洞窟に入る前に内部を確かめようと『探しモノ地図』で見る。
――なるほど
ルシアの目的が分かった。
洞窟は暗かったので魔道具『暗視メガネ』をつける。
暗くても姿がはっきり見える道具で暗い洞窟の中を見れば、ルシアが確認とれた。察しないように、気配まで消せるコルンの発明品『なんでも遮断マント』で身を隠す。
「あ~いた!」
ルシアが言った途端に刃が無数に迫ってきた。ルシアがしゃがみ込む。その刃が迫ってきた。アキセは岩陰に隠れ、刃が岩を弾く。
あぶな。
今度は、人影がルシアの胸蔵を掴む。
背中を向けられたから顔が確認とれない。
「何すんだよ!思い出して解除してあげようと来たのに」
「1か月も放置して謝罪の一つもないんですか!」
「どうやって生活したの~」とルシアが呑気に返す。
声からしてルシアの胸倉を掴んだのは、イーグスだった。背中からしか見えないが、明らかに体形が違う。体が大きく膨らんでいる。
以前、ルシアのマンガがらみで、イーグスが仮面として活躍させられた。しかも正体がバレれば、腹だし太った不細工な老人になる仕組みになっている。
指輪を取り戻すのに必死だったから、あの騒動の後どうなったが、知らなかった。誰かが正体をばらしたようだ。
あれから1ヶ月もほっといたのか。それにしても早く顔を見たい。
「いいから解放しろ!」
イーグスがルシアに怒鳴りつける。
「なんか戻すの。やめようかな」
ルシアは気乗りがなくなっている。
「僕だって悪いと思ってきたのにその態度だとやめたくなった。このままにしようかな~」
そのままにしろ~そのままにしろ~
イーグスは手を離す。
「怒鳴りつけて申し訳ございません・・・戻してください・・・」
イーグスが悔しそうに言う。
「素直でよろしい。よしよし」
ルシアが頭をなでる。
やっぱ魔女なだけある。悪意が半端ない。
「ちょっと待っててね」とルシアがマンガを取り出し、「戻し方見るから」と暗い中マンガを開く。
「普通に戻してください」
「え~と」
そうはいくか。
タタリを解くにはルシアがいる。だからルシアを捕まえる。アキセはトリモチ弾を打つ。
イーグスがルシアを押して、トリモチ弾は石壁に貼り付けられる。
「ふげ!」
ルシアは顔から岩に当たる。
イーグスは大きく後ろに振り、赤い刃を飛ばす。アキセは岩陰に隠れ、赤い刃を避ける。だか、体が動けなくなった。それは、岩ごとに赤い紐で巻かれていた。さらに首が苦しくなった。上から絞められる。
「こんなところまでしつこいですね」
声だけ響く。
「俺なら・・・タタリを取り出せるけど・・・」
「以前にも言いましたよ。取引はしないと」
さらに首を締め付けられる。
「あーまた邪魔しようとしたな」
ルシアがマンガを持って、アキセの前に立つ。
「よ~し。君には」
ルシアがマンガを読む。
「クズの前に出では!」
何かされる前にグローブ型の杖を召喚。手の中に風の球を込めて、ルシアに放つ。風の球はルシアにぶつかり、マンガから離れる。もう一度、風の球を飛ばし、マンガを洞窟の外へと飛んでいく。
「あ!僕のマンガ!」
思わず気になったので、追いかける。
ルシアが洞窟に入った。
なぜ、この中に。
洞窟に入る前に内部を確かめようと『探しモノ地図』で見る。
――なるほど
ルシアの目的が分かった。
洞窟は暗かったので魔道具『暗視メガネ』をつける。
暗くても姿がはっきり見える道具で暗い洞窟の中を見れば、ルシアが確認とれた。察しないように、気配まで消せるコルンの発明品『なんでも遮断マント』で身を隠す。
「あ~いた!」
ルシアが言った途端に刃が無数に迫ってきた。ルシアがしゃがみ込む。その刃が迫ってきた。アキセは岩陰に隠れ、刃が岩を弾く。
あぶな。
今度は、人影がルシアの胸蔵を掴む。
背中を向けられたから顔が確認とれない。
「何すんだよ!思い出して解除してあげようと来たのに」
「1か月も放置して謝罪の一つもないんですか!」
「どうやって生活したの~」とルシアが呑気に返す。
声からしてルシアの胸倉を掴んだのは、イーグスだった。背中からしか見えないが、明らかに体形が違う。体が大きく膨らんでいる。
以前、ルシアのマンガがらみで、イーグスが仮面として活躍させられた。しかも正体がバレれば、腹だし太った不細工な老人になる仕組みになっている。
指輪を取り戻すのに必死だったから、あの騒動の後どうなったが、知らなかった。誰かが正体をばらしたようだ。
あれから1ヶ月もほっといたのか。それにしても早く顔を見たい。
「いいから解放しろ!」
イーグスがルシアに怒鳴りつける。
「なんか戻すの。やめようかな」
ルシアは気乗りがなくなっている。
「僕だって悪いと思ってきたのにその態度だとやめたくなった。このままにしようかな~」
そのままにしろ~そのままにしろ~
イーグスは手を離す。
「怒鳴りつけて申し訳ございません・・・戻してください・・・」
イーグスが悔しそうに言う。
「素直でよろしい。よしよし」
ルシアが頭をなでる。
やっぱ魔女なだけある。悪意が半端ない。
「ちょっと待っててね」とルシアがマンガを取り出し、「戻し方見るから」と暗い中マンガを開く。
「普通に戻してください」
「え~と」
そうはいくか。
タタリを解くにはルシアがいる。だからルシアを捕まえる。アキセはトリモチ弾を打つ。
イーグスがルシアを押して、トリモチ弾は石壁に貼り付けられる。
「ふげ!」
ルシアは顔から岩に当たる。
イーグスは大きく後ろに振り、赤い刃を飛ばす。アキセは岩陰に隠れ、赤い刃を避ける。だか、体が動けなくなった。それは、岩ごとに赤い紐で巻かれていた。さらに首が苦しくなった。上から絞められる。
「こんなところまでしつこいですね」
声だけ響く。
「俺なら・・・タタリを取り出せるけど・・・」
「以前にも言いましたよ。取引はしないと」
さらに首を締め付けられる。
「あーまた邪魔しようとしたな」
ルシアがマンガを持って、アキセの前に立つ。
「よ~し。君には」
ルシアがマンガを読む。
「クズの前に出では!」
何かされる前にグローブ型の杖を召喚。手の中に風の球を込めて、ルシアに放つ。風の球はルシアにぶつかり、マンガから離れる。もう一度、風の球を飛ばし、マンガを洞窟の外へと飛んでいく。
「あ!僕のマンガ!」
0
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる