魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク サイドストーリー篇

白崎詩葉

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秋染の魔女③

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 思い出した。
 ジャンヌを気絶させてしまった後に魔女に襲われたんだ。
「ありがとうね。本当にイケメンね」
 魔女は恋する乙女のように見つめられる。
「あとでじっくり話しましょう。これから聖女と遊んでくるから」
 魔女は部屋から出る。
――あの魔女め。
 ジャンヌを攻撃させてしまった。これでは、余計に疑われることに。
 鉄格子を掴む。
 『呪い』を込められているが、この檻なら。
 背後に視線。
「てめえ。ナニモンだ?」
 その発言で分かる。アキセだった。
 相手の正体に分かり、ため息を吐く。
「ジャンヌが落ちた時に助けようとしたのに、おまえが邪魔しやがって」
 下心が見え見え。
「魔女とは初対面な割にジャンヌを攻撃した。どこかの魔女の手下か」
 アキセが尋問してきた。
「彼女を助けたいなら、僕と相手していいんですか」
「てめえが心配する必要がない」
 攻撃する前に体から風を放つ。
 風の刃で鳥籠を壊し、部屋から飛び出す。



 アキセが相手するよりも早くジャンヌを見つけて疑いを晴らせなければ。
 石造の廊下を走れば、壁や床から石柱が伸びる。
 避けながら振り向くも、無数の光線が石柱の隙間から伸びていく。腕を大きく振り、風の壁で光線は消える。
 アキセが銃を構えていた。
「無駄な抵抗をするなって」
 マズイ。アキセが構えている銃は転送銃だった。
 風を吹き出す。距離を取る。いた場所には銃弾が落ちる。
「この・・・」
 攻撃する前に手に生み出した風の球を投げる。
 アキセにぶつけ、壁まで飛ばす。
 さらに羽をアキセの両腕に向かって飛ばす。
 アキセが指飾りで一線を引き、光る線から上下に広げ、光の壁を生み出す。
 羽は、光の壁に弾ける。
「てめえ。ナニモンだ・・・」
 光の壁は消える。手にグローブ型の杖に変える。グローブから雷が散る。
「あなたに教えるつもりはありませんッ!」
 ドン!顔に衝撃が。
 それはジャンヌが蹴りを入れたからだった。
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