71 / 302
70話 蝶(2)
しおりを挟む
先生に会いに行く前に、まずはクレハに確認を取らないとな。蝶を飛ばしていたのがクレハなら調べる必要は無くなり、それで終わりだ。そしてそれとは別に、忘れてはいけない大切な事……彼女の姉についてはなしておかなくてはならない。
正直こちらは気が重い。でもクレハが家に帰るのが決まった以上、避けては通れない。しかし、フィオナ嬢のことは俺も又聞きでしかないから、どこまでを事実として扱って良いのか思いあぐねるところだ。
最初に父上から聞かされた、癇癪を起こして暴れているという話……それだけでもあのフィオナ嬢からは想像もできない異常事態ではあるが……。リズはそれを、俺とクレハの婚約が原因としている。ジェムラート夫妻も認識の相違はあるが、そこは同じだ。
「はぁ……」
俺はただ好きな子とずっと一緒にいたいだけなのに。クレハが婚約を拒否していないなら何も問題無いじゃないか、邪魔をしてくれるなと声高に主張したくて堪らなかった。
自分の立場は分かっている。俺との結婚で多くの利権が得られることだって理解しているのだ。望む相手を伴侶にするのがいかに難しいことか……その点で言えば、煩わしいこともあるとはいえ、俺は本当に運が良かったといえる。一瞬で心を奪われた相手が、自分の手の届く場所にいたのだからな。たらればになるけれど、もしクレハが貴族でもなく、それこそ身の上も知れないような女の子だったなら……さすがの父上も婚約に反対していただろう。
あの時、店でクレハに出会えた事が、俺のこれからの人生を変える転機だったのだと思う。エリスが俺達を引き合わせてくれたなんて……怪我をした彼に申し訳ないことまで考えてしまう始末だった。
そう……あの子は俺の運命。俺のものだ。もし、それを奪おうとする人間がいるのなら――――
「殿下……蝶の事は気にかかりますが、まだ悪いものと決まったわけではありません。どうか、あまり思い詰めないように」
「……ああ。分かっているよ、レナード」
主に蝶よりも、クレハの事を考えていたのだけどな……
俺はクラヴェル兄弟を引き連れ、クレハの部屋に向かっている途中だった。件の蝶に関しては、今のところ何も被害は出ていない。王宮内を飛び回っている蝶はもういないはずだ。あくまで気配を感じないというだけだが。
「でかい溜め息ついてさ、ボスの悪い癖出てるんじゃない? 1人であれこれ考え過ぎて、ぐちゃぐちゃになってるの」
「殿下が優秀であられるのは重々承知の上ですが、我々もお側にいることを、お心に留めて頂ければと思います」
「そうそう、俺達はボスの味方。もっと頼ってくれると嬉しいんだけどな」
変に気を使わせてしまった。大丈夫、俺は冷静だよ。少なくとも、父上が危惧しているであろう暴走めいた事はしない。しないけれど……腹の内に燻る物騒な感情を自覚していないわけではない。
「……俺はクレハが好きだよ」
「うん、見りゃ分かるね。しかし唐突だな……」
「可愛くて良い子ですねぇ、クレハ様」
「あっ、そうだ。このハゲさ、調子こいて姫さんに抱きついてたぜ。可愛いー可愛いーって言いながら」
「ちょっ……! 何で今それバラすの!!?」
「レナード……お前」
俺は彼に向かって右手をかざす。瑠璃色に輝くそれを見たレナードは、瞳を大きく見開いた。あたふたと大袈裟な身振り手振りを繰り返す。分かりやすい動揺っぷりだ。ホントに抱きついたんだな。
「ごっ、ごめんなさいっ!! 殿下、どうか電撃だけはやめっ……」
バシャッ!!
「うわっ!? つ、冷たっ!!」
「電撃は嫌なんだろ」
「だからって、水ぶっかけなくてもいいじゃないですかぁ……」
実は水を操る魔法の方が俺は得意だったりする。雷撃の方が、見た目の派手さと音で威嚇になるので多用しているだけで。
「あはははっ、今日は暑いから丁度良かったじゃん……ってバカ!! ハゲ、ここで脱ぐな!」
「だって……びしょびしょで気持ち悪いんだよ」
レナードはその場で濡れた隊服の上衣と、更に下に着ていたシャツまで脱ぎだした。ぽたぽたと水が滴る前髪を、両手で勢いよく後ろへかき上げる。普段はすかした……いや、お行儀の良いレナードだけど、時折こういう豪快な一面を見せてくれる。
しかし、この半裸男をこのまま連れ歩くのはマズい。俺が水かけたせいだけど。さっきすれ違った侍女が、顔を真っ赤にしながら走り去ってしまったからね……
「正体が分かるまで、蝶のことはあまり言いふらすなよ。とりあえずミシェルにだけは、念の為伝えておいてくれ」
「ボスの言ってたその先生って、ボスがスカウトした魔法にめっちゃ詳しい人なんでしょ?」
「ああ、その分野の知識は俺なんか足元にも及ばないぞ。あの蝶が何なのか……もしくはそれを解明できる助言はして頂けると確信している」
「凄い人なんだな。ねぇ、俺たちもついて行ったら駄目? 先生に会ってみたい」
「だーめ。お前らはクレハに付いてろ。俺が王宮を離れるのだから尚更だ」
「分かってるよ、言ってみただけ。その先生、しばらく店にいるそうだし、会う機会はいくらでもあるしね」
「殿下もおひとりで大丈夫なんですか? どうせ護衛なんて付けないんでしょう」
素肌に隊服を羽織ったレナードが会話に入ってくる。ルイスが見かねて自身の上衣を着せたのだが、体格差のせいで肩周りが窮屈そうだった。こいつデカいからなぁ……。何も着ないよりはマシだけど。
「レナードよぉ……ボスにへたに護衛なんて付けても、そいつらが足手まといになるだけだぜ。最悪、護衛の方が守られちゃうよ」
「例えそうでもね、王太子殿下を単身でうろうろさせるのもどうかと思うなぁ」
「うろうろって……店にはセドリックもいるから、平気だよ」
コイツらのお陰で良い意味で力が抜けた。これからクレハに大切な話をするというのに、さっきまでの鬱々とした状態でいたら、彼女にまで不安や苛立ちをぶつけてしまっていたかもしれない。しっかりしないと……
「レナード、ルイス……ありがとう。気が楽になったよ。お言葉に甘えて、これからも存分に頼らせて貰う。目一杯こき使うからよろしく」
「えっ?」
ふたりの声が綺麗に重なって、つい笑みが溢れた。流石兄弟。勿論そういう意味で言われた言葉でなかったのは分かっているけど、あえて気づかない振りをする。しばし放心するふたりを放置して、俺はクレハの部屋に向かって歩きだした。
正直こちらは気が重い。でもクレハが家に帰るのが決まった以上、避けては通れない。しかし、フィオナ嬢のことは俺も又聞きでしかないから、どこまでを事実として扱って良いのか思いあぐねるところだ。
最初に父上から聞かされた、癇癪を起こして暴れているという話……それだけでもあのフィオナ嬢からは想像もできない異常事態ではあるが……。リズはそれを、俺とクレハの婚約が原因としている。ジェムラート夫妻も認識の相違はあるが、そこは同じだ。
「はぁ……」
俺はただ好きな子とずっと一緒にいたいだけなのに。クレハが婚約を拒否していないなら何も問題無いじゃないか、邪魔をしてくれるなと声高に主張したくて堪らなかった。
自分の立場は分かっている。俺との結婚で多くの利権が得られることだって理解しているのだ。望む相手を伴侶にするのがいかに難しいことか……その点で言えば、煩わしいこともあるとはいえ、俺は本当に運が良かったといえる。一瞬で心を奪われた相手が、自分の手の届く場所にいたのだからな。たらればになるけれど、もしクレハが貴族でもなく、それこそ身の上も知れないような女の子だったなら……さすがの父上も婚約に反対していただろう。
あの時、店でクレハに出会えた事が、俺のこれからの人生を変える転機だったのだと思う。エリスが俺達を引き合わせてくれたなんて……怪我をした彼に申し訳ないことまで考えてしまう始末だった。
そう……あの子は俺の運命。俺のものだ。もし、それを奪おうとする人間がいるのなら――――
「殿下……蝶の事は気にかかりますが、まだ悪いものと決まったわけではありません。どうか、あまり思い詰めないように」
「……ああ。分かっているよ、レナード」
主に蝶よりも、クレハの事を考えていたのだけどな……
俺はクラヴェル兄弟を引き連れ、クレハの部屋に向かっている途中だった。件の蝶に関しては、今のところ何も被害は出ていない。王宮内を飛び回っている蝶はもういないはずだ。あくまで気配を感じないというだけだが。
「でかい溜め息ついてさ、ボスの悪い癖出てるんじゃない? 1人であれこれ考え過ぎて、ぐちゃぐちゃになってるの」
「殿下が優秀であられるのは重々承知の上ですが、我々もお側にいることを、お心に留めて頂ければと思います」
「そうそう、俺達はボスの味方。もっと頼ってくれると嬉しいんだけどな」
変に気を使わせてしまった。大丈夫、俺は冷静だよ。少なくとも、父上が危惧しているであろう暴走めいた事はしない。しないけれど……腹の内に燻る物騒な感情を自覚していないわけではない。
「……俺はクレハが好きだよ」
「うん、見りゃ分かるね。しかし唐突だな……」
「可愛くて良い子ですねぇ、クレハ様」
「あっ、そうだ。このハゲさ、調子こいて姫さんに抱きついてたぜ。可愛いー可愛いーって言いながら」
「ちょっ……! 何で今それバラすの!!?」
「レナード……お前」
俺は彼に向かって右手をかざす。瑠璃色に輝くそれを見たレナードは、瞳を大きく見開いた。あたふたと大袈裟な身振り手振りを繰り返す。分かりやすい動揺っぷりだ。ホントに抱きついたんだな。
「ごっ、ごめんなさいっ!! 殿下、どうか電撃だけはやめっ……」
バシャッ!!
「うわっ!? つ、冷たっ!!」
「電撃は嫌なんだろ」
「だからって、水ぶっかけなくてもいいじゃないですかぁ……」
実は水を操る魔法の方が俺は得意だったりする。雷撃の方が、見た目の派手さと音で威嚇になるので多用しているだけで。
「あはははっ、今日は暑いから丁度良かったじゃん……ってバカ!! ハゲ、ここで脱ぐな!」
「だって……びしょびしょで気持ち悪いんだよ」
レナードはその場で濡れた隊服の上衣と、更に下に着ていたシャツまで脱ぎだした。ぽたぽたと水が滴る前髪を、両手で勢いよく後ろへかき上げる。普段はすかした……いや、お行儀の良いレナードだけど、時折こういう豪快な一面を見せてくれる。
しかし、この半裸男をこのまま連れ歩くのはマズい。俺が水かけたせいだけど。さっきすれ違った侍女が、顔を真っ赤にしながら走り去ってしまったからね……
「正体が分かるまで、蝶のことはあまり言いふらすなよ。とりあえずミシェルにだけは、念の為伝えておいてくれ」
「ボスの言ってたその先生って、ボスがスカウトした魔法にめっちゃ詳しい人なんでしょ?」
「ああ、その分野の知識は俺なんか足元にも及ばないぞ。あの蝶が何なのか……もしくはそれを解明できる助言はして頂けると確信している」
「凄い人なんだな。ねぇ、俺たちもついて行ったら駄目? 先生に会ってみたい」
「だーめ。お前らはクレハに付いてろ。俺が王宮を離れるのだから尚更だ」
「分かってるよ、言ってみただけ。その先生、しばらく店にいるそうだし、会う機会はいくらでもあるしね」
「殿下もおひとりで大丈夫なんですか? どうせ護衛なんて付けないんでしょう」
素肌に隊服を羽織ったレナードが会話に入ってくる。ルイスが見かねて自身の上衣を着せたのだが、体格差のせいで肩周りが窮屈そうだった。こいつデカいからなぁ……。何も着ないよりはマシだけど。
「レナードよぉ……ボスにへたに護衛なんて付けても、そいつらが足手まといになるだけだぜ。最悪、護衛の方が守られちゃうよ」
「例えそうでもね、王太子殿下を単身でうろうろさせるのもどうかと思うなぁ」
「うろうろって……店にはセドリックもいるから、平気だよ」
コイツらのお陰で良い意味で力が抜けた。これからクレハに大切な話をするというのに、さっきまでの鬱々とした状態でいたら、彼女にまで不安や苛立ちをぶつけてしまっていたかもしれない。しっかりしないと……
「レナード、ルイス……ありがとう。気が楽になったよ。お言葉に甘えて、これからも存分に頼らせて貰う。目一杯こき使うからよろしく」
「えっ?」
ふたりの声が綺麗に重なって、つい笑みが溢れた。流石兄弟。勿論そういう意味で言われた言葉でなかったのは分かっているけど、あえて気づかない振りをする。しばし放心するふたりを放置して、俺はクレハの部屋に向かって歩きだした。
0
あなたにおすすめの小説
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
何も言わずメイドとして働いてこい!とポイされたら、成り上がり令嬢になりました
さち姫
恋愛
シャーリー・サヴォワは伯爵家の双子の妹として産まれた 。実の父と双子の姉、継母に毎日いじめられ、辛い日々を送っていた。特に綺麗で要領のいい双子の姉のいつも比べられ、卑屈になる日々だった。
そんな事ある日、父が、
何も言わず、メイドして働いてこい、
と会ったこともないのにウインザー子爵家に、ポイされる。
そこで、やっと人として愛される事を知る。
ウインザー子爵家で、父のお酒のおつまみとして作っていた料理が素朴ながらも大人気となり、前向きな自分を取り戻していく。
そこで知り合った、ふたりの男性に戸惑いながらも、楽しい三角関係が出来上がっていく。
やっと人間らしく過ごし始めたのに、邪魔をする家族。
その中で、ウインザー子爵の本当の姿を知る。
前に書いていたいた小説に加筆を加えました。ほぼ同じですのでご了承ください。
また、料理については個人的に普段作っているのをある程度載せていますので、深く突っ込むのはやめてくださいm(*_ _)m
第1部の加筆が終わったので、ここから毎日投稿致しますm(_ _)m
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる