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151話 嫉妬
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「セドリック、どうした。ぼんやりして……体調が悪いのか?」
「い、いいえ!! 大丈夫です。申し訳ありません、レオン様」
中庭で連絡を受けた通り、セドリックとルーイ先生が俺の部屋を訪れた。何やら伝えたいことがあるらしい。それはいいのだが、セドリックの様子がおかしい。ふわふわしていて虚ろというか……いつもの毅然とした姿は見る影もなかった。
「顔色もあまり良くない。ろくに寝れていないと言っていたな。今日は重要な案件も無いし、俺との話が終わったら部屋に戻って休んでろ」
「私は何ともありませんっ……!!」
「命令だ、休息を取れ。休むのも仕事のうち……お前が常日頃から部下に言っていることだろう。それに、そんな気が抜けたような状態で、まともに業務に携われるとは思えん。大人しく従え」
「……はい。わかりました」
まだ反論したげな顔をしていたセドリックだが、俺の言葉に頷いた。肉体的疲労ではなく、精神面からくる不調であるのは分かっていた。中庭で会った時よりも悪化してるじゃないか。その主な原因を作ったであろう張本人は、飄々とした佇まいでセドリックの隣にいる。
「レオン、そんな怒らないでよ。セディの気がそぞろになってるのは俺のせいでもあるんだからさ」
セドリックは相当参っているようだ。他人の色恋沙汰に首を突っ込むのは気が進まないけれど、ここらで先生に自重を促しておこう。自分で何とかすると本人は言っていたが、期待できそうにない。
「何があったかまでは深く追求致しませんが……先生、俺は言いましたよね? あまりコイツの心を惑わさないでやって下さい。隊の長がこのような状態では困るんですよ」
「セディとはちゃんと和解したから。俺が駆け足過ぎだったことも反省しているよ。ほら、そんなことより……俺たちがここに来た理由だよ。お前に報告することがあるんだってば」
平気だからと、先生は些か強引に会話を終了させた。抜け殻のような表情をしていたセドリックの頬に薄っすらと赤みが走る。こいつ、本当にどこか悪いんじゃないか……? 念のため医師に診てもらうかと問うと、丁重にお断りされてしまった。
「最初に言っておくけどさ、冷静に慎重に聞いてくれよ。間違っても途中でキレたりすんなよ」
テーブルに着席して話を聞く体勢に入ると、先生は俺に向かって忠告をした。俺が怒るような内容なのかと、眉間に皺が寄る。
「昨日、クレハとリズちゃんから相談を受けたんだ」
「クレハが? それにリズまで」
「うん。魔法と魔法使いに関連する事だったから、とりあえず俺にってことで……」
「相談……」
俺ではなく先生を頼った婚約者に対して、苛立ちを覚えてしまう。自分だって散々先生に助言を貰った癖に。クレハは何も悪くない……俺と同じことをしただけ。まだ話の本題にも入っていないのに、先生の忠告を無視するような状態に片足を突っ込んでいた。己の余裕の無さが嫌になる。
「レオン様、ジェフェリー・バラードという男性を覚えていらっしゃいますか? クレハ様とリズさんの相談事には、その彼が深く関わっているのです」
いくらか調子を取り戻したらしいセドリックも会話に混ざってきた。ジェフェリー・バラード……確かジェムラート家の庭師ではなかったか。クレハ達と一緒にエリスを届けてくれたはず。
「ジェムラート家の庭師だろ。彼がどうしたんだ」
「そのジェフェリーさんが魔法使いなんじゃないかって、クレハ達から垂れ込みがあったんだよ。しかもニュアージュのね」
「はぁ!?」
先生達から詳細を聞くと、今から約半年前にリズが目撃したのだという……魔法を使っているジェフェリーさんを。しかし、状況的にジェフェリーさんに魔法を発動させる力があるとは考え難く、誰か別の人間がその場にいた可能性が高いとのこと。
「ジェフェリーさんはずっと王都に住んでるそうだし、お前もセディと同じで一度会ってると聞いた。彼が魔力を持っているのなら、気づかないなんてことはないだろう?」
あれを会っていると言っていいかは分からないが、クレハ達と一緒に店に来た彼を近くで見てはいる。当時の事を思い出してみるが、自分はクレハで頭がいっぱいだったため、ジェフェリーさんのことは正直よく覚えていなかった。当然、魔力感知なんてしているわけがない。
「残念ですが、あまり記憶に無くて……」
「レオン様はクレハ様に夢中で、それ以外のことがおざなりになっていましたからね」
「なんか今のお前にそこ指摘されるの、すげー腹立つんだけど」
「だが、レオンはその後幾度も周辺地域を調査しているよな。あの事件当日から現在に至るまで、サークスの存在は感知されていない。その結果を踏まえ、ジェフェリーさんは魔法使いではないと判断していいだろう」
釣り堀での事件があった日……グレッグが所持していたサークス以外の気配は無かったと、シエルレクト神も証言していた。俺が行った感知にジェフェリーさんが引っかかる事もなかった。先生の言う通り、彼自身が魔法使いである可能性は低い。しかし――
「そうなると、リズが見たという魔法は誰によってもたらされたものなのか……その人物はジェムラート邸で何をしていたのか。そして、ジェフェリーさんとその人物の関係性……。釣り堀での事件と結び付けるには尚早だが、またしてもニュアージュの名前が出てきたとなると、調べないわけにはいかないな」
その魔法使いはすでにコスタビューテにはいないかもしれない。半年も前の事となると、足取りを辿るのは難儀しそうだな。ジェフェリーさんから情報を得られれば良いが……
正体不明の魔法使いについて思案していると、クスクスと控えめな笑い声が聞こえた。声の出所はルーイ先生だ。
「何ですか? 先生」
「レオンが落ち着いてて安心したよ。クレハとリズちゃんが心配してたんだ」
ニュアージュの魔法使いと聞いて、また俺が放電しながら怒り狂うのではと、クレハ達は危惧していたらしい。短気なのは自覚しているけれど、そんな心配をさせるほど怖がらせてしまっていたのか。彼女らが俺ではなく先生を頼った理由を更に納得させられてしまい、再び悔しさが込み上げてくる。
「ジェフェリーさんが関わっていたから、クレハ達も余計に神経質になっていたようだからね。お前を信頼していないわけじゃない。あんま気にしなさんな。キレやすいのは、直したほうが良いかもだけどな」
またしても先生は、俺の心を見透かしたような言葉を投げかける。敵わないなぁ……この方に対抗心を抱くのが馬鹿らしくなってしまう。けれど、悔しいと思う気持ちは簡単に消えてはくれない。
「ご忠告痛み入ります。でも、別に気にしてなんかいませんよ」
バレバレな嘘。多少不貞腐れるくらいは見逃して欲しい。そんな俺の態度を見て先生は『可愛くないなぁ』と口を尖らせていた。
「い、いいえ!! 大丈夫です。申し訳ありません、レオン様」
中庭で連絡を受けた通り、セドリックとルーイ先生が俺の部屋を訪れた。何やら伝えたいことがあるらしい。それはいいのだが、セドリックの様子がおかしい。ふわふわしていて虚ろというか……いつもの毅然とした姿は見る影もなかった。
「顔色もあまり良くない。ろくに寝れていないと言っていたな。今日は重要な案件も無いし、俺との話が終わったら部屋に戻って休んでろ」
「私は何ともありませんっ……!!」
「命令だ、休息を取れ。休むのも仕事のうち……お前が常日頃から部下に言っていることだろう。それに、そんな気が抜けたような状態で、まともに業務に携われるとは思えん。大人しく従え」
「……はい。わかりました」
まだ反論したげな顔をしていたセドリックだが、俺の言葉に頷いた。肉体的疲労ではなく、精神面からくる不調であるのは分かっていた。中庭で会った時よりも悪化してるじゃないか。その主な原因を作ったであろう張本人は、飄々とした佇まいでセドリックの隣にいる。
「レオン、そんな怒らないでよ。セディの気がそぞろになってるのは俺のせいでもあるんだからさ」
セドリックは相当参っているようだ。他人の色恋沙汰に首を突っ込むのは気が進まないけれど、ここらで先生に自重を促しておこう。自分で何とかすると本人は言っていたが、期待できそうにない。
「何があったかまでは深く追求致しませんが……先生、俺は言いましたよね? あまりコイツの心を惑わさないでやって下さい。隊の長がこのような状態では困るんですよ」
「セディとはちゃんと和解したから。俺が駆け足過ぎだったことも反省しているよ。ほら、そんなことより……俺たちがここに来た理由だよ。お前に報告することがあるんだってば」
平気だからと、先生は些か強引に会話を終了させた。抜け殻のような表情をしていたセドリックの頬に薄っすらと赤みが走る。こいつ、本当にどこか悪いんじゃないか……? 念のため医師に診てもらうかと問うと、丁重にお断りされてしまった。
「最初に言っておくけどさ、冷静に慎重に聞いてくれよ。間違っても途中でキレたりすんなよ」
テーブルに着席して話を聞く体勢に入ると、先生は俺に向かって忠告をした。俺が怒るような内容なのかと、眉間に皺が寄る。
「昨日、クレハとリズちゃんから相談を受けたんだ」
「クレハが? それにリズまで」
「うん。魔法と魔法使いに関連する事だったから、とりあえず俺にってことで……」
「相談……」
俺ではなく先生を頼った婚約者に対して、苛立ちを覚えてしまう。自分だって散々先生に助言を貰った癖に。クレハは何も悪くない……俺と同じことをしただけ。まだ話の本題にも入っていないのに、先生の忠告を無視するような状態に片足を突っ込んでいた。己の余裕の無さが嫌になる。
「レオン様、ジェフェリー・バラードという男性を覚えていらっしゃいますか? クレハ様とリズさんの相談事には、その彼が深く関わっているのです」
いくらか調子を取り戻したらしいセドリックも会話に混ざってきた。ジェフェリー・バラード……確かジェムラート家の庭師ではなかったか。クレハ達と一緒にエリスを届けてくれたはず。
「ジェムラート家の庭師だろ。彼がどうしたんだ」
「そのジェフェリーさんが魔法使いなんじゃないかって、クレハ達から垂れ込みがあったんだよ。しかもニュアージュのね」
「はぁ!?」
先生達から詳細を聞くと、今から約半年前にリズが目撃したのだという……魔法を使っているジェフェリーさんを。しかし、状況的にジェフェリーさんに魔法を発動させる力があるとは考え難く、誰か別の人間がその場にいた可能性が高いとのこと。
「ジェフェリーさんはずっと王都に住んでるそうだし、お前もセディと同じで一度会ってると聞いた。彼が魔力を持っているのなら、気づかないなんてことはないだろう?」
あれを会っていると言っていいかは分からないが、クレハ達と一緒に店に来た彼を近くで見てはいる。当時の事を思い出してみるが、自分はクレハで頭がいっぱいだったため、ジェフェリーさんのことは正直よく覚えていなかった。当然、魔力感知なんてしているわけがない。
「残念ですが、あまり記憶に無くて……」
「レオン様はクレハ様に夢中で、それ以外のことがおざなりになっていましたからね」
「なんか今のお前にそこ指摘されるの、すげー腹立つんだけど」
「だが、レオンはその後幾度も周辺地域を調査しているよな。あの事件当日から現在に至るまで、サークスの存在は感知されていない。その結果を踏まえ、ジェフェリーさんは魔法使いではないと判断していいだろう」
釣り堀での事件があった日……グレッグが所持していたサークス以外の気配は無かったと、シエルレクト神も証言していた。俺が行った感知にジェフェリーさんが引っかかる事もなかった。先生の言う通り、彼自身が魔法使いである可能性は低い。しかし――
「そうなると、リズが見たという魔法は誰によってもたらされたものなのか……その人物はジェムラート邸で何をしていたのか。そして、ジェフェリーさんとその人物の関係性……。釣り堀での事件と結び付けるには尚早だが、またしてもニュアージュの名前が出てきたとなると、調べないわけにはいかないな」
その魔法使いはすでにコスタビューテにはいないかもしれない。半年も前の事となると、足取りを辿るのは難儀しそうだな。ジェフェリーさんから情報を得られれば良いが……
正体不明の魔法使いについて思案していると、クスクスと控えめな笑い声が聞こえた。声の出所はルーイ先生だ。
「何ですか? 先生」
「レオンが落ち着いてて安心したよ。クレハとリズちゃんが心配してたんだ」
ニュアージュの魔法使いと聞いて、また俺が放電しながら怒り狂うのではと、クレハ達は危惧していたらしい。短気なのは自覚しているけれど、そんな心配をさせるほど怖がらせてしまっていたのか。彼女らが俺ではなく先生を頼った理由を更に納得させられてしまい、再び悔しさが込み上げてくる。
「ジェフェリーさんが関わっていたから、クレハ達も余計に神経質になっていたようだからね。お前を信頼していないわけじゃない。あんま気にしなさんな。キレやすいのは、直したほうが良いかもだけどな」
またしても先生は、俺の心を見透かしたような言葉を投げかける。敵わないなぁ……この方に対抗心を抱くのが馬鹿らしくなってしまう。けれど、悔しいと思う気持ちは簡単に消えてはくれない。
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