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花火のあとに…… 編
つつきながら、少しずつ
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「どうしたの?」
涼さんはそう言って、寝返りを打つと私を見つめてくる。
「う……」
お風呂に入ったから、いつもはセットされている髪が下りていて、無防備……というか、セクシー感がマシマシになっている。
「……ず、随分健全に寝ちゃうんですね」
(何を言ってるんだろう、私は)
私は自分に突っ込みを入れながらも、涼さんに予想外の事をされて動揺している。
てっきり部屋に戻るなり、「あ~れ~」をされて、一緒にお風呂に入ってベッドインかと思っていたら、そうじゃなかった。
涼さんなりのプライドがあるにしても、ここまで色んな〝スペシャル〟を用意してもらったのに、何もしてあげられないのは逆に良心が痛む。
「不健全でもいいの?」
涼さんは妖艶に笑うと、私の手を握って自分の胸板に当てる。
驚いて手を引こうとすると、彼はグッと力を込めた。
「してもいいの? 嫌?」
口調は優しいけれど、まるで「手を出されるのが嫌なら、中途半端に刺激するな」と言われているように思えた。
けれど私だってセクシー初心者なので、積極的にこうしてほしいと伝えるのは憚られる。
「……ちょっとだけ……、味見ぐらいなら……」
だから、涼さんを中途半端な気持ちにさせると分かっていながら、こんな答えをするしかできなかった。
朱里は篠宮さんと付き合い始めて、そろそろ七か月になろうとしているけれど、私と涼さんはGWに出会って二か月ちょっとだ。
正直、世の恋人たちも、付き合ってからどのタイミングで体の関係を結んでいるか分からない。
むしろ私は早すぎたんじゃ……と、今になって少し後悔している。
涼さんに抱かれたのが嫌だったんじゃなく、彼の「一刻も早く自分のものにしたい」という気持ちは分かるけれど、もう少し時間と段階をかけてもいいんじゃ……と思ったのだ。
でも田村の事件があり、いきなり同棲生活がスタートした。
だからエッチをするにしても、求めるのが普通なのか、そうじゃないのかよく分からない。
彼は経験豊富そうだし、いくらエッチが上手くて気持ちいい思いをしたからと言って、積極的に求めたら「ドスケベ女だ」と思われそうで恐い。
だから結局、私は消極的に彼をつついて、反応を見るしかないのだ。
大人しく寛いでいる綺麗なライオンが目の前にいて、触ってモフモフしてみたいけど、急にガブッとされたら恐いから、ツンツンしているのと似ている。
「……味見?」
涼さんは私を見て微笑み、握った手の甲にキスをしてくる。
まるでライオンにペロリと舐められているようで、落ち着かない。
「どれぐらいなら許してくれるの?」
彼は私の脚に自分のそれを絡め、腰に手を回してグイッと抱き寄せてくる。
と、お腹に半分硬くなったモノが押しつけられ、私はカーッと赤面した。
「……お、……お収めください」
彼のお腹に手を当てて言うと、涼さんはしたり顔で笑う。
「〝コレ〟は使っちゃ駄目なんだ?」
「そ、そうじゃなくて……っ、いや、あの……。今は、……当たってるのが、……なんかエッチだから……」
「うん、まぁ、当ててるんだけどね?」
「分かっててやってるんですか!」
「あははっ、どんな反応をするか見たくて」
明るく言われると何とも反応しがたく、私は「ウゥ……」とうなる。
涼さんは目を細めて微笑むと、スル……と私の太腿を撫でてパジャマの中に手を入れてくる。
ホテルのパジャマは丈が長いので、ワンピースのようにして着ていた。
だから手を入れられれば、すぐ下着である。
「これぐらいは大丈夫?」
涼さんは下着越しに私のお尻を撫で、ムニムニと揉んでくる。
「大丈夫……、ですけど……」
私は困った顔で返事をし、落ち着かなく身じろぎする。
「キスもしてみる?」
「……前向きに検討します」
「検討して、いつ結論が出るの? 今でしょ」
「なんで塾講師になるんですか」
私はフフッと笑い、涼さんの頬に手を当てると「目を閉じてください」と言う。
伏せられた睫毛を見て「長いなぁ……」と思ったあと、私は勇気を出してチュッと彼の唇にキスをした。
涼さんはそう言って、寝返りを打つと私を見つめてくる。
「う……」
お風呂に入ったから、いつもはセットされている髪が下りていて、無防備……というか、セクシー感がマシマシになっている。
「……ず、随分健全に寝ちゃうんですね」
(何を言ってるんだろう、私は)
私は自分に突っ込みを入れながらも、涼さんに予想外の事をされて動揺している。
てっきり部屋に戻るなり、「あ~れ~」をされて、一緒にお風呂に入ってベッドインかと思っていたら、そうじゃなかった。
涼さんなりのプライドがあるにしても、ここまで色んな〝スペシャル〟を用意してもらったのに、何もしてあげられないのは逆に良心が痛む。
「不健全でもいいの?」
涼さんは妖艶に笑うと、私の手を握って自分の胸板に当てる。
驚いて手を引こうとすると、彼はグッと力を込めた。
「してもいいの? 嫌?」
口調は優しいけれど、まるで「手を出されるのが嫌なら、中途半端に刺激するな」と言われているように思えた。
けれど私だってセクシー初心者なので、積極的にこうしてほしいと伝えるのは憚られる。
「……ちょっとだけ……、味見ぐらいなら……」
だから、涼さんを中途半端な気持ちにさせると分かっていながら、こんな答えをするしかできなかった。
朱里は篠宮さんと付き合い始めて、そろそろ七か月になろうとしているけれど、私と涼さんはGWに出会って二か月ちょっとだ。
正直、世の恋人たちも、付き合ってからどのタイミングで体の関係を結んでいるか分からない。
むしろ私は早すぎたんじゃ……と、今になって少し後悔している。
涼さんに抱かれたのが嫌だったんじゃなく、彼の「一刻も早く自分のものにしたい」という気持ちは分かるけれど、もう少し時間と段階をかけてもいいんじゃ……と思ったのだ。
でも田村の事件があり、いきなり同棲生活がスタートした。
だからエッチをするにしても、求めるのが普通なのか、そうじゃないのかよく分からない。
彼は経験豊富そうだし、いくらエッチが上手くて気持ちいい思いをしたからと言って、積極的に求めたら「ドスケベ女だ」と思われそうで恐い。
だから結局、私は消極的に彼をつついて、反応を見るしかないのだ。
大人しく寛いでいる綺麗なライオンが目の前にいて、触ってモフモフしてみたいけど、急にガブッとされたら恐いから、ツンツンしているのと似ている。
「……味見?」
涼さんは私を見て微笑み、握った手の甲にキスをしてくる。
まるでライオンにペロリと舐められているようで、落ち着かない。
「どれぐらいなら許してくれるの?」
彼は私の脚に自分のそれを絡め、腰に手を回してグイッと抱き寄せてくる。
と、お腹に半分硬くなったモノが押しつけられ、私はカーッと赤面した。
「……お、……お収めください」
彼のお腹に手を当てて言うと、涼さんはしたり顔で笑う。
「〝コレ〟は使っちゃ駄目なんだ?」
「そ、そうじゃなくて……っ、いや、あの……。今は、……当たってるのが、……なんかエッチだから……」
「うん、まぁ、当ててるんだけどね?」
「分かっててやってるんですか!」
「あははっ、どんな反応をするか見たくて」
明るく言われると何とも反応しがたく、私は「ウゥ……」とうなる。
涼さんは目を細めて微笑むと、スル……と私の太腿を撫でてパジャマの中に手を入れてくる。
ホテルのパジャマは丈が長いので、ワンピースのようにして着ていた。
だから手を入れられれば、すぐ下着である。
「これぐらいは大丈夫?」
涼さんは下着越しに私のお尻を撫で、ムニムニと揉んでくる。
「大丈夫……、ですけど……」
私は困った顔で返事をし、落ち着かなく身じろぎする。
「キスもしてみる?」
「……前向きに検討します」
「検討して、いつ結論が出るの? 今でしょ」
「なんで塾講師になるんですか」
私はフフッと笑い、涼さんの頬に手を当てると「目を閉じてください」と言う。
伏せられた睫毛を見て「長いなぁ……」と思ったあと、私は勇気を出してチュッと彼の唇にキスをした。
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