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プラネタリウムデート 編
プラネタリウム、中華ランチ
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「……分かりました……」
恵が立ちあがったので、涼さんはあからさまにホッとした顔をしている。
「あとでアイスかチョコ買ってあげるからね」
「人を何歳児だと思ってるんですか」
恵はそう言ったあと、ポスンと隣の雲シートに座った。
「お邪魔します」
尊さんに言われて、私は「おいでませ」と歓迎して靴を脱ぐ。
五つある雲シートは円形のソファベッドみたいな形をしていて、丸くて小さなクッションが幾つも置かれてある。
足を伸ばすと縁から少しはみ出てしまうけれど、十分くつろげるスペースがある。
その前方には芝シートが三つあり、床の上にエアウィーヴのマットが置かれてあって、本当の意味でゴロッと寝転べる所だ。
芝シートの足元、プラネタリウムの端には、オレンジ色の光を放つランタンが幾つも置かれていて雰囲気がある。
雲シートの後ろは一般シートになっていて、百七十席あるそうだ。
「後ろに人が大勢いるのに、カップルで横になってるの、ちょっと恥ずかしいですね」
「まぁな」
尊さんにコソコソ話しかけると、彼も小声で返事をしてくれる。
けれどこっそりと手を握ってきて、私は薄暗いなかニヤァ……と笑ってしまった。
始まる前、ウェルカムドームには花火が打ち上がっていた。
本物の夜空みたいな空間に、昨晩見た本物そっくりの花火が何発も打ち上がっている。
普通の花火の他に、ニコちゃんマーク、月のマークとか、色んな形、色の花火が次々に打ち上がっていて、待ち時間でも十分に楽しめた。
私は上映時間まで尊さんと小声で話し、いよいよ暗くなって始まったあとは、ドキドキと胸を高鳴らせた。
女優さんがナレーションを務めるなか、一面に広がる釧路湿原や知床の風景、鳥の鳴き声や虫の音、大自然の中に生きる野生動物などが映り、ときおり北海道をイメージしたアロマが香ってくる。
優しい声や、ゆったりした気持ちになるヒーリングミュージックを聞きながら、まさに降ってきそうな星空を見て、震えるほどの感動を味わった。
近年では北海道でもオーロラが見られるらしく、北海道ぐらいの緯度だと色は赤いそうだ。
他にもアイヌの人たちが神話や民話と共に語った星などの紹介もあり、すっかりリラックスして北海道の自然を満喫したあとは、広大な大地の向こうから夜明けが迫ってくるのを見て、現実に戻ってきた。
「ふわぁー……」
壮大な旅をしてきた気持ちになった私は、ゆっくり起き上がって髪を整える。
「凄かったな」
「プラネタリウム、しゅき……」
「そうか、また来ような」
尊さんは私の頭を撫でてから立ちあがり、「ほれ」と手を差しだしてくる。
「ありがとうございます」
彼の手を借りて立ちあがると、隣のシートでも恵が同様にしていたところだ。
「よし、じゃあ飯行くか」
「めし! めし!」
私は尊さんの言葉を聞いてはしゃぐ。ストマックはすでに臨戦態勢だ。
「お次は中華だよ」
涼さんに言われ、私はグッと拳を握った。
プラネタリウムはサンシャインシティの、ワールドインポートマートビルの屋上にある。
サンシャインシティは、サンシャイン60ビル、プリンスホテル、ワールドインポートマートビル、文化会館ビル、専門店街アルバの五つのビルから成り、地下二階、三階には駐車場もある。
それぞれの共通階は地上、地下一階なので、とりあえずエレベーターで地上まで戻ってから、サンシャイン60ビルに入り、五十九階にあるスカイレストランに向かった。
お店に入ると個室に案内され、さすが高層階なだけあり、眺めがいい。
レストランではテーブルクロスが二重に敷かれているけれど、下をアンダークロス、上の汚れたらサッと取り替える物をオーバークロスと言う。
このお店のオーバークロスは赤で、天井にあるシャンデリアカバーも赤くて、「中華レストランに来たぞ!」という気持ちになる。
席に着いたあと、涼さんはメニューを広げて言った。
「いつもコースだから、ラストは好きな物を食べようと思って。とりあえず気になった物、なんでも頼んでいいから、みんなでシェアして食べよう」
「わあぁ……」
感動のあまり泣きそうになっていると、恵から「チョロいからやめなって」と注意されてしまった。
そのあと、飲み物をオーダーしてからワクワクしてメニューを覗き、小龍包、蒸し鶏にクラゲ、フカヒレスープに北京ダック、夢のフカヒレ姿煮込み、空芯菜の炒め物、麻婆豆腐にエビチリ、エビマヨ、アワビのクリーム煮、牛リブロース、あんかけ焼きそばにカニ五目炒飯など、みんなで分けて食べた。
ラストに杏仁豆腐とマンゴープリンで迷っていたら、尊さんに「迷うぐらいなら両方いけ」と許可をもらったので、二つとも美味しくいただいた。
恵が立ちあがったので、涼さんはあからさまにホッとした顔をしている。
「あとでアイスかチョコ買ってあげるからね」
「人を何歳児だと思ってるんですか」
恵はそう言ったあと、ポスンと隣の雲シートに座った。
「お邪魔します」
尊さんに言われて、私は「おいでませ」と歓迎して靴を脱ぐ。
五つある雲シートは円形のソファベッドみたいな形をしていて、丸くて小さなクッションが幾つも置かれてある。
足を伸ばすと縁から少しはみ出てしまうけれど、十分くつろげるスペースがある。
その前方には芝シートが三つあり、床の上にエアウィーヴのマットが置かれてあって、本当の意味でゴロッと寝転べる所だ。
芝シートの足元、プラネタリウムの端には、オレンジ色の光を放つランタンが幾つも置かれていて雰囲気がある。
雲シートの後ろは一般シートになっていて、百七十席あるそうだ。
「後ろに人が大勢いるのに、カップルで横になってるの、ちょっと恥ずかしいですね」
「まぁな」
尊さんにコソコソ話しかけると、彼も小声で返事をしてくれる。
けれどこっそりと手を握ってきて、私は薄暗いなかニヤァ……と笑ってしまった。
始まる前、ウェルカムドームには花火が打ち上がっていた。
本物の夜空みたいな空間に、昨晩見た本物そっくりの花火が何発も打ち上がっている。
普通の花火の他に、ニコちゃんマーク、月のマークとか、色んな形、色の花火が次々に打ち上がっていて、待ち時間でも十分に楽しめた。
私は上映時間まで尊さんと小声で話し、いよいよ暗くなって始まったあとは、ドキドキと胸を高鳴らせた。
女優さんがナレーションを務めるなか、一面に広がる釧路湿原や知床の風景、鳥の鳴き声や虫の音、大自然の中に生きる野生動物などが映り、ときおり北海道をイメージしたアロマが香ってくる。
優しい声や、ゆったりした気持ちになるヒーリングミュージックを聞きながら、まさに降ってきそうな星空を見て、震えるほどの感動を味わった。
近年では北海道でもオーロラが見られるらしく、北海道ぐらいの緯度だと色は赤いそうだ。
他にもアイヌの人たちが神話や民話と共に語った星などの紹介もあり、すっかりリラックスして北海道の自然を満喫したあとは、広大な大地の向こうから夜明けが迫ってくるのを見て、現実に戻ってきた。
「ふわぁー……」
壮大な旅をしてきた気持ちになった私は、ゆっくり起き上がって髪を整える。
「凄かったな」
「プラネタリウム、しゅき……」
「そうか、また来ような」
尊さんは私の頭を撫でてから立ちあがり、「ほれ」と手を差しだしてくる。
「ありがとうございます」
彼の手を借りて立ちあがると、隣のシートでも恵が同様にしていたところだ。
「よし、じゃあ飯行くか」
「めし! めし!」
私は尊さんの言葉を聞いてはしゃぐ。ストマックはすでに臨戦態勢だ。
「お次は中華だよ」
涼さんに言われ、私はグッと拳を握った。
プラネタリウムはサンシャインシティの、ワールドインポートマートビルの屋上にある。
サンシャインシティは、サンシャイン60ビル、プリンスホテル、ワールドインポートマートビル、文化会館ビル、専門店街アルバの五つのビルから成り、地下二階、三階には駐車場もある。
それぞれの共通階は地上、地下一階なので、とりあえずエレベーターで地上まで戻ってから、サンシャイン60ビルに入り、五十九階にあるスカイレストランに向かった。
お店に入ると個室に案内され、さすが高層階なだけあり、眺めがいい。
レストランではテーブルクロスが二重に敷かれているけれど、下をアンダークロス、上の汚れたらサッと取り替える物をオーバークロスと言う。
このお店のオーバークロスは赤で、天井にあるシャンデリアカバーも赤くて、「中華レストランに来たぞ!」という気持ちになる。
席に着いたあと、涼さんはメニューを広げて言った。
「いつもコースだから、ラストは好きな物を食べようと思って。とりあえず気になった物、なんでも頼んでいいから、みんなでシェアして食べよう」
「わあぁ……」
感動のあまり泣きそうになっていると、恵から「チョロいからやめなって」と注意されてしまった。
そのあと、飲み物をオーダーしてからワクワクしてメニューを覗き、小龍包、蒸し鶏にクラゲ、フカヒレスープに北京ダック、夢のフカヒレ姿煮込み、空芯菜の炒め物、麻婆豆腐にエビチリ、エビマヨ、アワビのクリーム煮、牛リブロース、あんかけ焼きそばにカニ五目炒飯など、みんなで分けて食べた。
ラストに杏仁豆腐とマンゴープリンで迷っていたら、尊さんに「迷うぐらいなら両方いけ」と許可をもらったので、二つとも美味しくいただいた。
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