【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

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元彼に会う前に 編

めちゃめちゃにして ☆

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 私の言葉を聞いた瞬間、尊さんは目を細めて私を睨んでくる。

 その目の奥にはあきらかな情欲に加え、私に反撃された事への喜びも宿っていた。

 彼は私の耳元に顔を寄せ、耳たぶに唇をつけて囁いてきた。

「いやらしい朱里のおねだり通り、熱くとろけた所を可愛がってやろうな」

「っ~~~~っ!」

 低い声がボソボソッと耳朶を打ち、私は腰を反らして体を震わせる。

「声だけで感じたのかよ。やらしい女だな、おい」

 尊さんは私の耳たぶをチュパッとしゃぶり、首筋から鎖骨、肩にかけてキスをしながら、クロッチを指の腹でグッと押してきた。

「ん……っ、ぁ、あ……っ」

 キスをしただけで濡らしてしまっていた私の秘部は、下着越しに触られただけでグチュリと粘液質な音を立てる。

「ん? ここ、もう硬くなってるな」

 尊さんは私の顔を見て愉悦の籠もった笑みを浮かべ、布越しに淫芽をカリカリと引っ掻いてきた。

「や……っ、ぁ、あ……そこ……っ」

 私はか細い声で善がり、体をくねらせて彼から与えられる淫悦から逃れようとする。

「気持ちいい? じゃあ、もっと気持ちよくなろうな」

 尊さんは優しく笑うと私の乳房に舌を這わせ、ツ……と透明な軌跡を描きながら、なだらかな丘を舐めてくる。

 ときおり熱い吐息が乳首に掛かるけれど、彼はそこに触れず焦らすように乳輪を舌で辿った。

 いっぽうで手は下着の中に潜り、愛蜜をすくい取った指先でコリコリと肉芽を転がしてくる。

「ン、ん……っ、んぅ、や、あぁ、……きもち、の、……や……っ」

 無意識に「いや」と言ってしまった私の言葉を聞き、尊さんは秘所を弄る手をピタリと止めた。

「『嫌』? じゃあ、やめてもいいか?」

 愉しげに言われ、私は潤んだ目で彼を睨んだ。

「……やだ……。……し、して……」

 弱々しくおねだりすると、尊さんは満足げに微笑み、私の額にチュッとキスをした。

「いい子」

 そのあと尊さんは私の下着を脱がせて一糸まとわぬ姿にすると、自分も下着を脱ぐ。

(わ……、久しぶりに見たかも)

 間接照明に照らされた、彼の素肌の美しさに目を奪われ、私は赤面してポーッと放心した。

 普段はスーツで隠されている速水部長の体が、鍛えられていて腹筋バキバキなんて知ったら、綾子さん辺りは鼻血を出して失神するだろう。

(……私だけのものだもん)

 一人優越感を得た私は、両腕を伸ばして尊さんを抱き締める。

「……大好き」

 囁くと、尊さんも私を見て優しく微笑んでくれた。

「俺も朱里の事、大好きだよ。愛してる」

 彼が口にしたのはシンプルだけど、それ以上ない愛情表現の言葉だ。

 ――嬉しい。

 心の奥底まで、尊さんの愛情が染み入っていく。

 知らずと、私は眦から涙を零していた。

「……お願い。一時的でもいいの。不安な事を全部忘れられるぐらい、めちゃめちゃにして」

 先ほど認識した、お父さんの死を覚えていない出来事は、私にかなりのショックを与えていた。

 お父さんはもう亡くなっているから、急いでも急がなくても何も変わらない。

 私が知るタイミングが早くなるかどうかの問題だ。

 尊さんが言ったように、まずはすべき事をこなしてから、ゆっくりお父さんの死と向き合うべきなんだろう。

 でも、どうして大好きなお父さんの事を忘れてしまったのか、謎で堪らない。

(何があったの? 過去の私……)

 涙を流し不安そうな顔をしていたからか、尊さんは私の目元にチュッとキスをして涙を吸い取った。

「分かった。他の事を考えられないようにしてやるよ」

 尊さんは今までの攻めて楽しむ顔ではなく、心から私を慈しむ表情で微笑み、もう一度チュッとキスをしてくれた。

 そのままキスは深くなり、私は尊さんの唇を味わいながら、乳房を揉まれ、蜜孔に指を入れられて切ない呼吸を繰り返す。

 彼の柔らかく温かい舌に自分のそれを絡め、吸うだけでも精一杯なのに、濡れた蜜孔を太く長い指でほじられ、体の奥から切なさがこみ上げて堪らない。

「はぁ……っ、あ、……みこと、さん……っ」

 尊さんの名前を呼ぶと、彼は返事をするように音を立てて私の唇をついばみ、キュッと乳首を摘まんだ。
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