【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

文字の大きさ
205 / 810
元彼に会う前に 編

今日はじっくりできなさそうだ ☆

しおりを挟む
「んっ! んぅぅ……っ」

 私はジーンと全身に染み入る悦楽を、顔を仰のけて受け入れる。

 尊さんが指を動かすたびにグチュグチュといやらしい音が立ち、たっぷりと濡れて柔らかくなった場所が好きなように弄られているのを知る。

 と、油断していた時に、興奮してピンと硬くなっていた肉芽をクリュンと撫でられ、大きな声が口を突いて出た。

「はぁんっ!」

 そこに触れられた瞬間、物凄い淫悦が全身にビリビリッと伝わり、堪らなくなった私は体を揺さぶって快楽を表現する。

「可愛い……」

 尊さんはそんな私をうっとりとした目で見て、不意に乳房に顔を寄せると、見せつけるように舌を出し、上目遣いに私を見ながら乳首を舐めてきた。

「ん……、んぅ、ん、あぁ、あ……」

 ネロネロといやらしく乳首を舐められ、私は切ない声を漏らす。

 舌の動きはとても優しいのに、蜜孔をほじられ淫芽をヌチュヌチュと撫でられる刺激は強く、私は呼吸を乱して高まりを迎える。

「駄目……っ、だめ、だめ、……ぁ、……ぁ、あ……っ!」

 とうとう大きな快楽の波にさらわれた私は、尊さんの頭をギュッと抱き締めて全身を大きく震わせた。

 私はトロンとした目で中空を見て、半開きになった口端から涎を垂らす。

 尊さんは私の胸元に顔を押しつけていたけれど、やがて私が脱力したあと「ぷはっ」と息を吐き顔を上げた。

「朱里の胸で窒息するなら、いいのかもな……」

 真顔でそんな事を言うものだから、私は快楽の残滓に浸りながらも思わず笑ってしまう。

 彼は微笑む私を見て優しい顔をしてから、少し余裕のない表情になりベッドサイドの引き出しに手を伸ばす。

「……悪い。今日はじっくりできなさそうだ」

「ううん。私も早く尊さんがほしい」

 もう十分すぎるほど愛撫されてぐっしょり濡れているし、体が早く硬く大きなモノに貫かれたがっている。

 尊さんは手早くゴムをつけ、目に熱を宿して私を見下ろす。

「抱くぞ」

 短く告げたあと、彼は私の太腿を抱え上げ、濡れそぼった蜜孔に亀頭を押しつけた。

 ――くる。

 ――大きいの、きちゃう……。

 私は期待に胸を高鳴らせ、ふーっ、ふーっ、と呼吸を繰り返す。

 と、尊さんは荒い息を吐いたあと、慎重に腰を進めてきた。

「んっ……、んぅぅ……」

 挿入されるのは久しぶりに思え、蜜口は十分に濡れて柔らかくなっているはずなのに、私はきつさを覚えてうめく。

「痛いか?」

 けれど尊さんに気遣われ、私はフルフルと首を横に振る。

「入れて……」

 吐息をつきながらねだると、彼は「痛かったら言えよ」と私の頭を撫でてから、さらにグッと腰を突き入れてきた。

「んあぁあっ!」

 硬くたくましい肉棒がヌルンッと体内に入ってきたのを感じた私は、艶冶な声を上げ蜜壷を締める。

「……っ、あぁ……っ、くそっ、締まりが良すぎる……っ」

 尊さんが怒ったような声で言ったので、私はなんとなく不安になってしまい、潤んだ目で彼を見上げた。

「……痛い……?」

 小さな声で窺うと、彼はクシャリと笑う。

「すっげぇ気持ちいい。……ちょっとぶりだから、やべぇ……。腰溶ける……」

 そんなふうに言われると、自分の体で気持ちよくなってもらえているのが、とても嬉しくなった。

「もっとしていいよ。気持ちよくなって」

 囁くように言い、尊さんの頬に手を伸ばしたけれど、彼は私の手を大事そうに両手で包み、首を横に振った。

「俺だけ気持ちよくなっても駄目だって、前に言っただろ」

 そして彼はまた、騎士が姫にするように手の甲にキスをし、優しい目で私を見つめてくる。

「っ~~~~……、……しゅき……」

 彼の何気ない行動だけでも、キューンとときめいてしまった私は、顔を真っ赤にし目を潤ませて呟いた。

「もうちょっと我慢してくれ」

 尊さんは優しく微笑んだあと、私の腰を掴んでズッ、ズッと淫刀を押し込んできた。
しおりを挟む
感想 2,607

あなたにおすすめの小説

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

お久しぶりです旦那様。そろそろ離婚ですか?

奏千歌
恋愛
[イヌネコ] 「奥様、旦那様がお見えです」 「はい?」 ベッドの上でゴロゴロしながら猫と戯れていると、侍女が部屋を訪れて告げたことだった。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ

猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。 当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。 それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。 そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。 美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。 「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」 『・・・・オメエの嫁だよ』 執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?

処理中です...