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第四部・婚約 編
双子
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三月十九日の木曜日、仕事が終わったあと香澄は佑と一緒に羽田空港に向かった。
翌日の金曜日は春分の日で、世間は三連休だ。
それに合わせて、どうやら佑の祖父は箱根の温泉を抑えたらしい。
今日はこれから空港まで佑の祖父母を迎えに行く。
勿論、別ルートでアンネや律たちも集まるようで、今日は祖父母はアンネの家に泊まるようだ。
金曜日の午前中にまた集まって、ランチを取ってから一時間半のドライブを経て箱根温泉にある高級旅館『沙羅花天』に行き、日曜日まで二泊三日で温泉を満喫。
その後、東京に戻り、祖父母は花見に適した時期になるまで、都心のホテルに滞在するとの事だ。
「今日はご挨拶するだけ?」
「そう。挨拶なら明日ランチの時でもいいんだけどな。『早く会いたい』って言うもんだから」
「うんうん。遠くドイツにいるお祖父ちゃん、お祖母ちゃんなら、孫に会いたくて堪らないんだよ」
「孫って言っても、もう三十二歳なんだけどな」
佑が困ったように笑い、シートの上の香澄の手を撫でる。
今日は仕事終わりに佑の祖父母に会っても失礼ではないように、ベージュのラップワンピースを着ていた。
幸いにも祖父母と会う予定があるからか、佑はスケジュールを調整していて、今日は取引先相手と会う事はなかった。
なので香澄も、比較的ラフな格好で出勤できていた。
「お食事は済んでるの?」
時刻は十八時過ぎで、これからディナーと言われても頷ける時間帯だ。
「どうだろうな? 機内食をとっていても不思議ではないが……。呼ばれて、本当に挨拶だけで済むなら、二人でどこか食事をしてから帰ろうか」
「うん」
返事をしてから、確かにプライベートジェットとはいえ、ドイツから日本までのフライトを経て、到着してすぐどこかでディナーをして……は、正直疲れると思う。
(だからきっと、ご挨拶だけかな)
手土産を用意しようとしたが、佑に「毎回来るたびに用意していたらキリがないから、何もなくていいよ」と言われてしまった。
佑と何気ない会話をしている間、間もなく車は羽田空港に到着した。
「佑!」
空港内に入って歩いていると、聞き慣れた女性の声がし、あちらから澪が小走りに近付いてきた。
黒いダウンジャケットにスキニー、黒いブーツというシンプルな服装だが、抜群にスタイルがいいのでモデルのようだ。
「こんばんは、澪さん」
「こんばんは、香澄さん」
挨拶をしたあと、澪が佑の腕に手を絡め、恋人のように歩き出す。
(ブラコンなんだなぁ……)
それを微笑ましく見て、香澄は二人から一歩離れたところで歩く。
「こら、澪」
「いーじゃん」
到着ロビーの向こう側には、背の高い四人組――衛、アンネ、律、翔と、陽菜がいた。
(あ、そっか。アンネさんは個人投資家で、律さんと翔さんはクラウザージャパンの重役だから、時間に都合つくよね……)
衛のみ、地方公務員なので恐らく定時に上がったあと、駆けつけたのだろう。
「こんばんは」
彼らのもとにつき、香澄はペコリと頭を下げる。
「こんばんは、香澄さん」
全員が感じよく挨拶してくれ、香澄は内心安堵した。
そのあと、何気ない雑談をしながら佑の祖父アドラーと、祖母節子を待った。
プライベートジェットでの到着なので、本来ならそのまま車に乗って都心に出てしまえるのだが、空港で落ち合う事になっているようだ。
アンネと澪はベンチに座り、香澄も最初立っていたのだが、澪に「香澄さんも座ったら?」と隣に座らされてしまう。
周りにはとんでもないイケメンが自分たちを囲んでいるので、周囲の目が痛い。
やがて佑のスマホが通知を知らせ、彼が「こっちに着いたみたいだけど」と左右を見回す。
香澄も思わず立ち上がり、佑と一緒に彼の祖父母を探そうとする。
――と、「タッスクー!!」と底抜けに明るい声がし、こちらにバタバタ走ってくる男性が二人見えた。
「なんで来た!?」
佑が思わず声を上げ、両手で頭を抱えて体をよじらせる。
(……佑さんがこんな反応するなんて、珍しい……)
迫り来る長身の男性二人と佑を見比べ、香澄は彼らの後ろから来る佑の祖父母らしい人陰を見つけて背筋を伸ばす。
「久しぶりだね!」
やがてこちらまでやって来た二人――噂の双子は、まったく同じ笑顔でニカッと笑った。
片方は右側の前髪をサイドに流してセットし、もう片方は左側の前髪を横に流している。
(アロイスさんとクラウスさん……。どっちがどっちかな)
戸惑っていると、彼らは香澄の前に立ってしばし観察してきた。
(う……)
彼らの視線はジロジロ見たら失礼とか、そういう態度がまったく見えず、堂々と香澄を〝値踏み〟している。
「初めまして。赤松香澄と申します」
何か言われる前に、香澄はハキハキと挨拶をしてペコリと頭を下げた。
「こんちは! 俺はアロイス」
右側の髪をセットしている方がいい、左側の髪をセットしている方も挨拶をしてくれる。
「僕はクラウス! カスミに会えて嬉しいよ!」
「こちらこそ、お会いできて嬉しいです」
(わぁ、本当に日本語が流暢だな)
感動しつつ、香澄はまず握手だと思って右手を差し出した。
――が、その手をグイッと引かれ、気が付けばクラウスの腕の中にすっぽりと包まれ、抱き締められていた。
「ん!?」
「クラ!」
香澄が「あれっ?」と思うのと同時に、佑の苛ついた声がした。
お腹に手が回ったかと思うと、香澄の体がクラウスから引き剥がされる。
その手は誰のものなのか分かっているので、香澄は抵抗せず後ろにいる佑の腕の中に大人しく収まっていた。
「香澄が俺の恋人だっていう事は、分かっているはずだ。そういう事はしないでくれ」
「なんで? 挨拶のビズぐらい、いーじゃん」
「……お前ら、フランス人じゃないだろう。そもそも、ドイツの人間はあまりチークキスをしない国民性のはずだ」
(そうなんだ……)
香澄が一人納得している間にも、佑と双子の応酬は続く。
「でも久しぶりに会った親戚にはするもんでしょ」
そこにアロイスも加勢し、佑が乱暴な溜め息をつく。
「日本の感覚だと距離が近すぎるから、やめてくれと言っているんだ。普通に握手でも構わないだろう」
双子が顔を見合わせたあと、突然クラウスが佑に抱きつき――もとい動きを拘束したかと思うと、アロイスが香澄をハグしてチュッチュッと両方の頬にキスをしてきた。
「ひっ!?」
香澄が狼狽えている傍ら、アロイスは「ヘイ!」と片割れに挨拶をする。
すると今度はクラウスが香澄をハグし、アロイスが佑の動きを封じた。
「お前らなぁ!」
佑がやられている間、後ろで翔は大ウケしてヒイヒイ笑っている。
澪は呆れて観察し、律は双子の珍妙な行動には慣れているのか、早々に陽菜を連れて祖父母を迎えに歩いていっていた。
勿論、衛とアンネも律と共に行ってしまっている。
(こういう扱いなんだ……)
何となく理解した香澄は、いつも余裕たっぷりの佑が従兄とじゃれ合っている姿を見て、微笑ましくなる。
「ねぇ、カスミ。仲良くしてね」
アロイスは改めて香澄と握手をし、目を覗き込んでくる。
「はい、宜しくお願い致します!」
(わぁ、目が青い。綺麗な色だなぁ)
青い目と言っても様々な色味があるが、双子の目はアクアマリンのような色をしている。
「素敵な色の目ですね」
果たして外国人相手に目の色を褒めるのは、プラスに働くのか分からないが、香澄は素直に褒めてみる。
「ありがと。俺たちが住んでいる都市は南ドイツなんだけど、オーパのお母さん(ムッティ)が北欧圏の人でね。そのせいもあって、色素の薄さが覚醒遺伝してるんだと思う。本来ならオーマが日本人だから、色素が強く出がちだと思うんだけど……。叔母さん(タンテ)もタスクたちも色素薄めだろ? まー、よく分かんないけど、こっちの血がガチガチに強いのかもね!」
適当な感じで言って「あはは!」と笑い、アロイスは香澄の肩を組んだ。
「よし、オーパとオーマに挨拶いくよ」
「は、はい」
自然な流れで肩を組まれ、香澄は少しドキドキして歩き始める。
気が付けばクラウスが反対側に立ち、香澄の肩を抱いていた。
すっかり双子ペースになってしまい、佑はこの短時間ですっかり疲れた表情になっている。
翌日の金曜日は春分の日で、世間は三連休だ。
それに合わせて、どうやら佑の祖父は箱根の温泉を抑えたらしい。
今日はこれから空港まで佑の祖父母を迎えに行く。
勿論、別ルートでアンネや律たちも集まるようで、今日は祖父母はアンネの家に泊まるようだ。
金曜日の午前中にまた集まって、ランチを取ってから一時間半のドライブを経て箱根温泉にある高級旅館『沙羅花天』に行き、日曜日まで二泊三日で温泉を満喫。
その後、東京に戻り、祖父母は花見に適した時期になるまで、都心のホテルに滞在するとの事だ。
「今日はご挨拶するだけ?」
「そう。挨拶なら明日ランチの時でもいいんだけどな。『早く会いたい』って言うもんだから」
「うんうん。遠くドイツにいるお祖父ちゃん、お祖母ちゃんなら、孫に会いたくて堪らないんだよ」
「孫って言っても、もう三十二歳なんだけどな」
佑が困ったように笑い、シートの上の香澄の手を撫でる。
今日は仕事終わりに佑の祖父母に会っても失礼ではないように、ベージュのラップワンピースを着ていた。
幸いにも祖父母と会う予定があるからか、佑はスケジュールを調整していて、今日は取引先相手と会う事はなかった。
なので香澄も、比較的ラフな格好で出勤できていた。
「お食事は済んでるの?」
時刻は十八時過ぎで、これからディナーと言われても頷ける時間帯だ。
「どうだろうな? 機内食をとっていても不思議ではないが……。呼ばれて、本当に挨拶だけで済むなら、二人でどこか食事をしてから帰ろうか」
「うん」
返事をしてから、確かにプライベートジェットとはいえ、ドイツから日本までのフライトを経て、到着してすぐどこかでディナーをして……は、正直疲れると思う。
(だからきっと、ご挨拶だけかな)
手土産を用意しようとしたが、佑に「毎回来るたびに用意していたらキリがないから、何もなくていいよ」と言われてしまった。
佑と何気ない会話をしている間、間もなく車は羽田空港に到着した。
「佑!」
空港内に入って歩いていると、聞き慣れた女性の声がし、あちらから澪が小走りに近付いてきた。
黒いダウンジャケットにスキニー、黒いブーツというシンプルな服装だが、抜群にスタイルがいいのでモデルのようだ。
「こんばんは、澪さん」
「こんばんは、香澄さん」
挨拶をしたあと、澪が佑の腕に手を絡め、恋人のように歩き出す。
(ブラコンなんだなぁ……)
それを微笑ましく見て、香澄は二人から一歩離れたところで歩く。
「こら、澪」
「いーじゃん」
到着ロビーの向こう側には、背の高い四人組――衛、アンネ、律、翔と、陽菜がいた。
(あ、そっか。アンネさんは個人投資家で、律さんと翔さんはクラウザージャパンの重役だから、時間に都合つくよね……)
衛のみ、地方公務員なので恐らく定時に上がったあと、駆けつけたのだろう。
「こんばんは」
彼らのもとにつき、香澄はペコリと頭を下げる。
「こんばんは、香澄さん」
全員が感じよく挨拶してくれ、香澄は内心安堵した。
そのあと、何気ない雑談をしながら佑の祖父アドラーと、祖母節子を待った。
プライベートジェットでの到着なので、本来ならそのまま車に乗って都心に出てしまえるのだが、空港で落ち合う事になっているようだ。
アンネと澪はベンチに座り、香澄も最初立っていたのだが、澪に「香澄さんも座ったら?」と隣に座らされてしまう。
周りにはとんでもないイケメンが自分たちを囲んでいるので、周囲の目が痛い。
やがて佑のスマホが通知を知らせ、彼が「こっちに着いたみたいだけど」と左右を見回す。
香澄も思わず立ち上がり、佑と一緒に彼の祖父母を探そうとする。
――と、「タッスクー!!」と底抜けに明るい声がし、こちらにバタバタ走ってくる男性が二人見えた。
「なんで来た!?」
佑が思わず声を上げ、両手で頭を抱えて体をよじらせる。
(……佑さんがこんな反応するなんて、珍しい……)
迫り来る長身の男性二人と佑を見比べ、香澄は彼らの後ろから来る佑の祖父母らしい人陰を見つけて背筋を伸ばす。
「久しぶりだね!」
やがてこちらまでやって来た二人――噂の双子は、まったく同じ笑顔でニカッと笑った。
片方は右側の前髪をサイドに流してセットし、もう片方は左側の前髪を横に流している。
(アロイスさんとクラウスさん……。どっちがどっちかな)
戸惑っていると、彼らは香澄の前に立ってしばし観察してきた。
(う……)
彼らの視線はジロジロ見たら失礼とか、そういう態度がまったく見えず、堂々と香澄を〝値踏み〟している。
「初めまして。赤松香澄と申します」
何か言われる前に、香澄はハキハキと挨拶をしてペコリと頭を下げた。
「こんちは! 俺はアロイス」
右側の髪をセットしている方がいい、左側の髪をセットしている方も挨拶をしてくれる。
「僕はクラウス! カスミに会えて嬉しいよ!」
「こちらこそ、お会いできて嬉しいです」
(わぁ、本当に日本語が流暢だな)
感動しつつ、香澄はまず握手だと思って右手を差し出した。
――が、その手をグイッと引かれ、気が付けばクラウスの腕の中にすっぽりと包まれ、抱き締められていた。
「ん!?」
「クラ!」
香澄が「あれっ?」と思うのと同時に、佑の苛ついた声がした。
お腹に手が回ったかと思うと、香澄の体がクラウスから引き剥がされる。
その手は誰のものなのか分かっているので、香澄は抵抗せず後ろにいる佑の腕の中に大人しく収まっていた。
「香澄が俺の恋人だっていう事は、分かっているはずだ。そういう事はしないでくれ」
「なんで? 挨拶のビズぐらい、いーじゃん」
「……お前ら、フランス人じゃないだろう。そもそも、ドイツの人間はあまりチークキスをしない国民性のはずだ」
(そうなんだ……)
香澄が一人納得している間にも、佑と双子の応酬は続く。
「でも久しぶりに会った親戚にはするもんでしょ」
そこにアロイスも加勢し、佑が乱暴な溜め息をつく。
「日本の感覚だと距離が近すぎるから、やめてくれと言っているんだ。普通に握手でも構わないだろう」
双子が顔を見合わせたあと、突然クラウスが佑に抱きつき――もとい動きを拘束したかと思うと、アロイスが香澄をハグしてチュッチュッと両方の頬にキスをしてきた。
「ひっ!?」
香澄が狼狽えている傍ら、アロイスは「ヘイ!」と片割れに挨拶をする。
すると今度はクラウスが香澄をハグし、アロイスが佑の動きを封じた。
「お前らなぁ!」
佑がやられている間、後ろで翔は大ウケしてヒイヒイ笑っている。
澪は呆れて観察し、律は双子の珍妙な行動には慣れているのか、早々に陽菜を連れて祖父母を迎えに歩いていっていた。
勿論、衛とアンネも律と共に行ってしまっている。
(こういう扱いなんだ……)
何となく理解した香澄は、いつも余裕たっぷりの佑が従兄とじゃれ合っている姿を見て、微笑ましくなる。
「ねぇ、カスミ。仲良くしてね」
アロイスは改めて香澄と握手をし、目を覗き込んでくる。
「はい、宜しくお願い致します!」
(わぁ、目が青い。綺麗な色だなぁ)
青い目と言っても様々な色味があるが、双子の目はアクアマリンのような色をしている。
「素敵な色の目ですね」
果たして外国人相手に目の色を褒めるのは、プラスに働くのか分からないが、香澄は素直に褒めてみる。
「ありがと。俺たちが住んでいる都市は南ドイツなんだけど、オーパのお母さん(ムッティ)が北欧圏の人でね。そのせいもあって、色素の薄さが覚醒遺伝してるんだと思う。本来ならオーマが日本人だから、色素が強く出がちだと思うんだけど……。叔母さん(タンテ)もタスクたちも色素薄めだろ? まー、よく分かんないけど、こっちの血がガチガチに強いのかもね!」
適当な感じで言って「あはは!」と笑い、アロイスは香澄の肩を組んだ。
「よし、オーパとオーマに挨拶いくよ」
「は、はい」
自然な流れで肩を組まれ、香澄は少しドキドキして歩き始める。
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