【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

文字の大きさ
246 / 1,589
第六部・社内旅行 編

愛情の籠もった本当の交わり ☆

しおりを挟む
「気持ちいいよ、香澄。ほんの数日の出張だったけど、ずっと抱きたかった」

 佑としては、こんなに自分の性欲が蘇ったのも驚きである。

 十代や二十代前半は身体的に性欲旺盛ではあったが、女性に囲まれすぎた環境で「抱きたい」という気持ちにはあまりならなかった。
 それが続き、仕事が忙しくなってからは、義務的に抜いていたと言っていい。

 元カノの美智瑠とも体の関係にはなったが、香澄のように体の相性が良くて嵌まってしまったというほどではない。
 むしろ仕事がきっかけで付き合い始めたので、もっと淡泊な関係だった。

 だからこそ、香澄のように側にいて佑を無条件で愛し、求めてくれる存在が心地いい。
 そしてこの素晴らしい体が、自分を想って磨き上げられたものだと思うと、本気で毎日抱きたいぐらいだ。

 数年ぶりに佑に性欲を自覚させ、〝女〟を求めさせてくれたのが香澄だ。

 欲情、肉欲、嫉妬、独占欲……。
 そんな感情も、随分久しぶりに味わった。

 今の自分は、誰かに「お前は女で堕落した」と言われても仕方がないぐらいだと思っている。
 そう言われないように、仕事面で手を抜いているつもりはないのだが。

 いつもなら高嶺の花にも思える清廉な秘書が、目の前でとろけた顔をして甘い声を上げている。
 こんな可愛い生き物に夢中にならない男がいたら、見てみたい。

 他の男性社員や社外の男も、香澄を女性として意識した目で見ている。
 だから佑は見せびらかす気持ちで、秘書としての香澄を連れて歩いているとも言える。

(ああ、可愛い。可愛い……。くそっ、可愛い……っ)

 香澄がいるだけで、普段どれだけ仕事を頑張れるかなど、彼女は知るよしもないだろう。

 接待先の管理職連中が、香澄に粘ついた視線を送るのを見て、毎回イライラしている。
 そんな視線に気付かす、香澄は松井とのほほんと休憩時間にお茶をするのが、仕事中のオアシスだと言う。
 そんなささやかな望みを持つ、あまりにも普通な彼女が愛しすぎる。

 ――手放したくない。

 手放す予定もないのに、次から次へと必死すぎる自分が出てきて、その強い想いで香澄をどうにかしてしまいそうだ。

「香澄……っ、香澄」

 気が狂いそうな思いを込めて、佑は遮二無二香澄を穿つ。
 熱くとろけた肉襞に、屹立が包まれてきつく吸われ、頭がおかしくなりそうなほど気持ちいい。

 ――香澄は、麻薬に似ている。

 体験した事もないのに、ふとそんな言葉が脳裏に浮かんで佑は自嘲した。
 もうとっくのとうに、自分は香澄に溺れているのだ。

 もしかしたら、彼女がバニーガールの格好をして現れたあの瞬間から、自分はノックアウトされていたのかもしれない。

「佑さん……っ、ぁあ、佑さ……っ、ん、あ、あぁっ」

 顔はおろか、胸元まで真っ赤に染めた香澄が両手を差し出してくる。
 恋人繋ぎで迎え入れてあげれば、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

(あ、セックスフラッシュが出てる。香澄が俺で感じてくれてる)

 香澄は快楽が最高潮になると、必ずと言っていいほど胸元まで真っ赤になる。
 白い肌が絶頂と興奮で赤くなるのを見るのが、佑は何よりも好きだった。
 普段刺激を受けていないと色が薄い乳首も、感じ切って濃い色になっている。

 佑が深く腰を突き入れるたび、香澄の奥がどんどん締まっていって、最後にギュウッと佑の屹立を締め上げる。

 相手が香澄だからこそ、佑は本物のセックスができていた。
 ただの性処理などではない、愛情の籠もった本当のセックスだ。

 香澄と接していると、何一つ作った感情が出ない。
 自分自身がとてもまっさらな、綺麗なものになれたようにも感じられる。

 同時に、嫉妬している時はとてもドロドロした感情にも見舞われるが――。

 そのどれもが、新鮮で堪らない。

 だからこそ、自分は香澄という存在に本当の意味で溺れているのだ。





(あ……。佑さん、またあの顔してる)

 何度も絶頂に押しやられた香澄は、意識を飛ばしそうになりながら、婚約者の顔をぼんやりと見ていた。

 佑と体を重ねていると、彼は今にも泣きそうな顔をするのだ。
 目に熱と欲を孕ませ、この上なく愛しいという顔をしながら、今にも脆く泣いてしまいそうな顔をする。

「どうしたの、大丈夫だよ」と抱き締めたくても、手を泳がせるうちにまた次の波に攫われてしまう。
しおりを挟む
感想 575

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

元カノと復縁する方法

なとみ
恋愛
「別れよっか」 同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。 会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。 自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。 表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処理中です...