【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

文字の大きさ
1,231 / 1,589
第十九部・マティアスと麻衣 編

私が気持ちよくなったら、この人は喜んでくれるんだ ☆

しおりを挟む
「んぁああ……っ! あっ、そこは……っ」

 とっさに下腹部に力を込めると、マティアスが嬉しそうに笑った。

「気持ちいいんだな? じゃあ、ここを可愛がろう」

 マティアスは指で膣壁を優しく擦りながら、親指で麻衣の肉芽を愛撫する。

「あ……っ、ぁ、あ……。ん……っ、んぁ、あぁ……」

 今までマティアスの手を見て、「大きくて綺麗な手だな」と感じていた。

 自分はバレー部出身で、体格がいいのも相まって、掌が肉厚でがっしりとした手をしている。
 香澄のように華奢な〝女性の手〟ではないと開き直っていた。

 けれどマティアスの手は、身長が高いのも相まって本当に大きい。

 彼の手と並べると、自分の手がとても小さくて〝女性の手〟に見えてしまう。

 そうすると、今まで無視してきた自分の性別を痛感させられる。

 気がつけば麻衣は、マティアスと過ごしている間、ずっと彼の手や体格を意識していた。

 その〝男の手〟が、今自分を愛撫し、指で膣内を暴いている。

(マティアスさんの手が……っ)

 あの大きく美しい手が、お世辞にも綺麗とは言いがたい場所に潜り、自分に快楽を与えてくれている。

 そう思うと、どうしてか泣きたくなった。

 膣内を愛撫されて嬌声を漏らし、切なげに開いた口からは涎が零れてしまいそうになる。

 こんな美形のドイツ人男性に愛されているなんて、いまだに信じられない。

「マ……っ、マティア、す、……っさ……っ」

 手探りで彼を求めると、額にキスをされる。

「なんだ? マイ」

 彼の名前を呼ぶと、愛しげに応えてくれる。
 その声を聞いて、胸の奥がキュウッと切なく締め付けられた。

 さらに太腿には、先ほどからずっとガチガチに強張った屹立が押しつけられていた。

(興奮してくれてる……)

 今まで〝男性が勃起する〟と聞くと、半分揶揄の籠もった感情を抱いていた。
 動画では興味半分で、リアルで聞けばドン引きしてしまう時だってある。

 それを「嬉しい」と感じる日がくるなんて、思いもしなかった。

「……す、…………す、き…………っ。…………か、かも……っ」

 震える声で告白した時、目元を覆っていた彼の手が外れた。

(まぶし……)

 バスルームは落ち着いた明るさのライトで照らされていたが、ずっと目を閉じていたので、当然眩しく感じる。

 目を瞬かせると、少しぼやけた視界の中で、マティアスがどこか呆けた顔をしているのが見えた。

 その表情がゆっくりと笑み崩れ、今まで見た事のない心からの笑顔になる。

「…………!」

 彼の笑顔を見て、胸がドキンッと高鳴った。

 そして何とも言えない感情がこみ上げ、麻衣まで泣き笑いの表情になってしまう。

「俺も好きだ。大好きだ。……愛してる」

 マティアスは幸せそうに笑い、堪らないというようにまた麻衣の唇にキスをしてきた。

「んっ、……ん、――ン」

 膣壁を擦られ、肉芽をコリコリと転がされながら、口元ではうっとりするようなキスをされ、夢見心地になる。

(幸せだ。……こんな幸せでいいのかな……)

 麻衣はそう思いながら、マティアスの舌をおずおずと舐め返し、彼の舌先にチュッとキスをする。

 お腹の奥では快楽の熾火が育ち、気を抜くと絶頂してしまいそうだ。

 けれど人の前で絶頂するなど恥ずかしく、先ほどから懸命に堪えている。

「マイ。ナカがヒクヒクしていて可愛い。気持ちいいか?」

「う……、う……ん。き……きもち、……いい」

 マティアスと目を合わせて「気持ちいい」と言うのはハードルが高く、麻衣は彼の首元に顔を埋めてボソッと返事をする。

「そうか。嬉しい。達けそうだったら、いつでも達ってくれ」

 マティアスは嬉しそうに微笑み、横を向いた麻衣の耳やこめかみ、頬にキスをしながら、なおも指を蠢かかせた。

「ん……っ、んぅ、あ、……ん……っ」

 話す事で快楽を誤魔化していたが、そろそろ我慢しきれなくなっていた。

(駄目……っ。達っちゃう……っ)

 麻衣が反射的に首を左右に振った時、彼女の耳元でマティアスが囁いた。

「気持ち良かったら、俺のために達ってくれ」

 目を開けると、マティアスのがっしりとした肩や鎖骨が見える。
 素直に美しいと思える、均整の取れた男性の肉体だ。

(綺麗な人だな……。心も、体も、全部綺麗だ……)

 そう思うと、なぜだか涙がこみ上げてくる。

(私が気持ちよくなったら、この人は喜んでくれるんだ……)

『私なんかがセックスで感じたり、あんあん声を上げても気持ち悪いだけだ』と、自分で自分を否定していた。

 けれどマティアスは、自分のすべてを求めてくれている。

(嬉しい……な……)
しおりを挟む
感想 575

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

元カノと復縁する方法

なとみ
恋愛
「別れよっか」 同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。 会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。 自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。 表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写はすべて架空です。

処理中です...