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夫の嫉妬1 ☆
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その夜――。
燭台のろうそくが揺らめく寝室で、シャーロットは明日のことを思いながら目を閉じていた。隣には夫がいて、安心して眠ることができる。
目を閉じて訪れる柔らかな闇に包まれ、大好きな匂いを嗅ぎながら眠りに就こうとしていた時――。
ギルバートが動く気配があり、少し冷えているシャーロットの耳たぶを、ギルバートがキュッとつまんだ。
「ひゃっ」
驚いてシャーロットは目を開き、目の前の夫をまじまじと見る。
「な、なんですか……?」
「抱くぞ」
ムクッと起き上がったギルバートは、そのままシャーロットに覆い被さってきた。
「えっ? でもギルさまは明日も朝からお仕事が……」
「私に嫉妬させておいて、そう言うのか」
「嫉妬?」
今度こそシャーロットはなんのことか分からず、薄闇の中で目を見開いた。
「……私がいない間、寂しくなかったそうではないか。アリスはともかく……ブレアとセドリックとも話していたのか?」
「え……えぇ……。お茶の時間に少し」
ギルバートが何をして嫉妬しているのか分からないシャーロットは、呆然としたまま頷く。
「君の自由を奪いたい訳ではないが、あまり私以外の男と話してはいけない。……アリスに対して笑顔を向けることだって、私は快く思わないのに」
ガウンを脱ぎ、ギルバートの上半身が晒される。
「しっと……されたのですか?」
ポカンとしている間にシャーロットのネグリジェのボタンも外されるが、彼女はそれにほとんど気がついていない。
「君が見ているのは、私だけでいい。話し相手もできるものなら私一人でいい」
勃然として言うギルバートを、シャーロットは「可愛い」と思った。
「他の男の匂いがついていないか?」
シャーロットの髪をかき分け、ギルバートは執拗に首筋の匂いを嗅いでくる。スンスンと鼻が鳴るのを聞いて、シャーロットは思わずか細い悲鳴をあげていた。
「やぁ……。嗅がないでください。はずかしい、……です」
耳の裏からうなじ、顎の下から首の裏まで、ギルバートは軍用犬のようにしつこく嗅ぎまわる。
その間、はだけてしまった胸元から手が入り込み、シャーロットの胸を揉み始めた。
「ん……、うぅっ」
タプタプと音がするまで弄ぶように揉まれ、シャーロットの胸がギルバートの手の中で躍る。
「や……っ、あぁ。ん、……キス、ください」
始まる前にキスで甘い気持ちになりたいと思ったシャーロットは、そう言ってギルバートにキスを乞う。
「口を開いて舌を出しなさい」
「……ん、……ぇ」
変な要求をされると思いつつ素直に言葉に従うと、ギルバートがシャーロットの舌を包み、唇で愛撫してきた。
「……ぁ、……ぇ」
舌がそのまま持っていかれそうな感覚と、ぬめらかな感触。口腔に唾液が溜まり、思わず嚥下すると舌が引っ込み、それに合わせてギルバートは深く口づけてきた。
「ん……っ、ぁ、う」
舌と舌とが絡み合い、濡れた唇が軽く噛まれる。唇や舌を強く吸われると、頭の奥がジンとしびれた。
天蓋で閉じられたベッドの中にクチュクチュという水音が響き、しばらくしてからやっとシャーロットの唇が解放された。
「っあ……、は」
強く吸われすぎて唇が腫れてしまったのではと思い、シャーロットの頭にぽってりと熟れたイチゴが思い浮かんだ。
「君が望むキスは与えた。あとは私が君を好きに貪らせてもらう」
そう宣言すると、ギルバートはガウンのベルトでシャーロットの手首を戒める。
「えっ?」
「今夜限り、君の手に自由を与えない。私を自由に撫でることも許さない」
「…………」
そんな言葉を言わせてしまうほど、怒らせてしまったのだろうかと思うとシャーロットは悲しくなる。
もし自分が逆の立場だったとして、ギルバートが綺麗な女性と話していたら嫉妬してしまうではないか。……だとしたら、彼の嫉妬も当然だ。
「すみませんでした」
しおらしく謝るシャーロットの言葉に、ギルバートは沈黙を返し彼女の下着を脱がせた。
「……なんだ、キスだけでこんなに濡らせているのか」
下着には透明に光る跡があり、シャーロットの花弁もぬめらかに光っていた。
「だって……。ギルさまが好きだから……」
胸の上に置かれたシャーロットの手の下で、隠れきれなかった胸の肉がプリッとはみ出ている。
「シャル、私に抵抗しないという証拠に両腕を上に上げていなさい」
「はい……」
そういうポーズを取ることは、ギルバートに腋を見せることになる。汗をかく場所を好きな人に見せるのは抵抗があるが、シャーロットは顔を赤くしながらおずおずと両腕を上げた。
燭台のろうそくが揺らめく寝室で、シャーロットは明日のことを思いながら目を閉じていた。隣には夫がいて、安心して眠ることができる。
目を閉じて訪れる柔らかな闇に包まれ、大好きな匂いを嗅ぎながら眠りに就こうとしていた時――。
ギルバートが動く気配があり、少し冷えているシャーロットの耳たぶを、ギルバートがキュッとつまんだ。
「ひゃっ」
驚いてシャーロットは目を開き、目の前の夫をまじまじと見る。
「な、なんですか……?」
「抱くぞ」
ムクッと起き上がったギルバートは、そのままシャーロットに覆い被さってきた。
「えっ? でもギルさまは明日も朝からお仕事が……」
「私に嫉妬させておいて、そう言うのか」
「嫉妬?」
今度こそシャーロットはなんのことか分からず、薄闇の中で目を見開いた。
「……私がいない間、寂しくなかったそうではないか。アリスはともかく……ブレアとセドリックとも話していたのか?」
「え……えぇ……。お茶の時間に少し」
ギルバートが何をして嫉妬しているのか分からないシャーロットは、呆然としたまま頷く。
「君の自由を奪いたい訳ではないが、あまり私以外の男と話してはいけない。……アリスに対して笑顔を向けることだって、私は快く思わないのに」
ガウンを脱ぎ、ギルバートの上半身が晒される。
「しっと……されたのですか?」
ポカンとしている間にシャーロットのネグリジェのボタンも外されるが、彼女はそれにほとんど気がついていない。
「君が見ているのは、私だけでいい。話し相手もできるものなら私一人でいい」
勃然として言うギルバートを、シャーロットは「可愛い」と思った。
「他の男の匂いがついていないか?」
シャーロットの髪をかき分け、ギルバートは執拗に首筋の匂いを嗅いでくる。スンスンと鼻が鳴るのを聞いて、シャーロットは思わずか細い悲鳴をあげていた。
「やぁ……。嗅がないでください。はずかしい、……です」
耳の裏からうなじ、顎の下から首の裏まで、ギルバートは軍用犬のようにしつこく嗅ぎまわる。
その間、はだけてしまった胸元から手が入り込み、シャーロットの胸を揉み始めた。
「ん……、うぅっ」
タプタプと音がするまで弄ぶように揉まれ、シャーロットの胸がギルバートの手の中で躍る。
「や……っ、あぁ。ん、……キス、ください」
始まる前にキスで甘い気持ちになりたいと思ったシャーロットは、そう言ってギルバートにキスを乞う。
「口を開いて舌を出しなさい」
「……ん、……ぇ」
変な要求をされると思いつつ素直に言葉に従うと、ギルバートがシャーロットの舌を包み、唇で愛撫してきた。
「……ぁ、……ぇ」
舌がそのまま持っていかれそうな感覚と、ぬめらかな感触。口腔に唾液が溜まり、思わず嚥下すると舌が引っ込み、それに合わせてギルバートは深く口づけてきた。
「ん……っ、ぁ、う」
舌と舌とが絡み合い、濡れた唇が軽く噛まれる。唇や舌を強く吸われると、頭の奥がジンとしびれた。
天蓋で閉じられたベッドの中にクチュクチュという水音が響き、しばらくしてからやっとシャーロットの唇が解放された。
「っあ……、は」
強く吸われすぎて唇が腫れてしまったのではと思い、シャーロットの頭にぽってりと熟れたイチゴが思い浮かんだ。
「君が望むキスは与えた。あとは私が君を好きに貪らせてもらう」
そう宣言すると、ギルバートはガウンのベルトでシャーロットの手首を戒める。
「えっ?」
「今夜限り、君の手に自由を与えない。私を自由に撫でることも許さない」
「…………」
そんな言葉を言わせてしまうほど、怒らせてしまったのだろうかと思うとシャーロットは悲しくなる。
もし自分が逆の立場だったとして、ギルバートが綺麗な女性と話していたら嫉妬してしまうではないか。……だとしたら、彼の嫉妬も当然だ。
「すみませんでした」
しおらしく謝るシャーロットの言葉に、ギルバートは沈黙を返し彼女の下着を脱がせた。
「……なんだ、キスだけでこんなに濡らせているのか」
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