【R-18】死神元帥はただ一人のために策謀する

臣桜

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夫の嫉妬1 ☆

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 その夜――。

 燭台のろうそくが揺らめく寝室で、シャーロットは明日のことを思いながら目を閉じていた。隣には夫がいて、安心して眠ることができる。

 目を閉じて訪れる柔らかな闇に包まれ、大好きな匂いを嗅ぎながら眠りに就こうとしていた時――。

 ギルバートが動く気配があり、少し冷えているシャーロットの耳たぶを、ギルバートがキュッとつまんだ。

「ひゃっ」

 驚いてシャーロットは目を開き、目の前の夫をまじまじと見る。

「な、なんですか……?」
「抱くぞ」

 ムクッと起き上がったギルバートは、そのままシャーロットに覆い被さってきた。

「えっ? でもギルさまは明日も朝からお仕事が……」

「私に嫉妬させておいて、そう言うのか」
「嫉妬?」

 今度こそシャーロットはなんのことか分からず、薄闇の中で目を見開いた。

「……私がいない間、寂しくなかったそうではないか。アリスはともかく……ブレアとセドリックとも話していたのか?」

「え……えぇ……。お茶の時間に少し」

 ギルバートが何をして嫉妬しているのか分からないシャーロットは、呆然としたまま頷く。

「君の自由を奪いたい訳ではないが、あまり私以外の男と話してはいけない。……アリスに対して笑顔を向けることだって、私は快く思わないのに」

 ガウンを脱ぎ、ギルバートの上半身が晒される。

「しっと……されたのですか?」

 ポカンとしている間にシャーロットのネグリジェのボタンも外されるが、彼女はそれにほとんど気がついていない。

「君が見ているのは、私だけでいい。話し相手もできるものなら私一人でいい」

 勃然として言うギルバートを、シャーロットは「可愛い」と思った。

「他の男の匂いがついていないか?」

 シャーロットの髪をかき分け、ギルバートは執拗に首筋の匂いを嗅いでくる。スンスンと鼻が鳴るのを聞いて、シャーロットは思わずか細い悲鳴をあげていた。

「やぁ……。嗅がないでください。はずかしい、……です」

 耳の裏からうなじ、顎の下から首の裏まで、ギルバートは軍用犬のようにしつこく嗅ぎまわる。

 その間、はだけてしまった胸元から手が入り込み、シャーロットの胸を揉み始めた。

「ん……、うぅっ」

 タプタプと音がするまで弄ぶように揉まれ、シャーロットの胸がギルバートの手の中で躍る。

「や……っ、あぁ。ん、……キス、ください」

 始まる前にキスで甘い気持ちになりたいと思ったシャーロットは、そう言ってギルバートにキスを乞う。

「口を開いて舌を出しなさい」
「……ん、……ぇ」

 変な要求をされると思いつつ素直に言葉に従うと、ギルバートがシャーロットの舌を包み、唇で愛撫してきた。

「……ぁ、……ぇ」

 舌がそのまま持っていかれそうな感覚と、ぬめらかな感触。口腔に唾液が溜まり、思わず嚥下すると舌が引っ込み、それに合わせてギルバートは深く口づけてきた。

「ん……っ、ぁ、う」

 舌と舌とが絡み合い、濡れた唇が軽く噛まれる。唇や舌を強く吸われると、頭の奥がジンとしびれた。

 天蓋で閉じられたベッドの中にクチュクチュという水音が響き、しばらくしてからやっとシャーロットの唇が解放された。

「っあ……、は」

 強く吸われすぎて唇が腫れてしまったのではと思い、シャーロットの頭にぽってりと熟れたイチゴが思い浮かんだ。

「君が望むキスは与えた。あとは私が君を好きに貪らせてもらう」

 そう宣言すると、ギルバートはガウンのベルトでシャーロットの手首を戒める。

「えっ?」

「今夜限り、君の手に自由を与えない。私を自由に撫でることも許さない」

「…………」

 そんな言葉を言わせてしまうほど、怒らせてしまったのだろうかと思うとシャーロットは悲しくなる。

 もし自分が逆の立場だったとして、ギルバートが綺麗な女性と話していたら嫉妬してしまうではないか。……だとしたら、彼の嫉妬も当然だ。

「すみませんでした」

 しおらしく謝るシャーロットの言葉に、ギルバートは沈黙を返し彼女の下着を脱がせた。

「……なんだ、キスだけでこんなに濡らせているのか」

 下着には透明に光る跡があり、シャーロットの花弁もぬめらかに光っていた。

「だって……。ギルさまが好きだから……」

 胸の上に置かれたシャーロットの手の下で、隠れきれなかった胸の肉がプリッとはみ出ている。

「シャル、私に抵抗しないという証拠に両腕を上に上げていなさい」

「はい……」

 そういうポーズを取ることは、ギルバートに腋を見せることになる。汗をかく場所を好きな人に見せるのは抵抗があるが、シャーロットは顔を赤くしながらおずおずと両腕を上げた。
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