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夢と過去の記憶2
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取り残されたエルナと少年達は、その場で身動きできずに固まっていた。辺りに重い空気が流れる。
暫くすると、エルナの母、クリスティンと少年達の母親が中庭へ入って来た。
「エルナ、それから皆さん、お茶会が終わりました」
お茶会がお開きになり、少年達はそれぞれ母親と共に帰って行った。
クリスティンはエルナがふてくされた顔で立っているのを見て、不快感を表す。
「エルナ、何ですかその表情は! はしたない!」
すかさずエルナは先ほどの出来事をクリスティンに話し、オリバーとは何者なのかを尋ねた。
エルナの話を聞いたクリスティンは顔を真っ赤にし、鬼の形相でエルナを睨みつける。
「何ですって? オリバーはローレン家の王子です! いいですか、このバイゼル家に生まれた以上、知っていて当然ですが、ローレン家は我がバイゼル家と同じ王家ですよ!」
「同じ王家……」
そういえば、さっきオリバーも同じことを言っていた……。
「そうです! オリバーと揉め事を起こすなんて、あってはならない事ですよ! 全く! あなたはただでさえ出来が悪いのだから、これ以上私の手をわせないで頂戴!」
「……申し訳ございません」
クリスティンの凄まじい勢いに圧倒され、エルナは縮み上がる。
「それにオリバーはあなたと違ってきちんと教養もあるし、振る舞いも立派です!」
「はい……」
エルナは俯き小さく返事をする。
「はあ! 本当にあなたは……容姿しか取り柄がないわね! どれだけ教えたら覚えるのですか! バイゼル家の人間がこんなにも無教養なんて、恥さらしも良いところ! 少しは姉を見習いなさい!」
厳しい表情で声を荒らげる。
エルナは俯いたままだ。
「申し訳ございません……」
「いいですか! もう一度この国の制度について一から説明します。それでも覚えられないようなら、あなたの好きなお茶を飲むことを今後一切禁じます」
「そんな……!」
エルナは悲痛な面持ちでクリスティンを見上げた。
「それ程までにあなたの無教養さは致命的なのですよ! 全く! 誰に似たのかしら! バイゼル家の歴史を辿っても、あなた程出来の悪い人間なんていなかったわ」
そう言って大袈裟にため息を吐く。
「ほら早くこちらにお座りなさい」
クリスティンに言われ、エルナは近くの椅子に腰掛けた。
「いいですか、まずこの国では、王家はバイゼル家とローレン家の二つあり、毎年交代する形で統治しています。他国では王家は一つしかありませんが、なぜこの国では二つあると思いますか?」
話を聞くだけだと思っていたが、いきなり質問されてエルナは困惑する。
「えっと……わかりません」
エルナが即答すると、クリスティンは眉を吊り上げる。
「少しは考えなさい!」
エルナはそう言われ、渋々考える。
けれども何も思いつかない。
「申し訳ございません、お母様。全くわからないのです……」
それを聞き、クリスティンはエルナに考えさせることを諦めた。
「この国でも以前は王家は一つで、独裁国家だったのです。しかし、民衆のことを何も考えず、国王が勝手気ままな政治をした為、民衆達の強い怒りを買いました」
「なるほど」
「民衆達はクーデターを起こし、その結果、当時の国王は処刑されました。その反省から王家を二つにして、さらに監視役も置いたのです」
「監視役……?」
エルナは首を傾げる。
「そうです。両王家が問題を起こしていないか監視したり、何か問題を起こしてしまった時は、仲裁に入ったりする役割を持つ一族です。それがカーディル家になります」
「カーディル家……」
「はい。どのように彼らが王家を監視しているかは不明ですが、統治権を持つ王家に何か問題が起こった場合、すぐにカーディル家が調査に入ります」
「それは……怖いです」
「他にもカーディル家が独裁政権を狙っているといった噂もあります。流石にそれはデマでしょうが……。いずれにせよ、彼らに睨まれないよう気をつけなければなりません。良いですね?」
「はい……」
「ここから少し複雑になりますので、よくお聞きなさい」
「……わかりました」
今までの話でも難しく感じられたエルナは、心の中で大きくため息を吐いた。
「先程少し触れましたが、両家は一年毎に交代で国を統治します。何か重大な問題が起き、統治不適切とカーディル家が判断すれば、任期途中であってもすぐ交代になります」
「はい」
「更に、その後一年間は統治権を失うことになります。また、片方が統治権を持っている間、もう片方の王家には権限がありません。ここまで良いですか?」
クリスティンはエルナに確認する。
「……はい」
本当に理解しているかは怪しいが、エルナは早く終わって欲しいので、余計なことは言わないようにした。
「但し、王家補佐として議会や国の裁判には、一定の役職の者は参加しなければなりません。権限はなくとも、意見を述べることは許されています」
「はい」
「次に裁判について説明しますが、これもまた特殊です」
「特殊……?」
エルナは訝しげな顔をする。
「ええ。国の事件に関しては、その年に統治権を持つ王家が判決を下します。ですが、それぞれの王家の敷地内で起こった事件に関しては、統治権関係なく、それぞれの家で裁判し、判決を下します」
「はあ……」
「例えば、ローレン家が統治権を持つ年に、バイゼル家の敷地内で事件が起こったとします」
「はい」
「その場合、バイゼル家はその年に統治権は持っていませんが、バイゼル家で起こった事件なので、バイゼル家の当主が裁判をして、判決を下します」
「……なるほど」
エルナのドッと疲れた顔を見て、クリスティンは冷たい眼差しを向ける。
「今お話したことは、これまでにも何度も説明した筈です!いい加減に覚えなさい」
「……はい」
「確かに女性は王の座につくことはあまりないし、直接統治に関わるのは男性が殆どですが、それでも将来あなたはローレン家に嫁ぐことが決まっている」
「えっ?」
エルナは思わず目を見開く。
「何を今更驚いているのですか。両王家の結び付きを強める為に、ずっと行われてきたことですよ」
黙っているエルナに、クリスティンは更に畳み掛ける。
「近々ローレン家の王子の婚約者を決める会合があります。オリバーの相手は長女のハンナになる確率が高いですが、しきたりとして、次女のあなたも日を改めて会合に参加することになります」
「……」
「ハンナではなく、あなたが選ばれる確率も全くゼロではありません」
「そんな……」
先程突っかかって来たオリバーの顔が浮かび、エルナは思わず顔をめた。
万が一にも自分の結婚相手がオリバーになる可能性があるなど吐き気がする。到底納得などできない。
「今回あなたに決まらなくても、次回の会合ではあなたの相手が決まる。統治に関わる夫を妻として支えていかなければならないのですよ。無教養であることは許されません」
「はい……」
「それに来年度はバイゼル家が統治する番なのですから。ローレン家との関係が悪化することは、あってはならないのです。振る舞いにはお気をつけなさい」
「はい……」
エルナは力ない返事をした。
「はあ……本当に疲れるわ」
クリスティンは小声でそう呟くと、エルナに背を向け、自室へ戻って行った。
一人残されたエルナは暫く呆然としていたが、やがて激しい怒りの感情が押し寄せてきた。
母の話を聞いて、オリバーに何かするなど許されることじゃないのはわかった。
それでもエルナは彼にやり返したい気持ちが勝っていた。
「オリバー……、あいつのせいでお母様にこっぴどく叱られた! しかもお茶も禁止するって言われたわ! 私の唯一の楽しみなのに! 全部あいつが悪いのよ!」
エルナは怒りながらもオリバーに復讐する方法を考える。
何とか両親にバレないようにやる方法……。
「見てなさいオリバー……。絶対に目に物見せてやるわ」
この日を境にエルナはオリバーのことを調べ始めた。
ローレン家の歴史について自ら父母に積極的に聞いたり、バイゼル家の地下図書館で本を読んだりと、これまでのエルナからは考えられない行動である。
それ程エルナの中でオリバーの存在が大きくなっていった。
勿論決して良い感情ではなく、憎しみ、支配欲といったものだが。
その他にも、使用人にオリバーを探らせ、彼の交友関係や私生活など逐一報告させた。
「エルナ様、オリバーの交友関係で気になることがあります」
探りを入れさせていた使用人がそう告げるとエルナは少し目を見開いた。
「何?」
淡々と返すが、その瞳にはほんの少しだけ光が宿っている様に見えた。好奇心……の様な感情だろうか。
「はい。オリバーの交友関係はローレン家ともあり、かなり幅広く、さらに人望も厚い様です」
「そう」
「もちろん上流階級の繋がりが圧倒的に多いですが、一人だけ、上流階級とは程遠い人間と接していることがわかりました。それも誰よりも親密な関係の様です」
エルナは自身の鼓動が高まっていくのを感じた。
「ふうん。それで?」
感情を悟られない様、あくまで冷静に促す。
「はい。その者は我々と同じく使用人の立場であり、その中でも末端の地位におります。フィーネと呼ばれており、左目だけ深い緑色の瞳をしている少女です」
「フィーネ……片目だけ緑色……末端の地位……」
エルナはボソッと呟く。
「もともとオリバーは分け隔てなく人と接する傾向がありますが。そのフィーネとはまるで親しい友人であるかの様に振る舞っていました。何か特別な関係か、秘密があるのかもしれません」
使用人が言い終わると、エルナは暫く黙って考え込む素振りを見せた。
エルナの頭の中では、このフィーネというローレン家の使用人を使ってオリバーの弱みを握り彼を屈服させる作戦が練られていた。
彼女はフッと笑みを見せ、目の前にいる使用人に言った。
「なるほど。引き続き調査を続けて。何か変わった動きを見せれば即刻私に報告しなさい。もう下がっていいわ」
エルナにそう言われ、使用人は引き下がっていった。
暫くすると、エルナの母、クリスティンと少年達の母親が中庭へ入って来た。
「エルナ、それから皆さん、お茶会が終わりました」
お茶会がお開きになり、少年達はそれぞれ母親と共に帰って行った。
クリスティンはエルナがふてくされた顔で立っているのを見て、不快感を表す。
「エルナ、何ですかその表情は! はしたない!」
すかさずエルナは先ほどの出来事をクリスティンに話し、オリバーとは何者なのかを尋ねた。
エルナの話を聞いたクリスティンは顔を真っ赤にし、鬼の形相でエルナを睨みつける。
「何ですって? オリバーはローレン家の王子です! いいですか、このバイゼル家に生まれた以上、知っていて当然ですが、ローレン家は我がバイゼル家と同じ王家ですよ!」
「同じ王家……」
そういえば、さっきオリバーも同じことを言っていた……。
「そうです! オリバーと揉め事を起こすなんて、あってはならない事ですよ! 全く! あなたはただでさえ出来が悪いのだから、これ以上私の手をわせないで頂戴!」
「……申し訳ございません」
クリスティンの凄まじい勢いに圧倒され、エルナは縮み上がる。
「それにオリバーはあなたと違ってきちんと教養もあるし、振る舞いも立派です!」
「はい……」
エルナは俯き小さく返事をする。
「はあ! 本当にあなたは……容姿しか取り柄がないわね! どれだけ教えたら覚えるのですか! バイゼル家の人間がこんなにも無教養なんて、恥さらしも良いところ! 少しは姉を見習いなさい!」
厳しい表情で声を荒らげる。
エルナは俯いたままだ。
「申し訳ございません……」
「いいですか! もう一度この国の制度について一から説明します。それでも覚えられないようなら、あなたの好きなお茶を飲むことを今後一切禁じます」
「そんな……!」
エルナは悲痛な面持ちでクリスティンを見上げた。
「それ程までにあなたの無教養さは致命的なのですよ! 全く! 誰に似たのかしら! バイゼル家の歴史を辿っても、あなた程出来の悪い人間なんていなかったわ」
そう言って大袈裟にため息を吐く。
「ほら早くこちらにお座りなさい」
クリスティンに言われ、エルナは近くの椅子に腰掛けた。
「いいですか、まずこの国では、王家はバイゼル家とローレン家の二つあり、毎年交代する形で統治しています。他国では王家は一つしかありませんが、なぜこの国では二つあると思いますか?」
話を聞くだけだと思っていたが、いきなり質問されてエルナは困惑する。
「えっと……わかりません」
エルナが即答すると、クリスティンは眉を吊り上げる。
「少しは考えなさい!」
エルナはそう言われ、渋々考える。
けれども何も思いつかない。
「申し訳ございません、お母様。全くわからないのです……」
それを聞き、クリスティンはエルナに考えさせることを諦めた。
「この国でも以前は王家は一つで、独裁国家だったのです。しかし、民衆のことを何も考えず、国王が勝手気ままな政治をした為、民衆達の強い怒りを買いました」
「なるほど」
「民衆達はクーデターを起こし、その結果、当時の国王は処刑されました。その反省から王家を二つにして、さらに監視役も置いたのです」
「監視役……?」
エルナは首を傾げる。
「そうです。両王家が問題を起こしていないか監視したり、何か問題を起こしてしまった時は、仲裁に入ったりする役割を持つ一族です。それがカーディル家になります」
「カーディル家……」
「はい。どのように彼らが王家を監視しているかは不明ですが、統治権を持つ王家に何か問題が起こった場合、すぐにカーディル家が調査に入ります」
「それは……怖いです」
「他にもカーディル家が独裁政権を狙っているといった噂もあります。流石にそれはデマでしょうが……。いずれにせよ、彼らに睨まれないよう気をつけなければなりません。良いですね?」
「はい……」
「ここから少し複雑になりますので、よくお聞きなさい」
「……わかりました」
今までの話でも難しく感じられたエルナは、心の中で大きくため息を吐いた。
「先程少し触れましたが、両家は一年毎に交代で国を統治します。何か重大な問題が起き、統治不適切とカーディル家が判断すれば、任期途中であってもすぐ交代になります」
「はい」
「更に、その後一年間は統治権を失うことになります。また、片方が統治権を持っている間、もう片方の王家には権限がありません。ここまで良いですか?」
クリスティンはエルナに確認する。
「……はい」
本当に理解しているかは怪しいが、エルナは早く終わって欲しいので、余計なことは言わないようにした。
「但し、王家補佐として議会や国の裁判には、一定の役職の者は参加しなければなりません。権限はなくとも、意見を述べることは許されています」
「はい」
「次に裁判について説明しますが、これもまた特殊です」
「特殊……?」
エルナは訝しげな顔をする。
「ええ。国の事件に関しては、その年に統治権を持つ王家が判決を下します。ですが、それぞれの王家の敷地内で起こった事件に関しては、統治権関係なく、それぞれの家で裁判し、判決を下します」
「はあ……」
「例えば、ローレン家が統治権を持つ年に、バイゼル家の敷地内で事件が起こったとします」
「はい」
「その場合、バイゼル家はその年に統治権は持っていませんが、バイゼル家で起こった事件なので、バイゼル家の当主が裁判をして、判決を下します」
「……なるほど」
エルナのドッと疲れた顔を見て、クリスティンは冷たい眼差しを向ける。
「今お話したことは、これまでにも何度も説明した筈です!いい加減に覚えなさい」
「……はい」
「確かに女性は王の座につくことはあまりないし、直接統治に関わるのは男性が殆どですが、それでも将来あなたはローレン家に嫁ぐことが決まっている」
「えっ?」
エルナは思わず目を見開く。
「何を今更驚いているのですか。両王家の結び付きを強める為に、ずっと行われてきたことですよ」
黙っているエルナに、クリスティンは更に畳み掛ける。
「近々ローレン家の王子の婚約者を決める会合があります。オリバーの相手は長女のハンナになる確率が高いですが、しきたりとして、次女のあなたも日を改めて会合に参加することになります」
「……」
「ハンナではなく、あなたが選ばれる確率も全くゼロではありません」
「そんな……」
先程突っかかって来たオリバーの顔が浮かび、エルナは思わず顔をめた。
万が一にも自分の結婚相手がオリバーになる可能性があるなど吐き気がする。到底納得などできない。
「今回あなたに決まらなくても、次回の会合ではあなたの相手が決まる。統治に関わる夫を妻として支えていかなければならないのですよ。無教養であることは許されません」
「はい……」
「それに来年度はバイゼル家が統治する番なのですから。ローレン家との関係が悪化することは、あってはならないのです。振る舞いにはお気をつけなさい」
「はい……」
エルナは力ない返事をした。
「はあ……本当に疲れるわ」
クリスティンは小声でそう呟くと、エルナに背を向け、自室へ戻って行った。
一人残されたエルナは暫く呆然としていたが、やがて激しい怒りの感情が押し寄せてきた。
母の話を聞いて、オリバーに何かするなど許されることじゃないのはわかった。
それでもエルナは彼にやり返したい気持ちが勝っていた。
「オリバー……、あいつのせいでお母様にこっぴどく叱られた! しかもお茶も禁止するって言われたわ! 私の唯一の楽しみなのに! 全部あいつが悪いのよ!」
エルナは怒りながらもオリバーに復讐する方法を考える。
何とか両親にバレないようにやる方法……。
「見てなさいオリバー……。絶対に目に物見せてやるわ」
この日を境にエルナはオリバーのことを調べ始めた。
ローレン家の歴史について自ら父母に積極的に聞いたり、バイゼル家の地下図書館で本を読んだりと、これまでのエルナからは考えられない行動である。
それ程エルナの中でオリバーの存在が大きくなっていった。
勿論決して良い感情ではなく、憎しみ、支配欲といったものだが。
その他にも、使用人にオリバーを探らせ、彼の交友関係や私生活など逐一報告させた。
「エルナ様、オリバーの交友関係で気になることがあります」
探りを入れさせていた使用人がそう告げるとエルナは少し目を見開いた。
「何?」
淡々と返すが、その瞳にはほんの少しだけ光が宿っている様に見えた。好奇心……の様な感情だろうか。
「はい。オリバーの交友関係はローレン家ともあり、かなり幅広く、さらに人望も厚い様です」
「そう」
「もちろん上流階級の繋がりが圧倒的に多いですが、一人だけ、上流階級とは程遠い人間と接していることがわかりました。それも誰よりも親密な関係の様です」
エルナは自身の鼓動が高まっていくのを感じた。
「ふうん。それで?」
感情を悟られない様、あくまで冷静に促す。
「はい。その者は我々と同じく使用人の立場であり、その中でも末端の地位におります。フィーネと呼ばれており、左目だけ深い緑色の瞳をしている少女です」
「フィーネ……片目だけ緑色……末端の地位……」
エルナはボソッと呟く。
「もともとオリバーは分け隔てなく人と接する傾向がありますが。そのフィーネとはまるで親しい友人であるかの様に振る舞っていました。何か特別な関係か、秘密があるのかもしれません」
使用人が言い終わると、エルナは暫く黙って考え込む素振りを見せた。
エルナの頭の中では、このフィーネというローレン家の使用人を使ってオリバーの弱みを握り彼を屈服させる作戦が練られていた。
彼女はフッと笑みを見せ、目の前にいる使用人に言った。
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