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新しいジジイ
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まあまあ日数はかかった。夜だからよく見えないが、確かにここだろう。
古びた寺のような家があった。
「ようこそ力。君のことについてはよく聞いてるよ。まあ疲れたろ、休め休め。」
田舎の爺ちゃんの家に行ったような独特の匂いが俺を迎え入れる。なんとなく懐かしい。
「お腹すいたろ、まあそこに座って食え食え。」
質素な食事が並べられる。俺は色々なことが一気に起こりすぎて何も口にできずにいた。
「どうした。食わんかい。それともなんか食ってきたんか?」
「いや全然…いただきます…」
「まあ食いつつ君のチカラについて説明するからよろしくな」
確かにこのチカラについてはめちゃくちゃ知りたい。このじいさんが知ってるっていうのか?
「おっ知りたそうな顔してるねぇ、知りたきゃノルマご飯3杯だな。ガハハハハ」
やたらにテンション高いなこのじいさん。だが俺も男だ。食いきって全て聞いてやる。
ここの飯は素晴らしく美味かった。そしてきちんと3杯食べきった。最後はじいさんの意地でどう見ても1杯分ではなかったけど。
だがこの食事で結構打ち解けた気がする。
「食べ切られちゃ仕方ない。君のチカラについて話そう。」
「お願いします」
「まあ君のチカラは俗に言う魔法だ。その魔法は誰にでも使うことはできる。だが使える量が違うんだ。訓練で量を増やすことはできるがたかが知れている。だが君は違う。普通の人より何千倍、何万倍、訓練のしようによっては何億倍も使いこなせるポテンシャルがある。勇道や俺みたいに魔法を長年やっているとそのような化け物は一目で分かる。だから勇道はお前を育てようとした。だが彼にとってはお前は強すぎた。だからアイツより魔法が使えるオレに頼んできたんだろうな。」
「俺に、そんな才能が…」
「だから明日からオレがビシバシ鍛えちょる。勇道さんに言われちゃ仕方ない。」
「そんな勇道さんと何かあったのか?」
「そんなんお前が強くなってからいくらでも話してやるよ。」
超大爆笑している。機嫌よすぎだろこのじいさん。
「食い終わったら風呂でも入ってこい」
今日は疲れたしもう風呂でも入ってとっとと寝よう。と思い、廊下を歩いていると、風呂上がりの長身で長い黒髪の清楚な女とすれ違う時に話しかけてきた。
「あら?じいの言ってた新入り君?」
「うん。そうですけど…」
「そんな緊張しないで、じいも同い年の男が来るってここ最近騒いでたんだから」
「えっ?同い年なの?」
確認を取ると、本当に一緒である。なのに見た目は確実にあっちの方が大人びている。
「まあ、これからよろしくね」
「あっ、うん。じゃあまた」
まじか。あの綺麗な女と1つ屋根の下かよ。マジかよ。勝った。風呂の後じいさんにどういう子か聞こ。
風呂は人生で3番目くらいに早く出た。
そしてすぐにじいさんの元へ走る。
「おいじいさん!あの女の子誰?」
「おうどうした?恋か?恋なのか?ならやっぱ部屋いっしょにするべきだったな」
「それは…したいけどまだいいから、あの女の子について教えて」
「あれだ、住み込みでお前みたいに稽古つけてる孫だ。なかなか可愛いだろ。名前は蒼(あお)だよ」
「へー良さそうな子じゃん」
「さっき蒼もお前について聞いてたな。」
また大声で笑いだした。
蒼か、なかなか可愛かったな。
ここでの生活が楽しみになった。まあこの日の夜はよく眠れましたよ。
古びた寺のような家があった。
「ようこそ力。君のことについてはよく聞いてるよ。まあ疲れたろ、休め休め。」
田舎の爺ちゃんの家に行ったような独特の匂いが俺を迎え入れる。なんとなく懐かしい。
「お腹すいたろ、まあそこに座って食え食え。」
質素な食事が並べられる。俺は色々なことが一気に起こりすぎて何も口にできずにいた。
「どうした。食わんかい。それともなんか食ってきたんか?」
「いや全然…いただきます…」
「まあ食いつつ君のチカラについて説明するからよろしくな」
確かにこのチカラについてはめちゃくちゃ知りたい。このじいさんが知ってるっていうのか?
「おっ知りたそうな顔してるねぇ、知りたきゃノルマご飯3杯だな。ガハハハハ」
やたらにテンション高いなこのじいさん。だが俺も男だ。食いきって全て聞いてやる。
ここの飯は素晴らしく美味かった。そしてきちんと3杯食べきった。最後はじいさんの意地でどう見ても1杯分ではなかったけど。
だがこの食事で結構打ち解けた気がする。
「食べ切られちゃ仕方ない。君のチカラについて話そう。」
「お願いします」
「まあ君のチカラは俗に言う魔法だ。その魔法は誰にでも使うことはできる。だが使える量が違うんだ。訓練で量を増やすことはできるがたかが知れている。だが君は違う。普通の人より何千倍、何万倍、訓練のしようによっては何億倍も使いこなせるポテンシャルがある。勇道や俺みたいに魔法を長年やっているとそのような化け物は一目で分かる。だから勇道はお前を育てようとした。だが彼にとってはお前は強すぎた。だからアイツより魔法が使えるオレに頼んできたんだろうな。」
「俺に、そんな才能が…」
「だから明日からオレがビシバシ鍛えちょる。勇道さんに言われちゃ仕方ない。」
「そんな勇道さんと何かあったのか?」
「そんなんお前が強くなってからいくらでも話してやるよ。」
超大爆笑している。機嫌よすぎだろこのじいさん。
「食い終わったら風呂でも入ってこい」
今日は疲れたしもう風呂でも入ってとっとと寝よう。と思い、廊下を歩いていると、風呂上がりの長身で長い黒髪の清楚な女とすれ違う時に話しかけてきた。
「あら?じいの言ってた新入り君?」
「うん。そうですけど…」
「そんな緊張しないで、じいも同い年の男が来るってここ最近騒いでたんだから」
「えっ?同い年なの?」
確認を取ると、本当に一緒である。なのに見た目は確実にあっちの方が大人びている。
「まあ、これからよろしくね」
「あっ、うん。じゃあまた」
まじか。あの綺麗な女と1つ屋根の下かよ。マジかよ。勝った。風呂の後じいさんにどういう子か聞こ。
風呂は人生で3番目くらいに早く出た。
そしてすぐにじいさんの元へ走る。
「おいじいさん!あの女の子誰?」
「おうどうした?恋か?恋なのか?ならやっぱ部屋いっしょにするべきだったな」
「それは…したいけどまだいいから、あの女の子について教えて」
「あれだ、住み込みでお前みたいに稽古つけてる孫だ。なかなか可愛いだろ。名前は蒼(あお)だよ」
「へー良さそうな子じゃん」
「さっき蒼もお前について聞いてたな。」
また大声で笑いだした。
蒼か、なかなか可愛かったな。
ここでの生活が楽しみになった。まあこの日の夜はよく眠れましたよ。
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