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第三章:問題発生! さらに問題発生!
五
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五
私はその日の朝も、出社のためB社に車を走らせていた。
以前は健康のためだ、と、徒歩通勤もしていたのだが、最近は疲れもたまっている感じもあって、車通勤に切り替えていた。
気持ちは浮かない。今日も、コンサル会社との打合せだ。遅々として進んでいない進捗リストに対して責められるのは必至だ。
そんなことを考えながら車を走らせていると、ヒッチハイクのように親指を立てている男が二人いる。結構ラフな格好をしているのだが、年齢は私と同じくらいに見える。二人は、歩道から身を乗り出すと、私の車に向かって歩いて来た。危ないので、私はブレーキを踏んだ。
その二人は、飯田と清瀬だった。
私が車を路肩に寄せると、二人がリアシートに乗り込んで来た。
「新聞見たよ。気が変わったから手伝わせてくれ」と、日焼けした顔に笑みを浮かべた。
伝田と私が、昨年、声がけしたときは、二人は「いまさら会社なんて勘弁してくれよ」、と断った。しかし新聞を見て、私が言った“会社への感謝と恩返し”という言葉に心を打たれたらしい。そして、手伝う決心をしたという。
「いまさら会社とも思っていたけど、やはり会社への感謝と恩返しが必要だよな。我々で役に立てるのであれば」
飯田と清瀬は、“島”の空いている席に座ってもらった。元木や中村の席が空いていた。二人には解析を手伝ってもらうが、センスが良いから生産性は高そうだ。
早速「懐かしいプログラムだな」と、言いながら作業を開始していた。
昼過ぎ、“島”の固定電話が鳴った。外線電話だった。
「西田です。ご無沙汰しています。分かりますか、朝比さん。元気?」電話からそういう声が聞こえた。
西田?
思い出した。西田純一、OBの一人だ。私の四期上だから70歳くらい。確か再雇用で65まで勤めてから、M市を離れているはずだ。
「リモートで良かったら私も何か手伝えればと思って電話しました」
ありがたい申し出だった。
その後、村田俊二からも電話があった。こちらもOBで、72歳。やはり遠方なのでリモートで手伝えれば、という話だった。
更に電話があった。
野田春樹は、元木と同い年の75歳。この歳でも役に立てるなら、息子のところで孫の面倒でも見ながら、パートタイムで参加したいという申し出だった。
M市民新聞には、こちらの連絡先も載せていたから、てっきりそれを見て連絡してくれたのだと思っていた。しかしすぐに違和感に気が付いた。
三人とも、M市からは離れたところ、それも飛行機でも使わないと行けないような遠方に住んでいるのだ。M市民新聞というローカル紙が売られている場所ではない。
どうやって今回の件を知りえたのか? いずれ確認しなければならない。
翌日の朝、スマホに室山からショートメッセージが入っていた。今まで何の連絡もなかったのだが、久々の連絡だった。
そこには、“とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。”ゲーテの名言だけが謎めいて書かれていた。いったい何を意味するのか?
室山に電話してみるが出なかった。
出社すると室山のメッセージの意味が分かった。
会社のメールアドレス宛てで、室山からのメールが入っていた。
そのメールには、アセンブラからCOBOLへの移行ツールが利用マニュアルと共に圧縮ファイルで添付されていた。
移行ツールが完成したのだ!
室山は入院中も密かにツールを作っていたらしい。決して体調が良くはなく、投薬治療を受けながら、ツールを作成していたのだ。それを思うと涙が出てきた。
メールには、二、三日中に退院し、出社できると思う、と書かれていた。
室山の移行ツールは、解析ツールのようにEXCELで作られてはいなかった。COBOLでもなかった。なんと、アセンブラで作られていたのだ。アセンブラプログラムをCOBOLに置き換えるツールが、アセンブラそのもので作られていることに驚きを隠しえなかった。
「(アセンブラ自身が、自らを世代交代させる、そんな感じだ!)」と、思った。
利用マニュアルに従って環境を整え、実際に走らせてみる。少し時間はかかるが、停まりもせずに動き、みごとにCOBOLソースを吐き出した。
「すごい!」と、思わず叫んでしまう。
DXチームに移行ツールが出来たことを話すと、走り寄って来て処理結果を眺めている。
異なるものへの置き換えだから、変換されたCOBOLプログラムは、決して読みやすくはなかった。しかし、アセンブラからCOBOLへの変換が自動で行うことが出来、更にはそこからMidasを使うことで、Javaへの置き換えも可能となる。
これで停滞していた作業を進めることができるのだ。アセンブラプログラムをJavaに置き換えていくことができるのだ。人手では1年半はかかる作業が、自動的に行えるようになる。最も、あちこち手作業での修正を加えなければならない箇所も出てくるだろうが、これは大きな飛躍と言える。
DXシステムをリリースするためには、Java化されたプログラムさえあれば、とりあえずは事が足りる。解析ドキュメントは後追いで作成してもよい。しかし、飯田、清瀬、西田、村田、野田という助っ人の参加により、解析作業も何とか期限内に間に合わせることができそうな感じだった。このまま進めて行くことにする。
コンサル会社との定期打合せ。ツールでの置き換えについて説明すると、青木は唖然としていた。ただただ凄いと頷くのみで、もう嫌味なことは言わなかった。
「本当はこういう方法もある、というようなことを青木さん、あなたから提案してほしかったですね。コンサルは提案してナンボでしょう?」と、伝田は逆に嫌味を言ったが、それは私の思っていたことの代弁だった。
その日の帰り、伝田と久々に会社近くの蕎麦屋に寄り、ささやかな祝杯をあげることにした。 しかしそこには、高田の姿があった。どうも私とは馬があわないのでイヤな存在だ。
高田は、いつものようにサプリメントの勧誘はせず、「新聞見たよ。頑張ってるね」とだけ言って、笑っていた。いつもの高田とは何となく違った雰囲気だった。
翌日、退院した室山が出社してきた。
頭には毛糸の帽子をかぶっていた。眉毛も薄くなっているし、顔色が異様に青白い。その変わり果てた姿に言葉を失った。
室山は私だけを会議室に誘うと言った。
「もうあまり長いことないんだよ」
室山の病気はガンだった。昨年、この仕事に誘ったときにはすでに治療をしていたのだ。
今回、検査だけのつもりだったが、あちこち転移していたため、急遽、抗ガン治療に切り替えての入院となった。そのため、副作用で頭髪が全て抜け落ちてしまったという。
しかしこちらには心配をかけたくなかったので、あえて連絡はしなかったらしい。また、未知の感染症対応で面会が出来ないということも幸いし、我々に治療中の姿を見られることもなかった。
自分の余命があまりないという中で、室山は、移行ツールだけは何とかしたいと思った。医師や看護師に無理を言い、パソコンを病室に持ち込んで作業を行ったのだという。点滴を刺し、副作用に耐えながらパソコンに向かっている姿を想像すると、鬼気迫るものがある。
しかし今の室山の顔は、まるで悟りでも開いたかのように穏やかで、にこやかだった。
「このことは他のみんなには言わないでほしい。薬の副作用で髪が抜けてしまったけど、今は何も心配ない、とでも言ってお茶を濁しておいてほしいんだ」
そう言って、室山は頭を下げた。私は返す言葉がなかった。
「朝比。私はこの仕事を受けて本当によかったと思う。ありがとう」
「この仕事は、病気と闘う辛さを忘れさせてくれるんだよ」
「ツールを作っていたときは、とにかく、ロジックを考えていると面白いし、それが生き甲斐になっているんだ。新しいロジックができる都度、自分はこの病気を克服できるんだ、そう思いながらツールを作ったんだ」
室山は、自分の命があと少ししか残りがないことを知りながらも、満ち足りた顔をしていた。
(第三章:問題発生! さらに問題発生!おわり)
私はその日の朝も、出社のためB社に車を走らせていた。
以前は健康のためだ、と、徒歩通勤もしていたのだが、最近は疲れもたまっている感じもあって、車通勤に切り替えていた。
気持ちは浮かない。今日も、コンサル会社との打合せだ。遅々として進んでいない進捗リストに対して責められるのは必至だ。
そんなことを考えながら車を走らせていると、ヒッチハイクのように親指を立てている男が二人いる。結構ラフな格好をしているのだが、年齢は私と同じくらいに見える。二人は、歩道から身を乗り出すと、私の車に向かって歩いて来た。危ないので、私はブレーキを踏んだ。
その二人は、飯田と清瀬だった。
私が車を路肩に寄せると、二人がリアシートに乗り込んで来た。
「新聞見たよ。気が変わったから手伝わせてくれ」と、日焼けした顔に笑みを浮かべた。
伝田と私が、昨年、声がけしたときは、二人は「いまさら会社なんて勘弁してくれよ」、と断った。しかし新聞を見て、私が言った“会社への感謝と恩返し”という言葉に心を打たれたらしい。そして、手伝う決心をしたという。
「いまさら会社とも思っていたけど、やはり会社への感謝と恩返しが必要だよな。我々で役に立てるのであれば」
飯田と清瀬は、“島”の空いている席に座ってもらった。元木や中村の席が空いていた。二人には解析を手伝ってもらうが、センスが良いから生産性は高そうだ。
早速「懐かしいプログラムだな」と、言いながら作業を開始していた。
昼過ぎ、“島”の固定電話が鳴った。外線電話だった。
「西田です。ご無沙汰しています。分かりますか、朝比さん。元気?」電話からそういう声が聞こえた。
西田?
思い出した。西田純一、OBの一人だ。私の四期上だから70歳くらい。確か再雇用で65まで勤めてから、M市を離れているはずだ。
「リモートで良かったら私も何か手伝えればと思って電話しました」
ありがたい申し出だった。
その後、村田俊二からも電話があった。こちらもOBで、72歳。やはり遠方なのでリモートで手伝えれば、という話だった。
更に電話があった。
野田春樹は、元木と同い年の75歳。この歳でも役に立てるなら、息子のところで孫の面倒でも見ながら、パートタイムで参加したいという申し出だった。
M市民新聞には、こちらの連絡先も載せていたから、てっきりそれを見て連絡してくれたのだと思っていた。しかしすぐに違和感に気が付いた。
三人とも、M市からは離れたところ、それも飛行機でも使わないと行けないような遠方に住んでいるのだ。M市民新聞というローカル紙が売られている場所ではない。
どうやって今回の件を知りえたのか? いずれ確認しなければならない。
翌日の朝、スマホに室山からショートメッセージが入っていた。今まで何の連絡もなかったのだが、久々の連絡だった。
そこには、“とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。”ゲーテの名言だけが謎めいて書かれていた。いったい何を意味するのか?
室山に電話してみるが出なかった。
出社すると室山のメッセージの意味が分かった。
会社のメールアドレス宛てで、室山からのメールが入っていた。
そのメールには、アセンブラからCOBOLへの移行ツールが利用マニュアルと共に圧縮ファイルで添付されていた。
移行ツールが完成したのだ!
室山は入院中も密かにツールを作っていたらしい。決して体調が良くはなく、投薬治療を受けながら、ツールを作成していたのだ。それを思うと涙が出てきた。
メールには、二、三日中に退院し、出社できると思う、と書かれていた。
室山の移行ツールは、解析ツールのようにEXCELで作られてはいなかった。COBOLでもなかった。なんと、アセンブラで作られていたのだ。アセンブラプログラムをCOBOLに置き換えるツールが、アセンブラそのもので作られていることに驚きを隠しえなかった。
「(アセンブラ自身が、自らを世代交代させる、そんな感じだ!)」と、思った。
利用マニュアルに従って環境を整え、実際に走らせてみる。少し時間はかかるが、停まりもせずに動き、みごとにCOBOLソースを吐き出した。
「すごい!」と、思わず叫んでしまう。
DXチームに移行ツールが出来たことを話すと、走り寄って来て処理結果を眺めている。
異なるものへの置き換えだから、変換されたCOBOLプログラムは、決して読みやすくはなかった。しかし、アセンブラからCOBOLへの変換が自動で行うことが出来、更にはそこからMidasを使うことで、Javaへの置き換えも可能となる。
これで停滞していた作業を進めることができるのだ。アセンブラプログラムをJavaに置き換えていくことができるのだ。人手では1年半はかかる作業が、自動的に行えるようになる。最も、あちこち手作業での修正を加えなければならない箇所も出てくるだろうが、これは大きな飛躍と言える。
DXシステムをリリースするためには、Java化されたプログラムさえあれば、とりあえずは事が足りる。解析ドキュメントは後追いで作成してもよい。しかし、飯田、清瀬、西田、村田、野田という助っ人の参加により、解析作業も何とか期限内に間に合わせることができそうな感じだった。このまま進めて行くことにする。
コンサル会社との定期打合せ。ツールでの置き換えについて説明すると、青木は唖然としていた。ただただ凄いと頷くのみで、もう嫌味なことは言わなかった。
「本当はこういう方法もある、というようなことを青木さん、あなたから提案してほしかったですね。コンサルは提案してナンボでしょう?」と、伝田は逆に嫌味を言ったが、それは私の思っていたことの代弁だった。
その日の帰り、伝田と久々に会社近くの蕎麦屋に寄り、ささやかな祝杯をあげることにした。 しかしそこには、高田の姿があった。どうも私とは馬があわないのでイヤな存在だ。
高田は、いつものようにサプリメントの勧誘はせず、「新聞見たよ。頑張ってるね」とだけ言って、笑っていた。いつもの高田とは何となく違った雰囲気だった。
翌日、退院した室山が出社してきた。
頭には毛糸の帽子をかぶっていた。眉毛も薄くなっているし、顔色が異様に青白い。その変わり果てた姿に言葉を失った。
室山は私だけを会議室に誘うと言った。
「もうあまり長いことないんだよ」
室山の病気はガンだった。昨年、この仕事に誘ったときにはすでに治療をしていたのだ。
今回、検査だけのつもりだったが、あちこち転移していたため、急遽、抗ガン治療に切り替えての入院となった。そのため、副作用で頭髪が全て抜け落ちてしまったという。
しかしこちらには心配をかけたくなかったので、あえて連絡はしなかったらしい。また、未知の感染症対応で面会が出来ないということも幸いし、我々に治療中の姿を見られることもなかった。
自分の余命があまりないという中で、室山は、移行ツールだけは何とかしたいと思った。医師や看護師に無理を言い、パソコンを病室に持ち込んで作業を行ったのだという。点滴を刺し、副作用に耐えながらパソコンに向かっている姿を想像すると、鬼気迫るものがある。
しかし今の室山の顔は、まるで悟りでも開いたかのように穏やかで、にこやかだった。
「このことは他のみんなには言わないでほしい。薬の副作用で髪が抜けてしまったけど、今は何も心配ない、とでも言ってお茶を濁しておいてほしいんだ」
そう言って、室山は頭を下げた。私は返す言葉がなかった。
「朝比。私はこの仕事を受けて本当によかったと思う。ありがとう」
「この仕事は、病気と闘う辛さを忘れさせてくれるんだよ」
「ツールを作っていたときは、とにかく、ロジックを考えていると面白いし、それが生き甲斐になっているんだ。新しいロジックができる都度、自分はこの病気を克服できるんだ、そう思いながらツールを作ったんだ」
室山は、自分の命があと少ししか残りがないことを知りながらも、満ち足りた顔をしていた。
(第三章:問題発生! さらに問題発生!おわり)
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