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後編

『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー⑨:結婚指輪』

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 (作者より)……今回、初めて、これまで語られていなかった人妻・田中梨華の結婚指輪について記述があります。
 奥さんであることにおいて、リングは重要な要素であります。
 その重要な要素を、これまで忘れていたわけではありません。
 VRで人妻AVを見ていて、左手がアップにされていて、その婚姻の証拠となる指輪がはめられていることにチンコを固くして、「はうあッ!! リカの結婚指輪の描写を忘れていたッ!」と気づいたわけではありません。
 信じて下さい。
 信じて下さいッ!

     ◇     ◇

     16:結婚指輪 (木曜日 15:05)

 自分だけが快感を貪り、俺に痛みをも伴わせ、ひるがえって自分の半生を顧みて、その状況こそが、コミュニティの中で常に羨望のまなざしを受けていたと自負している自分にふさわしい、と、控えめにだが信じていた田中梨華。
 俺を手玉に取れると信じて疑ってなくて、ただ、その優位性を押し出して、対等の肉欲関係を目指していただけで、でもそれが、奥さんの目指す最善の位置であったはずなのに……。
 だが、俺の一言で、その地位が「砂上の楼閣」「三日天下」であったことを知るのだった。

     人妻が、他の男の子を宿す可能性のある精子を、はからずも受けなくてはならない……。

「キャー、やめて、それだけはやめてぇえええ、えんッ」
 イキながら、である、快楽の絶頂の半面で、自分が旦那以外の男にザーメン生中出しされることの行く末を想い絶望させられているのである。
 ヌチャっ、ヌチャっ……、と、リカマンコは、潤滑液を迸らせ、その身体は精液受け入れの準備は万端だ。
「やめてン、あああ、やめてン、やめ……、やめろー!」
 命令口調で言うのだが、その声質の細いこと細いこと、可愛いから、こちらの「もっといじめたい・いじめ尽くしたい」の気持ちを煽るだけだ。
 もちろん、この奥さん、やめて欲しいのは中出しで、セックス行為には貪欲なのである。
 理性とは何か、この主婦の中では、不倫行為への理性は半ばなくなっている、他人棒による妊娠を恐れる理性があるだけだ。
 とてつもない自分勝手なエゴだが、その自己中なエロさ、好きだ、こんなに美しい女の快楽至上主義性を開花させられて、俺は光栄だ。
 俺はピストンを繰り返す。
 その一突き一突きが病みつきになるほどに心地良い。
 貫くときには、オチンチン全体が何百本の輪ゴムで締め付けられたかのような快感が広がり、愛液の中でスムーズに絞られ、抜くときチンポが根元からの締め付けから解放される心地良さを堪能できる。

     人妻女の安心感。
     永遠のお姉さん。

 そして、後を引く感触は、次のラッシュ(突き)に、否応なく誘われる。
 本当はイクのなんか勿体ない、まだまだ永遠に突き続けたい。
 ウズラ大のローターの痛みは、もう感じなくなっていた、そんな身体の痛みよりも、可憐な人妻に精神的な苦痛を与えられる愉悦の方が勝る。
「そのまま、感じながら聞いて欲しいんだけど」と俺は言う。
「は、はいン!」と涙をポロポロ流しながら、でも快感に抗うように首を振る母親。
 この期に及んで、抗うしぐさを見せるなんて、イジメがいのある奥さんである。
「俺、ここまで言わなかったけど、リカ、なんで指輪をしてないんだよッ!?」
「えっ?」とリカ、なんにでも答えるつもりではあった、応えることが、中出し回避につながることでもあると思った。「あ、あの……、ああ、気持ちいい……、きょ、今日はあなたとのデートだから、ちょいと浮かれて、ゆ、指輪をはずしたの……」
「はぁ」と俺は、リカの腰をがっちりと抱きかかえ、マジ軽い、抜き差しを緩めることなく、話を続けた、……ヌチャっ、ジュブュッ……。「リカ、お前は、他人のお嫁さんなんだよ、その事実は変わらず、俺みたいなハンターは、お前の、その人妻である事実を愛しているんだよ、他人の大事なものを、身体はもちろん、その心さえも奪うことが快感なんだよ」
「ううううう、ああああアんっ!」
 俺の言うことの先を予想し嘆き、なおかつ快感甘美にえづく母親。
「だからね、指輪はしていなくちゃならなかった。指輪をしていることが、俺がリカに与える快楽をもっとスマートにしたはずだよ。指輪をしている他人妻を想うだけで、それを奪える栄誉だけで、俺は、うん、そう、中出しなんかせずに、その指輪をした左手のひらで精子を受け取らせて、それを啜らせる、とか、できたはずなんだよねッ……!」
 俺はピストンにひねりを力強く加えた!
「あああ、気持ちいいよぉ!」と、リカは聞いてはいるだろうが、今は快感のうねりに飲まれていた。
 唇を尖らせてイッていた。
 その表情、ひょっとこみたいで可愛い。
 俺は構わずに話す。
「リカはバカだよ、可愛いけどさ、こんなロリった下着をつけるよりも、指輪なんだよ。リカがエロいことは分かった、リカがロリった体形の美少女を残して大人になっているのも見てわかるんだよ、ならば、下着じゃなくて人妻としての指輪が必要なんだよ」
 俺も気持ち良くてさ、ちょっとセリフの論旨がおかしいのも許して欲しい、でも言いたいことは分かるでしょ。
「ご、ごめんなさい、ゆ、指輪、カバンに入ってるのでつけさせてください。あなたが望むなら、そうします、だから……」
「ダメだよ、もう中出しはやめないよ。……だって、リカ、俺に今、止めてほしくないでしょ」
 俺は、更に腰のスピードをアップした。
「あああっ! いえ、止めて、やめてくださいッ! ……う、ううッ、……いや、止めないでっ!」
 眉を八の字にして過酷な困惑の中にいる人妻。
 ブルブル震えているのは中出しへの恐怖か、純粋なる快感ゆえか。
「うん、やめてほしくないよね、気持ちいいからな。でもさぁ、仮に中出ししても、それが着床し妊娠する確率ってかなり低いから平気だよ。だったら、そもそも、今、生で入れていること自体が妊娠確率ゼロじゃないんだよ」
 ヌチャっ、ヌチュッ!
「あーっ、もう、そう、そうッ! それが着床し妊娠する確率はぁあああ、かなり低いッ! よねッ!?」
 奥さんは俺の言ったことを、自分に言い聞かせるかのようにリピートした。
「リカ、さっき言ってたよね、自分みたいなイイ女とつきあえることにはリスクがある、みたいなことをさ!」
「ご、ごめんなさい……、ちょ、調子にのって、ご、ごめんなさい」
 リカは顔を伏せた、深くイッてるのだ。
 膣内がブルブル震えている。
「イキながら聞きな。気持ちいいだろ?」
 イキながら、おしっこをビシャビシャ垂らしながら頷いている主婦。
「その、かけがいのない気持ち良さにも、リカが言ってた通り、リスクがあるんだよ」
「はい、はーい」と、身体を抱かれながら丸めて快感に酔う二児の母親。
 やはり、三十秒間ほど深イキし、リカは顔をあげた。
 そして、下唇を噛みしめ、何かを決断したかのように、俺の目を見つめ、言った。
 その瞳は、先ほどからの涙とは別に、更なる潤みを増していた。
「お、お願いします。これから、私はあなたに尽くします。だから、お願いします。中出しだけは勘弁してください。さっき言いましたが、これからは、全てのを飲み干しますので、中出しは勘弁してください。赤ちゃんが出来てしまったら、私、全てを失ってしまいます。許してください」
 なかなか最低な女である、イッたらすぐに、これだ。
「全てのを飲み干します、って、なんのこと?」
 俺は知ってて聞く。
「精液ですぅ、精液全部飲みますぅッ!」
 だが、この女の素晴らしいところは、すぐに前言をひっくり返すことだ。
 俺は答えずに、勃起チンポのハイスピードのラッシュを続けた。
「お願いします、お願いします」と俺の首に縋り、俺の耳元に念仏のように繰り返して呟く他人嫁。
 しかし、三十秒が過ぎると、またすぐに、そのまだまだ若さが残り締まっている若いボディがエクスタシーに練れていく。
「おーっ、お願いしますウウウッ!」
「リカ、俺の肩越しに、ちゃんと鏡を見てごらん。イクのは大好きで、でも、そのリスクだけは回避しようとしている計算高い女の顔が拝めているはずだよ」
 俺は、もうひたすらに性器を打ち込んだ。
 しばし、沈黙の時が流れた、リカの縋る腕から、その膣内から、自分のはしたなくもイキ狂っている姿を姿見で映し見ている田中梨華の大きな動揺が伝わってきた。
「見えるでしょ、自分のメスの本性の姿が」
「うおーっ!」
 リカはドスの利いた声を出して果てた、……果てた、が、終わりは見えない。
「赤ちゃんができる可能性がどうとか言ってるけど、こうして、もう三〇〇回ぐらいイッてて、そんな常識的なこと、言ってられないでしょ。リカ、お前が俺に言えるのは、中出ししてください、でしょ? もっともっと気持ち良くなれるんだよ、それしかないでしょ?」
 リカは、避けていたけど、鏡に映る自分をイクというノリの中で、目を離せなくなっていただろう、そして、自暴自棄ともいえる「快楽に身を委ねまくる自分」の肯定に至る、か。
「全てをかなぐり捨てなきゃ、先のことは考えないで、今を生きなきゃ」
 リカは、俺の首に縋る力を強め、そして、耳元でささやいた。

     「……中出ししてください、そして、もっともっともっともっと、気持ち良くしてください」

「うん、一緒に気持ち良くなろう。リカは、腰をうねらせることと、キスして唾液を俺に流し込むことしか出来ないんだから、それはちゃんと行うんだよ。そうすれば、早く精子をあげることが出来るからさ」

     中出しについても、リカは受容、完堕ちした。

「そうだな。もっともっと愛し合おう。……ところで、じゃあ、指輪はセカンドバッグの中なんだよね」
 俺は、再び、個室の出口まで歩いて行った。
 短い通路でピチャピチャ鳴るのは、床に水たまりとなったリカの潮だ。
 歩いている最中も、当然ながら、二人は結合しており、腰は動かしていなくとも、歩く振動は快感を生んでいる。
「うっ、うっ」と、ささやかな快感も、リカは逃さない。
 さすが、二人の子供を育て上げているだけあって、意地汚く快楽授受に抜け目ない。
 上がりかまちには、投げ置かれたリカのセカンドバッグがある。
 俺は、それを蹴飛ばす。
 バサリと中身が少しこぼれる。
「指輪は?」
 リカは呆然自失の態だが、やや焦点をよみがえらせた。
「はい、バッグの中にハンケチに包んであります」
 ハンカチをハンケチと言うリカ、おばさんみたいで可愛い。
 俺は、またも足でバッグをひっくり返した。
 ごそっと中がこぼれた。
 ……中に入っていた小さな巾着袋の中もあふれ、携帯ビデや生理用品も垣間見えた。
 ハンカチもあった。
 俺は、それを、やや難儀しながら拾う。
 リカと言う加重を受けつつ、スクワットのように腰を屈めたのだが、長時間の立位ファックはなかなか身体に負荷がかかっていて、疲労していることに気づいた。
 そろそろベッドに行くか。
 だが、その前に……。
 俺は片手でリカのお尻を支え、ハンカチを持ったもう一方の手を、二人の顔の間にかざし、これまた、リカの丁寧な性格が分かるかのように几帳面に包んでいたもんだから難儀しつつも、中の指輪を取り出した。
「見てて!」
 俺はハンカチを床に放った。
 きめ細やかな綿の、小タオルにも似た薄緑のハンカチは真四角に広がり、リカの潮だまりに落ちた、と同時に、ハンカチ自身が驚いてでもいるかのように全面がにじみ、真っ黄色になった。
「あっ!」と、リカは恥ずかしそうに顔を伏せた。
 俺も新鮮なショック、潮もかなりのものなんだろうけど、大部分おしっこだったんだな、と分かった。
「トイレでもない場所でおもらしする奧さんなんだね」
 俺は言うのだが、奥さんは答えない、この女、またイッてるのだ。

 やはり深イキの三十秒後……。
「見てて」
 俺は今度は、田中夫妻の結婚指輪を、自分の口に入れた。
「あーっ!」
 リカは少女のように呆気にとられた表情を見せた。
「いやいや、食べたわけではないよ、これから、キスをするごとに、お互いの口を指輪が行ったり来たりするって手法さ!」
「では、ベッドに行く前に、この体位で、俺、一回イッとくからね」
 わざとに明るく言いながら、キスし、結婚指輪をリカの口に流し込む。
「はい!」
 元気はないが、もう、精液受容の覚悟を決めた田中梨華、快楽に専念するのだった。

 俺はひたすらに、清楚で淫靡なママさんを突いた、突き続けた。
 ひと挿入ごとに、もはやリカは小さくイッていた、そして、そのチビイキがたまに大きな深イキとなり、リカは色んなアクメ表情を見せてくれた。
 キスの指輪&唾液交換は三〇回くらいまで数えたが、俺ももう、快感に酔いしれることにした。
 ウズラローターは、いつしか抜け落ちていた、床に落ちるとき、大きな音がなったはずだが、俺はセックスに没頭し気づかなかった、ただ、チンコが快感専科になったな、とは思った。
 俺はそんな中、思いつく限り、リカの「性奴隷人妻」としての心得を語っていった。
 田中梨華は、無限ピストンの恍惚の中で、俺の言うことをちゃんと聞いているかいないか分からなかったが、頷いていた。
 ちゃんと契約書を読まないで契約を結んではいけないのは大人社会の基本。
 ちゃんと口約束の内容を理解しないで、それを肯定し頷き続けるのは、快感に酔いしれるメス奴隷の基本……、とは言え、法律の届かない民事感情の中では、それこそが、今後の田中梨華を支配するのだ。

     ……世の中は言葉に支配されている。

                       (続く:次回、リカは中出し不可避なのか!?)
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