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後編
『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー⑭:SF展開・三人称のはじまり、俯瞰するはアルティミシア(1)』
しおりを挟む20:SF展開・三人称のはじまり、俯瞰するはアルティミシア (木曜日 13:08)
田中梨華は、数時間の間に、400回を超える、とんでもない回数のイキを経て、苦悶の中で、口唇喉奥をもってして、俺を一回 絶頂に導いた。
俺は、人妻をアクメ中毒にさせるのが大好きだし、その句読点として、自分がエクスタシーに至るも良しと考えている、それが深イキだとなお素晴らしき。
すると、田中梨華は気を失った。
自分本位で気絶するのではなく、ちゃんと俺をイカし、一定の責任を終えてからの卒倒は、さすが、しっかりもののお母さんである……。
◇ ◇
「SF」と言うのは、「サイエンス・フィクション」の略語だが、「ドラえもん」の作者 藤子・F・不二雄は、自分の描くSFを「少し不思議」の略語としていた、おしゃれである。
しかし、略語・略称の話だが、田中梨華が「ピストン運動」を「ピス」と言ったセンスには首を傾げざるを得ない。
さて、今回も横道に逸れた話から始まる。
先日、懐かしく思い出し、本棚から、若い頃にやったテレビゲーム「ファイナルファンタジー8」の攻略本を取り出し、トイレのついでにパラパラ見ていた。
まあ、ファイナルなファンタジーのストーリーなのだが、基本、学校が舞台であったのが面白かった。
その中に、ラスボスとして<アルティミシア>と言う魔女が出てくる。
この魔女は「時間圧縮」と言う名の大魔法を使って世界を滅亡と言うか、混沌に導こうとしていた。
その「時間圧縮」と言う大魔法がどんなものなのかが、当時、ゲームをし終えてもなんかよく分からなかった。
それは、エヴァンゲリオンの「人類補完計画」がよく分からないのとなんか似ていた。
「FF8」が、「エヴァンゲリオン」の後の製作と言う時代背景を考えると、世の中は、「なんかぼんやりとした概念」でエンターテイメントの物語が押し切れる時代でもあった。
簡単に言うと、「時間圧縮」とは、宇宙がはじまってからの時間を一点に圧縮し、その中で、アルティミシアだけが自我を持ち、世界を支配する、と言う説明してもわけのわからないものだ。
そのアルティミシアの元ネタ、と言うか、ネーミングは、アケメネス朝ペルシアの州知事であるマウソロスの妻であるアルテミシアからだそうだ。
その名を持つゲーム内の魔女が、なんで「時間圧縮」と言う大魔法を使うようになったのか?
ゲーム制作者が「時間圧縮」というアイディアを考えついて、それを歴史から拾ってきた名前の登場人物に付加しただけなのか?
それとも、……そもそも、アルティミシアと言う人物と「時間圧縮」はセットとして存在していたのか?
【簡単に説明する。何故なら、重要だが、それは田中梨華の調教とは直接的に関係ないからだ!】
先に書いた、かつての俺の不倫相手・園子は、山形出身のハーフ顔の色っぽい奥さんだった。
山形の女は、よく「庄内美人」と言われる美しさの傾向を持つ。
だが、厳密には、園子のひいお祖母ちゃんは秋田県の男鹿半島の出身で、その美貌の出自は秋田県にあり、つまり「秋田美人」だったのだ。
秋田に美人が多い理由には諸説あるが、それぞれの説明は割愛し、一つだけ言う。
日本海に突き出た男鹿半島は、日本海の流れに不協和音を生じさせる存在だった、海流をせき止めていた、つまり、古来、大陸からの漂流民などの漂着が多い地域で、そのDNAが日本人と交わった可能性が大きかった。
日本人の中に、他の民族の特徴の混じった住人が現われる、そのインパクトたるや大きく、ましてや、それがロシアやヨーロッパ、そう、ペルシャ人のような白い肌の彫りの深いコーカソイドだったら、それはもう、斬新な美しさを周囲に与えるだろう。
それが「秋田美人」の由来の一つだ。
かつて、山形から上京してきた園子は、一族と、関係を持った男にしか誰にも話したことない話として言った。
「私とセックスするとね、たまぁに、男の人は、不思議な能力を得るのよ」
「ん?」
「私、色んな男の人とエッチしてきたから、その確率は低いんだけど、いつも、冗談として話すことにしてるの……」
「うん、なになに?」
……私の祖先は、どうやら、大陸、それもユーラシア大陸をはるかに横断した彼方、ペルシャから移り住んできたらしいの。アケメネス朝ペルシャって世界史の授業で聞いたことあるでしょ? そこから来たらしいの、もちろん何世代も経て、徐々に移動してね、最終的に、日本の秋田県の地域に、日本海を渡り流れ着いたらしいの。昔からの私たちの家系の言い伝え、だから、私、ちょっと外人顔でしょ?
ペルシャの時代はね、なーんか、他の民族、騎馬民族みたいのがね、度々 町に襲ってきてね、財宝や食物、そして女もさらっていったの。ペルシャの、割と裕福な、そう州知事だった夫の夫人であった私の祖先・アルティミシアもさらわれて、野蛮な騎馬民族の奥さんにされてね、そして、子供を産まされてね、でもね、子供は可愛くてね、さらわれた不幸な身の上だったけど、それなりの幸せもあったの。
そうして何世代も、私の祖先の血は広がっていったわ。
そんな中、私の一族の中から、不思議な能力を持っている子供たちが産まれ始めたの、時間に関係した不思議な力。
アルティミシアの子孫たちは、もはや、騎馬民族に同化していたけど、それでも、潜在意識の中で騎馬民族への恨みの気持ちがあったわけ。
それが、アルティミシアの血を受け継ぎし子らの、その不思議な能力をつかった、騎馬民族からの離脱のかたちになって現われたわ、ペルシャに戻る? いいえ、それは危険だったから、故郷では迫害される可能性もあったし、再び 全てを奪われる危険もあった、一族は、東に逃れたの。
そして、何世代も経て大陸を渡り、海を渡り、その場所の日本人と結ばれ、今の私があるの。
でね、アルティミシアさんのね、その能力だけど、名前だけは伝えられるわ「時間圧縮」と言うの。
その能力は、私も含めたアルティミシアの一族との中にも生まれるし、また、私の一族と身体の関係になった人たちにも稀に発現するらしいの。
私には、その能力はない、周囲に現われた人もいない、でも、いちお、一族の面白話だから、あなたに話しておくわけさ。……
俺は、ただの「エロお姉さん」だと思っていた園子が、こんな、聞きようによってはアカデミックな話が出来ることに驚いていた。
そして、園子と会わなくなってから、俺は、俺に、どうやら、その「時間圧縮」の能力が備わっていたらしいことに気がついた。
俺はすぐに、園子にそのことを知らせたが、園子のメールでの返事はそっけなかった。
「いま、旦那と子供たちと幸せに暮らしたい時期だから、あなたとは会えない」
そっか……、俺は能力取得の喜びを分かち合えない寂しさを感じた。
だが、その後、能力は何度も発揮され、そして今、田中梨華に発動した。
<「時間圧縮」のルール>
・能力は、俺の意志では発揮できない
・出現するのは、俺の思う効果的な瞬間に多いが、あくまでもランダムに起こる
・数時間から数日間が、数秒の出来事のように「圧縮」される
・身体的な変化はない
・俺には身体的・精神的な効果はなく、記憶もない
・「圧縮」された対象(この場合はリカ)にのみ、圧縮された時間の精神的な記憶が残る
・俺は、対象者の変化を見て、能力が発動されたことを知る
ルールはまだありそうだが、今は思い出せない。
そして、ここから、語りは【三人称】になります!
……ともあれ、今、ラブホテルの個室の玄関で倒れた人妻・田中梨華は、<俺>に抱きかかえられて、目をパチクリしている。
「アレ? あれ? えっ!? あれ?」
先ずは、ベッドの上にいたはずの自分が……、数時間に渡って400回以上 気をイカせていた自分が……、身体中、体液にまみれ、あまつさえ、最後には「精子の涙」まで流していた自分が、今、なぜだか、ちゃんと服を着て、ラブホテルの個室入り口で<俺>に抱きかかえられている。
えっ? えっ? えっ?
私、どうなっちゃってるの!?
リカは美しい顔にそぐわない「驚愕のキョトン顔」をしていた。
<俺>は、ああ、この子、時間が巻き戻ったんだな、と思った。
ならば、それに気づき、現実的な判断として、時間が過ぎてない以上、どんなに自分に記憶があろうとも、それは夢でも見ていたと考える前に……、リカ自身があれだけイッてふしだらになっておきながら、それを幻と解釈する前に、調教を完成させなくてはならない。
<俺>は言った。
「リカは悪い子だね、俺の言った通りにしなくちゃね」
<俺>は、リカの身に起こった数時間(もしくは数日間)を知らない、だが、絶対に性奴隷人妻としての教育はしていたはずで、何らかの取り決めをしていたはずだ。
リカは、何かが大きくおかしいことに疑問を抱きつつも、記憶をめぐらした。
あっ、そうだ! 二人がエッチする時には、私は、常に性器を出して、見せなくちゃならないって言われてた!
「はい……」
「ベッドに行こうか」
「はい」
奥さんは、俺に抱きかかえられながら、短い廊下を進む。
リカは思う。
あれ? 床には、私の粗相のあとがあるはずなのに、きれいになっている……、<俺>さん、漏らしたオシッコ、拭いてくれたのかしら、それにしたって、なんか変……。
「でも、そろそろ帰らないと……」
そのリカの言葉で、<俺>は、リカが数時間後の、そろそろ帰宅しないといけない時間から「時間圧縮」で戻ってきたことを知った。
「そうだね、でも、後15分くらいは平気だよ。そしたら、急いでチェックアウトしよう」
俺はとりあえず、そう言った。
ベッドのわきで、リカは衣服を脱ぎはじめた。
その佇まい、たまらなく清楚で美しい。
育ちの良さがうかがえる。
やっぱ、大陸の女とは違う、服の脱ぎ方、その畳み方一つに、大和撫子の上品さがある。
まあ、リカもハーフな顔立ちだが。
リカは、脱ぎつつも、ベッドになんら乱れがないことに疑問を持ったし、自分の衣服及び身体に激しいメイクラブの痕跡がないことに「???」が起こる。
何よりも、直前まで感じていた鼻孔や涙腺に精通させたツーンとした染みる痛みが全くなくなっていることに違和感を感じた。
だが、同時に、服を脱げば、また快感に酔いしれるとウキウキした。
あの快楽の連鎖を思うと、細かいことなんてどうでもいいと思った。
<俺>も衣服を脱ぎ去った。
この美しい奥さんをようやく頂けると、興奮し、性器も限界まで元気になっていた。
いや、「時間圧縮」前には、俺、何回かはイッたかも知れないけど……。
薄暗い一室で、リカはブラだけ残した格好でフラフラと立っていた。
その覚束なさが自信なさげだが、小さくスレンダーだが、美しい曲線だった、<俺>は感慨ひとしお。
記憶しか残っていなくて、身体には快楽の痕跡はないのに、リカは、当然ながら身体を開発され尽くされた感を抱いていて、更に楽しめると思っていた。
「なんで、ブラは外さないの?」
「あっ、さっきまでは外さないでエッチしたから、あなたに外していただいたほうがいいかなと」
……ふーむ、パラレル(並行世界)となった未来の俺は完全にリカを躾けたらしいな、と<俺>は次第に分かってきた。
「ふーん、じゃあ、後で外しておっぱいを楽しむよ。それからさ、さっき、リカ、何回くらいイッた?」
「数えきれない……、100回は軽くイッたよ」
サバ読んだわけではなく、リカはイキっぱで頭がバカになっていたから。
<俺>は、自分が完全に他人嫁を自分のものにしたことを確信した。
「ふーん、そっか! 身も心も、俺のものになると決意したんだな」
「うん!」
完全に素直な主婦。
「じゃあ、ベッドにあがりな」
「はい!」
奥さんは屈託なくベッドに上がると、俺の前で仰向けで寝転がり、華奢な両脚をM字に開いた。
サイズは小さいけど、その足の脚線美はモデル並み、いや、それよりも、見たくて見たくてしょうがなかった、美人奥さんの性器が、美しい脚線の間の眼前にあり、それは楚々とした控えめな様相だったのに、するすると伸びてきたリカの両手が、その女性器を両手の指でクパーッ! と開いたので驚いた。
「そ、そんなに見ないでッ! 恥ずかしいよ! あなたに、二人の時は、オマンコを常に見せておかなきゃダメだよって言われてたから!」
リカは声を上ずらせて言った。
言いながらリカは、自分の声がかすれていないことに気づいた。
あれっ、あまりにも叫んでイキすぎて、カラオケ数時間やった後みたいに声が嗄れていたはずなのに……。
<俺>の方は、リカの神聖なる性器を、本人の開陳によって、その愛液ヌラヌラとグラディエーションで光る内部の魅力に目が離せなくなっていた、と同時に平衡世界の自分の人妻籠絡の手腕に感動と嫉妬を感じた。
……まずは舐めるかな。
と、<俺>が思った時、リカが言った。
「ごめんなさい、ごめんなさい、時間がないのにごめんなさい、ちょっとトイレに行ってもいいですか?」
リカが申し訳なさそうに言った。
<俺>は瞬間に答えた。
「ダメ!」
「……だよねぇ。でも、また途中で漏らしちゃうかも」
<俺>はトイレに行かすことによって、時計などを見て我に返らすことを防ぎたかったこともあるし、なによりも貴重な田中梨華のおしっこタイムだ、それをプレイに組み込まなくてなんとする!
美麗な人妻の可憐なおしっこなのだぜ!
<俺>は、自分のバッグの中から、コンビニのポリ袋を取り出した。
「これを履いて、立ちションして!」
リカは、恥ずかしさと、新しいエロ体験への期待の表情に舌舐めづりした、ペロッ!
完全にエロ奥さんに仕上がっていた。
たまらなく可愛い……
(続く)
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