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幼少期
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お披露目会から数日後、皇帝陛下からライル皇子様の婚約者にと打診がありました。
「あなたどうします?まさか婚約者にと言われるなんて……ライラはまだ4歳ですわ。」
「そうだな……皇帝陛下からの打診にお断りするのは心苦しいが、ライラはまだ幼いし婚約者になるのは、まだ早いってことでお断りするか。」
お父様とお母様が話し合ってお断りしました。
皇帝夫妻はサスリア公爵からのお断りに納得しました。
「まだ4歳のライラ嬢には早いか。」
「そうですわ、もう少し大きくなってからの方が安心ですわ。ライルに話をして納得して貰わないといけないですね。」
執事にライルを呼んできてもらい話をしました。
「父上に母上までどうしたんですか?」
「ライルに話があってな、ライラ嬢とサスリア公爵にライルの婚約者にとお願いしたんだが、サスリア公爵夫妻に断られてしまったからな。」
「ライラちゃんはまだ4歳だし、婚約者には早いからってことだからね。」
「断れられたんですか……それなら僕が行って頼んで来ます。」
「は?ライル?何を言ってるのだ?もう少しライラ嬢が大きくなるまで待てばいいだろう?」
「ライラちゃんが10歳頃になれば大丈夫よ。あと6年ほど待っていればいいのよ。」
「そんなにも待てません!!今すぐ僕の婚約者になってほしいんです!!」
ライルが飛び出していったので、慌てて従者や騎士達が追いかけましたが、サスリア公爵家まで来てしまいました。
サスリア公爵夫妻が出迎えましたが、ライル皇子が泣いていて困り果てました。
「申し訳ございません、皇帝陛下からライル皇子様に婚約をお断りされた話をされて、ライル皇子様が飛び出してしまい、こちらに来た次第です。」
「そうなんですか……とりあえず皇帝陛下にはこちらに来ていることを伝えないといけないですね。」
サスリア公爵が手紙を書き、皇帝陛下に届けるように手配しました。
「ライル皇子様、サロンに行きましょうか。」
サスリア公爵に手を引いてもらいながら行きました。
サロンに着きジュースを飲みながら話をしました。
「ライラに僕の婚約者になって欲しいんだ。大きくなってからじゃなくて今からがいいんだ。婚約者になってくれるまで居座ります!!」
思わず公爵夫妻は顔を見合わせました。
「ライラがいいのかな?ライラのことが好きなのかな?」
「はい、お披露目会でライラを見て一目惚れしたんです!!プラチナブロンドで緑色の目でお人形さんみたいでかわいいから。」
「そうなんですね、ライラをかわいいって言ってくれてありがとう。」
「ライラはどこですか?僕がお世話します!!」
「え?お世話ですか?」
「ライラが婚約者になるまで居座り、ライラのお世話をします。」
公爵夫妻や周りにいた侍女や侍従たちは顔が引き攣りました。
「皇帝陛下に手紙出したから返事が来るまではここにいてくれるかな?ライラも呼んでくるからね。」
「分かりました、ライラと待っています。」
侍女にライラとジェラルドを呼びに行かせました。
「ライラ?少しの間、ライル皇子様とジェラルドとサロンにいてね。」
「分かりました。ライル皇子様こんにちは。」
「ライラ、僕とお話しよう、こっち来て。」
侍女や侍従にライラとジェラルド達のことを頼んで、公爵夫妻は執務室に行きました。
「あなたどうします?まさか婚約者にと言われるなんて……ライラはまだ4歳ですわ。」
「そうだな……皇帝陛下からの打診にお断りするのは心苦しいが、ライラはまだ幼いし婚約者になるのは、まだ早いってことでお断りするか。」
お父様とお母様が話し合ってお断りしました。
皇帝夫妻はサスリア公爵からのお断りに納得しました。
「まだ4歳のライラ嬢には早いか。」
「そうですわ、もう少し大きくなってからの方が安心ですわ。ライルに話をして納得して貰わないといけないですね。」
執事にライルを呼んできてもらい話をしました。
「父上に母上までどうしたんですか?」
「ライルに話があってな、ライラ嬢とサスリア公爵にライルの婚約者にとお願いしたんだが、サスリア公爵夫妻に断られてしまったからな。」
「ライラちゃんはまだ4歳だし、婚約者には早いからってことだからね。」
「断れられたんですか……それなら僕が行って頼んで来ます。」
「は?ライル?何を言ってるのだ?もう少しライラ嬢が大きくなるまで待てばいいだろう?」
「ライラちゃんが10歳頃になれば大丈夫よ。あと6年ほど待っていればいいのよ。」
「そんなにも待てません!!今すぐ僕の婚約者になってほしいんです!!」
ライルが飛び出していったので、慌てて従者や騎士達が追いかけましたが、サスリア公爵家まで来てしまいました。
サスリア公爵夫妻が出迎えましたが、ライル皇子が泣いていて困り果てました。
「申し訳ございません、皇帝陛下からライル皇子様に婚約をお断りされた話をされて、ライル皇子様が飛び出してしまい、こちらに来た次第です。」
「そうなんですか……とりあえず皇帝陛下にはこちらに来ていることを伝えないといけないですね。」
サスリア公爵が手紙を書き、皇帝陛下に届けるように手配しました。
「ライル皇子様、サロンに行きましょうか。」
サスリア公爵に手を引いてもらいながら行きました。
サロンに着きジュースを飲みながら話をしました。
「ライラに僕の婚約者になって欲しいんだ。大きくなってからじゃなくて今からがいいんだ。婚約者になってくれるまで居座ります!!」
思わず公爵夫妻は顔を見合わせました。
「ライラがいいのかな?ライラのことが好きなのかな?」
「はい、お披露目会でライラを見て一目惚れしたんです!!プラチナブロンドで緑色の目でお人形さんみたいでかわいいから。」
「そうなんですね、ライラをかわいいって言ってくれてありがとう。」
「ライラはどこですか?僕がお世話します!!」
「え?お世話ですか?」
「ライラが婚約者になるまで居座り、ライラのお世話をします。」
公爵夫妻や周りにいた侍女や侍従たちは顔が引き攣りました。
「皇帝陛下に手紙出したから返事が来るまではここにいてくれるかな?ライラも呼んでくるからね。」
「分かりました、ライラと待っています。」
侍女にライラとジェラルドを呼びに行かせました。
「ライラ?少しの間、ライル皇子様とジェラルドとサロンにいてね。」
「分かりました。ライル皇子様こんにちは。」
「ライラ、僕とお話しよう、こっち来て。」
侍女や侍従にライラとジェラルド達のことを頼んで、公爵夫妻は執務室に行きました。
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