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お茶会後〜姉弟side〜
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お茶会は和やかにすぎ、無事に終わりました。心配してたグレッグ様とエランの言い合いもありませんでしたし……。お茶会終了後、グレッグ様とレイラ様をお見送りして、再度エランにサロンに連れていかれました。
「アリス~やっぱり不安?あのお花畑令嬢がどこまでできるかは知らないけど……アリスの邪魔になるなら消そうか?」
「ん~そこまではしなくてもいいけど……もし万が一リリス様がチェスター王国の留学も何事もなく終えて、王太子妃教育が始まってしまったら、私はどうなるのかな……。最悪な事態を考えないといけないのかな。」
「っ……アリスにそんなことさせないから!!もしそんなことになったら僕も追うからね。」
「駄目よ、エランあなたは次期公爵になるんだから……気持ちは嬉しいし有難いけど、そんなことさせられないよ……。」
私は泣いてみたいでエランに抱き締められ、エランの胸で泣きじゃくってしまった。
「なんでなのよ……今まで頑張って来たのに、どうしてあんな令嬢を留学させるのよ……。陛下も王太子もどうして誰も私のこと考えてくれないのよ……。」
「アリス……泣くなよ。僕がそばにいるから……。僕が何とかしてやるからな。」
「エラン……ありがと。エランがいてくれて良かった。」
「ふふっ、僕はアリス優先だからね。姉弟の絆は切れないよ。」
泣き疲れたのか眠ってたみたいで、起きたらエランに膝枕されていて恥ずかしかった。
泣いたからかちょっとはスッキリできたわ。
〈エランside〉
アリスは泣き疲れて寝たようだな……ちょっと膝枕して寝かせるか。
それにしても、陛下や王太子は何を考えてるのやら……もう少しでアリスが次期王太子妃になるというのに、あんなお花畑みたいな令嬢を受け入れて留学させるというのか!
10年頑張ってきたアリスがあんなぽっと出の令嬢に負けるなんてことあってはならないのに……。
アリスにはあぁ言ったけど、もし万が一があればアリスは最悪な事態になってしまうな……。そのための物も持たされてるしな。
結婚して王太子妃になってから、国家機密を教えれば良かったのにな……もうすでにアリスには教えられてるから、どうにもできないし動けない。
はぁ……どうしたものか。
令嬢の周辺を探りつつ、チェスター王国に僕の影を放つとするか……あの令嬢には悪いが、チェスター王国で心を折ってもらわないと困る。
僕の影は誰も知らないから上手くいけるだろう……。王家や周りに不審に思われないように動かないとな。
アリスのためだし、最悪な事態を起こさないためには必要だしな。
お花畑令嬢も心折られるだけで済むんだしね……王太子妃教育を始める前段階の留学だからな。
「アリス~やっぱり不安?あのお花畑令嬢がどこまでできるかは知らないけど……アリスの邪魔になるなら消そうか?」
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「っ……アリスにそんなことさせないから!!もしそんなことになったら僕も追うからね。」
「駄目よ、エランあなたは次期公爵になるんだから……気持ちは嬉しいし有難いけど、そんなことさせられないよ……。」
私は泣いてみたいでエランに抱き締められ、エランの胸で泣きじゃくってしまった。
「なんでなのよ……今まで頑張って来たのに、どうしてあんな令嬢を留学させるのよ……。陛下も王太子もどうして誰も私のこと考えてくれないのよ……。」
「アリス……泣くなよ。僕がそばにいるから……。僕が何とかしてやるからな。」
「エラン……ありがと。エランがいてくれて良かった。」
「ふふっ、僕はアリス優先だからね。姉弟の絆は切れないよ。」
泣き疲れたのか眠ってたみたいで、起きたらエランに膝枕されていて恥ずかしかった。
泣いたからかちょっとはスッキリできたわ。
〈エランside〉
アリスは泣き疲れて寝たようだな……ちょっと膝枕して寝かせるか。
それにしても、陛下や王太子は何を考えてるのやら……もう少しでアリスが次期王太子妃になるというのに、あんなお花畑みたいな令嬢を受け入れて留学させるというのか!
10年頑張ってきたアリスがあんなぽっと出の令嬢に負けるなんてことあってはならないのに……。
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はぁ……どうしたものか。
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僕の影は誰も知らないから上手くいけるだろう……。王家や周りに不審に思われないように動かないとな。
アリスのためだし、最悪な事態を起こさないためには必要だしな。
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