8 / 26
留学についての話し合い
しおりを挟む
リリス嬢もユール侯爵も留学などについては意見を覆すこともしないから、王妃を通してチェスター王国とやり取りをして、今月中には寮に入り、来月1日から学園生活を送ることに決定した。
王妃と王太子、宰相同席の元、侯爵家を呼び出した。
「今日来てもらったのは、以前話したチェスター王国の留学日が決まったからだ。」
「やっと決まったんですねぇ~あたし待ちくたびれましたぁ。」
いつまで経っても話し方変わらないし、両親は注意しないんだな。
「今月中にはチェスター王国の学園寮に入り、来月1日から学園入学とし3年間学園生活、寮生活を送って貰う。学園や寮にはメイドや侍女などを含め、誰も連れて行けないから自分で何もかもするように。食事は作ってくれる料理人がいるからそこは安心するように。」
「え?誰も連れて行けないんですか?」
娘から聞いてなかったのか……。
「そうだ、リリス嬢には説明したはずだ、聞いてないのか?」
「娘のリリスからは聞いてないです……申し訳ありません。」
「はぁ……まぁいい、リリス嬢は誰も連れて行けないのは理解したか?」
「はぁい、分かりました。自分でしますぅ~。」
ため息つきたいが、早く説明終わらせないとな……。
「これもリリス嬢には話したと思うが……学園の成績についてだが、3年間上位10位以内をキープして卒業するように。ちなみに王太子は首席、王太子妃予定のアリス嬢は2位で卒業したからな。」
「そ、そうなんですか……。リリス?できるか?大丈夫か?」
「できるからぁ~心配しないで大丈夫だよぉ。」
「そ、そうか……。はぁ……。」
甘やかしすぎだろ?話し方も注意しろよ!
「最後になるが、留学生活を終えて帰国した時、リリス嬢が処女を失っていれば王太子妃の話はなかったことになるからな。」
「以上で留学の説明は終わりだが、何か聞きたいことは?」
「特にはありません。よろしくお願いいたします。」
「あたしもありません。王太子様のために頑張るので、王太子様待っていてくださいねぇ~。」
グレッグは顔が引きつっているし、王妃よ扇子がミシミシ言っておるぞ?
「そ、そうか……頑張って来てくれ。」
「リリス嬢でしたか……私の祖国チェスター王国の学園は厳しいですよ……しっかり頑張って来てくださいね。帰国時を楽しみにしてますわ。(バキバキ……)」
「はぁい、あたしがんばりますぅ。」
「侯爵よ……これが学園や寮に入るための入学証明書と学園に行くために必要な物が書いてあるしおりだ。しおりを見て忘れ物ないように準備し、入学証明書は無くさないようにし、入寮当日持参し寮監に提示するようにな。」
「分かりました。何から何までありがとうございます。」
ユール侯爵家は退室していった。
王妃と王太子、宰相同席の元、侯爵家を呼び出した。
「今日来てもらったのは、以前話したチェスター王国の留学日が決まったからだ。」
「やっと決まったんですねぇ~あたし待ちくたびれましたぁ。」
いつまで経っても話し方変わらないし、両親は注意しないんだな。
「今月中にはチェスター王国の学園寮に入り、来月1日から学園入学とし3年間学園生活、寮生活を送って貰う。学園や寮にはメイドや侍女などを含め、誰も連れて行けないから自分で何もかもするように。食事は作ってくれる料理人がいるからそこは安心するように。」
「え?誰も連れて行けないんですか?」
娘から聞いてなかったのか……。
「そうだ、リリス嬢には説明したはずだ、聞いてないのか?」
「娘のリリスからは聞いてないです……申し訳ありません。」
「はぁ……まぁいい、リリス嬢は誰も連れて行けないのは理解したか?」
「はぁい、分かりました。自分でしますぅ~。」
ため息つきたいが、早く説明終わらせないとな……。
「これもリリス嬢には話したと思うが……学園の成績についてだが、3年間上位10位以内をキープして卒業するように。ちなみに王太子は首席、王太子妃予定のアリス嬢は2位で卒業したからな。」
「そ、そうなんですか……。リリス?できるか?大丈夫か?」
「できるからぁ~心配しないで大丈夫だよぉ。」
「そ、そうか……。はぁ……。」
甘やかしすぎだろ?話し方も注意しろよ!
「最後になるが、留学生活を終えて帰国した時、リリス嬢が処女を失っていれば王太子妃の話はなかったことになるからな。」
「以上で留学の説明は終わりだが、何か聞きたいことは?」
「特にはありません。よろしくお願いいたします。」
「あたしもありません。王太子様のために頑張るので、王太子様待っていてくださいねぇ~。」
グレッグは顔が引きつっているし、王妃よ扇子がミシミシ言っておるぞ?
「そ、そうか……頑張って来てくれ。」
「リリス嬢でしたか……私の祖国チェスター王国の学園は厳しいですよ……しっかり頑張って来てくださいね。帰国時を楽しみにしてますわ。(バキバキ……)」
「はぁい、あたしがんばりますぅ。」
「侯爵よ……これが学園や寮に入るための入学証明書と学園に行くために必要な物が書いてあるしおりだ。しおりを見て忘れ物ないように準備し、入学証明書は無くさないようにし、入寮当日持参し寮監に提示するようにな。」
「分かりました。何から何までありがとうございます。」
ユール侯爵家は退室していった。
300
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
王妃様は死にました~今さら後悔しても遅いです~
由良
恋愛
クリスティーナは四歳の頃、王子だったラファエルと婚約を結んだ。
両親が事故に遭い亡くなったあとも、国王が大病を患い隠居したときも、ラファエルはクリスティーナだけが自分の妻になるのだと言って、彼女を守ってきた。
そんなラファエルをクリスティーナは愛し、生涯を共にすると誓った。
王妃となったあとも、ただラファエルのためだけに生きていた。
――彼が愛する女性を連れてくるまでは。
【完結】白い結婚はあなたへの導き
白雨 音
恋愛
妹ルイーズに縁談が来たが、それは妹の望みでは無かった。
彼女は姉アリスの婚約者、フィリップと想い合っていると告白する。
何も知らずにいたアリスは酷くショックを受ける。
先方が承諾した事で、アリスの気持ちは置き去りに、婚約者を入れ換えられる事になってしまった。
悲しみに沈むアリスに、夫となる伯爵は告げた、「これは白い結婚だ」と。
運命は回り始めた、アリスが辿り着く先とは… ◇異世界:短編16話《完結しました》
誰でもイイけど、お前は無いわw
猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。
同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。
見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、
「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」
と言われてしまう。
【完結】旦那様、その真実の愛とお幸せに
おのまとぺ
恋愛
「真実の愛を見つけてしまった。申し訳ないが、君とは離縁したい」
結婚三年目の祝いの席で、遅れて現れた夫アントンが放った第一声。レミリアは驚きつつも笑顔を作って夫を見上げる。
「承知いたしました、旦那様。その恋全力で応援します」
「え?」
驚愕するアントンをそのままに、レミリアは宣言通りに片想いのサポートのような真似を始める。呆然とする者、訝しむ者に見守られ、迫りつつある別れの日を二人はどういった形で迎えるのか。
◇真実の愛に目覚めた夫を支える妻の話
◇元サヤではありません
◇全56話完結予定
二人の妻に愛されていたはずだった
ぽんちゃん
恋愛
傾いていた伯爵家を復興すべく尽力するジェフリーには、第一夫人のアナスタシアと第二夫人のクララ。そして、クララとの愛の結晶であるジェイクと共に幸せな日々を過ごしていた。
二人の妻に愛され、クララに似た可愛い跡継ぎに囲まれて、幸せの絶頂にいたジェフリー。
アナスタシアとの結婚記念日に会いにいくのだが、離縁が成立した書類が残されていた。
アナスタシアのことは愛しているし、もちろん彼女も自分を愛していたはずだ。
何かの間違いだと調べるうちに、真実に辿り着く。
全二十八話。
十六話あたりまで苦しい内容ですが、堪えて頂けたら幸いです(><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる