23 / 54
学年トーナメント戦編
5話 それはきっと
しおりを挟む
問◎バトル系の物語にバトルが欠かせないのは当然だが、しかし都合上全ての戦闘を収録する事は不可能であり、いくらか割愛しなければならない。さて、割愛しなければならない戦闘の種類とは何か。一つ答えよ。
答☆主人公が絡まない、モブとモブの戦闘。
(主人公検定4級模擬試験問題より抜粋)
◆◆◆
「お疲れ―シュウヤ」
「凄かったですよ田中さん。あっという間の決着でしたね!鮮やかでした!」
「おっ、おう………」
「何その鳩が豆鉄砲喰らった見たいな顔は。腑に落ちない事でもあるの?」
「どんな顔だよ。カズミネ、それ使いどころ間違えてんじゃないのか」
「言ってみたかっただけだからね」
つつがなく学年戦一回戦は終了した。ので俺はギャラリー席のカズミネと星叶のいる場所へと戻ってきていた。
結果はカズミネと星叶の反応から想像出来ると思うが、俺の勝利で幕を降ろした。
………………………………うん。なんだろうな、この感覚。確かに俺は先程試合を行ってきた。その事実は存在する。しかし、その事実を目撃されていない様な感覚が俺にはあった。せっかく頑張って戦ったのに、何だか割愛されてしまった様な感覚だ。自分で言ってもよくわからないのだが。
カズミネや星叶はしっかり見ていてくれていたので、俺の思い過ごしなのかも知れないが。
漫画とかでもよく見かけるが、メインキャラ以外の戦闘シーンって結構省かれたりしている。勝敗だけ伝えられたりしていたら、それこそ脇役ではないか。俺はなりたくなくてもならなきゃいけない素質でもあるのだろうか。
ま、実際に割愛なんてされる訳ないけどな!
俺の熱く激しい能力バトルを割愛なんかしたりする奴がいたのなら、ソイツはかなりのイカレ野郎だろうな。それにこれ以上口に出すとメタ発言になりかねん。
不思議な確信を得て納得する俺を見て、二人は見合わせて軽く首を傾げた。
◆◆◆
一回戦も中盤に差し掛かろうとしていた頃。俺はふと辺りを見回してみた。
「上梨はどこ行ったんだ?アイツまだ試合じゃなかっただろ」
隣のカズミネに話し掛けると、
「さっき山田さんに引っ張られて何処かへ行っちゃたよ。ホント仲良くなったねあの二人。最初は、あんなに仲が悪かったのに」
「山田さん、上梨の事絶対に好きだよな?」
「分かります分かります。見てたら直ぐに分かります。なんかそういう展開のラノベを何種類か私知ってますもん」
「僕達が勝手に山田さんの気持ちを決めるのはよくないでしょうよ」
「十中八九間違い無いと思うんですが」
「あんな態度とってるんだ。気にはなっているだろ」
最近山田さんは上梨につきっきりとなっている。事あるごとに上梨と行動したがる。もろにツンデレして上梨と接する山田さんを見ていると、「あゝ、主人公とツンデレヒロインのやり取りを現場で見ているしかないモブの気持ちってこんなんなんだな」ってなる。完全な第三者視点のラノベやアニメとはまた違ったものがあるので、飽きはしないだろうが。
それでも、毎回毎回イチャイチャイチャイチャとされると流石の俺も耐えられるものも耐えられなくなってくるよ?客観的に判断するに、上梨は山田さんの好意に全くと言っていい程に気がついていないので、悪いのは山田さんとなるのか。
そんな取り留めの無い事を考えていると、カズミネが立ち上がった。
「どしたカズミネ?」
「どしたって………さっきの放送聞いてなかったのかい?次、僕の試合なんだけど」
そうなのか?全く気がつかなかった。
「そうか。適当に頑張ってきてくれ」
「さてはシュウヤ、応援する気がないね?」
「そんな事は決してとは言えないがないぞ」
「そうだったそうだった。君はそんな奴だった」
「春日原さん、ファイトですよ!」
ただ一人、星叶だけがやる気に満ち溢れていた。その応援を受け取ったカズミネは苦笑する。
「そこまで気合を入れて貰わなくてもいいんだけどね」
「私達はここからしっかり応援していますから全力で臨んで下さいね!」
「ああ、そうだぞカズミネ。この応援を糧に優勝まで登り詰めるんだ」
「ま、何とかやってくるよ」
手をひらひらと動かし、俺達に背を向けて歩いて行くカズミネ。
ハッキリ言ってしまえば、カズミネはかなり強い。その強さは学年単位ではなく、学園単位でも通用する筈だ。
カズミネの能力《不可視の神手》(俺命名)は実際に見たとか喰らったとかで対応出来る程甘くない。誰にも見る事が出来ない手からの攻撃、つまりほぼ回避が不可能なのだから。
使用しているカズミネ本人にしか視認出来ない第三の手は、模擬戦闘に於いて無敵と言っても過言ではないのだ。
「そういえば、対戦相手の方は難波地………とかいう名前だったんですが。凄い珍しい名前ですね」
「珍しいというより、多分ソイツの家系以外に存在していないぐらいの希少さだと思うんだが。この学園には、能力者の他にも特殊な名前も集める規則でもあったのか?」
◆◆◆
すぅと息を鼻から吸って、ゆっくりと口から吐き出す。手はぶらぶらと回して、足首も念入りに伸ばす。手首足首の運動が終わったらその場で軽くジャンプする。ここまでが、僕のルーティーンみたいなものだ。
先程、とても応援とは言えない応援をシュウヤから受けてきたけど、本音はちゃんと応援してくれている筈なので敢えて何も言わずに来た。
スタジアムの中央に歩み寄る僕は対戦相手を見据える。名前は…確か難波地、とか何とか。身長は僕より少し低い位だけど、服の上からでも体付きが違うのが見て取れる。おそらく体重は僕よりも重いだろう。
この学年戦で初めて合う人だけど、勝てるかどうかとかの不安は僕には一切なかった。
多分、というより確実に勝てる。難波地君は僕を見て、少し緊張を緩めていた。心の中では弱そうとか思っているんだろうか。準備運動も素人の僕からみてもだいぶおざなりだ。勝てる試合だと、消化試合とでも思っているのか。
なら勝てる。僕は確実に勝てる。
寧ろこんな奴に負けてしまう位なら、即刻生徒会を退会してから会長に“僕自身の能力”を見せてやっても構わない。そんな事はしないけど。
けれど、もし、もしもの話だ。
そういう日が、僕が誰かに負ける日が来るとするならばそれはきっと━━━━
『Bブロック第一回戦十八組目の試合を、開始しますっ!』
僕を倒すのは、きっとシュウヤなんだろうな。
僕はフッとそんな事を考えた。
答☆主人公が絡まない、モブとモブの戦闘。
(主人公検定4級模擬試験問題より抜粋)
◆◆◆
「お疲れ―シュウヤ」
「凄かったですよ田中さん。あっという間の決着でしたね!鮮やかでした!」
「おっ、おう………」
「何その鳩が豆鉄砲喰らった見たいな顔は。腑に落ちない事でもあるの?」
「どんな顔だよ。カズミネ、それ使いどころ間違えてんじゃないのか」
「言ってみたかっただけだからね」
つつがなく学年戦一回戦は終了した。ので俺はギャラリー席のカズミネと星叶のいる場所へと戻ってきていた。
結果はカズミネと星叶の反応から想像出来ると思うが、俺の勝利で幕を降ろした。
………………………………うん。なんだろうな、この感覚。確かに俺は先程試合を行ってきた。その事実は存在する。しかし、その事実を目撃されていない様な感覚が俺にはあった。せっかく頑張って戦ったのに、何だか割愛されてしまった様な感覚だ。自分で言ってもよくわからないのだが。
カズミネや星叶はしっかり見ていてくれていたので、俺の思い過ごしなのかも知れないが。
漫画とかでもよく見かけるが、メインキャラ以外の戦闘シーンって結構省かれたりしている。勝敗だけ伝えられたりしていたら、それこそ脇役ではないか。俺はなりたくなくてもならなきゃいけない素質でもあるのだろうか。
ま、実際に割愛なんてされる訳ないけどな!
俺の熱く激しい能力バトルを割愛なんかしたりする奴がいたのなら、ソイツはかなりのイカレ野郎だろうな。それにこれ以上口に出すとメタ発言になりかねん。
不思議な確信を得て納得する俺を見て、二人は見合わせて軽く首を傾げた。
◆◆◆
一回戦も中盤に差し掛かろうとしていた頃。俺はふと辺りを見回してみた。
「上梨はどこ行ったんだ?アイツまだ試合じゃなかっただろ」
隣のカズミネに話し掛けると、
「さっき山田さんに引っ張られて何処かへ行っちゃたよ。ホント仲良くなったねあの二人。最初は、あんなに仲が悪かったのに」
「山田さん、上梨の事絶対に好きだよな?」
「分かります分かります。見てたら直ぐに分かります。なんかそういう展開のラノベを何種類か私知ってますもん」
「僕達が勝手に山田さんの気持ちを決めるのはよくないでしょうよ」
「十中八九間違い無いと思うんですが」
「あんな態度とってるんだ。気にはなっているだろ」
最近山田さんは上梨につきっきりとなっている。事あるごとに上梨と行動したがる。もろにツンデレして上梨と接する山田さんを見ていると、「あゝ、主人公とツンデレヒロインのやり取りを現場で見ているしかないモブの気持ちってこんなんなんだな」ってなる。完全な第三者視点のラノベやアニメとはまた違ったものがあるので、飽きはしないだろうが。
それでも、毎回毎回イチャイチャイチャイチャとされると流石の俺も耐えられるものも耐えられなくなってくるよ?客観的に判断するに、上梨は山田さんの好意に全くと言っていい程に気がついていないので、悪いのは山田さんとなるのか。
そんな取り留めの無い事を考えていると、カズミネが立ち上がった。
「どしたカズミネ?」
「どしたって………さっきの放送聞いてなかったのかい?次、僕の試合なんだけど」
そうなのか?全く気がつかなかった。
「そうか。適当に頑張ってきてくれ」
「さてはシュウヤ、応援する気がないね?」
「そんな事は決してとは言えないがないぞ」
「そうだったそうだった。君はそんな奴だった」
「春日原さん、ファイトですよ!」
ただ一人、星叶だけがやる気に満ち溢れていた。その応援を受け取ったカズミネは苦笑する。
「そこまで気合を入れて貰わなくてもいいんだけどね」
「私達はここからしっかり応援していますから全力で臨んで下さいね!」
「ああ、そうだぞカズミネ。この応援を糧に優勝まで登り詰めるんだ」
「ま、何とかやってくるよ」
手をひらひらと動かし、俺達に背を向けて歩いて行くカズミネ。
ハッキリ言ってしまえば、カズミネはかなり強い。その強さは学年単位ではなく、学園単位でも通用する筈だ。
カズミネの能力《不可視の神手》(俺命名)は実際に見たとか喰らったとかで対応出来る程甘くない。誰にも見る事が出来ない手からの攻撃、つまりほぼ回避が不可能なのだから。
使用しているカズミネ本人にしか視認出来ない第三の手は、模擬戦闘に於いて無敵と言っても過言ではないのだ。
「そういえば、対戦相手の方は難波地………とかいう名前だったんですが。凄い珍しい名前ですね」
「珍しいというより、多分ソイツの家系以外に存在していないぐらいの希少さだと思うんだが。この学園には、能力者の他にも特殊な名前も集める規則でもあったのか?」
◆◆◆
すぅと息を鼻から吸って、ゆっくりと口から吐き出す。手はぶらぶらと回して、足首も念入りに伸ばす。手首足首の運動が終わったらその場で軽くジャンプする。ここまでが、僕のルーティーンみたいなものだ。
先程、とても応援とは言えない応援をシュウヤから受けてきたけど、本音はちゃんと応援してくれている筈なので敢えて何も言わずに来た。
スタジアムの中央に歩み寄る僕は対戦相手を見据える。名前は…確か難波地、とか何とか。身長は僕より少し低い位だけど、服の上からでも体付きが違うのが見て取れる。おそらく体重は僕よりも重いだろう。
この学年戦で初めて合う人だけど、勝てるかどうかとかの不安は僕には一切なかった。
多分、というより確実に勝てる。難波地君は僕を見て、少し緊張を緩めていた。心の中では弱そうとか思っているんだろうか。準備運動も素人の僕からみてもだいぶおざなりだ。勝てる試合だと、消化試合とでも思っているのか。
なら勝てる。僕は確実に勝てる。
寧ろこんな奴に負けてしまう位なら、即刻生徒会を退会してから会長に“僕自身の能力”を見せてやっても構わない。そんな事はしないけど。
けれど、もし、もしもの話だ。
そういう日が、僕が誰かに負ける日が来るとするならばそれはきっと━━━━
『Bブロック第一回戦十八組目の試合を、開始しますっ!』
僕を倒すのは、きっとシュウヤなんだろうな。
僕はフッとそんな事を考えた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる