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六章
その44 七つ目の不思議
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「ついにこの時がやってきたのね……」
「そうですね……、ここまでなんと長く険しい道程だったことでしょうか」
「それでもやっと最終局面って感じだねー」
しばらく経って、文芸部員が全員集合した。
それから長机にいつものように集まって、言葉を交わしていた。皆の言葉の端々から感慨深さを感じる。それは勿論俺も同様だ。
半年近くかけてやっとこさ漕ぎ着くことができた。七不思議の解明にリーチをかけることができたのだ。
しかしリーチはリーチ。ここで終了というわけにはいかない。
「それじゃあ集まった文字を整理して、最後の不思議を解明しようか」
アメの言葉に全員が頷いた。
白紙の紙をナツキが取り出してきて、その紙にサラサラと今まで見つけ出してきた文字を記していく。
六つ目の不思議で見つけた新しい文字は『ん』。それも含めて紙に書いていくと、
「あ、き、の、か、だ、ん………『秋の花壇』、か」
「それってやっぱり、お花を植えるあの花壇のことよね」
「それしかないんじゃないかなー。秋のってことは季節を指定しているんだろうし、まさに今の時期の花壇が七不思議なんだろうねー」
しかし、と言ってフユカが声を上げた。
「それは一体どこの花壇を指しているのでしょうか。範囲を日ノ宮学園だけに絞っても、それなりに花壇は存在していますよ」
「それは……ほら。部室棟と校舎と、それに体育館に囲まれている中庭にある花壇じゃないの?私それくらいしか花壇の場所思いつかないし……」
「有力なのは間違いありませんが………断言はできませんね」
「いや、僕はそこで正解だと思うよ」
アメが明るい声で、ハルの意見に肯定した。
そしてアメは、長机に置かれた紙の余白部分に何らかの絵を描きだした。四角やら丸やら、色々な形があって一瞬何が描かれているのかさっぱりわからなかった。それでも良く見てみることで直ぐに理解できた。
「これは…、日ノ宮学園か」
「そう。その真上から見た図だね」
描かれていたのは、シンプルで見やすい日ノ宮学園の図だった。航空写真のように真上から見た日ノ宮学園が描かれている。しかしまぁ、真上からなんて見たこともないだろうに良くこんな図が描けるものだ。アメの意外な特技を知ったな。
アメは図を描いたペンである一点を指した。
「まず、ここが中庭。その花壇だね」
L字型の校舎と長方形の部室棟。それに体育館に囲まれた中央に、アメはペンでぐりぐりと黒い印をつける。
「次に一つ目の不思議だった、池」
体育館の横に造られていた池。七不思議の一つであるその場所には、人魚が(物理的に)眠っていた。
その場所にもアメは印をつける。
「そして体育館、文芸部室、校舎屋上、図書館、出入り口……というか玄関」
次々とアメは図に黒い印をつけていった。それらは全て、俺達が解明していった七不思議に関連している場所だ。
もう印をつける場所はないのか、アメはペンを長机に置いた。
「これで、何か見えてこないかな」
アメ以外の皆で図を覗き込んだ。するとナツキが真っ先に声を上げる。
「これってもしかしてアスタリスク、なのかなー」
その言葉にアメは頷く。
アスタリスク。一般的に知られているのは、六角形の頂点をそれぞれ向かい合わせの頂点とで線で結ぶことでできる模様だ。星の輝きにも似た記号。
アメは再びペンを取り、七不思議の関連場所をそれぞれ線で繋いでいく。するとそこには、完全な形ではないものの確かにアスタリスクと言える模様が浮かび上がっていた。
そうしてわかった。
「このアスタリスクの中央。線と線が交わる場所。それが、中庭の花壇、なのか」
「そうだね。あくまで推測だけど、ほとんど当たりなんじゃないかな。この推理には割と自信がある」
アメが珍しく得意気な表情になる。確かに名推理だった。言われれば納得してしまい、これ以外の根拠がさっぱり浮かんでこない程だ。
だが、ハルがきょとんとした顔で尋ねてきた。
「え?六つ目の不思議を線で繋ぐだけなら、最初から七つ目の不思議の場所は推測できたってことじゃない。これって今まで七不思議を解明していく必要あったのかしら」
「………………………」
「ちょっとシュウ。なんでそんな呆れた表情してるのよ。私何かおかしいこと言った?」
なんということだ。ハルのアホはここまで進行していたというのか。思わず額に手を当てて頭上を仰いでしまった。全くやれやれだ。
流石にナツキも苦笑いを浮かべている。そして諭すように優しくハルに説明しだした。
「あのねーハルー。今こうやって線で結んでいるのはさ、今までに見つけた文字が『花壇』を指していたからなんだよねー。だから結局、文字を見つけないことには線で結ぶっていう発想自体が浮かばないんじゃないかなー」
「それにもし、最初の段階でアスタリスクの発想が出たとしても花壇が七つ目の不思議であるなんてわかりっこありませんしね。仮にそこまで辿り着いても『秋の』と季節の指定までされている以上、秋にならない限り手出しができませんし」
「………あっ」
今気づいた、と言わんばかりのハル。これをアホと言わずしてなんと言うのだろうか。
「だから七不思議は解明しなくちゃいけなかったんだよ。本当にハルはいつまで経ってもアホだな………って危なぁ!!」
やれやれと肩を竦めながら教えてやったら、物凄い勢いで拳が飛んできた。それをとっさの反射でしゃがみ込むことにより無事に回避。
ビンタじゃない、パンチだ。右ストレートだ。こいつ本気で人を殴りにきやがった。
「なんで避けるのよ」
「そんな純粋な瞳で言われたらこっちが困るわ」
もはやお約束の様な光景を見て、ナツキやフユカが笑っていた。アメも口元を抑えて笑っている。俺としては全然笑えないのですがねぇ。
ひとしきり笑った後、ナツキが手のひらをパチンと合わせた。
「それじゃあ行こうか。七つ目の不思議の場所へ」
俺達は頷いて、文芸部室を後にした。
待ちに焦がれた『永遠の愛』。それがもう手に届くところにある。そう思うと、居ても立っても居られなかった。
部室棟の長い廊下を進んでいく。
俺達の足取りは軽く、力強かった。
「そうですね……、ここまでなんと長く険しい道程だったことでしょうか」
「それでもやっと最終局面って感じだねー」
しばらく経って、文芸部員が全員集合した。
それから長机にいつものように集まって、言葉を交わしていた。皆の言葉の端々から感慨深さを感じる。それは勿論俺も同様だ。
半年近くかけてやっとこさ漕ぎ着くことができた。七不思議の解明にリーチをかけることができたのだ。
しかしリーチはリーチ。ここで終了というわけにはいかない。
「それじゃあ集まった文字を整理して、最後の不思議を解明しようか」
アメの言葉に全員が頷いた。
白紙の紙をナツキが取り出してきて、その紙にサラサラと今まで見つけ出してきた文字を記していく。
六つ目の不思議で見つけた新しい文字は『ん』。それも含めて紙に書いていくと、
「あ、き、の、か、だ、ん………『秋の花壇』、か」
「それってやっぱり、お花を植えるあの花壇のことよね」
「それしかないんじゃないかなー。秋のってことは季節を指定しているんだろうし、まさに今の時期の花壇が七不思議なんだろうねー」
しかし、と言ってフユカが声を上げた。
「それは一体どこの花壇を指しているのでしょうか。範囲を日ノ宮学園だけに絞っても、それなりに花壇は存在していますよ」
「それは……ほら。部室棟と校舎と、それに体育館に囲まれている中庭にある花壇じゃないの?私それくらいしか花壇の場所思いつかないし……」
「有力なのは間違いありませんが………断言はできませんね」
「いや、僕はそこで正解だと思うよ」
アメが明るい声で、ハルの意見に肯定した。
そしてアメは、長机に置かれた紙の余白部分に何らかの絵を描きだした。四角やら丸やら、色々な形があって一瞬何が描かれているのかさっぱりわからなかった。それでも良く見てみることで直ぐに理解できた。
「これは…、日ノ宮学園か」
「そう。その真上から見た図だね」
描かれていたのは、シンプルで見やすい日ノ宮学園の図だった。航空写真のように真上から見た日ノ宮学園が描かれている。しかしまぁ、真上からなんて見たこともないだろうに良くこんな図が描けるものだ。アメの意外な特技を知ったな。
アメは図を描いたペンである一点を指した。
「まず、ここが中庭。その花壇だね」
L字型の校舎と長方形の部室棟。それに体育館に囲まれた中央に、アメはペンでぐりぐりと黒い印をつける。
「次に一つ目の不思議だった、池」
体育館の横に造られていた池。七不思議の一つであるその場所には、人魚が(物理的に)眠っていた。
その場所にもアメは印をつける。
「そして体育館、文芸部室、校舎屋上、図書館、出入り口……というか玄関」
次々とアメは図に黒い印をつけていった。それらは全て、俺達が解明していった七不思議に関連している場所だ。
もう印をつける場所はないのか、アメはペンを長机に置いた。
「これで、何か見えてこないかな」
アメ以外の皆で図を覗き込んだ。するとナツキが真っ先に声を上げる。
「これってもしかしてアスタリスク、なのかなー」
その言葉にアメは頷く。
アスタリスク。一般的に知られているのは、六角形の頂点をそれぞれ向かい合わせの頂点とで線で結ぶことでできる模様だ。星の輝きにも似た記号。
アメは再びペンを取り、七不思議の関連場所をそれぞれ線で繋いでいく。するとそこには、完全な形ではないものの確かにアスタリスクと言える模様が浮かび上がっていた。
そうしてわかった。
「このアスタリスクの中央。線と線が交わる場所。それが、中庭の花壇、なのか」
「そうだね。あくまで推測だけど、ほとんど当たりなんじゃないかな。この推理には割と自信がある」
アメが珍しく得意気な表情になる。確かに名推理だった。言われれば納得してしまい、これ以外の根拠がさっぱり浮かんでこない程だ。
だが、ハルがきょとんとした顔で尋ねてきた。
「え?六つ目の不思議を線で繋ぐだけなら、最初から七つ目の不思議の場所は推測できたってことじゃない。これって今まで七不思議を解明していく必要あったのかしら」
「………………………」
「ちょっとシュウ。なんでそんな呆れた表情してるのよ。私何かおかしいこと言った?」
なんということだ。ハルのアホはここまで進行していたというのか。思わず額に手を当てて頭上を仰いでしまった。全くやれやれだ。
流石にナツキも苦笑いを浮かべている。そして諭すように優しくハルに説明しだした。
「あのねーハルー。今こうやって線で結んでいるのはさ、今までに見つけた文字が『花壇』を指していたからなんだよねー。だから結局、文字を見つけないことには線で結ぶっていう発想自体が浮かばないんじゃないかなー」
「それにもし、最初の段階でアスタリスクの発想が出たとしても花壇が七つ目の不思議であるなんてわかりっこありませんしね。仮にそこまで辿り着いても『秋の』と季節の指定までされている以上、秋にならない限り手出しができませんし」
「………あっ」
今気づいた、と言わんばかりのハル。これをアホと言わずしてなんと言うのだろうか。
「だから七不思議は解明しなくちゃいけなかったんだよ。本当にハルはいつまで経ってもアホだな………って危なぁ!!」
やれやれと肩を竦めながら教えてやったら、物凄い勢いで拳が飛んできた。それをとっさの反射でしゃがみ込むことにより無事に回避。
ビンタじゃない、パンチだ。右ストレートだ。こいつ本気で人を殴りにきやがった。
「なんで避けるのよ」
「そんな純粋な瞳で言われたらこっちが困るわ」
もはやお約束の様な光景を見て、ナツキやフユカが笑っていた。アメも口元を抑えて笑っている。俺としては全然笑えないのですがねぇ。
ひとしきり笑った後、ナツキが手のひらをパチンと合わせた。
「それじゃあ行こうか。七つ目の不思議の場所へ」
俺達は頷いて、文芸部室を後にした。
待ちに焦がれた『永遠の愛』。それがもう手に届くところにある。そう思うと、居ても立っても居られなかった。
部室棟の長い廊下を進んでいく。
俺達の足取りは軽く、力強かった。
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