46 / 46
6章 夏休みの休息お出掛け!~後半~
42話 夏の楽しい旅行
しおりを挟む「いきなり酷い言いようだね智登君…顔かそうか。」
見て完全に怒ってると分かる模子に智登は顔を近付けた。
ぽすっ
模子のパンチは智登の顔面にクリーンヒット!!
しかし、速さが足りない。威力も足りない。
「…どうした。」
「なんでもないよっ…!」
模子にとってはほぼ全力だったが、全く効果無し。
それどころか智登に不思議がられ、恥ずかしくなった。
「でも、気にはしてるので、そんなドストレートに言わないでください…」
やはり子供だと言ったことが気に触ったようだ。
「はははっ、子供でもいいじゃんか!」
次にどこからともなく菜羅が現れた。
今までの話を聞いていたようだ。
模子達はなぜか何も反論しなかった。
「…まぁ、とりあえず全員揃ったな。」
ここで5人が全員揃ったので、全員で別の場所へ向かった。
神社での祭りは長く、5人はとても楽しめた様子だった。
旅館に戻ってからも、今日の話でいっぱい。
風呂に入ったときも、寝るときもずっと話が途切れなかった。
それだけ楽しめたのだ。
「さっき起きたばっかりなのに皆寝てるねー」
「朝もちょっと遊んじゃいましたからねー、疲れたんでしょう。」
智登と流卵以外は帰りの電車の中で寝てしまった。
気持ち良さそうである。
「どう?良かった?」
元々は流卵にちゃんとした休息を与えるために企画した旅行。
率直に感想を聞いてみる智登。
「はいっ!楽しかったです!」
素直な流卵、とてもいい表情をしている。
智登はそれを聞いて安心した。
「久々にこんな感情になりましたね。」
流卵は、智登に仕える事が趣味みたいなものと話していた。
確かにそれをしても楽しいのかもしれないが、
こういった普通に遊んで楽しいという感覚もあっていい。
「いつもありがとさん、たまには休めよ。」
「えへへ…ありがとうございます。」
これを機に十分に休んでくれるといいほしい。
ずっと休まれても困るが、ずっと大変な事を押し付けてるのも申し訳ない。
流卵だってまだ高校生だから楽しませたい。
主人として、ちゃんと見ておこうと智登は思った。
「…もうすぐだな。」
「そうですね、皆様ー!起きてくださーい!」
降りる場所も近い、流卵は寝ている皆を起こした。
「とーちゃーっく!」
駅を降りたらいつも見かける山々、帰ってきた実感が湧く。
「楽しかったー!もっかい行きたいぜ!」
「次は冬かなー?」
「もう秋にやるとか?」
「早すぎです!」
「お前ら元気だなー」
今回の旅行はとてもいいものだった。
またこの5人で行きたいと思いつつ、
5人はそれぞれの帰路についた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
やさしいキスの見つけ方
神室さち
恋愛
諸々の事情から、天涯孤独の高校一年生、完璧な優等生である渡辺夏清(わたなべかすみ)は日々の糧を得るために年齢を偽って某所風俗店でバイトをしながら暮らしていた。
そこへ、現れたのは、天敵に近い存在の数学教師にしてクラス担任、井名里礼良(いなりあきら)。
辞めろ辞めないの押し問答の末に、井名里が持ち出した賭けとは?果たして夏清は平穏な日常を取り戻すことができるのか!?
何て言ってても、どこかにある幸せの結末を求めて突っ走ります。
こちらは2001年初出の自サイトに掲載していた小説です。完結済み。サイト閉鎖に伴い移行。若干の加筆修正は入りますがほぼそのままにしようと思っています。20年近く前に書いた作品なのでいろいろ文明の利器が古かったり常識が若干、今と異なったりしています。
20年くらい前の女子高生はこんな感じだったのかー くらいの視点で見ていただければ幸いです。今はこんなの通用しない! と思われる点も多々あるとは思いますが、大筋の変更はしない予定です。
フィクションなので。
多少不愉快な表現等ありますが、ネタバレになる事前の注意は行いません。この表現ついていけない…と思ったらそっとタグを閉じていただけると幸いです。
当時、だいぶ未来の話として書いていた部分がすでに現代なんで…そのあたりはもしかしたら現代に即した感じになるかもしれない。
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる