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第1章 錬金術の世界
第11話 足し算と掛け算
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「「……ええええええええっっ!!?」」
「なん、なんだこれ…ハル、見たよね…?」
「うん…この武器もそうだけど、あのワールドアナウンス…」
僕達は、僕が作った新しい刀を前に、衝撃のあまり口しか動かないカラクリ人形になっていた。まず、余りにもレア度が高すぎること。そして、名前こそ非公開だが、サービス開始2日目という早すぎる段階で伝説級武器が錬成されたことが、サーバー内の全プレイヤーに知れ渡ってしまったこと。
特に後者はヤバい。今まで最前線に顔を出すわけでも、おろか冒険者ギルドのクエストすらまともに受けてない始末。露店にお店を出しているわけでもなく、つまり僕達は今までその存在すら知られない「その他」プレイヤーの一角だった。なのに、今回の件を受けて、僕達はその存在が明るみに出かねない状態になってしまった。何せ、目の前の業物は初心者が使うにはあまりにも場違いな存在感を放っているからだ。
『大地の精霊刀アルバノ=ガイア』☆7 ATK+20 INT+100 抜刀攻撃時ATK100%増 抜刀後60秒間地属性付加
売却不可。古来よりアルバノの地に眠っていた地精霊ガイアの恩恵を、長い年月をかけて吸収し続けたアルバノの木をふんだんに用いて錬成された木刀。その鞘には地精霊ガイアの力が宿っており、刀を通すことでその力を顕現させる。刀身も強化されており、物打ちで攻撃した時、必ず会心攻撃になる。『初心者の木刀』を元にしているため、何回使っても壊れない。
なんかもう、放つオーラが全く違う。それが☆7武器が由縁か地精霊ガイアによるものなのかは定かではないが。それに、先程までただの木刀だった見た目は、いつの間にか鞘に大自然の荒々しさと暖かさを表現したような色合いが付き、刀も無骨ながら細かい装飾がなされている。こんな業物を間近で見られたら誤魔化しようがないだろう。
「と、とりあえずこれどうぞ…会心の出来だよ」
「見れば分かる…ありがとう。本当にこんな凄いもの貰っていいの?」
「今更聞かないでよ。ハルのために作ったんだから」
「ん…ありがと。宝物にするね」
ハルは刀をそっと胸に抱えると、少し顔を赤らめそう言った。最初こそあまりのインパクトに狼狽したが、こうして喜んでくれたのなら良かった。その後、ハルがログイン限界時間ギリギリまで、大事そうに刀を抱えて頬擦りしていたのは別の話。その姿はさながら恋人の腕に縋る乙女のようであった。
………
一度ログアウト。互いにリアルで早めの夕食と入浴を終えてから再ログインした。VR機は一度ログインすると、その使用時間に応じてインターバルを置かなければログインできない仕組みになっている。僕達は4時間ギリギリまでログインしたので休憩は1時間。各々やることを済ませていれば、1時間なんてすぐである。
前回同様、宿屋のベッドの上で目を覚ます。ダブルベッドの距離感に、お互い悶々とする気持ちを抑えながら、アバターの腹の虫を静めるべくレストランへと向かった。現在ゲーム内20:00。さっきリアルで食べたばかりなのに食べに行くというのもVRならではの不思議な感覚だが。ギルドの食堂ではない。NPCの料理人が運営する静かなレストランだ。
刀のことを考えると、いきなり探索帰りの冒険者で賑わう食堂には行きたくなかったのだ。刀をインベントリにしまえば済むのだが、ハルが肌身離さず持っていたいと駄々をこねるので、人気の少ないレストランに行くことに決めたのだった。
宿屋を出て、暗くなった南通りを王城の方に歩くこと数分。冒険者ギルドを素通りし2ブロック進んだ後、右折して路地を抜けるとお目当ての店が見えた。プレイヤーが普段あまり通らない大通りに大きく店を構えるそのレストランの名は『旅人の住処』。何でもオーナーが冒険好きで、ちょくちょく外へ出かけては、肉などの素材を調達して帰ってくるらしい。
自分で素材を調達するのだから当然料理の価格も安く、それでいて美味しいといった理由でNPCに人気のお店なのだ…と、このゲームでグルメ情報をまとめるブログには書いてあった。投稿主はリアルではミシュランの審査員に選ばれるほどの美食家らしく、それが真実かは置いておいて、こうして情報を提供してくれるのだからありがたい。ただ、流石に食堂ほどコスパは良くないためプレイヤーはまだ少ないんだとか。
このゲームは基本的にゲーム内の情報を公開することに積極的だ。実際こういうブログを見たのがきっかけでゲームをやりたいと思う人も少なくない。広告材料になる情報は公式ですらPR動画として公開したりする。たまにプレイヤーの面白シーンやNPCの知られざる一面などを「勝手に」撮った動画がアップされることもある。当然、プレイヤーの方は名前を伏せてあるが。
ただ、そんなオープンなゲームでも、メインストーリーに関わる部分は絶対に漏らさない。数百人のオペレーターと高性能AIが24時間態勢で監視しているらしく、もしアップしようものなら即削除、加えてそのプレイヤーのアカウントを凍結する。スキル獲得に関しても同様だ。まあ、誰だってネタバレされた状態でゲームをしたくはないよね。特にこういうストーリーのあるやつは。
話がかなり飛んでしまったが、そういうわけで僕達はブログを経由してこの店に辿り着いたのだ。店内はシックな木造の机やジュークボックスが落ち着いた雰囲気を作り、大人たちが静かに寛ぐ様は、さながら最近再流行し始めた純喫茶のようであった。近くの店員が寄ってくる。
「いらっしゃいませ、お2人ですね。お客様、現在個室が1部屋ほど空いておりますがそちらにいたしますか?」
「あー…じゃあ追加料金とかなければそれでお願いします」
「かしこまりました!追加料金は発生しませんのでご案内いたします。足元お気をつけ下さい」
そう言って奥へと進んでいく。すごい丁寧な接客だなぁと、ついNPCの完成度の高さに感動しながら個室へと通された。男女2人だからって気を利かせてくれたのだろうか?僕達そういう関係じゃないんだけどね。まあいいや。個室なら誰も入ってこないし、アイテムとか出しても見られないもんね。
注文を済ませた僕達は、料理を待つ間、先程の怒涛のシステムメッセージを整理することにした。まず、今回の件で【付与強化】から派生進化したこのスキルだ。
【統合強化】消費MP:20
ユニークスキル【付与強化】のランクアップに伴って派生したスキル。より多くのMPを消費するが、素材同士の性質や特徴をかけ合わせて、より高次元の性質や特徴を作り出す強化を行う。このスキルを使用した場合、必ず錬成に成功する。ゲーム内時間で1日に3回まで使用可能。
相変わらずのぶっ壊れ性能だ。ランクが上がったことでより磨きがかかった。これからも何度もお世話になるだろうし、大切にしよう。と、そういえば必ず錬成に成功するんだったな。じゃあ刀の強化に失敗したかもなんて心配は最初から杞憂だったわけだ。いやー緊張ですっかり忘れてた。
因みに、通常スキルは勝手にランクアップしたりはしない。普通はある程度までスキルを使うことでランクアップのコマンドが解放される。そこでレベルアップ報酬などで入手できる『スキル玉』を消費することで初めてランクアップが出来る。スキル玉は他にもスキルのセット上限解放にも使う。とにかく貴重なアイテムなのだ。
そして、ランクアップしてもスキルの性質そのものが変わることはない。精々効果がそのまま上昇するだけだ。例えば僕の【硬化】で言うと【硬化Ⅱ】となり、バフの効果量が上昇する程度に留まる。こういった特異的なランクアップをするのも、ユニークスキルたる由縁の一つなのだろう。
今回の派生進化は、内容を一言で言えば「足し算から掛け算に変わった」ということだろう。今までの【付与強化】は、例えば元々ある性質Aに対し素材の持つ性質Bを加えることで性質A+Bに強化していた。しかし所詮は足し算。性質Aと性質Bをかけ合わせ、両者の特徴を兼ね備えた新性質Cを生み出す掛け算の【統合強化】には遠く及ばない。ということだ。
実際レア度がいきなり7まで上がったことや、頼んでもいないINT+100という強すぎるボーナスや見た目の変化。そして図書館で読んだ本にすら書かれていなかった「精霊」の存在など、掛け算によって生まれたものは多い。特に精霊、中でも『地精霊ガイア』については近いうちに調べておく必要があるだろう。
「なん、なんだこれ…ハル、見たよね…?」
「うん…この武器もそうだけど、あのワールドアナウンス…」
僕達は、僕が作った新しい刀を前に、衝撃のあまり口しか動かないカラクリ人形になっていた。まず、余りにもレア度が高すぎること。そして、名前こそ非公開だが、サービス開始2日目という早すぎる段階で伝説級武器が錬成されたことが、サーバー内の全プレイヤーに知れ渡ってしまったこと。
特に後者はヤバい。今まで最前線に顔を出すわけでも、おろか冒険者ギルドのクエストすらまともに受けてない始末。露店にお店を出しているわけでもなく、つまり僕達は今までその存在すら知られない「その他」プレイヤーの一角だった。なのに、今回の件を受けて、僕達はその存在が明るみに出かねない状態になってしまった。何せ、目の前の業物は初心者が使うにはあまりにも場違いな存在感を放っているからだ。
『大地の精霊刀アルバノ=ガイア』☆7 ATK+20 INT+100 抜刀攻撃時ATK100%増 抜刀後60秒間地属性付加
売却不可。古来よりアルバノの地に眠っていた地精霊ガイアの恩恵を、長い年月をかけて吸収し続けたアルバノの木をふんだんに用いて錬成された木刀。その鞘には地精霊ガイアの力が宿っており、刀を通すことでその力を顕現させる。刀身も強化されており、物打ちで攻撃した時、必ず会心攻撃になる。『初心者の木刀』を元にしているため、何回使っても壊れない。
なんかもう、放つオーラが全く違う。それが☆7武器が由縁か地精霊ガイアによるものなのかは定かではないが。それに、先程までただの木刀だった見た目は、いつの間にか鞘に大自然の荒々しさと暖かさを表現したような色合いが付き、刀も無骨ながら細かい装飾がなされている。こんな業物を間近で見られたら誤魔化しようがないだろう。
「と、とりあえずこれどうぞ…会心の出来だよ」
「見れば分かる…ありがとう。本当にこんな凄いもの貰っていいの?」
「今更聞かないでよ。ハルのために作ったんだから」
「ん…ありがと。宝物にするね」
ハルは刀をそっと胸に抱えると、少し顔を赤らめそう言った。最初こそあまりのインパクトに狼狽したが、こうして喜んでくれたのなら良かった。その後、ハルがログイン限界時間ギリギリまで、大事そうに刀を抱えて頬擦りしていたのは別の話。その姿はさながら恋人の腕に縋る乙女のようであった。
………
一度ログアウト。互いにリアルで早めの夕食と入浴を終えてから再ログインした。VR機は一度ログインすると、その使用時間に応じてインターバルを置かなければログインできない仕組みになっている。僕達は4時間ギリギリまでログインしたので休憩は1時間。各々やることを済ませていれば、1時間なんてすぐである。
前回同様、宿屋のベッドの上で目を覚ます。ダブルベッドの距離感に、お互い悶々とする気持ちを抑えながら、アバターの腹の虫を静めるべくレストランへと向かった。現在ゲーム内20:00。さっきリアルで食べたばかりなのに食べに行くというのもVRならではの不思議な感覚だが。ギルドの食堂ではない。NPCの料理人が運営する静かなレストランだ。
刀のことを考えると、いきなり探索帰りの冒険者で賑わう食堂には行きたくなかったのだ。刀をインベントリにしまえば済むのだが、ハルが肌身離さず持っていたいと駄々をこねるので、人気の少ないレストランに行くことに決めたのだった。
宿屋を出て、暗くなった南通りを王城の方に歩くこと数分。冒険者ギルドを素通りし2ブロック進んだ後、右折して路地を抜けるとお目当ての店が見えた。プレイヤーが普段あまり通らない大通りに大きく店を構えるそのレストランの名は『旅人の住処』。何でもオーナーが冒険好きで、ちょくちょく外へ出かけては、肉などの素材を調達して帰ってくるらしい。
自分で素材を調達するのだから当然料理の価格も安く、それでいて美味しいといった理由でNPCに人気のお店なのだ…と、このゲームでグルメ情報をまとめるブログには書いてあった。投稿主はリアルではミシュランの審査員に選ばれるほどの美食家らしく、それが真実かは置いておいて、こうして情報を提供してくれるのだからありがたい。ただ、流石に食堂ほどコスパは良くないためプレイヤーはまだ少ないんだとか。
このゲームは基本的にゲーム内の情報を公開することに積極的だ。実際こういうブログを見たのがきっかけでゲームをやりたいと思う人も少なくない。広告材料になる情報は公式ですらPR動画として公開したりする。たまにプレイヤーの面白シーンやNPCの知られざる一面などを「勝手に」撮った動画がアップされることもある。当然、プレイヤーの方は名前を伏せてあるが。
ただ、そんなオープンなゲームでも、メインストーリーに関わる部分は絶対に漏らさない。数百人のオペレーターと高性能AIが24時間態勢で監視しているらしく、もしアップしようものなら即削除、加えてそのプレイヤーのアカウントを凍結する。スキル獲得に関しても同様だ。まあ、誰だってネタバレされた状態でゲームをしたくはないよね。特にこういうストーリーのあるやつは。
話がかなり飛んでしまったが、そういうわけで僕達はブログを経由してこの店に辿り着いたのだ。店内はシックな木造の机やジュークボックスが落ち着いた雰囲気を作り、大人たちが静かに寛ぐ様は、さながら最近再流行し始めた純喫茶のようであった。近くの店員が寄ってくる。
「いらっしゃいませ、お2人ですね。お客様、現在個室が1部屋ほど空いておりますがそちらにいたしますか?」
「あー…じゃあ追加料金とかなければそれでお願いします」
「かしこまりました!追加料金は発生しませんのでご案内いたします。足元お気をつけ下さい」
そう言って奥へと進んでいく。すごい丁寧な接客だなぁと、ついNPCの完成度の高さに感動しながら個室へと通された。男女2人だからって気を利かせてくれたのだろうか?僕達そういう関係じゃないんだけどね。まあいいや。個室なら誰も入ってこないし、アイテムとか出しても見られないもんね。
注文を済ませた僕達は、料理を待つ間、先程の怒涛のシステムメッセージを整理することにした。まず、今回の件で【付与強化】から派生進化したこのスキルだ。
【統合強化】消費MP:20
ユニークスキル【付与強化】のランクアップに伴って派生したスキル。より多くのMPを消費するが、素材同士の性質や特徴をかけ合わせて、より高次元の性質や特徴を作り出す強化を行う。このスキルを使用した場合、必ず錬成に成功する。ゲーム内時間で1日に3回まで使用可能。
相変わらずのぶっ壊れ性能だ。ランクが上がったことでより磨きがかかった。これからも何度もお世話になるだろうし、大切にしよう。と、そういえば必ず錬成に成功するんだったな。じゃあ刀の強化に失敗したかもなんて心配は最初から杞憂だったわけだ。いやー緊張ですっかり忘れてた。
因みに、通常スキルは勝手にランクアップしたりはしない。普通はある程度までスキルを使うことでランクアップのコマンドが解放される。そこでレベルアップ報酬などで入手できる『スキル玉』を消費することで初めてランクアップが出来る。スキル玉は他にもスキルのセット上限解放にも使う。とにかく貴重なアイテムなのだ。
そして、ランクアップしてもスキルの性質そのものが変わることはない。精々効果がそのまま上昇するだけだ。例えば僕の【硬化】で言うと【硬化Ⅱ】となり、バフの効果量が上昇する程度に留まる。こういった特異的なランクアップをするのも、ユニークスキルたる由縁の一つなのだろう。
今回の派生進化は、内容を一言で言えば「足し算から掛け算に変わった」ということだろう。今までの【付与強化】は、例えば元々ある性質Aに対し素材の持つ性質Bを加えることで性質A+Bに強化していた。しかし所詮は足し算。性質Aと性質Bをかけ合わせ、両者の特徴を兼ね備えた新性質Cを生み出す掛け算の【統合強化】には遠く及ばない。ということだ。
実際レア度がいきなり7まで上がったことや、頼んでもいないINT+100という強すぎるボーナスや見た目の変化。そして図書館で読んだ本にすら書かれていなかった「精霊」の存在など、掛け算によって生まれたものは多い。特に精霊、中でも『地精霊ガイア』については近いうちに調べておく必要があるだろう。
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