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第4章 焔の中の怪物
第16話 フーちゃん
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~~side スロウ~~
「ふぅ、精鋭部隊も殆どやられちゃったか。あれ、一応ぼくのゴーレムの中では2番目に強いはずなんだけどなあ」
専用の椅子にもたれて、画面に映し出される戦況を眺めながら、そんなことを口にする。別に誰かに聞かせているわけではない。ただの独り言だ。
「ふふ、きみはどこまでも、ぼくを楽しませてくれるね……でも、面白そうなのがもう1人……」
そう言いながら、画面を切り替える。向こうの前線ではなく、こちらの前線……つまり、フリーディア前だ。雇われのプレイヤーたちが、ぼくの軍隊と戦っている。最前線にいる部隊はそう強くはない。敵を疲弊させるために量産した、所謂捨て駒だ。本命は、その後方。最強の機体4体のみで固めた第1小隊……機体名から取って、グレイル小隊と呼んでいる。
その更に後方、軍の最後尾に迫る3人。確か、前にぼくが初めて姿を見せた時もいたな。プレイヤー間では「最強」とか「三皇」とか呼ばれているらしいが、それは別に重要ではない。ぼくが注目しているのは、その中の女……ユノン、と言ったか?
彼女には、強い感情を発揮する素質を感じた。だから、飛行個体に彼女の大切な使い魔を虐めてもらった。さっき、別の使い魔が乱入して来たが、あまり抵抗するようなので潰しておいた。さてさて、きみはどんな心の輝きを見せてくれるんだい?
~~side ユノン~~
「ホーちゃん!!」
ウチらが街へ戻っていたところ、前からヨロヨロとしながら飛んで来る鳥。ウチはそれを見てすぐにホーちゃんだと分かった。雪ダルマに地面に下ろしてもらい、両手を広げて迎える。主を見つけた彼女は、すぐにウチの腕の中にダイブした。
「クックッ、クルルゥゥ……」
「ホーちゃん……良かった、生きてて……!」
そう言いながら、ホーちゃんを優しく抱きしめる。あの時、ウチが【感覚共有】で体感した、ホーちゃんの痛み……想像を絶するものだった。ホーちゃんをよく見ると、翼が一部切られていたり、足が片方取れかかっていたりと、酷い有様だ。恐らく、ウチが感覚を繋げるより前から、こうやっていたぶられていたのだろう。許せない。
「ゆっくり休んでてね、ホーちゃん」
ホーちゃんを特製の治療カプセルの中に入れた。これはウチが開発した、従魔専用のカプセル。いくつか種類があるのだが、これはその中でも特に自信作。内部には従魔を治療するための設備が揃っており、自動で傷の修復や病気の治療などを行ってくれる。その分カプセルというにはかなり大きいが、インベントリに入れてしまえば関係ない。
まあ、ウチが開発したとはいっても、元は既存の捕獲用カプセルだが。じゃないと、流石にカプセルより大きい身体を縮小して収納するという謎技術は再現できない。さて、と……。
「急ごう!」
2人に声をかけ、先を急ぐ。ひとまず【感覚共有】の痛みは引いている。もう自分の足で走れる。ホーちゃんが、1羽で帰ってきた。普段なら、絶対にフーちゃんと2人で帰ってくるはずなのに。ということはつまり、フーちゃんが危ない。恐らく、身代わりになってホーちゃんを逃がしてくれたのだろう。
走ったおかげで、行きよりもかなり速く街の近くまで来ることが出来た。ちょうど木々が開けて、街の外を一望できる丘の上。息を切らしながら、その様子を見る。
「これ、は……!?」
「予想より大分酷いな」
隣でテラナイトが低い声で唸る。2つの軍の境目はハッキリ分かる。手前がゴーレム軍、そして奥がプレイヤー軍だ。今のところ、前線は拮抗している。いや、ややプレイヤー側が善戦気味か?しかし、ゴーレムの個体数を考えると、全くもって倒すペースが追いついていない。このままでは、疲弊したところを数の暴力で落とされてしまう。
「テラ、ユノン!奴らを後ろから叩くぞ!」
「おう!」
「分かったわ」
あの時、ホーちゃんの視界に映っていた景色は、恐らくゴーレム軍の最後尾近く。恐らく、そこにフーちゃんがいるはずだ。奴らを倒す傍ら、フーちゃんも探そう。
転ばないように気をつけながら、丘を駆け降りる。木々の隙間から、空中で滞空しているゴーレムが複数体見えた。なるほど、さっきは遠くで見えなかったが、どうやらウチの予想は合っているらしい。多分、ホーちゃんを痛めつけたのはあの飛行個体だろう。
木々が晴れる。敵軍の背後に出た。奴らに気づかれる前に先手を打つ。
「行くよ!【ヒーロー・ヘイロー】!」
前線を張る2人にバフをかける。ウチの持つ数少ないバフスキルだが、その効果はなかなかに強い。まずATKとDEF、AGIの上昇。ついでに、各状態異常への耐性。これらを少しずつアップするもの。流石に大幅な強化は見込めないが、全体的な戦闘力の上昇が、彼らにもたらす影響は大きい。身体の動きが一層キレを増す。
「はっ!」
「とぅら!」
2人の攻撃で、着々と敵を倒せている。どうやら2人とも対多数を想定して、敢えて最初の方に獲得したクールタイムの短いスキルを装備しているらしい。あれって確かそんなに威力は出ないはずだったが、これで倒せるのは流石彼ら……いや、このゴーレムがそこまで固くないのかもしれない。
と思ったが、鑑定スキルですぐに理由が分かった。これは恐らく、街のプレイヤー軍の誰かが敵軍全体にDEFダウンのデバフをかけているのだ。流石に1人で発動しているわけではないだろうが……この攻略段階で、ここまでの規模の弱体化が出来るといえば、きっとあの人だろう。こういうイベント、あの人は好きそうだもんな。
そんなことを頭の片隅で思いながら、ウチは錬金術で2人を援護していく。空中にいる敵の処理も忘れない。あの距離となっては、ウチじゃないと攻撃は届かないから。流石にそこそこ避けられるが、MPにはまだまだ余裕はある。このまま行ける、そう思っていた。のだけれど。
「あれは……ッッ!!?」
一瞬見えたその情景に、視線が固定される。身体が凍りついたように動かなくなる。ゴーレムのひしめく隙間、僅かに確保された空間、その地面の上。見つけて……しまった。考えるより先に、ウチはそのスキルを口にしていた。
「……【感覚共有】」
反応がない。これだけ近くにいるのに。普通、1秒もあれば繋がれる距離なのに。何秒、何十秒待っても、まるで最初からそこにいないみたいに、反応がない。
「そ……んな……」
膝から崩れ落ちる。呼吸が荒くなる。視界が霞み、灰色一色になる。今までにないほどの動揺。大切な仲間の、無惨な姿。一番見たくなかったその姿。ウチの心の均衡が、確かに崩れ去って行くのを感じた。
「ガガガ……哀レナ娘ダ……」
「……誰……?」
「オレハ、グレン……ガガ……コノ軍ノ、長……」
人の言葉を話すゴーレム……。恐らく、スロウに知性を与えられたのだろう。なら、受け答えはできそう、だな……。
「……あんたが、フーちゃんとホーちゃんを?」
「フーチャン、ト、ホーチャン……ガガ、アノ白イ鳥ノコトカ……ヤッタノ、空飛ブモノ……指示シタノハ、オレダ……」
「そう……」
分かりきっていた、そんなことは。でも、やっぱり気が動転していて、怒りの矛先をどこに向けたらいいのか分からなくなっていて……それで、思わず確かめてしまった。本当は今すぐにでも立ちたい。立って、あいつを消し炭にしたい。でも、足に力が入らない。まるで、身体にぽっかりと大穴を空けられたように。
「ガガ……安心、シロ……スグニ、オマエモ同ジ場所ニ送ッテヤロウ……」
そうして、目の前でグレンの大きな手斧が振り上げられる。ウチは、それを黙って眺めることしか出来なかった。彼らの助けも呼ばずに。フーちゃんと、同じ所に行ける……。ゲームのシステム上、そんなことはあり得ない。分かっているはずなのに、フーちゃんに会えるかもしれないという幻想が、希望が、ウチの心に取り憑いて離れない。
遠くで、ウチを呼ぶ声が響く。あの2人だ。助けに来ようとしているようだが、他のゴーレムに邪魔されて身動きが取れずにいるようだ。助けようとしてくれるのは嬉しい。だけど……ごめんね。ウチは……。
ユノン:ウチのことは良い。
これで……よし。間もなく、グレンの手斧が振り下ろされた。ウチの首目掛けて。実際に死ぬわけじゃないのに、まるで死を悟ったみたいに思考が加速して……脳裏に映る様々な景色を、彩りを、身体も動かぬまま、ただ眺めることしか出来なかった。
「ふぅ、精鋭部隊も殆どやられちゃったか。あれ、一応ぼくのゴーレムの中では2番目に強いはずなんだけどなあ」
専用の椅子にもたれて、画面に映し出される戦況を眺めながら、そんなことを口にする。別に誰かに聞かせているわけではない。ただの独り言だ。
「ふふ、きみはどこまでも、ぼくを楽しませてくれるね……でも、面白そうなのがもう1人……」
そう言いながら、画面を切り替える。向こうの前線ではなく、こちらの前線……つまり、フリーディア前だ。雇われのプレイヤーたちが、ぼくの軍隊と戦っている。最前線にいる部隊はそう強くはない。敵を疲弊させるために量産した、所謂捨て駒だ。本命は、その後方。最強の機体4体のみで固めた第1小隊……機体名から取って、グレイル小隊と呼んでいる。
その更に後方、軍の最後尾に迫る3人。確か、前にぼくが初めて姿を見せた時もいたな。プレイヤー間では「最強」とか「三皇」とか呼ばれているらしいが、それは別に重要ではない。ぼくが注目しているのは、その中の女……ユノン、と言ったか?
彼女には、強い感情を発揮する素質を感じた。だから、飛行個体に彼女の大切な使い魔を虐めてもらった。さっき、別の使い魔が乱入して来たが、あまり抵抗するようなので潰しておいた。さてさて、きみはどんな心の輝きを見せてくれるんだい?
~~side ユノン~~
「ホーちゃん!!」
ウチらが街へ戻っていたところ、前からヨロヨロとしながら飛んで来る鳥。ウチはそれを見てすぐにホーちゃんだと分かった。雪ダルマに地面に下ろしてもらい、両手を広げて迎える。主を見つけた彼女は、すぐにウチの腕の中にダイブした。
「クックッ、クルルゥゥ……」
「ホーちゃん……良かった、生きてて……!」
そう言いながら、ホーちゃんを優しく抱きしめる。あの時、ウチが【感覚共有】で体感した、ホーちゃんの痛み……想像を絶するものだった。ホーちゃんをよく見ると、翼が一部切られていたり、足が片方取れかかっていたりと、酷い有様だ。恐らく、ウチが感覚を繋げるより前から、こうやっていたぶられていたのだろう。許せない。
「ゆっくり休んでてね、ホーちゃん」
ホーちゃんを特製の治療カプセルの中に入れた。これはウチが開発した、従魔専用のカプセル。いくつか種類があるのだが、これはその中でも特に自信作。内部には従魔を治療するための設備が揃っており、自動で傷の修復や病気の治療などを行ってくれる。その分カプセルというにはかなり大きいが、インベントリに入れてしまえば関係ない。
まあ、ウチが開発したとはいっても、元は既存の捕獲用カプセルだが。じゃないと、流石にカプセルより大きい身体を縮小して収納するという謎技術は再現できない。さて、と……。
「急ごう!」
2人に声をかけ、先を急ぐ。ひとまず【感覚共有】の痛みは引いている。もう自分の足で走れる。ホーちゃんが、1羽で帰ってきた。普段なら、絶対にフーちゃんと2人で帰ってくるはずなのに。ということはつまり、フーちゃんが危ない。恐らく、身代わりになってホーちゃんを逃がしてくれたのだろう。
走ったおかげで、行きよりもかなり速く街の近くまで来ることが出来た。ちょうど木々が開けて、街の外を一望できる丘の上。息を切らしながら、その様子を見る。
「これ、は……!?」
「予想より大分酷いな」
隣でテラナイトが低い声で唸る。2つの軍の境目はハッキリ分かる。手前がゴーレム軍、そして奥がプレイヤー軍だ。今のところ、前線は拮抗している。いや、ややプレイヤー側が善戦気味か?しかし、ゴーレムの個体数を考えると、全くもって倒すペースが追いついていない。このままでは、疲弊したところを数の暴力で落とされてしまう。
「テラ、ユノン!奴らを後ろから叩くぞ!」
「おう!」
「分かったわ」
あの時、ホーちゃんの視界に映っていた景色は、恐らくゴーレム軍の最後尾近く。恐らく、そこにフーちゃんがいるはずだ。奴らを倒す傍ら、フーちゃんも探そう。
転ばないように気をつけながら、丘を駆け降りる。木々の隙間から、空中で滞空しているゴーレムが複数体見えた。なるほど、さっきは遠くで見えなかったが、どうやらウチの予想は合っているらしい。多分、ホーちゃんを痛めつけたのはあの飛行個体だろう。
木々が晴れる。敵軍の背後に出た。奴らに気づかれる前に先手を打つ。
「行くよ!【ヒーロー・ヘイロー】!」
前線を張る2人にバフをかける。ウチの持つ数少ないバフスキルだが、その効果はなかなかに強い。まずATKとDEF、AGIの上昇。ついでに、各状態異常への耐性。これらを少しずつアップするもの。流石に大幅な強化は見込めないが、全体的な戦闘力の上昇が、彼らにもたらす影響は大きい。身体の動きが一層キレを増す。
「はっ!」
「とぅら!」
2人の攻撃で、着々と敵を倒せている。どうやら2人とも対多数を想定して、敢えて最初の方に獲得したクールタイムの短いスキルを装備しているらしい。あれって確かそんなに威力は出ないはずだったが、これで倒せるのは流石彼ら……いや、このゴーレムがそこまで固くないのかもしれない。
と思ったが、鑑定スキルですぐに理由が分かった。これは恐らく、街のプレイヤー軍の誰かが敵軍全体にDEFダウンのデバフをかけているのだ。流石に1人で発動しているわけではないだろうが……この攻略段階で、ここまでの規模の弱体化が出来るといえば、きっとあの人だろう。こういうイベント、あの人は好きそうだもんな。
そんなことを頭の片隅で思いながら、ウチは錬金術で2人を援護していく。空中にいる敵の処理も忘れない。あの距離となっては、ウチじゃないと攻撃は届かないから。流石にそこそこ避けられるが、MPにはまだまだ余裕はある。このまま行ける、そう思っていた。のだけれど。
「あれは……ッッ!!?」
一瞬見えたその情景に、視線が固定される。身体が凍りついたように動かなくなる。ゴーレムのひしめく隙間、僅かに確保された空間、その地面の上。見つけて……しまった。考えるより先に、ウチはそのスキルを口にしていた。
「……【感覚共有】」
反応がない。これだけ近くにいるのに。普通、1秒もあれば繋がれる距離なのに。何秒、何十秒待っても、まるで最初からそこにいないみたいに、反応がない。
「そ……んな……」
膝から崩れ落ちる。呼吸が荒くなる。視界が霞み、灰色一色になる。今までにないほどの動揺。大切な仲間の、無惨な姿。一番見たくなかったその姿。ウチの心の均衡が、確かに崩れ去って行くのを感じた。
「ガガガ……哀レナ娘ダ……」
「……誰……?」
「オレハ、グレン……ガガ……コノ軍ノ、長……」
人の言葉を話すゴーレム……。恐らく、スロウに知性を与えられたのだろう。なら、受け答えはできそう、だな……。
「……あんたが、フーちゃんとホーちゃんを?」
「フーチャン、ト、ホーチャン……ガガ、アノ白イ鳥ノコトカ……ヤッタノ、空飛ブモノ……指示シタノハ、オレダ……」
「そう……」
分かりきっていた、そんなことは。でも、やっぱり気が動転していて、怒りの矛先をどこに向けたらいいのか分からなくなっていて……それで、思わず確かめてしまった。本当は今すぐにでも立ちたい。立って、あいつを消し炭にしたい。でも、足に力が入らない。まるで、身体にぽっかりと大穴を空けられたように。
「ガガ……安心、シロ……スグニ、オマエモ同ジ場所ニ送ッテヤロウ……」
そうして、目の前でグレンの大きな手斧が振り上げられる。ウチは、それを黙って眺めることしか出来なかった。彼らの助けも呼ばずに。フーちゃんと、同じ所に行ける……。ゲームのシステム上、そんなことはあり得ない。分かっているはずなのに、フーちゃんに会えるかもしれないという幻想が、希望が、ウチの心に取り憑いて離れない。
遠くで、ウチを呼ぶ声が響く。あの2人だ。助けに来ようとしているようだが、他のゴーレムに邪魔されて身動きが取れずにいるようだ。助けようとしてくれるのは嬉しい。だけど……ごめんね。ウチは……。
ユノン:ウチのことは良い。
これで……よし。間もなく、グレンの手斧が振り下ろされた。ウチの首目掛けて。実際に死ぬわけじゃないのに、まるで死を悟ったみたいに思考が加速して……脳裏に映る様々な景色を、彩りを、身体も動かぬまま、ただ眺めることしか出来なかった。
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