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1.0/露璃恨・過去
露璃恨・過去:9
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俺が暴露をして、全員から敵意を向けられた後、俺が持っていなかった携帯やPC等の機器を用いた攻撃が延々と続いたらしい。
仲が良かった奴からの蔑みの文章。
第三者からの煽り。
別段仲が良かった訳でもないクラスメイトからの嫌がらせ。
普段目につき、基本持ち歩くその小さな箱に、部屋にある便利な機械に、
その文字は延々と書かれ続ける。
彼女の心を打ち砕く迄延々と。
心を打ち砕いた瞬間、俺のクラスメイトたちは勝利を確信する。
ウザい奴の心が折れたと。
自分達は正義を振りかざしたのだと。
間違いを正す為にこれは間違いではないと心に湧く疑念を振り払い、間違う。
多分かつてならばそれで良かった。
間違えて、失敗してそれを積み重ねて成功への道を学んで行く。
今の時代は一歩間違えるとそこでgame over.
生涯の傷を産む。
今回の件がまさにそうだ。
何もしなかった事で加害者になった加害者が、いつの間にか被害者へと変わる。
ただ真実を暴露して、自身の罪を晴らそうとした俺が彼女を追い詰めた1番の原因なのだ。
クラスの人間はそんなこと思わなくても、きっと彼女の親から、彼女の知り合いから、恨まれ続ける事になる。
それが筋違いだったとしても、殺すまでしなきゃいけなかったのかと。
自分の娘は貴方にとって死ななきゃならない程の罪を犯したのかと。
学校の関係者を俺を除いて生徒を誰も入れなかった葬式は暗い雰囲気に包まれていた。当然、葬式なので明るくないのはもっとなのだが、なんというか葬式以上の暗さをひしひしと感じた。それはきっとこっちに顔を向ける度に怒りと恨みと殺意を込めた眼を向けてくる親御さんや、全部が敵に思える視線を周辺から向けられていた事が何よりの直接の理由である事は間違いなかっただろう。
何故俺だけが、葬式に呼ばれたのだろうか。俺だけが被害者だからと、親御さんから謝れられるのだろうか。俺だけ担任に葬式に行くから付いて来いと言われた時、なぜ俺は断らなかったのだろうか。こんな居ずらい空間になんで俺は来なければならなかったのだろうか。
俺をクラスの標的とされるように仕向けた元凶が、俺と同じ立場に立たされたことによって自ら命を絶ったというのに、なんで俺が責められなければならなかったのか。
俺の中学生活はこんな最悪なままいつまでも続くのかと、全部で3年しかないはずなのに、当時の俺には永遠に思えた。
その命を使って俺をこんな心境にさせて、その為にこいつは死んだのかと、そうも思えてきて、余計に嫌な気分になった。
仲が良かった奴からの蔑みの文章。
第三者からの煽り。
別段仲が良かった訳でもないクラスメイトからの嫌がらせ。
普段目につき、基本持ち歩くその小さな箱に、部屋にある便利な機械に、
その文字は延々と書かれ続ける。
彼女の心を打ち砕く迄延々と。
心を打ち砕いた瞬間、俺のクラスメイトたちは勝利を確信する。
ウザい奴の心が折れたと。
自分達は正義を振りかざしたのだと。
間違いを正す為にこれは間違いではないと心に湧く疑念を振り払い、間違う。
多分かつてならばそれで良かった。
間違えて、失敗してそれを積み重ねて成功への道を学んで行く。
今の時代は一歩間違えるとそこでgame over.
生涯の傷を産む。
今回の件がまさにそうだ。
何もしなかった事で加害者になった加害者が、いつの間にか被害者へと変わる。
ただ真実を暴露して、自身の罪を晴らそうとした俺が彼女を追い詰めた1番の原因なのだ。
クラスの人間はそんなこと思わなくても、きっと彼女の親から、彼女の知り合いから、恨まれ続ける事になる。
それが筋違いだったとしても、殺すまでしなきゃいけなかったのかと。
自分の娘は貴方にとって死ななきゃならない程の罪を犯したのかと。
学校の関係者を俺を除いて生徒を誰も入れなかった葬式は暗い雰囲気に包まれていた。当然、葬式なので明るくないのはもっとなのだが、なんというか葬式以上の暗さをひしひしと感じた。それはきっとこっちに顔を向ける度に怒りと恨みと殺意を込めた眼を向けてくる親御さんや、全部が敵に思える視線を周辺から向けられていた事が何よりの直接の理由である事は間違いなかっただろう。
何故俺だけが、葬式に呼ばれたのだろうか。俺だけが被害者だからと、親御さんから謝れられるのだろうか。俺だけ担任に葬式に行くから付いて来いと言われた時、なぜ俺は断らなかったのだろうか。こんな居ずらい空間になんで俺は来なければならなかったのだろうか。
俺をクラスの標的とされるように仕向けた元凶が、俺と同じ立場に立たされたことによって自ら命を絶ったというのに、なんで俺が責められなければならなかったのか。
俺の中学生活はこんな最悪なままいつまでも続くのかと、全部で3年しかないはずなのに、当時の俺には永遠に思えた。
その命を使って俺をこんな心境にさせて、その為にこいつは死んだのかと、そうも思えてきて、余計に嫌な気分になった。
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