変愛

絢麗夢華。

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1.0/露璃恨・過去

露璃恨・過去:10

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担任が彼女の親と話している。

「本当に申し訳御座いません。我々も事態を把握しておらず、生徒達の間で水面下で行われていたようで、私も昨日知ったもので……。もう少し私達ももっと生徒達に踏み入って話を聞くべきでした。本当に申し訳御座いませんでした。」

「先生……。すみません。うちの子が……。先生に良くしていただいて……本当に迷惑をお掛けしました。」

「教え子とこんな別れ方をしたくはなかったです。本当に私のミスです。申し訳御座いません。」

「それで、先生……。その子が?そうなのですか?」

「はい。お詫びをさせるために連れて来させて戴きました。ほら、謝りなさい。」

担任が急に俺に謝罪を要求する。

「申し訳…ございませんでした……?娘さんをここまで追い詰めてしまったのは私の責任です……。」

「本当に今どきの若い人達は!人を殺すまで虐めておいて謝ることすらできないのかね。」

野次が飛んでくる。

「娘が自ら命を断つ程の思いをしたのが、貴方に分かりますか?」

えぇ分かりますよ。娘さんの前任者は俺でしたから。というか娘さんのせいでそうなったんですよ。

なんて娘を失ってメンタルがギリギリぶっ壊れてる親御さんに言えるはずがなかった。
彼女の父親が、俺に寄ってきた。
俺は身動きが取れなかった。
彼女の父親は俺の耳元に顔を寄せて囁く。

「君を絶対に許さない。覚えておいてくれ。」

凍り付くとはこういう感覚なのかと身を持って知った。

担任が俺を出汁に使うことで自分にかかる責任を軽くしたと言うこと。
そして今後俺はこの街で肩身の狭い生き方をしなければならないと言う事を俺は悟った。

今のところ最初で最後の同級生の誕生日は最悪な形で幕を閉じた。

次の日。朝のホームルームで、担任から生徒に話があった。
もう二度とこんな事を起こしては行けないとか言うのが本来の仕事なのだろうが、担任の口から出た言葉は、もっと簡単で、えげつないものだった。

「昨日の葬式だが、親御さんに迷惑がかかるといけないから皆には出席しないように言ったし、親御さんに俺から謝っておいた。それから皆を代表して1人付いてきて貰った。もう大丈夫だろうから心配しないでいいぞ。ホームルーム終了。授業頑張れよ。」

俺は皆を代表して恨みを買いに行かされたのか。
俺を嵌めた奴の親に、俺を虐げたクラスメイトの犠牲となって。

それからは特に何も起きないまま、自然に俺の周りに人が寄らなくなってきて、最初のように俺は1人ぼっちのまま、中学を卒業した。




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