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18 ヒロイン?
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石造りの家の窓からスタングレネードを放り込んだ。
ドン! と、すっごい音。耳栓してたのに、頭を刺すような痛みを感じる。それに、衝撃もまた凄い。心臓が弱いヤツなら心肺停止ものだぞ。
想像以上の音に体は強張ったものの、覚悟はしていたので五秒くらいで立ち直って手榴弾を放り投げた。
爆発を確認したら三十匹の家へと走り、窓からスタングレネードを放り込み、すぐに耳を塞いで爆発を堪えた。
HK416を構え、家へと突入。単発でゴブリンを撃ち殺していく。
その家は、村長の家なのか、部屋がいくつかあり、下からゴブリンの気配がした。なんか気配がズレてるなと思ったら地下室があったのか。
「おっ? 棍棒を持つヤツまでいるんだ」
台所に棍棒を持った体格のいいゴブリンがいた。
これまで枝は持っているヤツはいても人を殴り殺せそうなものを持っているヤツはいなかった。食い物がいいと頭がよくなるんだろうか?
なんてことを頭の隅で思いながらマガジンの残りをそいつに撃ち込んでやった。
すぐにマガジン交換。空のはポーチに入れるのが面倒なので棚に置いておく。
他の部屋にいるヤツらも撃ち殺し、地下室へ通じるところ──は、どこだ?
それらしい階段はなくドアもない。おいおい、どこからいけるんだよ?
家の中を隅々まで探すがそれらしきものはなし。外からか? と探したら納屋っぽいところから地下室にいけるようだ。
気配の位置から待ち伏せしてるヤツが一匹いて、奥に四匹固まっている。
残りのスタングレネードを放り込み、伏せて耳を塞いだ。
「耳栓よりイヤーマフのほうがよかったかもな」
反省は次に活かすとして、HK416を背中に回し、ライトとグロックを抜いて地下室へと下りた。
「……子供か……」
ゴブリンでも子を思ったりするんだな。まあ、罪悪感もないんで撃ち殺したけどな。
「ふー。撃ち漏らしは十二匹といったところか」
すぐに戻り、逃げ出そうと這い出してきたゴブリンを撃ち殺し、中にいる撃ち漏らしも止めを刺した。
「ふー。これでコロニーの駆除はできたな」
缶コーヒーを持ってきて一服する。
「……思いの外疲れた……」
もっと精神的にも肉体的にも鍛えないとダメだな。
「ゴブリンを片付けるか」
ここで修業するのだからゴブリンを腐らせて嫌な臭いを染みつかせるのも嫌だ。まだ新鮮なうちに燃やしておこう。
ちょうどいい薪はそけら辺にある。ガソリンでも足せばよく燃えるだろうよ。
HK416とプレートキャリアを外してゴブリンを運び出し、廃屋に放り投げる。
さすがに四十匹以上いると足腰にくる。明日は筋肉痛コースだな。
夕方にはすべてを廃屋に放り投げられ、携行缶に入ったガソリンを買って廃屋にぶち蒔け、ライターで火をつけた。
「風もないし、放置でいいな」
山火事になったらそれまで。オレ知らねー、だ。
セフティーホームに帰り、装備を放り投げて風呂に直行。シャワーだけ浴びて、ビールを一缶だけ飲んでその日は眠りについた。
次の日、思った通りに筋肉痛。マットレスから起き上がるのも辛い。湿布買おうっと。
その日は休日と決め、昼は奮発してうな重を二つ買い、夜は大盛りカツカレーを買った。
筋肉痛も夜には治まり、次の日には消えてくれていた。
柔軟体操を十二分にこなし、千円するハンバーガーで朝食を済ませて準備に取りかかった。
なんだかんだで十時くらいまで時間がかかり、窓から外の様子を伺う。
山火事になった形跡はなし。燃やした廃屋も鎮火していた。
五分くらい様子を伺ってから外に出た。
HK416を構えて周囲を確認。イヤーマフを外して耳を澄ませる。
「なんだ、この音は?」
グゥ~~ってな音が聞こえる。なんだか腹が鳴ってる音に似てるな。
音を探ると、廃屋を燃やした向こう側。あれ? 廃屋の向こう側になにもなかったはずなのに、なんかある。いや、なんかいる!?
く、熊か? バケモノか? なんなんだ?
あまりのことに体が動かない。オレの足、動けよ!
根性を総動員して足を動かしたら、なんのお約束だよってくらい枝を踏んでしまった。ダメ女神の仕業か?!
謎の存在の耳に届いたのか、ビクッと反応して起き上がった。
「…………」
「…………」
その存在と目が合ってしまう。
これは夢か? 寝ぼけてるのか? なんか危ない臭いでも充満してるのか? 遠近法がいろいろおかしくなってるんだが!
「……お腹空いた……」
その存在がしゃべった。
いや、しゃべれる姿はしている。しゃべれる姿はしてるんだが、そのサイズが間違っている。
「お腹、空いた」
「オ、オレは、美味しくないぞ」
三十のおっさんなど食っても腹を壊すだけ。食べないほうがよろしいですよ。
「人間は食べない。木の実でもいいから分けて欲しい」
よ、よかった。この世界はまだ希望があるぜ。
「わ、わかった。分けてやるからそこから動かないでね」
お腹空いたと暴れないで。大人しくしててください。
「わかった。動かない」
うん。いい子。聞き分けのいい子は好きだよ。
セフティーホームに戻り、膝から崩れ落ちた。
はぁ? はぁ? はぁぁぁぁぁぁぁっ!? いやいやいやいや、なにあれ? なんなのあれ? 異世界だからありなのか? そう言う世界だったのか? クソ! そう言う世界ならそう言っとけよダメ女神が! また大洪水になるところだったわ!
「……異世界にきて、最初のヒロインが巨人の女の子ってなんなんだよ……」
想像もしなかったよ! クソが!
ドン! と、すっごい音。耳栓してたのに、頭を刺すような痛みを感じる。それに、衝撃もまた凄い。心臓が弱いヤツなら心肺停止ものだぞ。
想像以上の音に体は強張ったものの、覚悟はしていたので五秒くらいで立ち直って手榴弾を放り投げた。
爆発を確認したら三十匹の家へと走り、窓からスタングレネードを放り込み、すぐに耳を塞いで爆発を堪えた。
HK416を構え、家へと突入。単発でゴブリンを撃ち殺していく。
その家は、村長の家なのか、部屋がいくつかあり、下からゴブリンの気配がした。なんか気配がズレてるなと思ったら地下室があったのか。
「おっ? 棍棒を持つヤツまでいるんだ」
台所に棍棒を持った体格のいいゴブリンがいた。
これまで枝は持っているヤツはいても人を殴り殺せそうなものを持っているヤツはいなかった。食い物がいいと頭がよくなるんだろうか?
なんてことを頭の隅で思いながらマガジンの残りをそいつに撃ち込んでやった。
すぐにマガジン交換。空のはポーチに入れるのが面倒なので棚に置いておく。
他の部屋にいるヤツらも撃ち殺し、地下室へ通じるところ──は、どこだ?
それらしい階段はなくドアもない。おいおい、どこからいけるんだよ?
家の中を隅々まで探すがそれらしきものはなし。外からか? と探したら納屋っぽいところから地下室にいけるようだ。
気配の位置から待ち伏せしてるヤツが一匹いて、奥に四匹固まっている。
残りのスタングレネードを放り込み、伏せて耳を塞いだ。
「耳栓よりイヤーマフのほうがよかったかもな」
反省は次に活かすとして、HK416を背中に回し、ライトとグロックを抜いて地下室へと下りた。
「……子供か……」
ゴブリンでも子を思ったりするんだな。まあ、罪悪感もないんで撃ち殺したけどな。
「ふー。撃ち漏らしは十二匹といったところか」
すぐに戻り、逃げ出そうと這い出してきたゴブリンを撃ち殺し、中にいる撃ち漏らしも止めを刺した。
「ふー。これでコロニーの駆除はできたな」
缶コーヒーを持ってきて一服する。
「……思いの外疲れた……」
もっと精神的にも肉体的にも鍛えないとダメだな。
「ゴブリンを片付けるか」
ここで修業するのだからゴブリンを腐らせて嫌な臭いを染みつかせるのも嫌だ。まだ新鮮なうちに燃やしておこう。
ちょうどいい薪はそけら辺にある。ガソリンでも足せばよく燃えるだろうよ。
HK416とプレートキャリアを外してゴブリンを運び出し、廃屋に放り投げる。
さすがに四十匹以上いると足腰にくる。明日は筋肉痛コースだな。
夕方にはすべてを廃屋に放り投げられ、携行缶に入ったガソリンを買って廃屋にぶち蒔け、ライターで火をつけた。
「風もないし、放置でいいな」
山火事になったらそれまで。オレ知らねー、だ。
セフティーホームに帰り、装備を放り投げて風呂に直行。シャワーだけ浴びて、ビールを一缶だけ飲んでその日は眠りについた。
次の日、思った通りに筋肉痛。マットレスから起き上がるのも辛い。湿布買おうっと。
その日は休日と決め、昼は奮発してうな重を二つ買い、夜は大盛りカツカレーを買った。
筋肉痛も夜には治まり、次の日には消えてくれていた。
柔軟体操を十二分にこなし、千円するハンバーガーで朝食を済ませて準備に取りかかった。
なんだかんだで十時くらいまで時間がかかり、窓から外の様子を伺う。
山火事になった形跡はなし。燃やした廃屋も鎮火していた。
五分くらい様子を伺ってから外に出た。
HK416を構えて周囲を確認。イヤーマフを外して耳を澄ませる。
「なんだ、この音は?」
グゥ~~ってな音が聞こえる。なんだか腹が鳴ってる音に似てるな。
音を探ると、廃屋を燃やした向こう側。あれ? 廃屋の向こう側になにもなかったはずなのに、なんかある。いや、なんかいる!?
く、熊か? バケモノか? なんなんだ?
あまりのことに体が動かない。オレの足、動けよ!
根性を総動員して足を動かしたら、なんのお約束だよってくらい枝を踏んでしまった。ダメ女神の仕業か?!
謎の存在の耳に届いたのか、ビクッと反応して起き上がった。
「…………」
「…………」
その存在と目が合ってしまう。
これは夢か? 寝ぼけてるのか? なんか危ない臭いでも充満してるのか? 遠近法がいろいろおかしくなってるんだが!
「……お腹空いた……」
その存在がしゃべった。
いや、しゃべれる姿はしている。しゃべれる姿はしてるんだが、そのサイズが間違っている。
「お腹、空いた」
「オ、オレは、美味しくないぞ」
三十のおっさんなど食っても腹を壊すだけ。食べないほうがよろしいですよ。
「人間は食べない。木の実でもいいから分けて欲しい」
よ、よかった。この世界はまだ希望があるぜ。
「わ、わかった。分けてやるからそこから動かないでね」
お腹空いたと暴れないで。大人しくしててください。
「わかった。動かない」
うん。いい子。聞き分けのいい子は好きだよ。
セフティーホームに戻り、膝から崩れ落ちた。
はぁ? はぁ? はぁぁぁぁぁぁぁっ!? いやいやいやいや、なにあれ? なんなのあれ? 異世界だからありなのか? そう言う世界だったのか? クソ! そう言う世界ならそう言っとけよダメ女神が! また大洪水になるところだったわ!
「……異世界にきて、最初のヒロインが巨人の女の子ってなんなんだよ……」
想像もしなかったよ! クソが!
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