180 / 459
180 暗転
しおりを挟む
最後の一匹は同じ場所から動いてない。
明らかに特異な個体ってのがよくわかる。これは見逃したら絶対にダメなヤツだ。
「なにかあるのか?」
「洞窟の中に逃したら不味いものがいる、とオレの勘が言っている」
「ゴブリン、なんだよな?」
「ああ。それは間違いない。死にそうでなかなか死なないヤツだ。もう直接殺すしかない」
「どうするんだ? 洞窟の入口は完全に崩れているぞ」
「掘る」
崩れたと言っても塞ぐくらい。グレネードランチャーが撃てる穴があれば充分だ。
「わたしがやるよ。下がってろ」
ジャケットのポケットからなにか石を出すと、崩れたところに放り投げた。なにすんの?
なにか言葉にならない言葉を口にすると、土が集まり出してゴーレムとなった。スゲー! こんな魔法もあるのかよ! マジファンタジー!
「ミシニーって凄い魔法使いだったんだな! ちょっと感動して涙出そう!」
火の玉を出したり魔法の矢を見てきたが、ゴーレムとかマジファンタジー! 初めて魔法に興奮したぜ!
「地味な魔法さ」
「なに言ってんだ。これが地味? スゲー魔法だろう。ゴーレムだぞ、ゴーレム! 何体出せるんだ? 五体も出せたら凄いことできるぞ!」
オレが使えるわけじゃないが、夢は広がる。これって土魔法なのか?
「灰の魔石と金の魔石があれば。今のは灰の魔石だから一体しか操れないがな」
あの小さな石で二メートルものゴーレムを操れたら立派なものだろう。
ずんぐりむっくりのゴーレムは洞窟の入口を掘っていき、一分もしないで貫通させてしまった。益々優秀だな。
「そのゴーレムって形を変えられるのか?」
「ああ。容量以上のものには変えられないがな」
ではと、洞窟の壁を支える壁となってもらった。
「まさか、こんな使い方をさせられるとはな」
「形が自由自在なら馬車にも変えられるだろう。パイオニアみたいに走らせられるんじゃないか?」
「なるほど。今度試してみよう」
おう。試せ試せ。試して成功したら大々的に売り出して一儲けしろ。そしたら道もよくなるだろうからな。
「ビシャ。防毒マスクをしろ」
そう指示を出してオレも防毒マスクを装着した。
「ミシニーは外にいろ。中には体に悪い空気に満ちてるからな」
防毒マスクの説明するのも面倒だ。今回は外で待機しててください。
「ビシャ。ゴブリンは一体だが、正体不明のゴブリンだ。油断するな」
「襲ってくるの?」
「わからん。だが、しぶといのは確かだ。火で焼いても死なないヤツだからな」
本当に生き物かと疑いたくなる。サイボーグゴブリンだとかだったら毎晩ダメ女神を呪詛ってやるからな。
「オレが先に入る。ビシャは援護してくれ」
ヘルメットとVHS-2につけたライトのスイッチを入れ、壁に沿って奥へと進んでいく。
二十メートルほど進むと、空間が広がり、その奥に……水の玉があった。はぁ? 水の玉?!
「タカト!」
ビシャの叫びとともにリュックサックをつかまれて引っ張られた──と、今までいたところに鋭いなにかが刺さっていた。
……こ、攻撃された……?
「さ、下がるぞ!」
すぐに立ち上がって外に向かった。
「どうしたんだ!?」
「わ、わからん! なにかに水玉みたいなのに攻撃された!」
なんだあれ? なにが起こった? 完全にゴブリンの姿じゃなかったし、ゴブリンの攻撃じゃなかった。なのに、ゴブリンの気配は感じるとか意味わかんねーよ!
「水玉? スライムか?」
この世界、スライムもいんのかよ! いきなり攻撃してくるとか完全に悪いスライムじゃねーか!
「ううん。スライムじゃなかった。水玉の中にメスのゴブリンがいたから」
と、ビシャ。あの刹那のような時間でそこまで見えたのかよ。獣人の視力、どんだけだよ?
「あれがなんなのかよくわからんが、水玉が攻撃してきたことは確かだ」
咄嗟のことだったが岩を砕くくらいの威力はあった。あれでは盾を構えて入っても危険だろう。
「ミシニー。あのゴーレム、操って洞窟の中に向かわせられるか?」
「可能だが、見えないと正確には操れないぞ」
視認操作かよ。まあ、今の時代の発想ではそれが限界か。
「それは構わない。洞窟の道はまっすぐだからな。それより、あのゴーレムに使った魔石は高価なものなのか?」
「そう希少ではないな。蟲から取れるものだからな。あの大きさなら銀貨一枚ってところだ」
一万円か。まあまあ高価だな。使い方によってはお安いかもしれんがな。
「じゃあ、銀貨二枚で売ってくれ」
「いらないよ。タカトがどう使うか見てみたいしな」
と言うので遠慮なく受け取り、リヤカーを牽ける形にしてもらった。
二十キロのガスボンベを三本買ってきてリヤカーに載せ、ガソリンが入ったポリタンクをゴーレムに背負わせる。
弱点が魔石なので、胸の辺りに鉄板を嵌め込んで魔石を壊されないようにする。
「ゴーレム。いけ」
と言う簡単な命令でゴーレムが歩き出した。ほんと、関節部、どうなってんだろうな?
洞窟に入ったらガスボンベの詮を開け、ポリタンクの底にナイフを突き刺した。
中へと入っていくゴーレム。しばらくして攻撃されている音がしてくるが、一瞬で破壊されてはいない。ガツンガキンと何度も打つ音がした。
「壊されたな」
鉄板を壊すとか、どんな構造してんだよ。流体金属ボディーか?
だが、動かなくなれば攻撃の手(?)は止んだ。あの水玉は動くものに反応して、その場から動けないようだ。
約一時間。洞窟内にガスが充満したら導火線(ガソリン)に火をつけた──らダッシュで逃げ──る暇なく洞窟が、いや、オレが吹き飛ばされた。
──ガ、ガス爆発ってこんな威力なのっ?!
頭の中で叫ぶもすぐに意識が暗転してしまった。
明らかに特異な個体ってのがよくわかる。これは見逃したら絶対にダメなヤツだ。
「なにかあるのか?」
「洞窟の中に逃したら不味いものがいる、とオレの勘が言っている」
「ゴブリン、なんだよな?」
「ああ。それは間違いない。死にそうでなかなか死なないヤツだ。もう直接殺すしかない」
「どうするんだ? 洞窟の入口は完全に崩れているぞ」
「掘る」
崩れたと言っても塞ぐくらい。グレネードランチャーが撃てる穴があれば充分だ。
「わたしがやるよ。下がってろ」
ジャケットのポケットからなにか石を出すと、崩れたところに放り投げた。なにすんの?
なにか言葉にならない言葉を口にすると、土が集まり出してゴーレムとなった。スゲー! こんな魔法もあるのかよ! マジファンタジー!
「ミシニーって凄い魔法使いだったんだな! ちょっと感動して涙出そう!」
火の玉を出したり魔法の矢を見てきたが、ゴーレムとかマジファンタジー! 初めて魔法に興奮したぜ!
「地味な魔法さ」
「なに言ってんだ。これが地味? スゲー魔法だろう。ゴーレムだぞ、ゴーレム! 何体出せるんだ? 五体も出せたら凄いことできるぞ!」
オレが使えるわけじゃないが、夢は広がる。これって土魔法なのか?
「灰の魔石と金の魔石があれば。今のは灰の魔石だから一体しか操れないがな」
あの小さな石で二メートルものゴーレムを操れたら立派なものだろう。
ずんぐりむっくりのゴーレムは洞窟の入口を掘っていき、一分もしないで貫通させてしまった。益々優秀だな。
「そのゴーレムって形を変えられるのか?」
「ああ。容量以上のものには変えられないがな」
ではと、洞窟の壁を支える壁となってもらった。
「まさか、こんな使い方をさせられるとはな」
「形が自由自在なら馬車にも変えられるだろう。パイオニアみたいに走らせられるんじゃないか?」
「なるほど。今度試してみよう」
おう。試せ試せ。試して成功したら大々的に売り出して一儲けしろ。そしたら道もよくなるだろうからな。
「ビシャ。防毒マスクをしろ」
そう指示を出してオレも防毒マスクを装着した。
「ミシニーは外にいろ。中には体に悪い空気に満ちてるからな」
防毒マスクの説明するのも面倒だ。今回は外で待機しててください。
「ビシャ。ゴブリンは一体だが、正体不明のゴブリンだ。油断するな」
「襲ってくるの?」
「わからん。だが、しぶといのは確かだ。火で焼いても死なないヤツだからな」
本当に生き物かと疑いたくなる。サイボーグゴブリンだとかだったら毎晩ダメ女神を呪詛ってやるからな。
「オレが先に入る。ビシャは援護してくれ」
ヘルメットとVHS-2につけたライトのスイッチを入れ、壁に沿って奥へと進んでいく。
二十メートルほど進むと、空間が広がり、その奥に……水の玉があった。はぁ? 水の玉?!
「タカト!」
ビシャの叫びとともにリュックサックをつかまれて引っ張られた──と、今までいたところに鋭いなにかが刺さっていた。
……こ、攻撃された……?
「さ、下がるぞ!」
すぐに立ち上がって外に向かった。
「どうしたんだ!?」
「わ、わからん! なにかに水玉みたいなのに攻撃された!」
なんだあれ? なにが起こった? 完全にゴブリンの姿じゃなかったし、ゴブリンの攻撃じゃなかった。なのに、ゴブリンの気配は感じるとか意味わかんねーよ!
「水玉? スライムか?」
この世界、スライムもいんのかよ! いきなり攻撃してくるとか完全に悪いスライムじゃねーか!
「ううん。スライムじゃなかった。水玉の中にメスのゴブリンがいたから」
と、ビシャ。あの刹那のような時間でそこまで見えたのかよ。獣人の視力、どんだけだよ?
「あれがなんなのかよくわからんが、水玉が攻撃してきたことは確かだ」
咄嗟のことだったが岩を砕くくらいの威力はあった。あれでは盾を構えて入っても危険だろう。
「ミシニー。あのゴーレム、操って洞窟の中に向かわせられるか?」
「可能だが、見えないと正確には操れないぞ」
視認操作かよ。まあ、今の時代の発想ではそれが限界か。
「それは構わない。洞窟の道はまっすぐだからな。それより、あのゴーレムに使った魔石は高価なものなのか?」
「そう希少ではないな。蟲から取れるものだからな。あの大きさなら銀貨一枚ってところだ」
一万円か。まあまあ高価だな。使い方によってはお安いかもしれんがな。
「じゃあ、銀貨二枚で売ってくれ」
「いらないよ。タカトがどう使うか見てみたいしな」
と言うので遠慮なく受け取り、リヤカーを牽ける形にしてもらった。
二十キロのガスボンベを三本買ってきてリヤカーに載せ、ガソリンが入ったポリタンクをゴーレムに背負わせる。
弱点が魔石なので、胸の辺りに鉄板を嵌め込んで魔石を壊されないようにする。
「ゴーレム。いけ」
と言う簡単な命令でゴーレムが歩き出した。ほんと、関節部、どうなってんだろうな?
洞窟に入ったらガスボンベの詮を開け、ポリタンクの底にナイフを突き刺した。
中へと入っていくゴーレム。しばらくして攻撃されている音がしてくるが、一瞬で破壊されてはいない。ガツンガキンと何度も打つ音がした。
「壊されたな」
鉄板を壊すとか、どんな構造してんだよ。流体金属ボディーか?
だが、動かなくなれば攻撃の手(?)は止んだ。あの水玉は動くものに反応して、その場から動けないようだ。
約一時間。洞窟内にガスが充満したら導火線(ガソリン)に火をつけた──らダッシュで逃げ──る暇なく洞窟が、いや、オレが吹き飛ばされた。
──ガ、ガス爆発ってこんな威力なのっ?!
頭の中で叫ぶもすぐに意識が暗転してしまった。
0
あなたにおすすめの小説
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~
RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。
試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。
「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」
枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる