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312 伝説
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兵士に案内され、マンドラゴラ村に駆けた。
マンドラゴラ村に続く道は細く、雪かきもされてないので進み難い。が、隣と言うだけに三十分もしないて到着できた。
「随分と堅牢な村だな」
「森で糧を得る村なので」
ここは、隣の男爵領ではあるそうだが、エビル男爵領が近いので、なにかあればこちらに助けを求めてくるそうだ。そのせいか、エビル男爵領に嫁いだりこちらの村に嫁いだりと、結構繋がりは強いそうだ。
「アリサたちは周囲の警戒! 魔物がいたら殺せ!」
村の中から獣の鳴き声や怒号が聞こえる。戦闘は続いているようだ。
この地域ではロースランがよく出るそうで、春や秋に襲われるとか。このマンドラゴラ村も何度も襲われており、守りは厚く空堀もあるのでロースランが襲ってきても村に侵入されることはない。
だが、今回襲ってきたのは特異種。通常のロースランより倍もあり、大きなこん棒を持っていたそうで、村に侵入されそうだ。
そんな情報が回ってくるほど戦いが続いている。襲ってきた特異種もだが、守るここの人間もバケモノだよ!
「メビは回り込め! オレはチートタイムを使って壁を越えるから!」
「わかった!」
チートタイムスタート! で、四メートルはある石壁を飛び越えた。
壁の中は家々が密集しており、着地したのも家の屋根だった。
「あっちか!」
なにかが破壊される音がするほうに向かうと、体長四メートルくらいのロースランがいた。
……初めてラダリオンと会ったときを思い出すな……。
巨人の半分くらいでも体型は力士。その手に持つこん棒は凶悪であった。
チートタイムを停止させ、屋根の上から暴れるロースランの横顔に向けて連射で撃った。
効果はあるようだが、四メートルもの巨体になれば肉も厚くなる。ゴブリンなら貫通するのに、なにか肉で止められた感じだ。
すぐにマガジンを交換。痛がるロースランの脇腹を狙って連射した。
撃ち切る前になこん棒が襲ってくる。咄嗟に屋根を蹴って空中に。すぐにチートタイムをスタートさせて地面に着地。残りの弾を足首に撃ち込んでやった。
マガジンが空になったらグロックを抜き、膝から崩れ落ちたがら空きの背中に全弾撃ち込んでやる。
メビが回り込んできたようで、416Dを連射で撃ち出した。
グロックをホルスターに戻し、P90のマガジンを交換。暴れるロースランに連射した。
もう百発は受けているのにロースランは暴れるばかり。特異種は伊達ではないようだ。
手持ちのマガジンを使い切ってもロースランは死なない。山黒級にしぶとい野郎だぜ。あ、メスだったらごめんなさい。
これでは埒が明かない。さっさと終わらすためにリンクスを取り寄せた。
「いい加減倒れろ、バケモノが!」
頭のほうに回り、後頭部に全弾ぶち込んでやり、それでロースランの動きが止まった。
安全確認のためにブラッド・スティール。三十リットルくらい抜いてやった。
兵士たちも槍でロースランを突っ突き、死んだのを確認。お互いの顔を見ながら死亡判定を下した。
「タカト殿!」
左腕をダラりと垂らした男爵がやってきた。
「怪我をしたなら休んでいてください! 動ける者は怪我人を集めろ! 女たちは湯を沸かせ! 傷を洗い流して応急処置をしろ」
てか、村長はなにしてんだ? まずは怪我人を優先しろや!
「メビは周辺の警戒だ。アリサたちは壊れた門や壁のガレキを撤去して見張りに立て」
そう指示を出し、ホームに入って救急箱を持ってきた。
怪我をしないようにしてきたし、傷を負ったとしても回復薬とミリエルがいるから治療は捨てていたが、応急処置の知識は頭に入れてある。
まず、今にも死にそうな者には回復薬中を無理矢理飲ませ、切り傷を負った者には傷口を消毒。抗生物質入りの軟膏を塗って滅菌ガーゼを貼ってテープで止めた。
打撲した者には解熱剤を飲ませ、腫れたところに湿布を貼ってやった。
村には薬師的な人もいたので、軽傷者は任せ、オレは応急処置が必要な人を診ていった。
主に兵士や村の勇士が全面に出ていたので、重傷者は八人。中傷者は十三人。軽傷者はわからないが、死者は出てなかったようだ。
男爵にも回復薬中を一粒飲ませ、あとは自然治癒に任せる。
「こんなときに申し訳ありませんが、ロースランの魔石はこちらでいただきます。肉は村に渡します」
マンドラゴラ村も被害が出て大変だろうが、こちらも弾を結構使った。ってまあ、二万円くらいの出費だが、オレたちも命を懸けて戦った。メビやアリサたちにも報酬を払わないといけないので魔石はこちらでいただきます。そのために応急処置もしたんだからな。
「ああ、構わない。今は食えない魔石より肉のほうが助かるからな」
「食料が不足しているので?」
不足しているのはわかっていたが、そんなになのか?
「ああ。今年はゴブリンにより農作物を食い散らかされた。どの村も冬を乗り越えられるか怪しいところだ」
「そうですか。まあ、ゴブリンを駆除すれば請負員カードで食料は買えます。暖かい日に肉を仕掛ければゴブリンは集まってきます。そこを狙えば稼げるでしょう」
ちらほらと雪の下にゴブリンの気配があった。暖かくなればエサ探しするはず。そのときを狙えば稼げるはずだ。
「ふふ。まさかゴブリンを狩りが金になるとはな。さすが神の使徒様。幸福をもたらす伝説は本当だったのだな」
マサキさん、二年と半年でどんな伝説を作り出したんだ? 子作りばかりしている人だと思ってたよ。
マンドラゴラ村に続く道は細く、雪かきもされてないので進み難い。が、隣と言うだけに三十分もしないて到着できた。
「随分と堅牢な村だな」
「森で糧を得る村なので」
ここは、隣の男爵領ではあるそうだが、エビル男爵領が近いので、なにかあればこちらに助けを求めてくるそうだ。そのせいか、エビル男爵領に嫁いだりこちらの村に嫁いだりと、結構繋がりは強いそうだ。
「アリサたちは周囲の警戒! 魔物がいたら殺せ!」
村の中から獣の鳴き声や怒号が聞こえる。戦闘は続いているようだ。
この地域ではロースランがよく出るそうで、春や秋に襲われるとか。このマンドラゴラ村も何度も襲われており、守りは厚く空堀もあるのでロースランが襲ってきても村に侵入されることはない。
だが、今回襲ってきたのは特異種。通常のロースランより倍もあり、大きなこん棒を持っていたそうで、村に侵入されそうだ。
そんな情報が回ってくるほど戦いが続いている。襲ってきた特異種もだが、守るここの人間もバケモノだよ!
「メビは回り込め! オレはチートタイムを使って壁を越えるから!」
「わかった!」
チートタイムスタート! で、四メートルはある石壁を飛び越えた。
壁の中は家々が密集しており、着地したのも家の屋根だった。
「あっちか!」
なにかが破壊される音がするほうに向かうと、体長四メートルくらいのロースランがいた。
……初めてラダリオンと会ったときを思い出すな……。
巨人の半分くらいでも体型は力士。その手に持つこん棒は凶悪であった。
チートタイムを停止させ、屋根の上から暴れるロースランの横顔に向けて連射で撃った。
効果はあるようだが、四メートルもの巨体になれば肉も厚くなる。ゴブリンなら貫通するのに、なにか肉で止められた感じだ。
すぐにマガジンを交換。痛がるロースランの脇腹を狙って連射した。
撃ち切る前になこん棒が襲ってくる。咄嗟に屋根を蹴って空中に。すぐにチートタイムをスタートさせて地面に着地。残りの弾を足首に撃ち込んでやった。
マガジンが空になったらグロックを抜き、膝から崩れ落ちたがら空きの背中に全弾撃ち込んでやる。
メビが回り込んできたようで、416Dを連射で撃ち出した。
グロックをホルスターに戻し、P90のマガジンを交換。暴れるロースランに連射した。
もう百発は受けているのにロースランは暴れるばかり。特異種は伊達ではないようだ。
手持ちのマガジンを使い切ってもロースランは死なない。山黒級にしぶとい野郎だぜ。あ、メスだったらごめんなさい。
これでは埒が明かない。さっさと終わらすためにリンクスを取り寄せた。
「いい加減倒れろ、バケモノが!」
頭のほうに回り、後頭部に全弾ぶち込んでやり、それでロースランの動きが止まった。
安全確認のためにブラッド・スティール。三十リットルくらい抜いてやった。
兵士たちも槍でロースランを突っ突き、死んだのを確認。お互いの顔を見ながら死亡判定を下した。
「タカト殿!」
左腕をダラりと垂らした男爵がやってきた。
「怪我をしたなら休んでいてください! 動ける者は怪我人を集めろ! 女たちは湯を沸かせ! 傷を洗い流して応急処置をしろ」
てか、村長はなにしてんだ? まずは怪我人を優先しろや!
「メビは周辺の警戒だ。アリサたちは壊れた門や壁のガレキを撤去して見張りに立て」
そう指示を出し、ホームに入って救急箱を持ってきた。
怪我をしないようにしてきたし、傷を負ったとしても回復薬とミリエルがいるから治療は捨てていたが、応急処置の知識は頭に入れてある。
まず、今にも死にそうな者には回復薬中を無理矢理飲ませ、切り傷を負った者には傷口を消毒。抗生物質入りの軟膏を塗って滅菌ガーゼを貼ってテープで止めた。
打撲した者には解熱剤を飲ませ、腫れたところに湿布を貼ってやった。
村には薬師的な人もいたので、軽傷者は任せ、オレは応急処置が必要な人を診ていった。
主に兵士や村の勇士が全面に出ていたので、重傷者は八人。中傷者は十三人。軽傷者はわからないが、死者は出てなかったようだ。
男爵にも回復薬中を一粒飲ませ、あとは自然治癒に任せる。
「こんなときに申し訳ありませんが、ロースランの魔石はこちらでいただきます。肉は村に渡します」
マンドラゴラ村も被害が出て大変だろうが、こちらも弾を結構使った。ってまあ、二万円くらいの出費だが、オレたちも命を懸けて戦った。メビやアリサたちにも報酬を払わないといけないので魔石はこちらでいただきます。そのために応急処置もしたんだからな。
「ああ、構わない。今は食えない魔石より肉のほうが助かるからな」
「食料が不足しているので?」
不足しているのはわかっていたが、そんなになのか?
「ああ。今年はゴブリンにより農作物を食い散らかされた。どの村も冬を乗り越えられるか怪しいところだ」
「そうですか。まあ、ゴブリンを駆除すれば請負員カードで食料は買えます。暖かい日に肉を仕掛ければゴブリンは集まってきます。そこを狙えば稼げるでしょう」
ちらほらと雪の下にゴブリンの気配があった。暖かくなればエサ探しするはず。そのときを狙えば稼げるはずだ。
「ふふ。まさかゴブリンを狩りが金になるとはな。さすが神の使徒様。幸福をもたらす伝説は本当だったのだな」
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