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26. 禁断の隠しルート
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「気持ちのいい夜ですね」
自分で思っていたよりも、私は本当に酔いが回っていたようだ。火照った頬に、新鮮な夜風が気持ち良かった。
庭にあるガゼボの一つで、レオナルド殿下と暫しの休息を楽しむ。
「ところでレオナルド殿下、今日は申し訳ありませんでした……」
いきなり謝り出した私に、殿下はキョトンとして首を傾げた。
「何が?」
「何か色々と……いえ、全部ですわ。どなたかお目当のご令嬢がいたのなら、大変失礼な振る舞いでした」
レオナルド殿下の真意を知らないまま、少し突っ走り過ぎてしまった。人の恋路を邪魔する役どころが、思いのほか楽しかったことは秘密だ。
殿下は思案げに顎を摩りながら、綺麗な夜空を見上げた。
「まあ、驚いたのは確かだけど……今日のアメリアの行為には、私も大いに助けられたからいいんだ。ただ、ひっつき虫の真相は知りたいかな」
「……」
ええ、ええ、今日の私は殿下の腕を離しませんでしたからね。彼が不思議がるのも無理はない。
もはや自分の推測だけで、レオナルド殿下の本命を突き止めるには無理があると痛感していた。下手にゲームの知識があるから色々と足掻いてみたけれど、所詮ゲームはゲームなのだ。今の殿下は加奈子の操り人形ではない。
これ以上、闇雲に殿下の『お妃探し』を妨害する訳にはいかないし、無理にカトレアとの結婚を押し付けるなど以ての外だった。
私はレオナルド殿下の本当の気持ちを聞き出そうと、慎重に言葉を選んで続けた。
「殿下もご存知の通り、その、色々なご令嬢が殿下に夢中のようですが……」
「余計なことに、父上が王太子妃を早々に決めるようにと声高に言ったからね」
「それは……違いますわ。レオナルド殿下ご自身が魅力的だからです。皆様、純粋に殿下の気を引きたいのです」
心からそう思う。『王太子だから』とかではなく、唯のレオナルドとしても彼は心身共にとても魅力的なのだ。
「はは、嬉しいことを言ってくれるね。本当にそうなら良かったのに……王太子の肩書なんて邪魔なだけだ」
投げやりに吐き捨てる殿下の顔が月明かりに照らされる。私は初めて、自由のない王族である彼の葛藤を知った気がした。
「どなたか、想う方がいらっしゃるのですね?」
「……」
沈黙は、肯定と同じだった。
「殿下に想われて、その方は幸せですわ」
根拠のない私の感想に、レオナルド殿下が緩く頭を振る。まるで、無責任に簡単なことを言うなとばかりに。そうして弱々しく口を開いた。
「無理だよ。私は彼女と一緒にはなれない」
「それは……どうしてですの?」
「色々と家の問題があってね。彼女はおいそれと、王家に嫁いでくることが出来ないんだ。それに私は、彼女に無理を強いたくないしね……」
「……」
家の問題ーーつまり身分の差か……
やはり、レオナルド殿下はあの『町娘』が好きだったのだ。あの街のレストランで一瞬だけ見た、切なげな殿下の横顔が思い出される。
もし相手が貴族だったなら、最悪、王命を出せば結婚出来る。周りも一応は納得するだろう。でも平民が相手ではそれも無理だ。愛人以下の、ただの『お手付き』として囲うことしかできない。
だが誠実でありたい殿下はそうしたくない……だから必死に諦めようと足掻いているのね……
「お可哀想な殿下……」
一度目にしただけの、町娘の可憐な顔を思い出してみる。道ゆく人と挨拶するその笑顔がとても輝いて見えた。
「彼女はその、殿下のお気持ちを知っていますの?」
「さあ、どうだろう?」
自嘲気味に殿下が笑う。その寂しそうな笑顔に心が痛んだ。
「好意は見せたつもりだけどね、私が好きだとは思ってもみないんじゃないかな」
「……」
確かに第一王子と町娘。普通に考えて、王族が平民を本気で好きになるなど思いもしないだろう。
悲しいかな、私達の世界では身分の差は絶対だった。先代様の治世より少しずつマシにはなっているものの、人の意識は早々に変えられない。なので「好意は見せた」と言うが、平民の娘が殿下の想いに疎いのも無理はなかった。
王族は天上人、言葉は悪いが同じ人間とも思っていないのだから、根本的に恋愛対象ではないのだ。
「レオナルド殿下は、どうしてもその女性がいいんですの?」
「……彼女でなければ、他は誰でも一緒だというぐらいには」
「……申し訳ありません、馬鹿な質問でした」
愚問だった。国を継ぐにはどうしても後継者問題が付いて回る。王太子には子作りの義務があるのだ。
好きな人と結婚できないなら、相手は誰でも……それこそ貴族の娘との間に子供さえできれば、それでいいと思ったのだろうか。何人を相手にしても?
これでは誰も幸せになれない。たとえ無事貴族の誰かを婚約者に据えても、殿下の心は他にあるのだから。
「レオナルド殿下。殿下ははっきりとその方に告白された訳ではないのですよね? なら諦めないで。もしお心が通じ合うのなら、その時は私が何としてもお手伝いしましょう」
そう、もし無事あの町娘と恋仲になれたなら、彼女を我が家の養女にでもして王家に送り出してあげる。いきなり公爵家には迎え入れられないから、遠縁の男爵家あたりの隠し子にして一旦貴族籍を作り、その後で我が家に引き取る。貴族としての教育だって、私が責任を持って受け持ってあげるわ。
「……でも、彼女はきっと私の事など相手にしないよ」
「そんなことありませんわ!」
ここにきて弱気なことを言い出し始めたレオナルド殿下を、私は叱咤激励した。ハーレムを作られるぐらいなら、私は町娘との恋を応援する。
「殿下ほど素敵な男性はいません! 少しでも殿下のことを知ったら、誰でも夢中になりますわ。もっと自信を持ってくださいまし」
「アメリアに、そんなことを言って貰えるとは……はは、世辞でも嬉しいよ」
弱々しくため息をついて、レオナルド殿下が両手で自分の顔を覆い隠した。恐らく情けないその表情を見られたくないのだろう。
「本当のことですわ。昔からレオお兄様は優しくて、物知りで、私の自慢の王子様です。いつも周りをよく見ていて、如才なく物事をやり遂げるお姿もご立派です」
とにかくレオナルド殿下を勇気付けようと、私は必死だった。思いつく限りの長所を挙げ連ねる。
「それに……お兄様の目はとても綺麗ですわ。澄んだコバルトブルーの色で……私は大好きです。いつも見惚れてしまいますもの」
「……矢車菊?」
「ふふ、覚えていますか? 私が矢車菊を摘んできては、お兄様の耳によく掛けたこと。その姿がとても可愛くて……お花が一杯並んでいる、とか馬鹿なこと言っていましたよね。でもお兄様は怒りもせず、よく付き合って下さいました」
昔を懐かしんで、つい遠い目になってしまう。
どっぷりと感傷に浸る私は、だから知る由もなかった。
「そんなこともあったね……」
太腿に肘立てて下を向き、いまだ両手で目元を覆っている殿下の、苦悩するような、気落ちしたようなその様子とは裏腹に、隙間から見える彼の口角が不自然に弧を描いていることに。
「ありがとうアメリア。まさか君が、そんなにも私を想っていてくれたなんて、知らなかったよ……なんだか元気を貰ったようだ……」
今この瞬間も、彼が、ゲームでいうところの『超難関』のルートをこじ開けようとしているなんて、私は全然、気付きもしなかった……
自分で思っていたよりも、私は本当に酔いが回っていたようだ。火照った頬に、新鮮な夜風が気持ち良かった。
庭にあるガゼボの一つで、レオナルド殿下と暫しの休息を楽しむ。
「ところでレオナルド殿下、今日は申し訳ありませんでした……」
いきなり謝り出した私に、殿下はキョトンとして首を傾げた。
「何が?」
「何か色々と……いえ、全部ですわ。どなたかお目当のご令嬢がいたのなら、大変失礼な振る舞いでした」
レオナルド殿下の真意を知らないまま、少し突っ走り過ぎてしまった。人の恋路を邪魔する役どころが、思いのほか楽しかったことは秘密だ。
殿下は思案げに顎を摩りながら、綺麗な夜空を見上げた。
「まあ、驚いたのは確かだけど……今日のアメリアの行為には、私も大いに助けられたからいいんだ。ただ、ひっつき虫の真相は知りたいかな」
「……」
ええ、ええ、今日の私は殿下の腕を離しませんでしたからね。彼が不思議がるのも無理はない。
もはや自分の推測だけで、レオナルド殿下の本命を突き止めるには無理があると痛感していた。下手にゲームの知識があるから色々と足掻いてみたけれど、所詮ゲームはゲームなのだ。今の殿下は加奈子の操り人形ではない。
これ以上、闇雲に殿下の『お妃探し』を妨害する訳にはいかないし、無理にカトレアとの結婚を押し付けるなど以ての外だった。
私はレオナルド殿下の本当の気持ちを聞き出そうと、慎重に言葉を選んで続けた。
「殿下もご存知の通り、その、色々なご令嬢が殿下に夢中のようですが……」
「余計なことに、父上が王太子妃を早々に決めるようにと声高に言ったからね」
「それは……違いますわ。レオナルド殿下ご自身が魅力的だからです。皆様、純粋に殿下の気を引きたいのです」
心からそう思う。『王太子だから』とかではなく、唯のレオナルドとしても彼は心身共にとても魅力的なのだ。
「はは、嬉しいことを言ってくれるね。本当にそうなら良かったのに……王太子の肩書なんて邪魔なだけだ」
投げやりに吐き捨てる殿下の顔が月明かりに照らされる。私は初めて、自由のない王族である彼の葛藤を知った気がした。
「どなたか、想う方がいらっしゃるのですね?」
「……」
沈黙は、肯定と同じだった。
「殿下に想われて、その方は幸せですわ」
根拠のない私の感想に、レオナルド殿下が緩く頭を振る。まるで、無責任に簡単なことを言うなとばかりに。そうして弱々しく口を開いた。
「無理だよ。私は彼女と一緒にはなれない」
「それは……どうしてですの?」
「色々と家の問題があってね。彼女はおいそれと、王家に嫁いでくることが出来ないんだ。それに私は、彼女に無理を強いたくないしね……」
「……」
家の問題ーーつまり身分の差か……
やはり、レオナルド殿下はあの『町娘』が好きだったのだ。あの街のレストランで一瞬だけ見た、切なげな殿下の横顔が思い出される。
もし相手が貴族だったなら、最悪、王命を出せば結婚出来る。周りも一応は納得するだろう。でも平民が相手ではそれも無理だ。愛人以下の、ただの『お手付き』として囲うことしかできない。
だが誠実でありたい殿下はそうしたくない……だから必死に諦めようと足掻いているのね……
「お可哀想な殿下……」
一度目にしただけの、町娘の可憐な顔を思い出してみる。道ゆく人と挨拶するその笑顔がとても輝いて見えた。
「彼女はその、殿下のお気持ちを知っていますの?」
「さあ、どうだろう?」
自嘲気味に殿下が笑う。その寂しそうな笑顔に心が痛んだ。
「好意は見せたつもりだけどね、私が好きだとは思ってもみないんじゃないかな」
「……」
確かに第一王子と町娘。普通に考えて、王族が平民を本気で好きになるなど思いもしないだろう。
悲しいかな、私達の世界では身分の差は絶対だった。先代様の治世より少しずつマシにはなっているものの、人の意識は早々に変えられない。なので「好意は見せた」と言うが、平民の娘が殿下の想いに疎いのも無理はなかった。
王族は天上人、言葉は悪いが同じ人間とも思っていないのだから、根本的に恋愛対象ではないのだ。
「レオナルド殿下は、どうしてもその女性がいいんですの?」
「……彼女でなければ、他は誰でも一緒だというぐらいには」
「……申し訳ありません、馬鹿な質問でした」
愚問だった。国を継ぐにはどうしても後継者問題が付いて回る。王太子には子作りの義務があるのだ。
好きな人と結婚できないなら、相手は誰でも……それこそ貴族の娘との間に子供さえできれば、それでいいと思ったのだろうか。何人を相手にしても?
これでは誰も幸せになれない。たとえ無事貴族の誰かを婚約者に据えても、殿下の心は他にあるのだから。
「レオナルド殿下。殿下ははっきりとその方に告白された訳ではないのですよね? なら諦めないで。もしお心が通じ合うのなら、その時は私が何としてもお手伝いしましょう」
そう、もし無事あの町娘と恋仲になれたなら、彼女を我が家の養女にでもして王家に送り出してあげる。いきなり公爵家には迎え入れられないから、遠縁の男爵家あたりの隠し子にして一旦貴族籍を作り、その後で我が家に引き取る。貴族としての教育だって、私が責任を持って受け持ってあげるわ。
「……でも、彼女はきっと私の事など相手にしないよ」
「そんなことありませんわ!」
ここにきて弱気なことを言い出し始めたレオナルド殿下を、私は叱咤激励した。ハーレムを作られるぐらいなら、私は町娘との恋を応援する。
「殿下ほど素敵な男性はいません! 少しでも殿下のことを知ったら、誰でも夢中になりますわ。もっと自信を持ってくださいまし」
「アメリアに、そんなことを言って貰えるとは……はは、世辞でも嬉しいよ」
弱々しくため息をついて、レオナルド殿下が両手で自分の顔を覆い隠した。恐らく情けないその表情を見られたくないのだろう。
「本当のことですわ。昔からレオお兄様は優しくて、物知りで、私の自慢の王子様です。いつも周りをよく見ていて、如才なく物事をやり遂げるお姿もご立派です」
とにかくレオナルド殿下を勇気付けようと、私は必死だった。思いつく限りの長所を挙げ連ねる。
「それに……お兄様の目はとても綺麗ですわ。澄んだコバルトブルーの色で……私は大好きです。いつも見惚れてしまいますもの」
「……矢車菊?」
「ふふ、覚えていますか? 私が矢車菊を摘んできては、お兄様の耳によく掛けたこと。その姿がとても可愛くて……お花が一杯並んでいる、とか馬鹿なこと言っていましたよね。でもお兄様は怒りもせず、よく付き合って下さいました」
昔を懐かしんで、つい遠い目になってしまう。
どっぷりと感傷に浸る私は、だから知る由もなかった。
「そんなこともあったね……」
太腿に肘立てて下を向き、いまだ両手で目元を覆っている殿下の、苦悩するような、気落ちしたようなその様子とは裏腹に、隙間から見える彼の口角が不自然に弧を描いていることに。
「ありがとうアメリア。まさか君が、そんなにも私を想っていてくれたなんて、知らなかったよ……なんだか元気を貰ったようだ……」
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