買い食いしてたら、あっというまにお兄様になりました

シンさん

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女装効果

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わたくし
アランことアリス。

またしてもここ、アクマノ城にいます。

妹にだけじゃなく、最高権力者に気に入られてしまった…

盾として、お役立ち男として、妹のお兄様として。


お姫様に呼び出されて、謎計画の経過報告をする。そんなお茶をする事になってまして…。今日がその日です。

「アラン、パーティーは素晴らしかったようね。さすがだわ。これでアランが本当の
お姉様になる日が近付いたというものよ!」

夢見るお姫様。残念ですが、お姉様になる事も、なる日も、永遠にきません!男色の王だと私は未だに思ってるし、そこはまだ明らかになってないし。
かといって、『女性には興味が無いのでしょうか?』とか聞いてしまうほど、私もバカではない!

コンコン
「はぁい」
「俺だ。」
「あら、お兄様。どうなさいましたの?」
「アランはいるか?」
「ええ。ここにいますわ」
……よろしくない予感が…
「これから剣術を習わせようと思っている。借りてもいいか?」

借りるってなんだ!

「ええ、もちろん」

貸すんだ…


「アランお兄様、お兄様と一緒に行ってきなさいな」
「カシコマリマシタ」
剣術って……私は何扱いになっていくの…。
姫は『好機だ』と思っているに違いない。
妹にも兄にも逆らえない、間に挟まれた偽物のお兄様…わたくしは……どうなるのでしょうか……


「アラン、剣術を習ったことは?」

「ありません…。」

「そうか。」

王様と一緒に歩いているというだけで、
みんなからの視線が…。私だって、本人に案内されるだなんて思ってなかったし…。
今ここで妹の兄(偽)の卒業を命じてくれないかな。

ん?
何だか視線を感じる…。王様から…。
これはアランが男かどうか…て、疑惑の視線だったらどうしよう。
女だと疑ってる…とか?
王様に嘘をついた罪。

打ち首、獄門!

どうすれば、この兄妹から逃れられるのか…。

答えは1つ、役立たずになる事!!

…たぶん。
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