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ケンカしても勝ちますので
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「ファビアン王様!」
「なんだ?」
今日こそ私は言う。
死刑になる前に言う!
世継ぎ問題に発展する前に逃げる!
お姉様にさせられる前に消える!
「アランの『お兄様』の期間は私達の誕生日前日までとしてほしい!と、マアサ様に言ってほしいのです!アランは旅に出たいという夢がありまして、それを叶えてあげたいのです!」
王様にこんなこと頼んで、島流しとかにあったらどうしよう。……それならそれで島で
愉快に暮らします!
もうね、アランなんていないから、すでに
永遠に旅立ってるんです。
「そうか、わかった。」
こちらを見ることもなく、書類に目を通して何か書きながら、サラッと返事が返って来た。
おお!王様は意外と話のわかる人でした!
「では、お前が護衛かつお兄様になればいい。」
すっかり忘れてた。…私は護衛、盾、虫除け。
嫌なの!
虫除けだからって、ホッペにチュッてされるなんて、王様だとて許せん!
盾だって、命が危ない!
「マアサ様がほしいのは『お兄様』であって『お姉様』ではないと思うのですが、違いますか?」
「普通ならその通りだろうが、アラン以外はずっと女を連れてきていた。結局どっちでもいいという事だ。」
そう言って、最後にチェックしていた書類にポンと判をついた。
「アラン以外(屈辱)……」
王様よ、貴方が私を女だと気づいてくれていれば…。
けどこの前は、アリスを目の前にして『お前は本当に女か?』ですって。
……まさか、両方男だったらよかったのに…とか思ってたらどうしよう…
謎計画は逆にも出来る。
アリスは女だけど、実は男なんじゃないかと疑いだす…
疑っても本当に女なんだから、最後まで成功しないんですけれど。
「申し訳ない。妹が嬉しそうにしているのを見ると、いきなり2人ともいなくなられては悲しいだろうと思ってな。もし何かやりたい事があるようなら『お兄様』を無理強いはしない。」
「嬉しそうに…」
「おそらく初めて仲良くなった子だ。マアサは人を信用していない。だがお前達2人は別のようだったのでな。つい…また我が儘をきいてやりたくなった。」
それってつまり卒業するな…って事ですよね……
「わかりました。お兄様になります。」
これはもはや、
泥沼……流砂………蟻地獄。
抜け出れません。
何の問題も起こさず、何の役にも立たない女になるしかない。
と思ったのに、次の日いきなり起こしました。
「なんだ?」
今日こそ私は言う。
死刑になる前に言う!
世継ぎ問題に発展する前に逃げる!
お姉様にさせられる前に消える!
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王様にこんなこと頼んで、島流しとかにあったらどうしよう。……それならそれで島で
愉快に暮らします!
もうね、アランなんていないから、すでに
永遠に旅立ってるんです。
「そうか、わかった。」
こちらを見ることもなく、書類に目を通して何か書きながら、サラッと返事が返って来た。
おお!王様は意外と話のわかる人でした!
「では、お前が護衛かつお兄様になればいい。」
すっかり忘れてた。…私は護衛、盾、虫除け。
嫌なの!
虫除けだからって、ホッペにチュッてされるなんて、王様だとて許せん!
盾だって、命が危ない!
「マアサ様がほしいのは『お兄様』であって『お姉様』ではないと思うのですが、違いますか?」
「普通ならその通りだろうが、アラン以外はずっと女を連れてきていた。結局どっちでもいいという事だ。」
そう言って、最後にチェックしていた書類にポンと判をついた。
「アラン以外(屈辱)……」
王様よ、貴方が私を女だと気づいてくれていれば…。
けどこの前は、アリスを目の前にして『お前は本当に女か?』ですって。
……まさか、両方男だったらよかったのに…とか思ってたらどうしよう…
謎計画は逆にも出来る。
アリスは女だけど、実は男なんじゃないかと疑いだす…
疑っても本当に女なんだから、最後まで成功しないんですけれど。
「申し訳ない。妹が嬉しそうにしているのを見ると、いきなり2人ともいなくなられては悲しいだろうと思ってな。もし何かやりたい事があるようなら『お兄様』を無理強いはしない。」
「嬉しそうに…」
「おそらく初めて仲良くなった子だ。マアサは人を信用していない。だがお前達2人は別のようだったのでな。つい…また我が儘をきいてやりたくなった。」
それってつまり卒業するな…って事ですよね……
「わかりました。お兄様になります。」
これはもはや、
泥沼……流砂………蟻地獄。
抜け出れません。
何の問題も起こさず、何の役にも立たない女になるしかない。
と思ったのに、次の日いきなり起こしました。
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