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王命
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「もし、ここで俺が『アリスと結婚する』…と言えば、まさにそうなる。」
「…王命というやつですか。」
「そうだ。」
「そんな事をするなら、今までだって誰にでも出来たのに…。好きな人には出来なかったんですか。結婚してからでも好きになって貰えるように頑張ればいいじゃないですか。」
「……」
「そういう気持ちって、良い事だと思います。大好きな人がいたなら、私で妥協しないでその人のもとへ行って頑張って下さい。」
そうすれば、円満解決。
みんな幸せ!
「喋り方がまた元に戻ってるぞ。」
「……王様にタメ口聞けるのは、王妃様だけでいいんです。その人は私じゃないからやっぱりこれが楽です。」
「…お前の言うとおり、頑張ればよかったのかもしれない。けど、両親がなくなって余裕も無かった。好きで側にいてくれてると思った女性はそうじゃなかった。」
「皆、同じように好きになってもらうなんて難しい話ですよ。」
「アリスは誰かを好きになった事はないのか?その男に好かれたいとは思わないのか?」
「私は男にしか見てもらえませんから、好きになる事もないです。『お前なんか女に思えない』って。だから顔を殴られた事もあった。だから殴り返す。可愛い女の子のように守ってもらおうなんて事は考えません。」
「考えるべきだ。不意を突かれれば反撃できない…それに…」
「それに…?」
「こうされれば、もう逃げられないだろ。」
「…っへ?うわっ!」
急に腕を掴んで、そのままソファーに放り投げられた。
「っいたた…なに…っ!?」
起きようとしたら、王様が覆い被さってきた。
なんだこれ?
「…王命というやつですか。」
「そうだ。」
「そんな事をするなら、今までだって誰にでも出来たのに…。好きな人には出来なかったんですか。結婚してからでも好きになって貰えるように頑張ればいいじゃないですか。」
「……」
「そういう気持ちって、良い事だと思います。大好きな人がいたなら、私で妥協しないでその人のもとへ行って頑張って下さい。」
そうすれば、円満解決。
みんな幸せ!
「喋り方がまた元に戻ってるぞ。」
「……王様にタメ口聞けるのは、王妃様だけでいいんです。その人は私じゃないからやっぱりこれが楽です。」
「…お前の言うとおり、頑張ればよかったのかもしれない。けど、両親がなくなって余裕も無かった。好きで側にいてくれてると思った女性はそうじゃなかった。」
「皆、同じように好きになってもらうなんて難しい話ですよ。」
「アリスは誰かを好きになった事はないのか?その男に好かれたいとは思わないのか?」
「私は男にしか見てもらえませんから、好きになる事もないです。『お前なんか女に思えない』って。だから顔を殴られた事もあった。だから殴り返す。可愛い女の子のように守ってもらおうなんて事は考えません。」
「考えるべきだ。不意を突かれれば反撃できない…それに…」
「それに…?」
「こうされれば、もう逃げられないだろ。」
「…っへ?うわっ!」
急に腕を掴んで、そのままソファーに放り投げられた。
「っいたた…なに…っ!?」
起きようとしたら、王様が覆い被さってきた。
なんだこれ?
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