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はじめての外出3
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「ただいま戻りました。」
「おかえり。」
はじめてのお使いから帰ってくると、お客がいた。
ナノ・キルテ…どうしてここに。
アレックス命令かな。さっき私が逃げたから、連れ戻しに来たとか?
とりあえず、無視しておけばいいよね。別に関わる必要ないし。
「マスター、オレンジで何を作るんですか?」
「食べたかっただけじゃよ。」
シンプル イズ ベストですな。
「ほれ、お嬢さんも1つ食べるといい。」
もしかして、2つ買ってくるように言ったのは、私の分も入ってたから?
マスター!良い人過ぎる!!
犯罪者にまで優しく出来るなんて、なんて器が大きい人なんだろう。
「フェルト様…」
「……何でしょう、キルテ様。」
私が喜んでる時に話しかけないでほしいのだけど…。
アレックスのまわりにいるキャラで、私に話しかけてくるのって聖女を守る時だけだった気がするんだけど。
『酷い事をするな』とか、とりあえず非難の声ばっかり。
その中でも、キルテとシュナは殆んど会話をする事がないのに…。
「キルテ様?」
「……」
話しかけてきて無言…。
「あのミネルバという女をアレックス様から遠退けたいのですが、協力いただけませんか?」
「お断りします。」
「え……」
「ごめんなさい、キルテ様。私にはあの2人に構ってる時間などありませんの。」
「ですが…アレックス様にあの女が馴れ馴れしくしているのを嫌がっていましたよね。」
それは3日前までの私よ。
「2人が仲良くなるのは運命かもしれませんし、このまま見守っておきましょう。では、私は店のお手伝いがありますので失礼します。」
あの2人の側から離れたいのに、わざわざ自分から関わるなんて冗談じゃないわ。
「おかえり。」
はじめてのお使いから帰ってくると、お客がいた。
ナノ・キルテ…どうしてここに。
アレックス命令かな。さっき私が逃げたから、連れ戻しに来たとか?
とりあえず、無視しておけばいいよね。別に関わる必要ないし。
「マスター、オレンジで何を作るんですか?」
「食べたかっただけじゃよ。」
シンプル イズ ベストですな。
「ほれ、お嬢さんも1つ食べるといい。」
もしかして、2つ買ってくるように言ったのは、私の分も入ってたから?
マスター!良い人過ぎる!!
犯罪者にまで優しく出来るなんて、なんて器が大きい人なんだろう。
「フェルト様…」
「……何でしょう、キルテ様。」
私が喜んでる時に話しかけないでほしいのだけど…。
アレックスのまわりにいるキャラで、私に話しかけてくるのって聖女を守る時だけだった気がするんだけど。
『酷い事をするな』とか、とりあえず非難の声ばっかり。
その中でも、キルテとシュナは殆んど会話をする事がないのに…。
「キルテ様?」
「……」
話しかけてきて無言…。
「あのミネルバという女をアレックス様から遠退けたいのですが、協力いただけませんか?」
「お断りします。」
「え……」
「ごめんなさい、キルテ様。私にはあの2人に構ってる時間などありませんの。」
「ですが…アレックス様にあの女が馴れ馴れしくしているのを嫌がっていましたよね。」
それは3日前までの私よ。
「2人が仲良くなるのは運命かもしれませんし、このまま見守っておきましょう。では、私は店のお手伝いがありますので失礼します。」
あの2人の側から離れたいのに、わざわざ自分から関わるなんて冗談じゃないわ。
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