侯爵夫人は子育て要員でした。

シンさん

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雫3(残酷表現があります)

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「一体何があった?フレッドはどこへ行ったんだ?」

フレッドと入れ代わりで部屋に入ってきた3人の護衛に聞いたが、『すぐに帰ってきますので心配無用です。』と、冷静に返ってくるだけだった。

「子爵、ここへ連れてきた子供はどこにいる?」
「知らない、私は違う!全部あいつが悪いんだ!」

あいつ…?他に誰か絡んでいて、主犯はそいつだという事か?
それより今は、子供が先だ。

「答えろ。子供はどこだと聞いている。」
「子供など知らん!!」
「狐ではなく、人間狩りをしてたんだろう?」
「違うっ!!」
「ここは変態の巣窟だと聞いたが、集まって何をしていた?」
「私は関係ない!」

真っ青になって震えているのに、関係ないはずがないだろう。

「……ここで飼ってる獣とは何だ?」

異国の獣を飼うコレクターがいると聞くが、子爵もそれなのか?
もし、ペットとして飼っていたわけじゃないなら、それは何の為にいるんだ。

「俺もフレッドの後を追う。」
「侯爵、ここにいてください。」
「このままでは何も解らない。邸に証拠がないか探しだす。」
「侯爵、貴方には無理です。」
「そんなに危険なのか?」
「危険度なら大して高くはありません。ただ、見ない方がいい。必ず後悔します。」
「……」

護衛と話していると、血塗れの上着を持ったフレッドが部屋に戻ってきた。

「フレッドっ!!怪我をしたのか!?」
「いえ、獣の頭を上着に包んで持ってきただけです。証拠を燃やされると困るので。」

よく見てみると、上着の袖の部分を持ち手にして、何か大きな物を包んでいるのが解る。

「……証拠は2階にもあります。あまり見せたくはありませんが、付いてきてください。」

背を向けて部屋を出るフレッドに俺達は続いた。

「侯爵、ここと隣の部屋は変態性癖集団が子供を玩具にしてた部屋です。」

フレッドが部屋のドアを開けると、そこには見た事のない物が並んでいた。

「侯爵には何か解らないでしょう。俺の家には山ほどありますよ。」
「……何だ?」
「拷問具です。どう使うかは教えませんが、確実に人を苦しませて殺せます。そうですよね?…この変態糞豚野郎。」

護衛に引きずられるようにして連れてこられている子爵にフレッドが言った。

……変態性癖と言うのだから、拷問だけじゃないはずだ。子供達を痛めつけて殺して…。

バキッ

気が付けば、俺は子爵を殴っていた。

「……糞以下だな。ここに来た事のある人間は必ず全員捕まえてやる。」

こんな人間がいるなんて吐き気がする。

「フレッド、この男からの名を1人残らず聞き出せ。どんな事をしてもだ。」
「はい。理解があって助かります。」
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