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肆・閑話の刻 すき焼きVSしゃぶしゃぶ
しおりを挟む「しゃぶしゃぶだな」
「何故、しゃぶしゃぶが出て来るの、すき焼きに決まっているわ」
「マリも、しゃぶしゃぶ」
「そこで、まさかの反対意見ですか!」
「ニ対一だな、ポン酢でサッパリ幾らでも肉が食えるぞ」
「マリ、すき焼きには当然、溶き卵だわ」
「それは、きょーてき」
「マリ、ゴマダレはどうだ」
「しゃぶしゃぶのかち」
「初めて、牛肉食べたのがしゃぶしゃぶだったのだ、その印象が強かった。家のすき焼き豚肉だったから」
「それよく聞きますわ」
「あと、玉葱ってマイナーなのか」
「ぶたどんか!」
「すき焼きは豆腐も、美味しいわ」
「いたい!」
「やきどうふ!」
「すき焼きには焼き豆腐だな、豆腐はしゃぶしゃぶ」
「おネギと、いっしょにポンず」
「マリ、それじゃあ、ただの湯豆腐ですわ」
「リコは分かってない、肉の出汁が効いてて旨いのだ」
「ハル、えらい!」
「あと、すき焼きには白菜が入らないからな」
「それこそ意味が分からないわ」
「いれる!」
「え!入れるのか、本当か、ちょっとすき焼き見直した」
「お餅も美味しいわ」
「マリ、お餅はポン酢だろ、紅葉卸たっぷりで」
「……まけた」
「乾燥椎茸は勘弁よね」
「とーぜん、なま!」
「え、乾燥椎茸、良い出汁でるぞ」
「あじがうつりすぎ!」
「確かに味が強すぎるわ」
「白滝かマ〇ニーちゃん、どちらを選ぶかが私の永遠のテーマなのだ」
「え!すき焼きが白滝で、しゃぶしゃぶがマ〇ニーちゃんじゃないですの」
「おなじく!」
「私の時間を返せ!」
「後は春菊ですわ、あ、ハル、ほうれん草は駄目ですわ」
「入れない、私は春菊より水菜だな」
「しゅんぎくさま!」
「勝負は〆ですわ」
「望むところだ」
「溶き卵入り煮込みうどんですわ」
「塩胡椒を利かせたきしめんだ」
「ひきわけ」
「ところで、マリ、ゴマダレには紅葉卸入れるのですか?」
「りょうりは、むずかしい」
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