男の性春

はりお

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第二章 男の楽園(中学校1年編)

2-5 男祭り

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ゴールデンウィークが明け5月になった。あっという間なことに、もう来週から中間テストが始まる。そして、中間テストが終わると体育祭がある。体育祭は全校6チームに分かれての対抗戦だ。中1の時に6チームのどこかに割り振られ、6年間同じチームで闘っていくことになる。上級生が下級生の競技の指導をすることになり、同じチームになると学年間の繋がりも強い。この学校の大きなイベントとなるが、運動部は凄くみんな熱中するらしい。
中間テストのときは、そんな体育祭で他の学年はみんなそわそわしているらしいが、中1はまだそれを経験したことがないため、みんなしっかりと準備してテストに臨んでいる様子である。俺もゴールデンウィークは、少し公園でサッカーをしたりしたが、他の時間は結構勉強に充てた。お陰でテストは好調だった。かなり感触は良かった。
テストの結果が出るのにワクワク感があったが、その前に体育祭がある。体育祭の練習期間中は学年競技の練習のほか、俺は陸上の選手にも選ばれ練習をさせられた。陸上なんて、一朝一夕にできるようになるわけではないと思いつつも先輩の指導をきいた。おまけに、普通は陸上競技は1人1種目なのだが、俺は短距離も長距離もエントリーされてしまった。長距離もそこそこ得意なのだ。お陰で他のクラスの子からもよく話しかけられて、色々と期待されているようだが、正直ありがた迷惑である。
クラスでは蒼とチームが一緒だし、他にもサッカー部はいたが、残念ながら、秀太とは違うチームである。まだ話すチャンスが来てない。他にも自分のチームにはあまり好みの子がいないようでがっかりだった。それもあってモチベがあがらない。

体育祭当日は、短距離はレースの中で1位、長距離も中学全体で約40人の選手の中で9位とまずまずだった。学年競技はパワー系の種目だったのであまり活躍できなかったが、自分のチームの全体2位という結果にも少ないながらも貢献はできたと思う。
体育祭終了後、各チーム集まってお疲れ様会があった。上級生からの言葉の後、チーム全体で希望者がネタを披露する会であった。そのネタ会で上級生が野球拳をやりだした。野球拳をやっていたのは高校生で全く好みではなかったが、最後みんなの前にあらわになった性器は、なんかグロテスクであった。サイズは俺のと大して変わらないが、色が黒く、周りに毛が茂り、少し出ている亀頭のピンク色もなんだか気持ちが悪い。スキー旅行でみた中学生達の性器はそんなことなかったが、それからほんの数年でこんなのになってしまうと思うと何だかショックだった。
また、同性愛ネタもあった。高校1年生が3年生の先輩に告白し、その場でディープキスをするというもの。それを見て蒼が、
「ホモとかマジありえない。キモすぎる」
と言ってきて、適当に頷いたが、やはりショックだった。周りの友達も同じような反応をしている。ネタにするやつもネタにするやつだ。やった本人が本当にそういう性癖なのかは知らないが、印象が悪くなる。とはいえ、近年小学校でも道徳の授業でLGBTについて習いはしたのだが、それでも理解はされていないんだなと実感して少し残念だった。
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