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第二章 男の楽園(中学校1年編)
2-28 好都合
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県大会までは2週間程間が空く。早いもので年も明けこのクラスで過ごすのも実質2カ月ほどとなってしまった。相変わらずみんなは休み時間にじゃれ合ったりしている。俺もかなりクラスにはなじんできて、相変わらずいじられもするし、結構ふざけるようにはなっていた。下ネタも平気で話している。
ある日、角田が涼介のことを、「涼介くん好き好き好き」とかいいながら教室内で追っかけ回していた。たぶん捕まると抱きしめられしばらく涼介は身動きが取れなくなってしまう。すると、涼介が俺に助けを求めてきた。
「壮太、助けて。角田に襲われる。」
なぜかその日は涼介が特別に可愛く見えた。俺も涼介に抱きつきたい衝動に駆られた。もう中学でも真面目キャラで振る舞う必要はないと思い、
「実は俺も涼介好きなんだよ」
といって急に抱きついてみた。涼介はそれまで俺にそんな事をされたことがなかったため少し驚いてはいたが、笑って「やめろ」と振り払おうとしている。
その様子をみていた蒼が、
「お前もホモだったの。キモっ」
と言ってきた。蒼は冗談だとは思っているだろうが。よくよく考えると"ゲイキャラ"を装うのは都合がいい。ネタでゲイを演じていると思われることで、合法的に気になる男の子の体を触ったりすることができる。また、軽めの"ゲイネタ"に関しては結構色んな奴がやっている。例えば真司も野球部の同級生とかに「お前可愛いな。ちんぽしゃぶらせろ」とか言って笑いを取っていた。
そういうことを考えながら、
「そんな事言うと蒼のことも襲っちゃうよ」
と蒼に言ってみたところ、
「そんなことしたらマジでぶっ飛ばす」
と蒼に言い返された。確かに俺は力では蒼に勝てないため、その時はやめておいた。
一方、涼介は全然気にしている様子はない。角田のようにハードなセクハラをしたら警戒されるだろうが、軽い感じなら面白がってそうだ。実際その後もちょくちょく俺からもセクハラしたが、今までどおり一緒に勉強もしてくれるし、むしろより仲良くなった気がする。
ある日、角田が涼介のことを、「涼介くん好き好き好き」とかいいながら教室内で追っかけ回していた。たぶん捕まると抱きしめられしばらく涼介は身動きが取れなくなってしまう。すると、涼介が俺に助けを求めてきた。
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