53 / 134
第二章 男の楽園(中学校1年編)
2-29 県大会
しおりを挟む
県大会当日を迎えた。俺は変わらずレギュラーである。
トーナメントを見ると2回勝ってベスト16まで行けばもしかすると、俺の地元の学校と当たるかもしれない。孝宏はジュニアユースの試験に受かったため部活には入ってないが、隆や史恩や優樹がいる。おそらく隆はレギュラーとして出るであろう。
初日については、午前中の一回戦に勝利すると、午後に二回戦が行われる。この日はあまり調子は良くなかった。いや、自分の調子は悪くないのだが、なかなか自分のところにパスが来ないのと、パスを受けてドリブル突破しても、中のCFにクロスが合わなかった。中2の先輩のCFは背も高くて決定力もあるのだが、あまり自分でスペースを見つけて動くタイプではない。だから、俺が最後クロスを上げるときに、いてほしい場所にいないのだ。そういう面で裕翔の方が圧倒的に呼吸が合う。それに、俺の得意なカットインしてシュートを打ちたいなと思っても、その先輩はあまり囮になる動きとかはしてくれない。裕翔はしてくれる。地区予選の時から感じていたのだが、相手のレベルが上がりそれが際立ってしまった。一試合目はチームは勝ったもののほぼほぼ良いところなしで終わった。
二試合目もあまり改善できずチームとしても前半に相手に先制されてしまう。このままでは敗退してしまうし、仮に逆転して勝ったとしても俺はスタメンから外されてしまうのではと思った。そう思っていた時に、後半から裕翔が投入された。そっからは俺もキレキレとなった。裕翔は俺がいてほしい位置に必ずいる。右サイドでドリブルして俺がクロスを上げると、裕翔が頭で押し込んで追いついた。そして、後半アディショナルタイムには裕翔のポストプレーから俺が抜け出して最後GKをかわしてゴールで逆転。無事勝利することができた。試合後、俺と裕翔は周りから神のように扱われた。だが、俺にとっては明日が大事である。小学校の時の大切な仲間がいるが、絶対に負けたくない。
翌日も俺はスタメンである。だが、裕翔はジョーカーとして起用したいらしくベンチスタートだった。俺は試合前旧友たちと挨拶を交わした。奴らも相変わらずだった。隆は会うといきなり股間を揉んでくるし、史恩は「ついに毛が生えてきた」と要らない報告をしてきた。そして、優樹からは「壮太負けたら裸で土下座ね」とか言われてる。それは絶対に嫌だ。
試合については、やはり隆が先発するらしい。試合が始まると膠着した試合展開だった。戦力としてはおそらく我が校の方が上である。だが、向こうは粘り強く守備をして鋭いカウンターを披露していた。左サイドハーフとして出ている隆も厄介である。俺がドリブルしようとすると、前線から戻ってきてDFのサポートをしてきた。また、隆は攻撃でも存在感を出している。
前半が終わりハーフタイムとなった。結構みんな前半の出来に納得いってない感じがする。
蒼が声をかけに来てくれたため、俺はやる気を上げるために、
「得点したらまたマッサージして」
ってお願いした。
「お前ホモって聞いてからやりたくなくなったんだけど。でもしゃあない。点とれよ」
別に下心でしてもらいたいと言った訳では無いとおもう。少しはそういう気持ちもあったが、純粋に体をほぐして欲しかったのだ。約束したからには気合が入る。
後半から我が軍は裕翔を投入し、一方相手は史恩を入れてきた。裕翔が入ったがなかなかうまくいかない。裕翔も相手にかなりタイトに潰されている。後半終わり頃には優樹も投入され、完全に俺の同窓会状態になった。
試合はそのまま延長になった。延長前半も動きがなくこのままPK戦になるかとも思われたが、延長後半に俺がペナルティエリアの前あたりで倒されてFKを獲得した。このFKは俺がキッカーに名乗り出た。俺はPKは苦手だが、FKは結構得意である。ゴール前の真中あたりだったため、右足で蹴ることにした。少し緊張したが、蹴った瞬間確信した。蹴ったボールは相手の壁を超えて綺麗な軌道を描きゴール右隅を突き刺した。
そのまま延長後半を終え、俺はまたもヒーローになった。隆は延長の途中でベンチに退いていたが泣いていた。俺には負けたくなかったようだ。「次は絶対勝つから」といってまたちんこを触られたが、目はいつもみたいに笑ってなかった。またこういう舞台で真剣に勝負したいなとは俺も強く思った。
約束通り蒼にはまたマッサージをしてもらった。
「そんな俺に体触られたいのか?本当に得点しやがって。キモいな。でも最高だったよ」
下心はほとんどない。むしろ恥ずかしい。だが、ありがたく疲れをほぐしてしまった。
準々決勝以降は次の週末に行われる。この1週間は、実力テストが近づいていることもあり、部活して帰っては勉強の日々だった。どっちも順調に準備が出来ているつもりだったが、試合の方はベスト8敗退となってしまった。中2でインフルエンザが流行ってしまって主力の先輩が結構でれなくなってしまった。残りの中2や中1で急造チームで出たが、前年の準優勝チーム相手に3-0で惨敗した。
トーナメントを見ると2回勝ってベスト16まで行けばもしかすると、俺の地元の学校と当たるかもしれない。孝宏はジュニアユースの試験に受かったため部活には入ってないが、隆や史恩や優樹がいる。おそらく隆はレギュラーとして出るであろう。
初日については、午前中の一回戦に勝利すると、午後に二回戦が行われる。この日はあまり調子は良くなかった。いや、自分の調子は悪くないのだが、なかなか自分のところにパスが来ないのと、パスを受けてドリブル突破しても、中のCFにクロスが合わなかった。中2の先輩のCFは背も高くて決定力もあるのだが、あまり自分でスペースを見つけて動くタイプではない。だから、俺が最後クロスを上げるときに、いてほしい場所にいないのだ。そういう面で裕翔の方が圧倒的に呼吸が合う。それに、俺の得意なカットインしてシュートを打ちたいなと思っても、その先輩はあまり囮になる動きとかはしてくれない。裕翔はしてくれる。地区予選の時から感じていたのだが、相手のレベルが上がりそれが際立ってしまった。一試合目はチームは勝ったもののほぼほぼ良いところなしで終わった。
二試合目もあまり改善できずチームとしても前半に相手に先制されてしまう。このままでは敗退してしまうし、仮に逆転して勝ったとしても俺はスタメンから外されてしまうのではと思った。そう思っていた時に、後半から裕翔が投入された。そっからは俺もキレキレとなった。裕翔は俺がいてほしい位置に必ずいる。右サイドでドリブルして俺がクロスを上げると、裕翔が頭で押し込んで追いついた。そして、後半アディショナルタイムには裕翔のポストプレーから俺が抜け出して最後GKをかわしてゴールで逆転。無事勝利することができた。試合後、俺と裕翔は周りから神のように扱われた。だが、俺にとっては明日が大事である。小学校の時の大切な仲間がいるが、絶対に負けたくない。
翌日も俺はスタメンである。だが、裕翔はジョーカーとして起用したいらしくベンチスタートだった。俺は試合前旧友たちと挨拶を交わした。奴らも相変わらずだった。隆は会うといきなり股間を揉んでくるし、史恩は「ついに毛が生えてきた」と要らない報告をしてきた。そして、優樹からは「壮太負けたら裸で土下座ね」とか言われてる。それは絶対に嫌だ。
試合については、やはり隆が先発するらしい。試合が始まると膠着した試合展開だった。戦力としてはおそらく我が校の方が上である。だが、向こうは粘り強く守備をして鋭いカウンターを披露していた。左サイドハーフとして出ている隆も厄介である。俺がドリブルしようとすると、前線から戻ってきてDFのサポートをしてきた。また、隆は攻撃でも存在感を出している。
前半が終わりハーフタイムとなった。結構みんな前半の出来に納得いってない感じがする。
蒼が声をかけに来てくれたため、俺はやる気を上げるために、
「得点したらまたマッサージして」
ってお願いした。
「お前ホモって聞いてからやりたくなくなったんだけど。でもしゃあない。点とれよ」
別に下心でしてもらいたいと言った訳では無いとおもう。少しはそういう気持ちもあったが、純粋に体をほぐして欲しかったのだ。約束したからには気合が入る。
後半から我が軍は裕翔を投入し、一方相手は史恩を入れてきた。裕翔が入ったがなかなかうまくいかない。裕翔も相手にかなりタイトに潰されている。後半終わり頃には優樹も投入され、完全に俺の同窓会状態になった。
試合はそのまま延長になった。延長前半も動きがなくこのままPK戦になるかとも思われたが、延長後半に俺がペナルティエリアの前あたりで倒されてFKを獲得した。このFKは俺がキッカーに名乗り出た。俺はPKは苦手だが、FKは結構得意である。ゴール前の真中あたりだったため、右足で蹴ることにした。少し緊張したが、蹴った瞬間確信した。蹴ったボールは相手の壁を超えて綺麗な軌道を描きゴール右隅を突き刺した。
そのまま延長後半を終え、俺はまたもヒーローになった。隆は延長の途中でベンチに退いていたが泣いていた。俺には負けたくなかったようだ。「次は絶対勝つから」といってまたちんこを触られたが、目はいつもみたいに笑ってなかった。またこういう舞台で真剣に勝負したいなとは俺も強く思った。
約束通り蒼にはまたマッサージをしてもらった。
「そんな俺に体触られたいのか?本当に得点しやがって。キモいな。でも最高だったよ」
下心はほとんどない。むしろ恥ずかしい。だが、ありがたく疲れをほぐしてしまった。
準々決勝以降は次の週末に行われる。この1週間は、実力テストが近づいていることもあり、部活して帰っては勉強の日々だった。どっちも順調に準備が出来ているつもりだったが、試合の方はベスト8敗退となってしまった。中2でインフルエンザが流行ってしまって主力の先輩が結構でれなくなってしまった。残りの中2や中1で急造チームで出たが、前年の準優勝チーム相手に3-0で惨敗した。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる