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第二章 男の楽園(中学校1年編)
2-30 学年末のあれこれ
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準々決勝が終わってからは切替えて勉強した。といっても試験まで1週間ちょっとしかなかったが。
試験は定期テストと違い、初見の難問が沢山出てきたが、そこそこできた感覚がある。2週間くらいして結果が出たが結果は学年300人中で6位だった。クラスでは1位かなと思ったが、涼介が4位だ。やっぱり彼には敵わなかった。そして、成績上位者は発表されるのであるが、それを見て驚いた。学年の1位はサッカー部の一輝だった。彼は話しててすごく聡明な印象は持っているが、成績がいいとは知らなかった。たぶんそれをひけらかしたりしないため、今までも誰にも自分の成績を教えたりしてなかったのであろう。
順位が発表された日サッカー部でもその話題となったが、一輝は周りから褒められてもあまり面白くなさそうだった。俺もちょっとどんな勉強をしているのかとか気になったため、真面目な話をしたかったが、あまりそういう雰囲気ではなかったのでやめた。
また、この日は秀太から俺に話しかけてきた。
「お前サッカーやってない日はずっと勉強してんの?それで楽しい?」
彼の言葉にはいちいち棘がある。なかなか俺には心を開いてくれない。少しショックだった。
ちょうどその時期、いよいよ第一学年も終わろうとしている頃になって、"ゲイネタ"が流行りだした。なんか6組の藤田と立田という奴らが2大ゲイと呼ばれ、みんなからのウケを取っているらしい。2人ともあまり絡みはないがサッカー部である。藤田はみんなの前でお気に入りの子を襲ったり、キスしたり、その子の体操着を着て見せたり、というようにみんなの前で何かをするタイプと聞いている。うちのクラスの角田に近い感じだ。立田の方は顔の良い同級生の股間やお尻を触ったり、トイレで用を足してる最中にアソコを覗いたりと陰湿にやるタイプらしい。
その噂が流れてきて俺らのクラスでもゲイの話題になった。真司や角田達が「俺男も可愛ければイケる。」とか「〇〇が好き」とか話しているが、俺にも話を振られた。
「壮太もそっち入ってんだよね?誰が好きなの?」
俺は誰が好きというべきか悩んだが、
「うーん、可愛いなって思うのは涼介、いい体してんなと思うのは蒼かな。」
と答えた。角田が興奮気味に、
「2人で一緒にお風呂入ったんでしょ。めっちゃエロいじゃん」
と言ってきて、
「うん、蒼のデカかったわー」
そんな話をして笑ってたら、蒼にそれが聞こえていたみたいで、「マジ壮太ぶっ飛ばす」といって俺のことを締めに来た。俺は抵抗手段として、思いっきり大きなおちんちんを揉んでやったところ、結構マジなビンタをほっぺたにくらった。
「お前こんなキモいやつだと思わなかった」
まあ、蒼のことは正直そこまで好きではないと自分では思っている。そもそも彼女持ちだ。そして涼介はこの時期になってもまだ未発達感が抜けない。今本当の意味で気になっているのは、秀太であろう。俺は彼に冷たくされているが。そういえば、秀太は立田と仲良くしていた気がする。急に嫉妬心のようなモヤモヤ感が芽生えてしまった。
藤田や立田もそうだが、結構男を可愛いとか好きとかいう奴らはいる。確かに体育祭の時とかにもゲイネタをやってる上級生はいた。彼らが俺のようにガチなのか、ネタでやってるだけなのかは分からないが、なんとかゲイでも行きていけるのではという希望が少し出てきた。
しかし、そのポジティブな感情もすぐに潰えてしまった。学年の最後の公民の授業で、「人生設計を考える」という課題があった。この課題はよくある今後の人生プランを書いていくものだ。結構詳細に深掘りして現時点でのプランを立てなくてはいけない。そこで、俺は今後の人生について考え込んだが、やはり、俺が結婚出来るとは思えない。女性を好きにならないからだ。だからといって、本当にそれでいいのかと自問した。
子どもは欲しいし、家族がいないと寂しいであろう。だが、女性を好きにならないのにどうやって家庭ができるのか。俺はこのまま行けば、良い大学に行って、良い会社に就職できるかもしれない。それに、運動もできる方だし、顔だって悪く言われない。そこだけ見ると理想的な人生を歩めそうである。
しかし、一番大切といっても過言ではない"家庭"を持てないのだ。世間体を気にして同性愛者の男女が友情婚なるものをすると聞いたことはある。良い大学に行って、良い会社に行けば自分も世間体を気にするかもしれない。だが、そんな友情婚なんて耐えられる気がしない。
俺は最近になってゲイとしての希望が出てきたが、それは男子校にいる間だけであろう。とりあえず課題に関しては模範解答のような人生プランを書いて提出したが、中1の最後の最後で再び大きな悩みを抱いてしまった。
(第二章完)
試験は定期テストと違い、初見の難問が沢山出てきたが、そこそこできた感覚がある。2週間くらいして結果が出たが結果は学年300人中で6位だった。クラスでは1位かなと思ったが、涼介が4位だ。やっぱり彼には敵わなかった。そして、成績上位者は発表されるのであるが、それを見て驚いた。学年の1位はサッカー部の一輝だった。彼は話しててすごく聡明な印象は持っているが、成績がいいとは知らなかった。たぶんそれをひけらかしたりしないため、今までも誰にも自分の成績を教えたりしてなかったのであろう。
順位が発表された日サッカー部でもその話題となったが、一輝は周りから褒められてもあまり面白くなさそうだった。俺もちょっとどんな勉強をしているのかとか気になったため、真面目な話をしたかったが、あまりそういう雰囲気ではなかったのでやめた。
また、この日は秀太から俺に話しかけてきた。
「お前サッカーやってない日はずっと勉強してんの?それで楽しい?」
彼の言葉にはいちいち棘がある。なかなか俺には心を開いてくれない。少しショックだった。
ちょうどその時期、いよいよ第一学年も終わろうとしている頃になって、"ゲイネタ"が流行りだした。なんか6組の藤田と立田という奴らが2大ゲイと呼ばれ、みんなからのウケを取っているらしい。2人ともあまり絡みはないがサッカー部である。藤田はみんなの前でお気に入りの子を襲ったり、キスしたり、その子の体操着を着て見せたり、というようにみんなの前で何かをするタイプと聞いている。うちのクラスの角田に近い感じだ。立田の方は顔の良い同級生の股間やお尻を触ったり、トイレで用を足してる最中にアソコを覗いたりと陰湿にやるタイプらしい。
その噂が流れてきて俺らのクラスでもゲイの話題になった。真司や角田達が「俺男も可愛ければイケる。」とか「〇〇が好き」とか話しているが、俺にも話を振られた。
「壮太もそっち入ってんだよね?誰が好きなの?」
俺は誰が好きというべきか悩んだが、
「うーん、可愛いなって思うのは涼介、いい体してんなと思うのは蒼かな。」
と答えた。角田が興奮気味に、
「2人で一緒にお風呂入ったんでしょ。めっちゃエロいじゃん」
と言ってきて、
「うん、蒼のデカかったわー」
そんな話をして笑ってたら、蒼にそれが聞こえていたみたいで、「マジ壮太ぶっ飛ばす」といって俺のことを締めに来た。俺は抵抗手段として、思いっきり大きなおちんちんを揉んでやったところ、結構マジなビンタをほっぺたにくらった。
「お前こんなキモいやつだと思わなかった」
まあ、蒼のことは正直そこまで好きではないと自分では思っている。そもそも彼女持ちだ。そして涼介はこの時期になってもまだ未発達感が抜けない。今本当の意味で気になっているのは、秀太であろう。俺は彼に冷たくされているが。そういえば、秀太は立田と仲良くしていた気がする。急に嫉妬心のようなモヤモヤ感が芽生えてしまった。
藤田や立田もそうだが、結構男を可愛いとか好きとかいう奴らはいる。確かに体育祭の時とかにもゲイネタをやってる上級生はいた。彼らが俺のようにガチなのか、ネタでやってるだけなのかは分からないが、なんとかゲイでも行きていけるのではという希望が少し出てきた。
しかし、そのポジティブな感情もすぐに潰えてしまった。学年の最後の公民の授業で、「人生設計を考える」という課題があった。この課題はよくある今後の人生プランを書いていくものだ。結構詳細に深掘りして現時点でのプランを立てなくてはいけない。そこで、俺は今後の人生について考え込んだが、やはり、俺が結婚出来るとは思えない。女性を好きにならないからだ。だからといって、本当にそれでいいのかと自問した。
子どもは欲しいし、家族がいないと寂しいであろう。だが、女性を好きにならないのにどうやって家庭ができるのか。俺はこのまま行けば、良い大学に行って、良い会社に就職できるかもしれない。それに、運動もできる方だし、顔だって悪く言われない。そこだけ見ると理想的な人生を歩めそうである。
しかし、一番大切といっても過言ではない"家庭"を持てないのだ。世間体を気にして同性愛者の男女が友情婚なるものをすると聞いたことはある。良い大学に行って、良い会社に行けば自分も世間体を気にするかもしれない。だが、そんな友情婚なんて耐えられる気がしない。
俺は最近になってゲイとしての希望が出てきたが、それは男子校にいる間だけであろう。とりあえず課題に関しては模範解答のような人生プランを書いて提出したが、中1の最後の最後で再び大きな悩みを抱いてしまった。
(第二章完)
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