男の性春

はりお

文字の大きさ
84 / 134
第四章 夢中になる少年(中学校3年編)

4-5 中学最後の県大会

しおりを挟む
県大会初戦はかなり緊張したが、始まってみると快勝だった。俺も1G2Aの活躍で上々のスタート。チームの調子は過去一に良かった。フィジカルコーチを雇って体育祭後コンディションを整えた甲斐があったのか、新人戦よりもかなり楽に勝利を重ね、呆気なくベスト4に入り地方大会進出を決めた。翼と俺の連携はこの大会でも輝きを放っている。俺もすべての試合で得点に絡んでいた。
また、俺の地元の中学校がかなり頑張っており、ベスト8まで勝ち上がっていた。そこで勝てれば準決勝で俺らと当たる。俺も自分の試合が終わったあと、こっそりと観に行った。すると、達也に久々に会った。
「壮太久しぶり!」
向こうから声をかけてきた。時々ラインはしていたが、対面で会うのはかなり久しぶりだった。久しぶりの達也は背も伸び俺よりも高く、体もちょっとゴツくなってたが、まだ顔立ちには可愛らしさが残っていた。
達也には勝手に振られたような印象を抱いていたため、その当てつけで、俺は初手でセクハラをしてやった。いきなりニヤけた表情をして、俺は達也に絡みに行き、股間を揉んでやった。達也のソレの感触はやはりこの時も大きかった。当たり前ではあるが、小学校の時に俺が惚れ込んだソレよりも大きい気はした。
「相変わらず大きいな」
と俺が言うと、
「壮太はどうよ」
と達也が言って俺のも揉んできた。
「デカいな」
と彼は続ける。
初恋の相手であるため、やはり達也はいいなと思ってしまうが、彼には彼女がいる。まだ別れてないとこの間もラインでいってた。
俺はあることが気になったため小声で聞いた。
「セックスは流石にもうした?」
達也は恥ずかしそうに、
「いやーそれがまだなんだよね。一回向こうの家行ったんだけど、イチャイチャはしてそっから勇気が出なかった」
意外とセックスってハードルが高いのだなとわかった。まあ俺には縁のない話であるが。
卑猥な言動で久々の会話はスタートしたが、達也は俺の準々決勝も途中から見ていてくれたらしく、ちょうど俺がゴールするところも見ていたようだ。
「壮太共学行ってたらちょうモテモテだったろうな。あれ俺が女の子ならは濡れるわ」
達也に言ってもらえるのは嬉しい反面少し切ない。
そんなやり取りをしている間に、試合は始まった。
隆や史恩が活躍はしていたが、チームとしては最初から劣勢であった。ずっと粘っていたが後半に先制されるとそのまま0-1で敗れてしまった。終わったあと、彼らは泣いていた。俺らは中高一貫校だから高校でも同じメンバーでやれる。だが、彼らにとってはこれが最後だった。
試合の前も隆から絶対準決勝で当たろうとラインを貰っていた。戦力を考えるとベスト8でも大健闘なのだが、やはり地方大会には行きたかったであろう。隆らとも話をしたいという思いもあったが、地方大会出場を決めた俺が言葉をかけるのも今は良くないと思い、達也によろしく言っといてと言付けをして、俺は帰った。
一方俺らは、準決勝にも勝利し2大会連続の決勝進出となった。決勝は新人戦と同じ相手であったが、今回も強かった。俺の個人技で得点は出来たが、チームとしては1-3で惨敗した。相手校は地方大会も優勝候補筆頭である。
地方大会では彼らとは別の山となるであろうが、追いつけるように頑張ろうとチームみんな思った。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

【短編集】こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...