男たちの性春

はりお

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E.涼介の性春

E-3 思春期(移動教室前編)

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その日以降、壮太とはよく話すようになった。勉強だけでなく、趣味とかちょっとエッチな話とかもする。俺はサッカーを観るのが結構好きであるため、彼に詳しく教えてもらったりした。エッチな話題に関しては、彼はあまり好きな女優とかアイドルとかはいないみたいだが、純粋に下ネタを結構発してくるため、意外で面白い。
「きつめのオメコ読んでる?」
「なんだそれ?」
「知らんの?じゃあ進撃の巨根は?」
某有名漫画の名前で遊んでいるのだが、壮太はそんなくだらないことを結構言ってくる。
どんどん仲良くなり、勉強も一緒にした結果、苦手な数学を彼に教えてもらい、俺の点数は中間試験よりも期末試験ではさらに良くなった。だが、彼は彼で俺から教わった英語の成績も上がり、成績は今回も僅差で俺が上回る程度だった。
そんな壮太とは二泊三日の移動教室で同じ部屋になるみたいだ。俺と壮太はハイキングなどで日中の行動を共にする班は別々であるが、部屋割は複数の班で混合となる。俺や米田らの卓球部班に、サッカー部の壮太と彼と仲の良い蒼が加わる形の部屋構成であった。俺は内心、壮太と班も一緒になりたいと思っていたぐらいであったため、部屋が同じになったのはラッキーだった。
また、俺は角田すみだという小太りの悪ガキから同じ班や部屋になりたいと言われていたが、それも回避できて安心した。別に角田に対して意地悪をしているわけではない。彼はゲイで俺のことが好きだと言っている。本気で言っているのかは分からないが、普段の休み時間にも、追いかけられたり抱きつかれたりしているのだ。米田はそんな角田によくいじられているため、彼も角田を嫌がり、その結果角田は須山すやまというもう1人の悪ガキらと集まった班に行ってくれた。

おかげで移動教室はすごく楽しみなイベントになった。
当日の朝学校に集合すると、初めての学校行事ということもありみんなウキウキしている様子だ。行きのバスでも純粋に騒いでいるやつもいれば、エッチな話題で盛り上がっているやつらもいる。そんな中「風呂でお前のちんこみてやる」といった声も聞こえてきた。
すると、隣に座っている米田が、
「なあ、涼介、お前毛生えてる?」
心配そうな顔して聞いてくる。俺は小柄でまだ第二次性徴を迎えていない。
「ツルツルだよ。お前声変り微妙に始まってる気がするけどまだなの?」
「おう。バカにされないかな?」
「は?生えてるやつのほうが変だろ。まだ俺ら中1だぞ」
小学校の最後の宿泊行事でもほとんど生えてるやつはいなかった。確かにこの学校では体が大きなやつも多いが、生えてないのは恥ずべきことじゃないと思ってる。
小柄で仲が良いやつというと壮太が真っ先に思い浮かぶが、彼はどうなのであろうかと少し気になった。彼は小柄ながらも体に筋肉がついてきている気がするし、声変わりも結構進んでいる様子だ。クラスの陽キャの何人かのあそこは水泳の授業の時に見たりもしたが、壮太は隠していたはずである。まあ、同じ部屋だし一緒にお風呂入って、毛生えてたら悔しいけど馬鹿にしてやろうなんて思っていた。

初日に風呂の時間を迎えるとみんな大はしゃぎだったし、俺もはしゃいだ。クラスの一番うるさいやつら、須山や真司らに加え、俺のことを狙っている角田についても貸切で開放された女子風呂に入っているため、俺の入っている男子風呂は安心して騒ぐことができる。
性器については隠しているやつもそうでないやつもいる。性徴具合もまちまちだが、思っていたよりも毛が生えたやつやデカいやつも多かった。俺は無毛で親指の第一関節程度しかないが、隠す気はさらさらない。だがデカいやつは8cmかそれ以上で、太さも全然違う。
「お前のちんこデカすぎだろ。エロいこと考えてるからだな」
デカいやつを見ては俺はそれを弄ってやった。弄ると大抵みんな恥ずかしそうにする。羨ましさもあるがまだ無毛を謳歌したいと俺は思った。チン毛が絡まったりすると色々面倒だとも聞いたことがある。仲の良い米田だって無毛で俺より少し大きい程度だ。
一方、壮太の性器も見てやろうと思ったが、タオルでガチガチにガードしていた。洗体を終え浴槽に向かってくるときも、周りに目をキョロキョロ気にしながらこそこそと向かっていた。
「壮太隠すなよ。男じゃないな」
俺はそれを見て注意してやったが、壮太は苦笑いだけしてきた。一緒にいる蒼も壮太ほど恥ずかしそうではないが隠しており、イケメンって自意識過剰なんだなと思った。
つまんねと思いながら俺は他の奴らのを観察したり、水をかけたりしてみんなとの裸の付き合いを楽しませてもらった。

風呂の後、夕食も終えみんなでトランプをしている中で負けた人が服を脱いでいく"脱衣トランプ"をすることになった。サッカー部のこれまたイケメンな裕翔が部屋に遊びに来ていたが、他の部屋では野球拳をしていると聞き、みんなでやることになった。壮太や蒼は風呂で隠していたこともあって恥ずかしいのか嫌がっている様子だが、みんなで半ば無理矢理にやらせることにした。
俺はそいつらを脱がしてやりたいと思ったが、特に壮太はトランプが強く、一方俺はどんどん負けていった。5戦目くらいでパンツ一丁になってしまった。さっき風呂でみんなに見せているとはいえ、こういう形で脱ぐのはそれはそれでなんかスリル感のようなものがある。
「やべー、俺のフルヌードお前ら見たいのか?スケベだな」
俺はテンション高めにそう口にした。俺は決して露出癖があるわけではない。普段は人に肌を見せるのを嫌だと思うタイプだと思う。だが、移動教室という特別な機会で興奮気味なのと、なんだか性器を人に見せるということに対して開放感みたいなものを感じた。6戦目も負けてしまったが、俺はなんのためらいもなく最後の一枚である紫色のボクサーパンツを下ろした。そして、俺は腰を左右に振ってちんこを揺らしてみた。みんなもそれに対して盛り上がってくれたため気分は良かった。
さて、気を取り直して壮太や蒼を脱がしてやろうと意気込んでいたが、みんな俺のを見て満足したのかそこでトランプは終了してしまった。

消灯時間を迎えた後は宿泊行事恒例の恋バナで盛り上がった。メインは蒼の彼女についての話だが、それぞれが女の子との思い出を話していった。俺も中学合格後に女の子から遊びを誘われた話をしたし、米田も塾時代に話題になったとある女の子とのエピソードとかをそれぞれ話した。
そんな中、壮太のエピソードも強烈だった。壮太は小6のバレンタインデーに3人の女の子から本命チョコをもらい全員振ったらしい。しかも1人は県内一の女子校に進学した美人の子だとか。その学校とうちの学校の生徒が付き合うのは王道である。勿体ないなと思ったが、彼に先越されていなくて良かったなとも思ってしまった。
ただ、一つびっくりしたのは彼が1年以上前に精通を迎えていたという話だ。蒼ら他にも精通済みのやつはいたが、壮太が圧倒的に早い。やっぱり彼にはなかなか勝てることはないみたいだ。

■参考(本編の主な対応話)
2-10~11
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