19 / 22
#18 再会
しおりを挟む
ねえ、聞いてよ。
まあ、わたしがこんな風に切り出すんだから、本題はわかっているわよね?
……そうよ、聖女様のこと。
このあいだ、「聖女召喚の儀」があったのは知っているわよね?
そう、つつがなく成功はしたのよ。
喚ばれたのも、一〇代中盤の子っていう、一番多いパターンだったわ。
どういう子かって?
そうねえ……ちょっと思い込みの激しい子って言うのは、少々控えめな表現かしらね。
まあ、わたしが言葉を濁すんだから、どういう子かは説明しないでもわかってもらえるんじゃないかしら。
扱いやすいと言えば扱いやすいし、扱いにくいと言えば扱いにくい。
そんな子よ。
ところで異世界とこちらの時間の流れが一致していないっていうのは、知っているかしら?
ああ、「聖女帰還の儀」は別よ。
あれはあらかじめマーキングしておいた元の時間軸に聖女を戻すっていう術式だから……。
まあとにかく、こちらとあちらの時間の流れが一致していないということはたしかなのよ。
異世界っていうのも無数にあるしね。
前に召喚された聖女と、次に召喚された聖女が同じ世界から来るとは限らないし。
……どうしてこんな話をしたかって?
もちろんこれから話す聖女の話に関わってくることだからよ。
今回の聖女は――今の王朝で何番目だったかしら?
まあそんなに前と次の間が開いていないことはたしかよ。
前に召喚された聖女のことは覚えてるかしら?
そう。こちらの世界に残ることを選んだ聖女様。
「聖女召喚の儀」に関わった魔術師のひとりと結婚して、今は王立の花鳥園で働いている。
え? さすがにそこまでは知らなかった?
だいじょうぶよ。今回の話に勤め先がどこかとかは関わって来ないから。
ただ……結婚しているか否かっていうところは、多少関わってはくるかしらね。
あんまり持って回った言い方をするのもナンだけれど、まあ以上のことを頭に入れた上で聞いて欲しいのよ。
簡潔に言うと、前の聖女と次に召喚された聖女が知り合いだったのね。
そう。無数にある異世界のうち、同じ世界から召喚されただけでもレアなのに、顔見知りだっていうんだからとんだミラクルよねえ。
でも、こちらとあちらの時間の流れは一致してはいないから、前の聖女は次の聖女より年嵩になっていたけれど。
ああ、もとは同じ年だったらしいわ。それで、同じ学び舎に通っていたらしいの。
前の聖女と次の聖女が引き合わされたのは偶然じゃなくて必然よ。
異世界から来た人間同士、話しにくいことも話せるだろうし、旅の心得とかも聞きたいだろうってことで、ふたりの面会は実現したのよね。
それでビックリ。ふたりは見知った仲だったってわけ。
さすがに歳も離れちゃってたし、前の聖女も元の世界のことをあんまり考えないようになっていたから、ふたりともすぐには気づかなかったわ。
でも、話しているうちによく知る相手だって気づいたみたいよ。
ふたりとも、かなりおどろいていたわね。
まあそうよね。次の聖女からすると急に失踪した知人が、いくらか老けた顔で現れたんだから。
前の聖女からしても、もう元の世界の人間とは会わないだろうと信じ切っていたから、まさに青天の霹靂ってところでしょうね。
それで感動の再会、って感じで終わればよかったんだけれど……。
……はあ。
まあ、わたしがこんな風にしゃべっているということは、事態が予想外の方向にこじれたということよ。
前の聖女がこちらの世界に残ったことが、どうも次の聖女には理解できなかったみたいなのよね。
「拉致されたんだから怒るべきだ!」って、次の聖女が言いだしたときは、ちょっと場の空気が凍ったわね。
次の聖女としては巡礼の旅なんてまっぴらごめん、って感じだったんでしょうね……。
それに前の聖女が文句も言わずにこなして、そのうえ元の世界を――言い方は悪いけれど――捨てたってことを聞いて、次の聖女は怒っていたわ。
前の聖女? どちらかと言うと……困惑していたようね。
あ、そうそう。そのふたりは幼馴染だったらしいわよ。家が近かったとかで。
そんな昔からよく知った仲だからこそ、次の聖女は前の聖女が元の世界に帰らなかったことが、かなりショックだったみたい。
そんな風だから、わたしなんて、てっきりふたりは仲がよかったんでしょうねって思っていたんだけれど……。
ええ、そうよ。
仲がいいと思っていたのは次の聖女だけだったみたい。
前の聖女からしたら、次の聖女は……どうも、うっとうしい幼馴染って感じだったようね。
まあそんな風にぞんざいな扱いになったのには理由があるみたいなんだけれど。
前の聖女が「結婚して子供もいるから帰らない」って言ったとき、次の聖女は呆然としていたわね。
まあどこに行ったかもわからないような相手と偶然再会したら、家庭を築いていたって聞かされて、ビックリしてしまうっていうのは理解できるわよね。
でも、次の聖女が呆然としていたのは、そういうことじゃなかったみたい。
ふたりの会話から察するに、どうも前の聖女は次の聖女の引き立て役、みたいな関係だったようね。
昔から世話をさせられ続けてうんざりしていたけれど、親同士が仲がいいから逃げ場がない。そんなことを言っていたわ。
前の聖女は、それでずいぶん鬱憤が溜まっていたみたいね。
次の聖女に「はじめから友達なんかじゃなかった」って、吐き捨てるように言っていたのが印象的だったわ。
前の聖女は次の聖女の言っていることがすぐには飲み込めなかったようね。
ちょっと見ていてこっちが可哀想になるくらい狼狽して、それから唖然としていたわ。
同席したわたしたちも居心地が悪いったらありゃしない、って感じで。
でも口を差し挟むような場面でもなかったしね。
ああ、今思い出しても胃の腑がぐるぐるするわあ。
次の聖女はなんでか知らないけれど、前の聖女が洗脳とかされていると思ったみたいね。
みたい、っていうか、そんな感じのことを言っていたんだけれど。
いわく、「あんたが結婚するなんてあり得ない」ってところみたいよ。
その言葉も、どうも前の聖女みたいな子には、結婚相手なんて見つかりっこないっていう思い込みからの発言らしくてね。
たしかに次の聖女はかなりの美少女で、前の聖女より華やかな容姿だったけれども。
前の聖女は次の聖女の言葉にうんざりとした顔をしたわ。
ああきっとさっきみたいなことを言われるのは、元の世界では日常茶飯事だったんだろうなあ、って思わせる顔だったわね。
前の聖女も「あなたはいつもそう」って言っていたし。
それからはなんというか微妙に噛みあっていない言葉の応酬だったわ。
「元の世界に帰ろう!」って主張する次の聖女と、「絶対に帰らない」って言う前の聖女とで話は平行線。
しまいには感情が昂ぶりすぎたのか、次の聖女が泣き出して場の空気がまた微妙なことになったわ。
それを見ても前の聖女は毅然としていて、まったく心を動かされなかったようだけれど。
……それで結局どうなったかって?
それはもう、後始末は大変だったわよ。
なにせ次の聖女が前の聖女にビンタをかましたのよね。
「正気に戻ってよ!」とかなんとか。
前の聖女もそれで黙ったり泣いたりするようなタマじゃなかったから、お返しに次の聖女の横っつらをはたいたわ。
「現実を見るのはあなたよ」とかなんとか……。
そこからキャットファイトに発展しかけてあわてて衛兵が引き離したんだけれど、それでまた次の聖女の感情が昂っちゃったのか、聖女の祈りの力が暴走してね……。
まあその場にわたしがいたからなにごともなかったんだけれど。
そんなわけで新旧聖女の面会の場は修羅場になって終わったってわけ。
……え? 次の聖女?
どうにもこうにも、巡礼の旅なんてできる状態じゃないから帰ってもらったわよ。
本人も巡礼の旅なんてするかー! って感じだったから、まあ妥当じゃないかしら。
前の聖女?
場を乱したことについて平身低頭していて、次の聖女に対する態度とは大違いだったわね。
それだけ、前の聖女にとって次の聖女は鬱陶しい存在だったのかもしれないわね。
実際、次の聖女をすぐに帰還させるか否かに関わらず、もう面会には応じないって言い切ったし。
まあそういうわけでちょっとお疲れモードなのよ、わたしは。
なにせ聖女の祈りの力は強いからねえ。
それを押さえ込めるのは魔女であるわたしくらいなんだもの。
つくづく、あの場にいてよかったと思うわ。
でもそれにしても、友達だと思っていたら友達じゃなかったなんて、ちょっと背筋が凍るわね。
え? なあに、その顔。
ええっ。
わたしたちはその……友達でしょう?
ええ、ちょっとなあにその顔。
ちょっとちょっと、友達じゃないとか言わないでしょうね!
いっしょにワイングラスを傾けるような仲じゃない。
え? え? ちょっと……。
……え?
からかっただけ?
ちょっともーやめてよね!
焦っちゃったじゃないの!
もー……そのニヤケ顔やめなさいよ。
わたしだって、しまいには怒るわよ?
え? そんなことできるか、だって?
……別に、言わなくてもわかるんじゃないの?
わたしはあなたには弱いんだって。
あー、今のナシナシ!
恥ずかしいわ……。
え? 面白いものが見れたからワインを出してくれるって?
それはちょっと……複雑ね。
でも、出されたものは飲むわよ!
それじゃ、さっそく用意してもらおうかしら?
まあ、わたしがこんな風に切り出すんだから、本題はわかっているわよね?
……そうよ、聖女様のこと。
このあいだ、「聖女召喚の儀」があったのは知っているわよね?
そう、つつがなく成功はしたのよ。
喚ばれたのも、一〇代中盤の子っていう、一番多いパターンだったわ。
どういう子かって?
そうねえ……ちょっと思い込みの激しい子って言うのは、少々控えめな表現かしらね。
まあ、わたしが言葉を濁すんだから、どういう子かは説明しないでもわかってもらえるんじゃないかしら。
扱いやすいと言えば扱いやすいし、扱いにくいと言えば扱いにくい。
そんな子よ。
ところで異世界とこちらの時間の流れが一致していないっていうのは、知っているかしら?
ああ、「聖女帰還の儀」は別よ。
あれはあらかじめマーキングしておいた元の時間軸に聖女を戻すっていう術式だから……。
まあとにかく、こちらとあちらの時間の流れが一致していないということはたしかなのよ。
異世界っていうのも無数にあるしね。
前に召喚された聖女と、次に召喚された聖女が同じ世界から来るとは限らないし。
……どうしてこんな話をしたかって?
もちろんこれから話す聖女の話に関わってくることだからよ。
今回の聖女は――今の王朝で何番目だったかしら?
まあそんなに前と次の間が開いていないことはたしかよ。
前に召喚された聖女のことは覚えてるかしら?
そう。こちらの世界に残ることを選んだ聖女様。
「聖女召喚の儀」に関わった魔術師のひとりと結婚して、今は王立の花鳥園で働いている。
え? さすがにそこまでは知らなかった?
だいじょうぶよ。今回の話に勤め先がどこかとかは関わって来ないから。
ただ……結婚しているか否かっていうところは、多少関わってはくるかしらね。
あんまり持って回った言い方をするのもナンだけれど、まあ以上のことを頭に入れた上で聞いて欲しいのよ。
簡潔に言うと、前の聖女と次に召喚された聖女が知り合いだったのね。
そう。無数にある異世界のうち、同じ世界から召喚されただけでもレアなのに、顔見知りだっていうんだからとんだミラクルよねえ。
でも、こちらとあちらの時間の流れは一致してはいないから、前の聖女は次の聖女より年嵩になっていたけれど。
ああ、もとは同じ年だったらしいわ。それで、同じ学び舎に通っていたらしいの。
前の聖女と次の聖女が引き合わされたのは偶然じゃなくて必然よ。
異世界から来た人間同士、話しにくいことも話せるだろうし、旅の心得とかも聞きたいだろうってことで、ふたりの面会は実現したのよね。
それでビックリ。ふたりは見知った仲だったってわけ。
さすがに歳も離れちゃってたし、前の聖女も元の世界のことをあんまり考えないようになっていたから、ふたりともすぐには気づかなかったわ。
でも、話しているうちによく知る相手だって気づいたみたいよ。
ふたりとも、かなりおどろいていたわね。
まあそうよね。次の聖女からすると急に失踪した知人が、いくらか老けた顔で現れたんだから。
前の聖女からしても、もう元の世界の人間とは会わないだろうと信じ切っていたから、まさに青天の霹靂ってところでしょうね。
それで感動の再会、って感じで終わればよかったんだけれど……。
……はあ。
まあ、わたしがこんな風にしゃべっているということは、事態が予想外の方向にこじれたということよ。
前の聖女がこちらの世界に残ったことが、どうも次の聖女には理解できなかったみたいなのよね。
「拉致されたんだから怒るべきだ!」って、次の聖女が言いだしたときは、ちょっと場の空気が凍ったわね。
次の聖女としては巡礼の旅なんてまっぴらごめん、って感じだったんでしょうね……。
それに前の聖女が文句も言わずにこなして、そのうえ元の世界を――言い方は悪いけれど――捨てたってことを聞いて、次の聖女は怒っていたわ。
前の聖女? どちらかと言うと……困惑していたようね。
あ、そうそう。そのふたりは幼馴染だったらしいわよ。家が近かったとかで。
そんな昔からよく知った仲だからこそ、次の聖女は前の聖女が元の世界に帰らなかったことが、かなりショックだったみたい。
そんな風だから、わたしなんて、てっきりふたりは仲がよかったんでしょうねって思っていたんだけれど……。
ええ、そうよ。
仲がいいと思っていたのは次の聖女だけだったみたい。
前の聖女からしたら、次の聖女は……どうも、うっとうしい幼馴染って感じだったようね。
まあそんな風にぞんざいな扱いになったのには理由があるみたいなんだけれど。
前の聖女が「結婚して子供もいるから帰らない」って言ったとき、次の聖女は呆然としていたわね。
まあどこに行ったかもわからないような相手と偶然再会したら、家庭を築いていたって聞かされて、ビックリしてしまうっていうのは理解できるわよね。
でも、次の聖女が呆然としていたのは、そういうことじゃなかったみたい。
ふたりの会話から察するに、どうも前の聖女は次の聖女の引き立て役、みたいな関係だったようね。
昔から世話をさせられ続けてうんざりしていたけれど、親同士が仲がいいから逃げ場がない。そんなことを言っていたわ。
前の聖女は、それでずいぶん鬱憤が溜まっていたみたいね。
次の聖女に「はじめから友達なんかじゃなかった」って、吐き捨てるように言っていたのが印象的だったわ。
前の聖女は次の聖女の言っていることがすぐには飲み込めなかったようね。
ちょっと見ていてこっちが可哀想になるくらい狼狽して、それから唖然としていたわ。
同席したわたしたちも居心地が悪いったらありゃしない、って感じで。
でも口を差し挟むような場面でもなかったしね。
ああ、今思い出しても胃の腑がぐるぐるするわあ。
次の聖女はなんでか知らないけれど、前の聖女が洗脳とかされていると思ったみたいね。
みたい、っていうか、そんな感じのことを言っていたんだけれど。
いわく、「あんたが結婚するなんてあり得ない」ってところみたいよ。
その言葉も、どうも前の聖女みたいな子には、結婚相手なんて見つかりっこないっていう思い込みからの発言らしくてね。
たしかに次の聖女はかなりの美少女で、前の聖女より華やかな容姿だったけれども。
前の聖女は次の聖女の言葉にうんざりとした顔をしたわ。
ああきっとさっきみたいなことを言われるのは、元の世界では日常茶飯事だったんだろうなあ、って思わせる顔だったわね。
前の聖女も「あなたはいつもそう」って言っていたし。
それからはなんというか微妙に噛みあっていない言葉の応酬だったわ。
「元の世界に帰ろう!」って主張する次の聖女と、「絶対に帰らない」って言う前の聖女とで話は平行線。
しまいには感情が昂ぶりすぎたのか、次の聖女が泣き出して場の空気がまた微妙なことになったわ。
それを見ても前の聖女は毅然としていて、まったく心を動かされなかったようだけれど。
……それで結局どうなったかって?
それはもう、後始末は大変だったわよ。
なにせ次の聖女が前の聖女にビンタをかましたのよね。
「正気に戻ってよ!」とかなんとか。
前の聖女もそれで黙ったり泣いたりするようなタマじゃなかったから、お返しに次の聖女の横っつらをはたいたわ。
「現実を見るのはあなたよ」とかなんとか……。
そこからキャットファイトに発展しかけてあわてて衛兵が引き離したんだけれど、それでまた次の聖女の感情が昂っちゃったのか、聖女の祈りの力が暴走してね……。
まあその場にわたしがいたからなにごともなかったんだけれど。
そんなわけで新旧聖女の面会の場は修羅場になって終わったってわけ。
……え? 次の聖女?
どうにもこうにも、巡礼の旅なんてできる状態じゃないから帰ってもらったわよ。
本人も巡礼の旅なんてするかー! って感じだったから、まあ妥当じゃないかしら。
前の聖女?
場を乱したことについて平身低頭していて、次の聖女に対する態度とは大違いだったわね。
それだけ、前の聖女にとって次の聖女は鬱陶しい存在だったのかもしれないわね。
実際、次の聖女をすぐに帰還させるか否かに関わらず、もう面会には応じないって言い切ったし。
まあそういうわけでちょっとお疲れモードなのよ、わたしは。
なにせ聖女の祈りの力は強いからねえ。
それを押さえ込めるのは魔女であるわたしくらいなんだもの。
つくづく、あの場にいてよかったと思うわ。
でもそれにしても、友達だと思っていたら友達じゃなかったなんて、ちょっと背筋が凍るわね。
え? なあに、その顔。
ええっ。
わたしたちはその……友達でしょう?
ええ、ちょっとなあにその顔。
ちょっとちょっと、友達じゃないとか言わないでしょうね!
いっしょにワイングラスを傾けるような仲じゃない。
え? え? ちょっと……。
……え?
からかっただけ?
ちょっともーやめてよね!
焦っちゃったじゃないの!
もー……そのニヤケ顔やめなさいよ。
わたしだって、しまいには怒るわよ?
え? そんなことできるか、だって?
……別に、言わなくてもわかるんじゃないの?
わたしはあなたには弱いんだって。
あー、今のナシナシ!
恥ずかしいわ……。
え? 面白いものが見れたからワインを出してくれるって?
それはちょっと……複雑ね。
でも、出されたものは飲むわよ!
それじゃ、さっそく用意してもらおうかしら?
10
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
婚約破棄の慰謝料として『王国の半分』を要求したら、本当にくれたので、今日から私があなたの女王様です
唯崎りいち
恋愛
婚約破棄の慰謝料に
「王国の半分」を要求したら、
ゴミみたいな土地を押し付けられた。
ならば――関所を作りまくって
王子を経済的に詰ませることにした。
支配目当ての女王による、
愛なき(?)完全勝利の記録。
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
追放された聖女は、辺境で狼(もふもふ)とカフェを開く
橘 あやめ
ファンタジー
――もう黙らない。追放された聖女は、もふもふの白狼と温かい居場所を見つける――
十二年間、大聖堂で祈り続けた。
病人を癒し、呪いを祓い、飢饉のときは畑に恵みの光を降ろす。
その全てを、妹の嘘泣きひとつで奪われた。
献金横領の濡れ衣を着せられ、聖女の座を追われたアーシャ。
荷物は革鞄ひとつ。行く宛てもない。
たどり着いた辺境の町で、アーシャは小さなハーブティーのカフェを開くことに。
看板は小枝の炭で手作り。
焼き菓子は四度目でようやく成功。
常連もできて、少しずつ「自分の居場所」が生まれていく――。
そんなカフェに夜ごと現れるのは、月光のように美しい銀色の狼。
もふもふで、不愛想で、でも何かとアーシャのことを助けてくれる。
やがて、穏やかな日々を壊しに――妹が現れる。
※追放聖女のカフェ開業もの(もふもふつき)です!ハッピーエンド!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる