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「どうして上手く付き合えないの?」
市井一宏がこれまでの人生で耳が腐るほど言われてきたセリフだ。
正確には、毎度毎度、これとまったく同じセリフを言われたわけではない。当たり前だが。
とかく一宏はそのような類のセリフをイヤと言うほど聞いて育った。
「友達くらい作りなさいよ」「どうしてそんなこと言うの?」「つまんねーヤツ」……。
そんなセリフを聞くたびに、一宏はますます卑屈になり、そしてその性根は捻じ曲がっていくばかりだった。
そして素直さとは無縁に育った一宏に、親しい人間が自然とできるはずもなく、学校では透明な、空気のような存在であるのが常だった。
いじめられるよりはいいだろう。一宏はそう自分に言い聞かせた。
その存在感の薄さをからかいの対象にされることもあったが、まだ他愛のないものだ。
一宏をいじった連中は、すぐに彼を揶揄したことなど忘れて、日常に戻って行く。
そしてまた一宏も、周囲から半ば忘れられた存在として家と教室のあいだを行き来するのであった。
ひとりのほうが気楽だと一宏は考える。
それは虚勢などではなかった。一宏は心からそう感じていた。
ひとりならばわずらわしい人間関係に悩まされることもないし、相手が自分をどう思っているか、疑心暗鬼に陥ることもない。
一宏と同じ年頃のクラスメイトたちはしばしば恋愛談義に花を咲かせたが、彼はその面白さが理解できなかった。
恋人など、ひとたび作ればいちいち相手のことを気にかけてやらねばならない。
そんなご機嫌取りに時間を費やすくらいなら、本の一冊でも読んだほうが有意義だ。――そう考えるのが、市井一宏という人間だった。
しかしそんなひねくれた一宏を、気にかけてくれる人間はいた。
体育の時間ともなればペアで球技などに励むこともあったし、他の授業でもグループを作らなければならないということがある。
そういうときに真っ先に声をかけてくれるクラスメイト――それが、間宮荘一郎だった。
間宮はいわゆる「イケメン」の部類に入るような、整った顔立ちをしている。
しかしもっと適切な表現を用いるならば、「美少年」だろうか。
「イケメン」は「イケメン」でも、あまり男臭さのない顔立ちと体格で、「格好良さ」よりも「美しさ」が先に立つ。
そんな中性的な顔立ちをしているからか、間宮は男にも女にも人気があった。
なにより性格に飾ったところがなく、だれにでも優しく親切で、礼儀正しい間宮である。友人として、付き合っていて気持ちのいい相手なのだろう。
だから男も女も間宮に惹きつけられる。
それは一宏も例外ではなかった。
間宮が自分を気にかけてくれるのは同情心に違いないと確信しながらも、一宏は肥大した自意識の中でどこか期待を持っていた。
すなわち間宮にとって自分が特別な存在なのだという、淡い期待だ。
それがあまりにも淡すぎる確率を孕んでいると理性で認知しながらも――やはり、一宏は期待を止められないのであった。
人気者の彼と、ぼっちな自分。ひょんなことからなんやかんや――いつも具体的な妄想は浮かばない――あって、ふたりは親友になる。作話の類では、使い古された展開だ。
そうやって一宏はときどきそんな夢想をしては、戻ってきた現実との違いに少々落胆するのであった。
けれどもそれは夢想で、妄想に違いなかった。
二年生に進級してまた同じクラスになっても、間宮は相変わらず単なるクラスメイトのひとりでしかなかった。
変わらず間宮は一宏にも親切で優しかったし、機会があれば普通に声をかけて、接してくれる。
けれどもそれだけだった。
そこから先、一歩も進みはしない。友人とも呼べず、親友など夢のまた夢。それが現実だった。
一宏は、そんな現実を変える夢想を繰り返す。だが、具体的な行動に出ることはなかった。
いつだって一宏はひとりぼっちで教室にいて、いつだって間宮はたくさんの友人に囲まれている。
それをもどかしく思いながらも、一宏はやはり叶いもしない願望に満ちた妄想の世界に、ひとり逃げ込むだけだった。
そんな間宮が風邪を引いたと学校を休んだ。
途端に教室から色が消え失せたようだった。
一宏にとっては落胆すると同時に、彼を見なければ、キリキリとした胃の腑を締め付けられるような感情には陥らないのだと気づく機会であった。
間宮を見なければ心に余裕が生まれる。そうポジティブに捉えようとした一宏だったが、それも長くは続かない。
間宮が風邪で二日、三日、と休んで五日目には一宏の頭の中はある考えでいっぱいになった。
クラスメイトたちが間宮は季節外れのインフルエンザではないかとか、そんな会話をしている横で、一宏は彼の家に見舞いに行くことを夢想していたのだ。
一宏は、間宮の家を知っている。去年の文化祭の準備の折、彼の家を訪れたことがあったからだ。もちろん、一宏ひとりでお邪魔したわけではなく、有象無象のクラスメイトたちに混じって上がったのだ。
学校からの道順はおぼろげながらも覚えていたし、間宮の邸宅もまだ記憶に残っていた。
なにせ、間宮の家は「豪邸」と称するにふさわしいたたずまいをしていたのだ。忘れろと言われても、忘れるほうが難しい。
――そんな間宮の家に見舞いに行く。
そうしたら、間宮はどう思うだろうか? 心優しい彼は喜んでくれるだろうか? あるいは、うっとうしく思う? いや、間宮ならば――。
そんな思考のループに陥ったまま、一宏は上の空で間宮のいない五日目の授業を流して過ごした。
*
一宏は電車を下りて、ひとけのない駅のホームを見回す。それから、制服のポケットからスマートフォンを取り出した。
ロックを解除し、チャットアプリのアイコンをタップする。
一宏は間宮とチャットアプリのIDを交換していた。
もちろん、それは一宏から言い出したわけでもなく、間宮が一宏を特別視していたからというわけでもない。
ありがちな、入学後の喧騒の中で、どさくさにまぎれて間宮のIDを知り得ることができた――というわけである。
しかし今まで一宏は間宮にメッセージを送ったことがなかった。
間宮も、一宏にメッセージを送ることはなかった。
友人でもなく、単なる顔見知りのクラスメイト同士にすぎないのだから、それは当然と言えば当然である。
――そんな関係を、一宏はどうにか打ち破りたかった。
だから、勇気を出して間宮にメッセージを送信した。
『風邪、だいじょうぶ?』
そんな当たり障りのないメッセージを送るだけでも、一宏の心臓は破裂しそうなくらいに鼓動を速める。
「送信」のボタンをタップする指はぶるぶると震えて、画面に触れたときに少しだけぬるりとした。
そんな緊張の時間は永遠のように思えた。むしろ、メッセージを送信するよりも、したあとのほうが地獄だ。
メッセージに気づくかな? 返信がなかったらどうしよう。……そんな考えが一宏の頭の中でループして踊った。
しかし一宏が送ったメッセージに既読のマークがついて、間宮から返信がきたのは、意外にもすぐのことだった。
『市井くんだよね? 心配してくれてありがとう! 風邪はだいぶよくなったよ』
そのメッセージを見ただけで、一宏の頭はカッと熱くなった。
本当に、喉から心臓が飛び出てしまいそうだった。
あわてて返信の文を入力する。これまた当たり障りのない文章だった。
『みんなも心配してるよ』『うん。みんなトーク送ってきてくれるのはいいけどおおげさだよね』『そんなことないよ』……。
そんな、ひどく迂遠でつまらない会話を幾度か交わして、ついに一宏は目的の言葉を間宮に送った。
『あのさ、お見舞いに行ってもいい? 間宮くんの体調とかがよければ、だけど』
一宏の顔はどうしようもなく熱かったし、緊張からくる体の震えは止まらなかった。
心臓はバクバクと壊れそうなほどに音を立てていたし、気がつけば呼吸は浅く速くなっている。
先のメッセージを送ったあとで、一宏の中には「やってやった」という達成感と、「やってしまった」という後悔がしのぎを削った。
「断られたらどうしよう」というネガティブな感情と、「優しい間宮は断らないだろう」というポジティブな感情がせめぎあう。
そして――
『いいよ~。もう熱も下がってるし、あしたから登校しようと思ってたんだよね。ヒマだからきてよ♪』
一宏は思わず左手で拳を作った。「やったぞ」と思った。顔がにやけて、おさまりがつかない。
一宏は一歩自分の妄想に近づいたのだ。他でもない自らの手で。
その達成感と、間宮の家に見舞いに行けるという優越感で、一宏はその場で小躍りしたいくらいだった。
しかし目的を達成するとまた気になることが増えて行く。
手ぶらのまま行ってもいいのかとか、すでに間宮邸の最寄り駅にいるのだから、すぐに彼の家へ向かっては怪しまれるのではないかとか、こまごまとしたことだ。
けれども最終的に、間宮はすべてを楽観的に断じる。
心も体も、ふわふわと浮ついた気持ちで、一宏は改札を出て間宮の家へと向かう。
このときの彼を支配していたのは、心地の良い感情ばかりだった。
市井一宏がこれまでの人生で耳が腐るほど言われてきたセリフだ。
正確には、毎度毎度、これとまったく同じセリフを言われたわけではない。当たり前だが。
とかく一宏はそのような類のセリフをイヤと言うほど聞いて育った。
「友達くらい作りなさいよ」「どうしてそんなこと言うの?」「つまんねーヤツ」……。
そんなセリフを聞くたびに、一宏はますます卑屈になり、そしてその性根は捻じ曲がっていくばかりだった。
そして素直さとは無縁に育った一宏に、親しい人間が自然とできるはずもなく、学校では透明な、空気のような存在であるのが常だった。
いじめられるよりはいいだろう。一宏はそう自分に言い聞かせた。
その存在感の薄さをからかいの対象にされることもあったが、まだ他愛のないものだ。
一宏をいじった連中は、すぐに彼を揶揄したことなど忘れて、日常に戻って行く。
そしてまた一宏も、周囲から半ば忘れられた存在として家と教室のあいだを行き来するのであった。
ひとりのほうが気楽だと一宏は考える。
それは虚勢などではなかった。一宏は心からそう感じていた。
ひとりならばわずらわしい人間関係に悩まされることもないし、相手が自分をどう思っているか、疑心暗鬼に陥ることもない。
一宏と同じ年頃のクラスメイトたちはしばしば恋愛談義に花を咲かせたが、彼はその面白さが理解できなかった。
恋人など、ひとたび作ればいちいち相手のことを気にかけてやらねばならない。
そんなご機嫌取りに時間を費やすくらいなら、本の一冊でも読んだほうが有意義だ。――そう考えるのが、市井一宏という人間だった。
しかしそんなひねくれた一宏を、気にかけてくれる人間はいた。
体育の時間ともなればペアで球技などに励むこともあったし、他の授業でもグループを作らなければならないということがある。
そういうときに真っ先に声をかけてくれるクラスメイト――それが、間宮荘一郎だった。
間宮はいわゆる「イケメン」の部類に入るような、整った顔立ちをしている。
しかしもっと適切な表現を用いるならば、「美少年」だろうか。
「イケメン」は「イケメン」でも、あまり男臭さのない顔立ちと体格で、「格好良さ」よりも「美しさ」が先に立つ。
そんな中性的な顔立ちをしているからか、間宮は男にも女にも人気があった。
なにより性格に飾ったところがなく、だれにでも優しく親切で、礼儀正しい間宮である。友人として、付き合っていて気持ちのいい相手なのだろう。
だから男も女も間宮に惹きつけられる。
それは一宏も例外ではなかった。
間宮が自分を気にかけてくれるのは同情心に違いないと確信しながらも、一宏は肥大した自意識の中でどこか期待を持っていた。
すなわち間宮にとって自分が特別な存在なのだという、淡い期待だ。
それがあまりにも淡すぎる確率を孕んでいると理性で認知しながらも――やはり、一宏は期待を止められないのであった。
人気者の彼と、ぼっちな自分。ひょんなことからなんやかんや――いつも具体的な妄想は浮かばない――あって、ふたりは親友になる。作話の類では、使い古された展開だ。
そうやって一宏はときどきそんな夢想をしては、戻ってきた現実との違いに少々落胆するのであった。
けれどもそれは夢想で、妄想に違いなかった。
二年生に進級してまた同じクラスになっても、間宮は相変わらず単なるクラスメイトのひとりでしかなかった。
変わらず間宮は一宏にも親切で優しかったし、機会があれば普通に声をかけて、接してくれる。
けれどもそれだけだった。
そこから先、一歩も進みはしない。友人とも呼べず、親友など夢のまた夢。それが現実だった。
一宏は、そんな現実を変える夢想を繰り返す。だが、具体的な行動に出ることはなかった。
いつだって一宏はひとりぼっちで教室にいて、いつだって間宮はたくさんの友人に囲まれている。
それをもどかしく思いながらも、一宏はやはり叶いもしない願望に満ちた妄想の世界に、ひとり逃げ込むだけだった。
そんな間宮が風邪を引いたと学校を休んだ。
途端に教室から色が消え失せたようだった。
一宏にとっては落胆すると同時に、彼を見なければ、キリキリとした胃の腑を締め付けられるような感情には陥らないのだと気づく機会であった。
間宮を見なければ心に余裕が生まれる。そうポジティブに捉えようとした一宏だったが、それも長くは続かない。
間宮が風邪で二日、三日、と休んで五日目には一宏の頭の中はある考えでいっぱいになった。
クラスメイトたちが間宮は季節外れのインフルエンザではないかとか、そんな会話をしている横で、一宏は彼の家に見舞いに行くことを夢想していたのだ。
一宏は、間宮の家を知っている。去年の文化祭の準備の折、彼の家を訪れたことがあったからだ。もちろん、一宏ひとりでお邪魔したわけではなく、有象無象のクラスメイトたちに混じって上がったのだ。
学校からの道順はおぼろげながらも覚えていたし、間宮の邸宅もまだ記憶に残っていた。
なにせ、間宮の家は「豪邸」と称するにふさわしいたたずまいをしていたのだ。忘れろと言われても、忘れるほうが難しい。
――そんな間宮の家に見舞いに行く。
そうしたら、間宮はどう思うだろうか? 心優しい彼は喜んでくれるだろうか? あるいは、うっとうしく思う? いや、間宮ならば――。
そんな思考のループに陥ったまま、一宏は上の空で間宮のいない五日目の授業を流して過ごした。
*
一宏は電車を下りて、ひとけのない駅のホームを見回す。それから、制服のポケットからスマートフォンを取り出した。
ロックを解除し、チャットアプリのアイコンをタップする。
一宏は間宮とチャットアプリのIDを交換していた。
もちろん、それは一宏から言い出したわけでもなく、間宮が一宏を特別視していたからというわけでもない。
ありがちな、入学後の喧騒の中で、どさくさにまぎれて間宮のIDを知り得ることができた――というわけである。
しかし今まで一宏は間宮にメッセージを送ったことがなかった。
間宮も、一宏にメッセージを送ることはなかった。
友人でもなく、単なる顔見知りのクラスメイト同士にすぎないのだから、それは当然と言えば当然である。
――そんな関係を、一宏はどうにか打ち破りたかった。
だから、勇気を出して間宮にメッセージを送信した。
『風邪、だいじょうぶ?』
そんな当たり障りのないメッセージを送るだけでも、一宏の心臓は破裂しそうなくらいに鼓動を速める。
「送信」のボタンをタップする指はぶるぶると震えて、画面に触れたときに少しだけぬるりとした。
そんな緊張の時間は永遠のように思えた。むしろ、メッセージを送信するよりも、したあとのほうが地獄だ。
メッセージに気づくかな? 返信がなかったらどうしよう。……そんな考えが一宏の頭の中でループして踊った。
しかし一宏が送ったメッセージに既読のマークがついて、間宮から返信がきたのは、意外にもすぐのことだった。
『市井くんだよね? 心配してくれてありがとう! 風邪はだいぶよくなったよ』
そのメッセージを見ただけで、一宏の頭はカッと熱くなった。
本当に、喉から心臓が飛び出てしまいそうだった。
あわてて返信の文を入力する。これまた当たり障りのない文章だった。
『みんなも心配してるよ』『うん。みんなトーク送ってきてくれるのはいいけどおおげさだよね』『そんなことないよ』……。
そんな、ひどく迂遠でつまらない会話を幾度か交わして、ついに一宏は目的の言葉を間宮に送った。
『あのさ、お見舞いに行ってもいい? 間宮くんの体調とかがよければ、だけど』
一宏の顔はどうしようもなく熱かったし、緊張からくる体の震えは止まらなかった。
心臓はバクバクと壊れそうなほどに音を立てていたし、気がつけば呼吸は浅く速くなっている。
先のメッセージを送ったあとで、一宏の中には「やってやった」という達成感と、「やってしまった」という後悔がしのぎを削った。
「断られたらどうしよう」というネガティブな感情と、「優しい間宮は断らないだろう」というポジティブな感情がせめぎあう。
そして――
『いいよ~。もう熱も下がってるし、あしたから登校しようと思ってたんだよね。ヒマだからきてよ♪』
一宏は思わず左手で拳を作った。「やったぞ」と思った。顔がにやけて、おさまりがつかない。
一宏は一歩自分の妄想に近づいたのだ。他でもない自らの手で。
その達成感と、間宮の家に見舞いに行けるという優越感で、一宏はその場で小躍りしたいくらいだった。
しかし目的を達成するとまた気になることが増えて行く。
手ぶらのまま行ってもいいのかとか、すでに間宮邸の最寄り駅にいるのだから、すぐに彼の家へ向かっては怪しまれるのではないかとか、こまごまとしたことだ。
けれども最終的に、間宮はすべてを楽観的に断じる。
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