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閑話4
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「祥子さん運動って好きですか?」
「え?そうね、嫌いじゃないけど進んではしない、かしら?」
「好きなスポーツとかはありますか?」
「うーん、とくには……急にどうしたの?」
「ただ気になっただけです。まだまだ祥子さんのこと知らないことばかりですから」
「……郁真くんはどう?」
「これと言って好きなスポーツも得意なスポーツもありませんけど、団体競技は嫌いです。あ、でも筋トレとジョギングは毎日欠かさずしてますよ」
「えっ、いつの間に……」
「だいたい朝ですね。筋トレは夜にもしますけど」
「朝……朝といえば郁真くん、わたしの目覚ましいつになったら返してくれるの?」
「え、要ります?」
「要ります。あとスマホを隠すのもやめて頂戴」
「だってアラームが鳴るじゃないですか」
「目覚まし時計の代わりですからね。起きるために鳴らしてるのよ?」
「俺が起こすから要りませんよね?」
「そういう問題じゃないでしょう?」
「まぁまぁ、いいじゃないですか」
「よくないわ!」
「そうですか?」
「そうよ。だって毎日毎日郁真くんに起こしてもらうのも悪いじゃない。それにたまにはわたしだって……早起きして、郁真くんの朝食くらい用意したいわ。……い、いちおう、お、奥さん、だもの……」
「…………」
「そりゃあね?郁真くんはお料理上手だし、わたしと違って早起きも得意かもしれないけど……わたしだって目覚まし掛けて準備すればちゃんとできるのよ?って郁真くん?郁真くん、大丈夫?どうかしたの?頭痛いの?」
「……………………無理…………」
「無理って何事!?きゅ、救急車呼んだほうがいい?あ、それは平気?いやでも喋れないくらい辛いようにしか見えないわよ!?」
「………………」
「い、郁真くん?」
「…………よし」
「だ、大丈夫?」
「……ご心配をお掛けしました。かれこれ三年以上付き合ってる持病のせいなので気にしないでください。今は特効薬もあるので問題ありません」
「そ、そうだったの……郁真くん、身体弱かったのね……」
「そんなことはないですが、そういうことにしておいてもいいですね」
「えっ、どういうこと?」
「とりあえず、祥子さんお手製の朝食は今度の土曜にお願いしてもいいですか?俺、楽しみにしてます」
「えっ、え、ええ!任せて頂戴!」
「え?そうね、嫌いじゃないけど進んではしない、かしら?」
「好きなスポーツとかはありますか?」
「うーん、とくには……急にどうしたの?」
「ただ気になっただけです。まだまだ祥子さんのこと知らないことばかりですから」
「……郁真くんはどう?」
「これと言って好きなスポーツも得意なスポーツもありませんけど、団体競技は嫌いです。あ、でも筋トレとジョギングは毎日欠かさずしてますよ」
「えっ、いつの間に……」
「だいたい朝ですね。筋トレは夜にもしますけど」
「朝……朝といえば郁真くん、わたしの目覚ましいつになったら返してくれるの?」
「え、要ります?」
「要ります。あとスマホを隠すのもやめて頂戴」
「だってアラームが鳴るじゃないですか」
「目覚まし時計の代わりですからね。起きるために鳴らしてるのよ?」
「俺が起こすから要りませんよね?」
「そういう問題じゃないでしょう?」
「まぁまぁ、いいじゃないですか」
「よくないわ!」
「そうですか?」
「そうよ。だって毎日毎日郁真くんに起こしてもらうのも悪いじゃない。それにたまにはわたしだって……早起きして、郁真くんの朝食くらい用意したいわ。……い、いちおう、お、奥さん、だもの……」
「…………」
「そりゃあね?郁真くんはお料理上手だし、わたしと違って早起きも得意かもしれないけど……わたしだって目覚まし掛けて準備すればちゃんとできるのよ?って郁真くん?郁真くん、大丈夫?どうかしたの?頭痛いの?」
「……………………無理…………」
「無理って何事!?きゅ、救急車呼んだほうがいい?あ、それは平気?いやでも喋れないくらい辛いようにしか見えないわよ!?」
「………………」
「い、郁真くん?」
「…………よし」
「だ、大丈夫?」
「……ご心配をお掛けしました。かれこれ三年以上付き合ってる持病のせいなので気にしないでください。今は特効薬もあるので問題ありません」
「そ、そうだったの……郁真くん、身体弱かったのね……」
「そんなことはないですが、そういうことにしておいてもいいですね」
「えっ、どういうこと?」
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「えっ、え、ええ!任せて頂戴!」
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